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〒683-8504 鳥取県米子市西町36-1
ようこそ鳥取大学医学部附属病院MEセンターホームページにおこしくださいました.臨床工学技士長の松上紘生です.
当センターは,2004年4月の設立以来,医療機器の保守管理や至適台数の管理及び臨床サポートを行い,院内の医療機器の安全をつかさどってきました.今後は,院内のとどまらず,医療機器を伴った在宅療養,患者さんやご家族の社会復帰を医療機器を介して支えさせていただければと思います.そのため,安全で患者さん毎に適した医療が提供できる臨床力の向上と現場での問題を解決するための研究・開発マインドの醸成を図りながら業務を行っております.
細分化と融合が進み,人材不足が問題となっている社会・医療・介護環境の中で,これまで以上に高度化と複雑化が進む医療現場において,臨床工学技士が果たさなければならない役割は増加しています.医療機器も形ある機械にとどまらず,コンピューターの中で動作するソフトウェアまで多岐にわたります.
患者さんやご家族が安全・安心・快適に社会復帰できるような社会を提案していきます.現在,在宅医療が担う役割は大きくなっています.その中で,人工呼吸器などの医療機器を使用する在宅療養となると,不安などからストレスを感じる患者さんやご家族がおられるのも事実です.この状況を何とかしたいと思い,地元企業をはじめ国内外の企業と協力し,快適に在宅療養,社会復帰できるような解決策を提案していきます.仕事をしたり,買い物や映画を見たり,お祭りに行ったり,旅行したり,ファッションを楽しんだりできるように,「医療機器が着いていることを言い訳にしない,させない」ようにしていきたいと思います.
また,現在は新型コロナウィルス感染症への対応も求められてきます.人工呼吸管理にとどまらずECMOの操作と管理もその一つです.今後も『いのちを支えるエンジニア』を合言葉にMEセンター一同全力をつくしてまいります.
まだまだ若いスタッフが多い状況ですが,静かな熱意のなか切磋琢磨し,業務にあたっています.年齢が比較的近いということもあり,自由に意見を言い合える雰囲気です.また女性スタッフも多く,女性も輝ける運営を心がけています.責任ある「好奇心」と「探求心」をもった臨床工学技士が集い,世界標準をお届けするのみならず,高度医療を安全かつスムーズにお届けするできるよう取り組んでいきます.
様々な分野で業務を行う臨床工学技士が所属するMEセンターです.2024年3月現在で,センター長,副センター長、臨床工学技士24名,事務補佐員2名所属しています.県外出身者も半数近くおり,女性技士も多く所属しています. 各技士はいくつかの業務を兼務しており,また担当部署の機器管理,臨床業務,担当機器の定期点検などを行っています. 業務の安全性と質向上のため多くの研修会を行っています.また,定期のカンファレンスや抄読会も行っています.学会発表も積極的に行っており,今後は論文発表を行うべく頑張っています. |
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厚生労働省認定の国家資格です。厚生労働大臣の免許を受けて、医師の指示の下に、血液浄化装置、人工心肺装置、人工呼吸器等の生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う医療機器のスペシャリストです。
人間が生命を維持し健康な身体に保つために、身体の内部の各臓器が働いています。これらの生体のもつ働きがが低下し、生命の維持ができなくなったときや、心臓の手術のときなど、一時的に医療機器が生体機能の代行や補助をしたりします。このような生体の働きのかわりをする医療機器を生命維持管理装置といいます。
生命維持管理装置には、血液浄化装置(透析)、人工心肺装置、人工呼吸装置、高気圧治療装置、除細動装置、体外式心臓ペースメーカーなどがあります。
臨床工学技士の仕事は、このような生命維持管理装置を操作して治療の補助をしたり、医療機器がつねに安全に有効に使用できるように保守・点検・管理をすることです。
こうした医療機器は直接生命に関わるものなので、その責任は重要ですが非常にやりがいのある職種です。現在、全国で臨床工学技士が活躍していますが、まだまだ不足しています。
臨床工学技士になるには、3年制の臨床工学技士養成専門学校及び4年制大学を卒業することにより、臨床工学技士国家試験の受験資格が得られ、国家試験に合格して厚生労働省から免許が与えられます。
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