大分県耳鼻咽喉科医会

会長ご挨拶

 「大分県耳鼻咽喉科医会」という名前を初めて聞く方が多いと思いますが、この会は県内で耳鼻咽喉科を標傍している開業医、並ぴに民間病院の勤務医、38施設の耳鼻咽喉科医から構成されています。会員相互の親睦、医療を中心とする情報の収集と共有を図り、医療の質の向上と地域への貢献を目標としています。
 耳鼻咽喉科は「いたい」、「こわい」と敬遠されがちですが、診療する領域は「首から上、頭と目と歯を除いたすべて」を対象としています。そこは五感のうち、聴覚、嗅覚、味覚などの感覚器がある繊細な揚所であり、また咀嚼(そしゃく)、嚥下、音声言語、呼吸(特に鼻呼吸)など生理的機能を営み、これらの異常はQOL(生活の質)の低下を招きます。私共は様々な疾病、機能低下に対して、外科的、あるいは内科的アプローチにて診療を行い、少しでもいい状態に戻れるようお手伝いできればと思っています。
 また、会員は診療最前線としての通常診療以外、地域における「かかりつけ専門医」としての役割、医師会を通じて行政との連携、学校保健における健診や学校保健委員会への参加、医療従事者への教育活動、産業・労働衛生管理、訪問診療、介護への参加、予防医学・予防接種の啓蒙、禁煙支援、乳幼児健診、障害年金関連書類の作成、福祉におげる身体障害者手帳の交付、補聴器支給等の活動を行っています。これらの点について疑問・要望がありましたらお近くの会員にご相談いただけましたら幸いです。
 今後、耳鼻咽喉科を通してのポランティア活動を含め、様々な社会的貢献を果していくことを理念として少しずつ歩んでまいります。「赤ちやんからお年寄りまで…」幅広い年齢層を対象に一生を通じておつきあい願えれぼと思います。
 まずは各医療機関の紹介、イベント情報、病気関係のトピックス、最近の「耳寄りな話」など少しずつホームページの充実化を図ってまいります。
 今後とも宜しくお頂いします。

大分県耳鼻咽喉科医会会長 吉村弘之