量が多かったので、少し表現方法を変えてます。
※入手方法については、amazonに定価の新品がなければ絶版扱い。
- 初心者向け
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①鈴木健一ほか『漢文のルール』笠間書院
②二松学舎大学文学部中国文学科『中国学入門』勉誠出版
③加藤徹『漢文力』中央公論新社
④加藤徹『怪の漢文力』中央公論新社
⑤井波律子『故事成語でたどる楽しい中国史』岩波書店
⑥塚本靑史『四字熟語で愉しむ中国史』PHP研究所 絶版、amazon中古・kindleあり
⑦円満字二郎『漢和辞典に訊け!』筑摩書房 絶版、amazon中古あり
①は高校漢文の復習。②は二松學舍の教授陣がそれぞれの専門について語る。③④は漢文や中国古典についての読み物、特に④では医学についての言及もある。⑤⑥は中国史について一番わかりやすい2冊。初心者の目標は、漢和辞典が使いこなせるようになること、漢和辞典に書いてある事が理解できるようになることなので、⑦はその際有用である。
- 漢文語法が学べる本
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①西田太一郎『漢文法要説』朋友書店
②西田太一郎『漢文の語法』角川書店
③二畳庵主人『漢文法基礎』講談社
④加藤徹『白文攻略 漢文法ひとり学び』白水社
⑤前野直彬『精講 漢文』筑摩書房
⑥宮本徹・松江崇『漢文の読み方-原典読解の基礎-』放送大学出版
①は非常に簡略だが用例が豊富。その増補版が②。③は加地伸行氏による大学受験の漢文参考書だが、それを大きく超えるレベル。④は白文の解読に特化した珍しいテキスト。⑤は漢文の読解のみならず歴史も学べる。⑥は放送大学テキスト。
- 漢文訓読
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①古田島洋介『漢文訓読入門』明治書院
②古田島洋介『これならわかる漢文の送り仮名』新典社
③古田島洋介『これならわかる返り点』新典社
④古田島洋介『これならわかる復文の要領』新典社
⑤前野直彬『漢文入門』筑摩書房
⑥金文京『漢文と東アジア』岩波書店 絶版、amazon中古あり
⑦大島正二『漢字伝来』岩波書店 絶版、amazon中古あり
⑧中岡毅雄『俳句文法心得帖』NHK出版
一番簡単なのは①で、練習問題もついている。②は①より少し詳しい。③の返り点は、白文で読むことが多い場合はあまり参照しないかも。④は練習問題メイン。訓読に関しては、この四冊、特に①②で用が足りている。
漢文訓読の歴史については⑤⑥⑦でだいたいわかる。
訓読の文法は日本の文語文法だが、それを比較的簡単に解説しているのが⑧.
- 工具書の歴史
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①大島正二『漢字と中国人』岩波書店 絶版、amazon中古あり
②大島正二『辞書の発明』三省堂 絶版、amazon中古あり
③大島正二『中国語の歴史』大修館書店
④頼惟勤『中国古典を読むために』大修館書店
①②は工具書の歴史に関する名著。それを増補したのが③だがやや複雑になってしまったか。④も工具書の歴史を網羅的に紹介している。
- 四書五経・諸子百家について
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①野間文史『五経入門』研文出版 絶版
②竹内照夫『四書五経入門』平凡社
③浅野裕一・湯浅邦弘『諸子百家〈再発見〉』岩波書店
④湯浅邦弘『諸子百家』中央公論新社
五経に関しては①が詳しい。②はそれと比べればやや手軽。③④は出土文献からみた諸子百家について。
- その他、小学で参考になる図書
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①大島正二『唐代の人は漢詩をどう詠んだか』岩波書店 オンデマンド
②井上進『中国出版文化史』名古屋大学出版会 絶版、amazon中古あり
③古勝隆一『中国注疏講義』法蔵館
音韻学に関しては①が一番お薦め。②は中国の書籍を巡る文化の歴史についてで、『素問』『霊枢』の歴史を当てはめて読みたい。③は、注釈を駆使して中国古典を読む方法についてで、『医古文の基礎』につながる。素問講座の副読本としても使っている。
- 講義の参考にしている中国の『素問』注釈書(オークション、書店で輸入など)
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①郭靄春『黄帝内経素問校注語訳』(中国)天津科学技術出版社
②山東中医学院・河北医学院『黄帝内経素問校釋』(中国)人民衛生出版社
③南京中医薬大学『黄帝内経素問訳釋』(中国)上海科学技術出版社
『現代語訳黄帝内経素問』東洋学術出版は、③を邦訳したもの。