*** 静岡生命科学懇話会 ***

** 静岡ライフサイエンスセミナー **


【生命科学懇話会発足のお知らせ】

 静岡大学東部キャンパスには生命科学の研究・教育に携わる多くの方々がいらっしゃいます。研究は基礎から応用まで、その研究分野は生物学から化学まで、また、研究対象は微生物から哺乳類までと多種多岐に渡っています。そのため、なかなか一つの話題を話し合うことが出来ないのが現状です。しかしながら、生命科学を研究する上で、共通の話題・問題があると思います。そこで、生命科学研究を指向する方々のネットワーク作りを目的として、生命科学懇話会を発足させることにしました(96/05/24 河田雅圭・近江谷克裕)

世話人(13/12/19)
竹内浩昭 @理・生物(sbhtake@ipc.shizuoka.ac.jp)


静岡大学 への 交通と地図

 静岡ライフサイエンスセミナーのお知らせは、静岡キャンパス内外の関係者へメール送信しています。 お知らせメールの要・不要は、メール(sbhtake@ipc.shizuoka.ac.jp) またはSU-LifeScienceグループのホームページで連絡をお願いします。


2000年11月より、Yahoo!グループ(旧称:eグループ)の無料グループメール・サービスを利用して、静岡ライフサイエンスセミナーのお知らせを配信することになりました。
・グループ名:     静岡ライフサイエンスセミナーML
・グループアドレス:  SU-LifeScience
・メインページのURL:  http://groups.yahoo.co.jp/group/SU-LifeScience/
・投稿先アドレス(投稿はメンバー限定で、管理者の承認が必要)
            


SU-LifeScienceグループに参加


[静岡ライフサイエンスセミナー]



13/12/25 第207回 静岡ライフサイエンスセミナー
  西駕 秀俊
  (首都大学東京 理工学研究科 生命科学専攻)
  「ホヤにみる脊索動物の基本的な発生プログラムの保存性と可塑性」

13/09/20 第62回生命科学若手セミナー
  広瀬 侑 (豊橋技術科学大)
  「ゲノムからシアノバクテリアの光応答を読み解く」

13/12/13 第65回生命科学若手セミナー
  坂本 亘 (岡山大学 資源植物科学研究所)
  「葉緑体におけるホメオスタシスとストレス応答」
  加藤 裕介 (岡山大学 資源植物科学研究所)
  「光化学系II修復におけるD1タンパク質分解メカニズム」

13/12/12 サイエンスカフェ in 静岡 第82話
  和田 秀樹 (静岡大学大学院理学研究科地球科学専攻)
  『同位体のささやきから知る自然』

13/11/28-29 DAAD-JSPS Program Seminar 1, 2
  Robert Kreuzig (ドイツ・ブラウンシュバイク工科大学)
  「Biologically Active Chemicals in Aquatic and Terrestrial
     Ecosystems - A Challenge for Environmental Research -」
  「Studies on Mitigation Strategies for Antibiotics and
     Antibiotic Resistance Genes in Liquid Manures of
     Different Pig Husbandry Systems and Manure Treatment
     Technologies」

13/11/27 第64回生命科学若手セミナー
  上野 勝 (広島大学大学院 先端物質科学研究科)
  「テロメア維持破綻のゲノム全体への影響」

13/11/21 サイエンスカフェ in 静岡 第81話
  佐藤 信一 (静岡大学大学院理学研究科物理学専攻)
  『形の不思議』

13/11/17
  静岡サイエンススクール キャリアデザインワークショップ

13/11/16
  静岡サイエンススクール プレ・サイエンスワークショップ

13/10/31 サイエンスカフェ in 静岡 第80話
  丑丸 敬史 (静岡大学大学院理学研究科生物科学専攻)
  『老化と寿命はどこからやってくるのか?』

13/10/11 第206回 静岡ライフサイエンスセミナー
  渡辺 麻衣
  (東京大学 大学院 総合文化研究科)
  「蛋新規光化学系I複合体とアンテナ」

13/09/27 第205回 静岡ライフサイエンスセミナー
  田口 英樹
  (東京工業大学大学院生命理工学研究科生体分子機能工学専攻)
  「蛋白質ワールドの理想と現実:凝集とシャペロン」

