GID（性同一性障害）とは、体と心の性の違いに悩む人たちの総称です。

GID-TS（性転換症)のほとんどは、自分の身体に強い性別違和感を持っており、その多くが幼少の頃よりその違和感ゆえに苦しんでいます。

それは、第2次性徴の頃から多く発現し始め、思っていた性とどんどん違う体になっていく自分を見つめ、苦悩にさいなまれます。家族や周囲から期待される性に何とかなりきろうとして、無理をしたり、極端にそれらしく振舞ったりしてみるものの、身体と心のギャップは広がるばかりで、自分の体を呪うようになる人が多いのです。

ＧＩＤの治療法には、第一段階として精神的な療法があります。ＧＩＤの中の一部の人には、ストレスなど違う原因で発症している人がおり、その要因を取り除くことで治療が完結する場合があります。

上記の治療で改善が見られない場合は、投薬（ホルモン療法）をします。これによって、外観が望みの性に近づくのでこれで治療が完結する人もいます。

さらに、まだ改善しきらない場合は、最終的に外科的処置となり、当会で行っているようなＳＲＳによる治療になります。