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!!!第68回東海公衆衛生学会学術大会の報告
(印刷用PDFファイルのダウンロードは[こちら|http://plaza.umin.ac.jp/~tpha/cgi-bin/wiki3/wiki.cgi?action=PDF&page=67Taikaireport])
(印刷用PDFファイルのダウンロードは[こちら|http://plaza.umin.ac.jp/~tpha/cgi-bin/wiki3/wiki.cgi?action=PDF&page=68Taikaireport])

!!1. 大会概要

 第68回東海公衆衛生学会学術大会は令和4年7月2日(土)に鈴鹿医療科学大学6号館、4号館で開催しました。学術大会長は、鈴鹿医療科学大学長豊田長康が務め、なかなか収束の兆しが見えない中、新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえ、対面形式を中心としたハイブリッド形式の開催としました。
 新型コロナウイルス感染症は、社会経済だけでなく人々の健康にも影響をもたらしていることが考えられるため、公衆衛生の役割を再認識するとともに多職種連携の重要性について考える機会としました。メインテーマは「コロナ禍と多職種連携−現場の取り組みと今後の課題−」とし、178名(現地参加102名、リモート参加76名)の方々に参加していただきました。参加者の皆さんは学会ホームページより事前登録し事前に会費を支払い、その後に学術大会HPを案内しリモートの手続き等を行っていただきました。
 午前は一般演題48題(口演29題、示説19題)の応募があり、口演は4号館で3会場に分かれて発表を行いました。示説は6号館で行いました。
 午後の特別講演は川崎市健康安全研究所長岡部信彦先生が「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)これまでとこれから」を演題として講演をされました。開催時は第6波の終わりが見えてきた頃ということもあり、新型コロナウイルス対策の今までの振り返りと今後の方向性には関心が高かったと考えられます。また、シンポジウムは、「コロナ禍がもたらした今後の健康課題を考える−保健医療福祉の連携、データの利活用、健康への影響−」をテーマとし、6名のシンポジストがそれぞれの分野からご講演をいただきました。「三重県医師会の取り組み」として三重県医師会長 二井栄先生からご報告、「自治体のデータからできることとデータ公開のあり方」として名古屋市立大学大学院医学研究科公衆衛生学分野教授 鈴木貞夫先生からご報告、「小児における影響と対応」として国立病院機構三重病院院長 谷口清州先生からご報告、「地域高齢者への健康影響」として国立研究開発法人国立長寿医療研究センター研究員 野口泰司先生からご報告、「緩和ケア病棟でのコロナ対応」として鈴鹿医療科学大学附属桜の森病院長 渡部秀樹先生からご報告、「今後の保健医療福祉の連携として保健所の立場から」として三重県伊勢保健所長 鈴木まき先生からご報告をいただきました。それぞれの領域からご発表いただき活発な意見交換がなされました。
 学術大会の運営にあたり日本公衆衛生学会からの助成および認定専門家「認定地方公衆衛生学会」出席15ポイント、また、社会医学系専門医協会の講習の受講K単位3ポイントが認められました。

!!2. 参加者アンケート結果
 アンケート回答数は71名で、全体として今回の大会は、良かった58名(81.7%)、普通13名(18.3%)、知識はとても向上した39名(54.9%)、少し向上した29名(40.8%)でした。約5割は日本公衆衛生学会員で、認定専門家及び認定を目指す者は3名でした。

(文責 第68回東海公衆衛生学会学術大会長 豊田長康)