13/09/26 第204回 静岡ライフサイエンスセミナー
  玉田 太郎 ((独) 日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門)
  「中性子と放射光X線の相補的な利用によるタンパク質の立体構造解析」

13/09/20 第62回生命科学若手セミナー
  広瀬 侑 (豊橋技術科学大)
  「ゲノムからシアノバクテリアの光応答を読み解く」

13/09/20 第203回 静岡ライフサイエンスセミナー
  長門石 曉
  (東京大学大学院工学系研究科,創薬オープンイノベーションセンター 兼任)
  「溶媒化学から核酸と蛋白質の相互作用システムを捉える」

13/09/12 サイエンスカフェ in 静岡 第79話
  原田 賢治 (静岡大学防災総合センター)
  『津波、津波災害、津波防災について』』

13/09/10 静岡大学グリーン科学事業の成果報告会
  「未利用バイオマス のCO2削減・エネルギー・資源利用による低炭素循環型社会連携 - 文理融合型の新学際組織の構築 -」
  第一部 14:00〜 静岡大学研究者 8名 による成果報告
  第二部 16:30〜 招待講演

13/08/24
  静岡サイエンススクール サイエンス・サマープログラム2013
   キャリアデザインワークショップ
13/08/24
  静岡サイエンススクール サイエンス・サマープログラム2013
   プレ・サイエンスワークショップ
13/08/20-23
  静岡サイエンススクール サイエンス・サマープログラム2013
   サイエンスワークショップ

13/08/01 第202回 静岡ライフサイエンスセミナー
  Professor Tomoyuki Tanaka
  (Centre for Gene Regulation and Expression, University of Dundee, UK)
  「Hidden functions of kinetochores: microtubule attachment and beyond」

13/07/25 第61回生命科学若手セミナー
  藤岡 優子 (微生物化学研究所)
  「オートファジー始動の分子基盤 ータンパク質の構造から見える生命現象ー」

