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沿革:2008年

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2008年1月9日 日本医科大学千葉北総病院大会議室において、新八千代病院荒井泰助先生をはじめ同院医師・看護師・リハビリテーションスタッフ・連携室スタッフと、日本医科大学千葉北総病院田中宣威院長をはじめ脳神経センター医師・看護師・リハビリテーションスタッフ・連携室スタッフで第3回目の会議(最初の院内の会議を含めると4回目)を開催した。急性期の脳卒中地域連携パスを中心に詳細を検討、最終版の大枠が決定した。また、急性期・回復期ともに他施設の参加も歓迎することが決定した。

2008年1月14日 脳卒中地域連携パスのweb siteを立ち上げた。
        http://plaza.umin.ac.jp/~mishina/path/

2008年1月18日 歴史的な価値もある「印旛」を使用し、「印旛脳卒中地域連携パス」という名称に決定。

2008年1月21日 急性期病院用のInCliPSを作成するためのデータベースが完成。

2008年2月1日 InCliPSの適応基準を、mRSを使用して作成。

InCliPS適応基準

自宅退院の基準
退院時modified Rankin Scaleが0または1
退院時modified Rankin Scaleが2で、外来でのリハビリテーションが可能
認知症・せん妄・全身状態不良などでリハビリテーションの実施が困難
本人またはご家族が入院でのリハビリテーションを希望しない
発症前のADLが不良で、すでに自宅介護の体制が整っている

回復期病院転院の基準
退院時modified Rankin Scaleが3〜5で、リハビリテーション実施困難な合併症・後遺症がない
退院時modified Rankin Scaleが2だが、入院のリハビリテーションが望ましい

2008年2月9日 荏原病院神経内科の長尾毅彦先生をお招きして、第4回日医大オープンカンファレンスを開催(日本医科大学千葉北総病院大会議室)。医師会の先生方に脳卒中地域連携パスをプレゼンテーションし、多数の先生方のご参加が決定した。

2008年2月13日 中央社会保険医療協議会より診療報酬改定の概要が発表された。

2008年3月3日 日本医科大学千葉北総病院のクリニカルパス承認審査会に申請。

2008年3月5日 官報告示及び厚生労働省保険局医療課長通知により、「脳卒中地域連携パス」について具体的な書式に必要な項目等が明らかになった。診療報酬は、これまで大腿骨頸部骨折の連携で1,500点だったものが、急性期が900点・回復期が600点と実質半額となった。日常生活機能評価という新たなスケールが示され、データベース修正を余儀なくされた。

2008年3月10日 脳卒中地域連携パスを使用した最初の患者が転院。また、日本医科大学千葉北総病院7階東病棟で、脳卒中地域連携パスとNIHSS・mRSの説明会を開催、NIHSSとmRSが看護師も評価できるようになった。

2008年3月12日 日本医科大学千葉北総病院大会議室において、第3回日本医科大学千葉北総病院クリニカルパス大会が開催され、脳神経センターチームは準MVPに選出された。千葉・柏リハビリテーション病院が回復期施設としてご参加いただけることになり、回復期施設が新八千代病院と合わせ2つになった。

2008年3月15日 一般市民向けの講演の第21回タウン講座が、日本医科大学千葉北総病院大会議室で開催され、当地域での脳卒中地域連携パス運用を紹介した。

2008年3月22日 ホテル日航成田で印旛市郡医師会定時総会が開催され、日本医科大学千葉北総病院田中宣威院長と脳神経センター三品雅洋が出席。

2008年3月27日 ウィシュトンホテル・ユーカリにおいて開催された脳卒中懇話会に日本医科大学千葉北総病院脳神経センター小林士郎と三品雅洋が出席、佐倉市の先生方を対象に、脳卒中地域連携パスをご紹介した。多数の先生方にご賛同いただいた。

