Rについて
Rについて、できることや知っておくべきことをまとめておきます。
Rでできること
Rはパッケージを用いて拡張することができるという特徴があるので、どんどんできることが増えています。最近では、レポートの作成もできるようになりさらに便利になりました。
- 四則演算や関数を使った複雑な計算
- データ(外部ファイル)の読み込み・書き出し
- グラフの作成
- 統計解析・まとめ
- パッケージを用いた拡張
- プログラムの作成・シミュレーション
- レポートの作成
知っておくべきこと
Rに限らず、新しいことを始める際に躓くことはよくあります。それを少しでも回避するために、知っておくべきことをまとめておきます。
コマンドの処理方法
Rはコマンドを上から順に逐次実行していきます。予定した動作と異なる結果の場合、コマンドを記述する順番もちゃんと確認してみましょう。
コマンドの実行には、スクリプトファイルを用いる場合と、直接実行する場合がありますが、どちらの場合も上から順に実行する点に違いはありません。スクリプトファイルを用いた方法は、また後述する予定です。
文字の入力について
Rに限らず、コンピュータ言語は文字の判別についてかなり厳格です。下記の点には特に注意してください。(絶対に推奨しませんが、)特にWordやExcelなどでスクリプトを管理する場合、半角と全角がわかりにくくなるので気をつけてください。
- 大文字と小文字
- 大文字と小文字は違う文字として認識されます。つまり「a」と「A」は別物です。
- 半角と全角
- 半角と全角も違う文字です。「10」と「10」は別物です。
- 特にスペースや括弧は気をつけてください。半角のスペースはスペースですが、全角のスペースは文字として認識されます。また関数などの閉じ括弧が全角だとエラーが出ますし、なかなか気づきにくいです。
プロンプト
RまたはRStudioのConsoleペインに表示される「>」をプロンプトと呼びます。Rのコマンドを直接実行する場合は、プロンプトに引き続き入力します。コマンドを入力している途中で「Enter」を押した場合、次の行に「+」が表示され、続きの入力を求められます(*)。
*: 入力し終えたのに「+」が表示される場合は、閉じ括弧が全角だったり、閉じ括弧の数があっていないことが多いです。