認知神経科学会事務局

ごあいさつ

大会長:武田克彦

このたび、第14回認知神経科学会学術集会を平成20年7月25日(土)と26日(日)の2日間東京大学生産技術研究所An棟ホールで開催することになりました。

この認知神経科学は、対象が動物から、小児、さらに高齢者と広く、用いられているアプローチには、動物に対する生理心理学的手法、機能的MRIなどの脳機能画像手法、脳損傷例の神経心理的検討まであります。

今回の学会のテーマは、「認知神経科学一歩前」です。認知神経科学の現状を踏まえ、それを「一歩前」に進めるということにあります。岩村吉晃先生の「体性感覚」についてのご講演、「言語と進化」についてのシンポジウム、「NIRS」についてのシンポジウムとハンズオン、イタリアのVallar教授による「半側空間無視」、村山繁雄先生の「神経心理と神経病理」、今までこの学会ではあまり取り上げてこなかった生化学的手法を用いてのアプローチを柴崎芳一先生に、さらに哲学者の千葉惠先生にもご講演いただきます。

この認知神経科学一歩前というのは、この領域の一歩前にいる方にぜひ一歩を踏み出していただきたいという意味もあります。このため毎年おこなっている講習会に加えて、認知症に関する講習会も企画しております。

一般演題はポスター発表のみになります。ぜひふるってご応募ください。

2009年2月1日
国際医療福祉大学教授
三田病院神経内科部長
武田克彦