[事務局]
東北大学大学院医学系研究科
医科学専攻 病理病態学講座
病理診断学分野
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会長挨拶
去る3月11日に発生した東北地方太平洋沖大地震で、激しい揺れに遭われたり、また恐ろしい津波に襲われ甚大な被害を受けられた方々に心からのお見舞いを申し上げますとともに犠牲になられた方々とご遺族の皆様方に対し、深くお悔やみを申し上げます。
今回の第29回内分泌代謝学サマーセミナーの事務局がございます東北大学病理部、病理診断学分野では物的損害は貴重な過去のガラス標本を中心に科学的にとりかえしのつかないものも含めて甚大なものがありましたが、幸い人的被害はございませんでした。たいへんな事態ではございますが、教室員一同心を合わせて一日も早い地域全体の復興に向かって励んでいく所存でございます。
このような状況下ではありますが、7月7日から9日まで予定されております第29回内分泌代謝学サマーセミナーは以下の状況から7月9日に行われます予定のスライドセミナーも含めて現時点では実施させていただく方向です。
  • 会場であります艮陵会館、東北大学医学部顕微鏡実習室の被害がほとんどなかった事。
  • 現時点では仙台空港の復帰は不透明なところがありますが東北新幹線が遅くとも4月中には全線復旧が見込まれる事。
  • 仙台市内の宿泊施設がそれほど今回の大震災の被害を受けていない事。
  • そして何よりも大きいのは本シンポジウムをここ仙台で大震災後4ヶ月を過ぎた時点で開催させていただく事で、未曾有の甚大な大津波被害を受けました宮城県、仙台市の復興に向けて少しでも役に立てればという大津波の被災者も含めます教室員一同の気持ちでした。
ただし誠に申し訳ありませんが会員懇親会等は被災地の事を考慮させていただき中止の方向で計画しております。更に日豪セミナーは福島原発の関係から豪州政府が現時点では日本 特に東日本地域全体への渡航自粛令を出しておりますので正直不透明なところは否めません。
是非戦後で日本最大の未曾有の大災害を被った仙台市、宮城県の復興の為にも7月7日日本全国から一人でも多くの参加者があります事を我々一同切に願っております。
第29回内分泌代謝学サマーセミナー
会長  笹野 公伸