2008年3月31日 千葉県の脳卒中地域連携パスに関するヒアリングがあった。

2008年4月 社会保険事務局にInCliPSを登録。

2008年4月10日 八千代リハビリテーション病院と平和台病院のご参加が決定、回復期施設が4つになった。

2008年4月23日 日本医科大学千葉北総病院6階西病棟で、脳卒中地域連携パスとNIHSS・mRSの説明会を開催、6階西病棟でもNIHSSとmRSが看護師が評価できるようになった。しかし、院内LANなどの問題で、脳卒中地域連携パスの入力開始は未定。

2008年4月30日 日本医科大学千葉北総病院脳神経センター小林士郎と三品雅洋が南ヶ丘病院に出向き、脳卒中地域連携パスのプレゼンテーションを行った。脳卒中地域連携パスを進めて行く中、リハビリテーションがなかなか進まない重症患者が多く、回復期施設でベッドが空かない事態が問題になっていた。南ヶ丘病院には特殊疾患病棟があり、神経難病の他、重度の意識障害やlocked in・失外套症候群の方が対象になっている。脳卒中地域連携パスの中で、重症例をお引き受けいただけることが、藤原敬悟院長より内諾された。

2008年6月4日 ウィシュトンホテル・ユーカリにおいて、第2回印旛脳卒中地域連携パス講演会を開催した。聖路加病院など都内の病院とのネットワークを構築した実績がある、埼玉みさと総合リハビリテーション病院院長の黒木副武先生に特別講演をお願いした。

2008年6月11日 ウィシュトンホテル・ユーカリで開催された、第95回東葉臨床医学セミナーで脳卒中地域連携パスの現状報告をした。

2008年6月18日 日本医科大学千葉北総病院脳神経センター小林士郎と三品雅洋が勝田台病院に出向き、脳卒中地域連携パスのプレゼンテーションを行った。療養期として登録となったが、近々回復期病棟ができ上がるとのこと。

2008年6月30日 日本医科大学千葉北総病院医療情報室で臨時の脳卒中地域連携パス院内会議が開かれた。地域連携診療計画管理料請求に関して医事課との連絡体制を修正した。

2008年7月5日 ホテルニューオータニ幕張で開催された「医療連携を推進する会」にInCliPS関係者数名が参加、熊本市民病院の橋本洋一郎先生に連携に関するアドバイスをいただいた。

2008年7月16日 ヒルトン成田で日本医科大学千葉北総病院脳神経センターの納涼会が開催された。佐倉厚生園が、InCliPSにご参加いただけることになった。同院は近々回復期リハビリテーション病棟がオープンする予定。

2008年7月23日 佐原中央病院秋元富夫院長が日本医科大学千葉北総病院をご訪問、同院の回復期リハビリテーション病棟開設のご挨拶があり、InCliPSにもご参加いただけることになった。当初は療養期の登録である。

2008年7月28日 千葉県健康福祉部の脳卒中地域連携パスに関するヒアリングがあった。日本医科大学千葉北総病院医療連携室江本直也先生より、連携の仕組みを県で認証していただけるよう要望した。

2008年8月13日 矢野経済研究所の取材。

2008年9月2日 大宮パレスホテルで開催されたさいたま脳卒中地域連携研究会において、InCliPSに関する講演を行った。厚生労働省は在宅医療を中心に脳卒中診療を考えているが、さいたま市では在宅医療を支援するための病床を設けているそうで、私たちの地区でも導入が必要かもしれない。

2008年11月17日 船橋市立リハビリテーション病院梅津博道院長が日本医科大学千葉北総病院をご訪問、InCliPSにご参加いただけることになった。

2008年11月26日 八街市総合保健福祉センターで開催された八街地区学術講演会において、InCliPSに関する講演を行った。介護老人保健施設さんふらわがInCliPSにご参加いただけることになった。

2008年12月3日 ウィストンホテルユーカリにおいて第3回印旛脳卒中地域連携パス講演会を開催した。パネルディスカッション形式の討論会では活発な意見交換ができた。世話人会では、次回より会の名称を「千葉北脳卒中地域連携パス研究会」と変更することが決まったが、今後の県統一パスの運用方法によっては、会を発展的解消にする可能性もある。

2008年12月5日 東京湾岸リハビリテーション病院がInCliPSにご参加いただけることになった。

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