複数施設研究用
「生体情報を用いた運動補助装置と身体との相互作用」
研究にご協力して頂いた方へのお願い
研究責任者 獨協医科大学 生理学講座 講師 藤木 聡一朗
研究分担者 獨協医科大学 生理学講座 非常勤講師 小金丸 聡子
このたび本学で実施している、下記「生体情報を用いた運動補助装置と身体との相互作用」研究について、協力された方の個人情報を全て消去した形で、取得されたデータを共同研究機関へ提供することといたしました。これまでご協力して頂いた方への新たな負担は一切ありません。また協力して頂いた方のプライバシー保護については最善を尽くします。本研究におけるデータ提供について協力を望まれない方は、研究責任者または分担者までご連絡をお願いします。
1.研究の目的 及び 意義
運動機能を損なう、ないし失う原因として、脳梗塞や脊髄損傷(脊損)・筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの病気があります。こうした患者さんや障害のある方の運動機能を補助する手段として、脳からの信号を利用したブレイン-マシン・インターフェイス(BMI)、脳からの信号と残存筋電位(EMG)を利用した運動補助装置があります。
本研究では、これらBMIなどの生体信号を使った技術を発展させ、患者さんや障害のある方においてロボットアームや末梢神経筋電気刺激を用いた運動補助装置を駆動させる技術をさらに開発します。また、ロボットアームなどを駆動させるなど、動作の支援を行っている間に、脳波(EEG)、筋電図(EMG)、三次元動作解析装置等による運動パフォーマンスの計測や、心理評価等を行うことにより、運動補助装置と身体との相互作用を評価します。
これにより、麻痺を伴う患者さんや障害のある方の日常生活動作(ADL)改善が望まれます。また介助の負担軽減にも繋がり、将来的な医療・福祉への貢献が期待されます。
2.研究の方法
1)研究対象者
健常成人(20歳以上)ならびに身体障害(片麻痺・切断肢)、構音・嚥下障害のある成人の方
2)研究実施期間
2019年7月倫理委員会承認後 ~ 2024年3月31日
※ 研究課題の実施期間を記載する(症例集積期間 及び 集計・解析期間を含める)
3)研究方法
上記1)の研究対象者について、研究者が脳波や筋電図、3次元動作記録を行い、運動補助装置と身体の相互作用の仕組みについて調べます。
4)使用する情報
運動課題を行っているときの脳波や筋電図、3次元動作記録のデータについて、解析を行います。
3.外部への試料・情報の提供
共同研究機関への脳波や筋電図、3次元動作記録データの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。ID、パスワードにより本人確認の上、データそのものにパスワード保護を行った上で電子的配信によってデータを提供します。また、全てのデータは、個人情報とは連結ができないように匿名化を行います。
4.研究組織
(データの提供のみを行う機関)
京都大学 小金丸 聡子
シカゴ大学(アメリカ合衆国) 高橋 和孝
タンペレ大学(フィンランド) ナラヤン・サブラマニャム
5.お問い合わせ先
本研究の変更に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し出ください。
また、情報が他機関に提供されることについて、研究に協力された方にご了承いただけない場合には提供対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも研究に協力された方に不利益が生じることはありません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
獨協医科大学 生理学講座
研究責任者:藤木 聡一朗
E-mail:dokkyo_exp1_ml@googlegroups.com ※@は半角に置き換えて下さい。
研究代表者:
京都大学医学研究科脳機能総合研究センター 神経機能回復・再生医学講座 小金丸 聡子
シカゴ大学 生物学・解剖学講座 高橋 和孝
タンペレ大学 医工学部 コンピュータ生物物理学・画像解析学分野 ナラヤン・サブラマニャム
以上