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ガイドラインについて

性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン(以下、ガイドライン)は、当初、性別適合手術(Sex Reassignment Surgery:SRS)を正当な医療行為とするために策定されました。

十分な診察・検査・検討と患者の同意という手続きを規定し、明確にすることで、性別適合手術を「正当な医療行為」へと位置づけるためのガイドラインでした。

その後、性同一性障害者の性別の取り扱いの特例に関する法律(以下、特例法)によって「性同一性障害者」は戸籍の性別を変更できるようになったこと、特例法の内容からは性別適合手術が法的に正当であると認められたと考えられること、そして、当事者の多様な人生観・価値観に対応し、それを可能な限りで尊重するために、ガイドラインは第3版へ改訂されました。

本学会では、上記の背景を踏まえて当事者自身が主体となって作る独自のガイドラインの策定に取り組んでいます。

参考性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン(PDF)