13/07/23 ティモシー・ムソー教授 講演会
  ティモシー・ムソー教授 (サウスカロライナ大)
  「ツバメが教えてくれたこと」

13/07/18 サイエンスカフェ in 静岡 第78話
  清水 扇丈 (静岡大学創造科学技術大学院/理学部数学科)
  『微分で遊ぼう』

13/06/27 第60回生命科学若手セミナー
  大吉 崇文 (静岡大学大学院理学研究科化学専攻)
  「DNA局所構造によるエピジェネティクスの制御」

13/06/27 静岡大学理学部講演会
  加藤 五郎 (カリフォルニア州立工科大)
  「欧米で新しい理論を出すと言う事」

13/06/27 静岡大学理学部入門特別講義
  加藤 五郎 (カリフォルニア州立工科大)
  「圏と層および超コホモロジーと導来圏」

13/06/25 静岡大学グリーン科学技術研究所 第5回バイオテクニカルセミナー
  バイオラッド株式会社

13/06/20 サイエンスカフェ in 静岡 第77話
  住吉 光介 (沼津工業高等専門学校)
  『超新星爆発のメカニズムを探る』

13/06/19 静岡大学グリーン科学技術研究所 第4回バイオテクニカルセミナー
  ライフテクノロジーズ株式会社

13/06/11 静岡大学グリーン科学技術研究所 第3回バイオテクニカルセミナー
  ロシュダイアグノスティックス株式会社

13/06/04 静岡大学グリーン科学技術研究所 第2回バイオテクニカルセミナー
  イルミナ株式会社

13/05/31 第59回生命科学若手セミナー
  雪田 聡 (静岡大学教育学部)
  「骨芽細胞分化および初期発生過程においてSUMO化修飾が担う役割」

13/05/30 静岡大学ナノバイオ科学プロジェクト成果報告会
  第一部 静岡大学ナノバイオ科学研究者8名による成果報告
  第二部 招待講演

13/05/28 静岡大学グリーン科学技術研究所 第1回バイオテクニカルセミナー
  ライカ マイクロシステムズ株式会社

13/05/23 サイエンスカフェ in 静岡 第76話
  山中 正道 (静岡大学理学部化学科)
  『固体?液体?ゲルのはなし』

13/04/26 公開講演会
  佐伯 茂(大阪市立大学大学院生活研究科 生体情報学分野)
  「リポ蛋白質受容体ファミリーによる生体機能調節」

13/04/22 公開講演会
  菱山 豊(文部科学省振興局振興企画課長)
  「科学技術研究の推進と生命倫理 - iPS細胞研究支援の経験から -」

13/04/18 サイエンスカフェ in 静岡 第75話
  石橋 秀巳 (静岡大学理学部地球科学科)
  『マグマ ーその物性と火山噴火についてー』

13/03/21 サイエンスカフェ in 静岡 第74話
  田部 道晴(静岡大学電子工学研究所)
  『究極の小型スイッチ「原子トランジスタ」』

13/03/16
  第14回 静岡ライフサイエンスシンポジウム
    「エネルギー、環境問題に立ち向かう微生物のパワー」

13/03/09
  静岡サイエンススクール STEP3 研究発表会

13/03/01 静岡大学 第39回GRLバイオサイエンスセミナー
  シンポジウム「光合成器官の代謝・制御」

13/02/21 サイエンスカフェ in 静岡 第73話
  依岡 輝幸 (静岡大学理学部数学科)
  「連続体仮説の過去・現在・未来」

13/02/05 静岡大学大学院人文社会科学研究科 公開講演会
  島薗 進 (東京大学大学院人文社会系研究科,(財) 国際宗教研究所)
  「終末期医療と死生観 - アニミズムと世代間連帯 -」

13/02/01 静岡大学農学部 公開セミナー
  鎌倉 昌樹 (富山県立大学工学部生物工学科)
  「ミツバチの女王蜂分化誘導因子ロイヤラクチンの発見」

13/02/01
  「若手グローバル研究リーダー育成プログラム」成果報告会

13/01/31 サイエンスカフェ in 静岡 第72話
  青山 昭五 (静岡大学理学部物理学科)
  「神の粒子ヒッグス」

13/01/09 第201回 静岡ライフサイエンスセミナー
  佐藤 豊(名古屋大学大学院生命農学研究科)
  「小分子RNAを介した植物ゲノムとゲノム寄生因子の攻防」

13/01/07-08 超領域日中韓国際シンポジウム
  「科学技術と人材育成の統合を目指して」







静岡大学理学部生物学教室のホームページ へ



生命科学関連リンク集 へ
生命科学関連イベント情報リンク へ
生命科学関連のイベント掲示板 へ













第207回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2013年12月25日(水)15:00-16:00
会 場 静岡大学理学部B棟2階B212室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 西駕 秀俊 (首都大学東京 理工学研究科 生命科学専攻)
演 題 『ホヤにみる脊索動物の基本的な発生プログラムの保存性と可塑性』
 ホヤは脊索動物・尾索動物亜門に属する。近年のゲノムの解析により、我々に最も近い動物と位置づけられている。ホヤのオタマジャクシ幼生は約2600の細胞からなり、脊索動物の発生様式を単純な形で保持している。国内でよく用いられているカタユウレイボヤとマボヤは、それぞれホヤ綱を構成する二つの目(腸性目と壁性目)に属する。両者のゲノムは、系統の遠さを反映して大きく異なっているが、発生の様相は、細胞系譜を含めてよく保存されている。異なったゲノムで何故同じような発生ができるのか?
 私達のグループは、2種のホヤを用いて、発生を直接的に制御する発生遺伝子の構造、発現、機能、転写調節機構の研究を行ってきた。その中から、いくつかのトピックスを紹介する。そして、これまで行って来た発生遺伝子の研究を通して見えてきたホヤの生き様、これからのホヤ研究の可能性について述べる。

