会長挨拶HEADLINE
ご挨拶
愛知県臨床細胞学会のホームページをご覧頂き有難うございます。
本学会は日本臨床細胞学会の支部で、1984年に設立された日本臨床細胞学会愛知県支部を前身としております。
その後、愛知県支部会は日本臨床細胞学会が公益社団法人へ移行したことに伴い、2013年に愛知県臨床細胞学会へと名称を変更いたしました。
現在の会員数は616名(専門医・医師158名 細胞検査士458名)で、その数は増加傾向にあります。
定例の活動として、年1回の学術集会・総会と街頭での子宮頸がん検診の啓発活動等を行っています。また、日本臨床細胞学会東海連合会と合同で例会、学術集会、および若手の教育活動として各種講習会を実施しています。
細胞診は、がんのスクリーニングや簡便かつ正確な診断技術として重要な役割を果たしてきました。
近年は、分子生物学的検査の著しい進歩に伴い,その位置づけが変化していますが、依然として医療における重要な診断ツールであることには変わりありません。
今後も、これまでの細胞形態学の知識を維持しながら、分子診断や人工知能などの新しい技術を併用し、細胞診は更に発展していくことが期待されます。
私は、本学会が細胞診に関わる医師、検査技師の診断技術の向上のために、また若手医師、技師の育成、地域医療における細胞診診療の維持のために貢献できるよう、尽力していきたいと考えております。
皆様方の御支援、御指導を心よりお願い申し上げます。
2025年5月
愛知県臨床細胞学会会長
細田和貴