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!!! 理事長 挨拶
災害、感染症の流行、環境汚染といった健康危機の管理、生活習慣病予防や健康寿命の延伸を目指す健康づくり等の施策、さらに子どもの健やかな成長を支える成育環境の整備など、公衆衛生には多様で広い範囲の課題があります。これらの課題に対し、科学的根拠に基づく政策を立案し実践すること、また現場で得られるデータを研究的視点から分析し社会に発信していくことが求められています。
科学や研究の対象は世界規模に及びますが、公衆衛生の実践は、それぞれの地域の状況に応じ、人と人との関係性に支えられて発展していく営みです。
東海公衆衛生学会は、学術大会や『東海公衆衛生雑誌』をはじめとする活動を通じて、主に東海地域で活動する会員の連携を強め、地域の公衆衛生活動および研究の質を高めることを目指しています。また、その実現に向けた継続的な人的能力開発にも取り組んでいます。
学会という場がイキイキとした、ワクワクするような場となり、さまざまな立場の会員が実践の経験や調査研究の成果を共有し合えること、そしてそれが互いの研鑽と発展につながり、ひいては地域の公衆衛生の向上に寄与することを願っています。また、そのような活動を通じて、会員の輪がさらに広がっていくことを期待しています。
2025年12月1日
2024-2026年度 東海公衆衛生学会理事長
名古屋大学大学院医学系研究科国際保健医療学・公衆衛生学 教授
八谷 寛