参考文献:
Ikuta,T., Satoh,N. and Saiga,H. (2010) Development 137, 1505-?1513.
Ikuta,T., Yoshida,N., Satoh,N. and Saiga,H. (2004) Proc.Natl.Acad. Sci.U.S.A. 101, 15118-?15123.
Oda-?Ishii,I., Bertrand,V., Matsuo,I., Lemaire,P. and Saiga,H. (2005) Development 132, 1663-?1674.
Takatori, N., Kumano,G., Saiga,H. and Nishida,H. (2010) Dev.Cell 19, 589-?598.
Nakazawa,K., Yamazawa,T., Moriyama,Y., Ogura,Y., Kawai,N., Sasakura,Y. and Saiga,H. (2013) Dev.Dyn. 242, 1172-?1183.
問合先 静岡大学大学院理学研究科生物科学専攻・小池亨 
 E-mail: stkoike@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



第65回生命科学若手セミナー
日 時 2013年12月25日(金) 16:00〜18:00
会 場 静岡大学総合研究棟 4階412室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 1 坂本 亘 (岡山大学 資源植物科学研究所)
演 題 1 『葉緑体におけるホメオスタシスとストレス応答』
 葉緑体(クロロプラスト)は光合成を行う細胞内の小器官(オルガネラ)で、進化の過程で始原細胞に共生した光合成細菌(シアノバクテリア)に由来する。細胞内共生により生じた葉緑体は、下等生物では分化せず葉緑体のまま光合成を続ける。しかし高等植物では、器官分化に伴って、光合成以外の様々な機能を担うようになり、光合成をせずにデンプンや色素を貯蔵するアミロプラスト、クロモプラストなどに転換するようになった。これらを総称してプラスチド(plastid = 可塑性の高い小器官)と呼ぶ。このようなプラスチドの機能転換は、共生由来のバクテリアにはないので、高等植物が獲得した現象である。植物は、プラスチドをうまく進化させながら光合成をしない器官を作り、地上の環境ストレスに適応する体勢を作り上げていったのである。
 プラスチドは、葉が発生する茎頂組織ではプロプラスチドとして存在するが、葉の分化に従って葉緑体になり光合成を行う。葉緑体の分化は、光化学装置と集光アンテナ、ATP合成酵素を持ったチラコイド膜のダイナミックな形成を伴うが、これらがどのように形成され、維持されるのかについては、非常に多くのことを考えなければならない。例えば、葉緑体は細胞内に多数存在するので、どのように分裂して増えているのだろうか?葉緑体は細胞内共生に由来するため、バクテリア由来のDNAを持っているが、葉緑体内でタンパク質合成されるしくみや、細胞質から輸送されるタンパク質とどのように光合成装置を作るのだろうか?葉緑体の膜はどのように維持されているのだろうか?葉緑体はどのように遺伝するのだろうか?演者らの研究室では、これらの葉緑体分化に関わる新たな因子を遺伝学的に見つける研究を長く行っている。今回は、光合成と葉緑体の機能に関わる突然変異体の解析を通して明らかになった葉緑体ホメオスタシス(恒常性維持)のしくみや、光ストレス応答などについて例を挙げながら紹介する。
演 者 2 加藤 裕介 (岡山大学 資源植物科学研究所)
演 題 2 『光化学系II修復におけるD1タンパク質分解メカニズム』
 光は植物の生育に必要だが、同時にチラコイド膜上の光合成装置に損傷を与えており、光合成能の低下、光阻害を引き起こす。光化学系IIの反応中心タンパク質D1は光による損傷のターゲットであり、植物は損傷を受けたD1を特異的かつ迅速に分解し、新たなD1に置き換える修復サイクル(PSII repair cycle)により光合成能を維持している。損傷を受けたD1の分解は光化学系II修復過程で重要なため、私達はシロイヌナズナを用いてこれを担うプロテアーゼの解析を進めてきた。本セミナーでは光化学系修復サイクルの全体像を説明するとともに、D1分解に焦点をあて、二つの原核生物型プロテアーゼ(FtsH、Deg)の役割とその協調的な分解機構、さらにD1リン酸化によるD1分解過程の調節について紹介する。
問合先 静岡大学大学院理学研究科・粟井光一郎 dkawai@ipc.shizuoka.ac.jp
静岡生命科学若手フォーラム事務局 gsbyf@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第82話
日 時 2013年12月12日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 和田 秀樹 (静岡大学大学院理学研究科地球科学専攻)
演 題 『同位体のささやきから知る自然』
 人は空気や食べ物なしには生きられない。そこには生き物のつながりがある。そのつながりをたどる細い糸、それが同位体なのです。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



DAAD-JSPS Program Seminar 1, 2
日 時 2013年11月28日(木)13:30〜15:00
会 場 静岡大学農学部A棟110室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 Robert Kreuzig教授(ドイツ・ブラウンシュバイク工科大学)
演 題 『Biologically Active Chemicals in Aquatic and Terrestrial Ecosystems - A Challenge for Environmental Research -』
 今日、農薬や人間、家畜用の薬品など様々な薬剤について、環境中での挙動のリ スクアセスメントが必要とされています。この問題について、モデリング実験等による土壌での動態分析の研究を中心に解説して頂きます。
日 時 2013年11月29日(木)13:30〜15:00
会 場 静岡大学農学部B棟211室
(セミナー1の場所とは異なります。ご注意ください。)
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 Robert Kreuzig教授(ドイツ・ブラウンシュバイク工科大学)
演 題 『Studies on Mitigation Strategies for Antibiotics and Antibiotic Resistance Genes in Liquid Manures of Different Pig Husbandry Systems and Manure Treatment Technologies』
 ヨーロッパで養豚業の衛生向上のために使われる抗生物質は、堆肥製造‐施用過 程を通じて農用地土壌に移行し、環境中での抗生物質耐性菌の増加をもたらすことが懸念されています。この問題に取り組むための、堆肥中の抗生物質や耐性菌 を減らす研究プロジェクトを中心に解説して頂きます。
問合先 静岡大学農学部・小川直人 anogawa@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



第64回生命科学若手セミナー
日 時 2013年11月27日(水)17:00-
会 場 静岡大学理学部B棟B212室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 上野 勝 (広島大学大学院 先端物質科学研究科)
演 題 『テロメア維持破綻のゲノム全体への影響』
 染色体の安定な維持は老化やがんの防止に必須である。特に染色体末端(テロメア)の安定な維持は、ゲノム全体の維持に大きな影響を与える。テロメア保護に異常をきたすとテロメアがDNA切断末端と認識され、不適切なDNA修復反応が起こり、テロメアでDNA組換えが起こったり、テロメア同士が融合して環状染色体が生じることがある。
 今回の発表では、環状染色体が出来た場合や、テロメアでDNA組換えが起こったときにゲノム全体に与える悪影響について発見したことを紹介する。
問合先 静岡大学大学院理学研究科・丑丸敬史 sbtushi@ipc.shizuoka.ac.jp
静岡生命科学若手フォーラム事務局 gsbyf@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第81話
日 時 2013年11月21日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 佐藤 信一 (静岡大学大学院理学研究科物理学専攻)
演 題 『形の不思議』
 雪の結晶や雷の放電などの複雑な枝分かれ構造、縞模様、螺旋パターンなど、自然が生み出すいろいろな形や模様を、フラクタル(自己相似性)、非平衡、拡散現象をキーワードに、物理学でどこまで理解でき、再現できるかというパターンの科学を紹介します。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



静岡サイエンススクール キャリアデザインワークショップ
日 時 2013年11月17日(日) 13:00-16:00
会 場 静岡大学理学部A棟2F大会議室A209
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
対 象 静岡サイエンススクール受講生(中高生),一般
内 容  大学や国公立の研究機関で基礎研究に携わる研究者だけでなく、民間企業で研究や開発を行っている研究者や技術者、そのサポートに関わる方々など多様な方々を積極的に招き、それぞれの立場から研究現場の様子、研究者の生き甲斐、サイエンスの魅力などを話していただき、静岡サイエンススクール受講生(中高生)に理系の職業と進路の魅力について認識と理解を深めてもらおうというコンセプトの企画です。
 今回は、下記の静岡大学理学部OB/OGから話を伺います。
プログラム
  • 13:00-13:05 開会の挨拶
  • 13:05-14:00 キャリアデザインワークショップ
    湯山育子 (元 静岡大・創造科学技術大学院・学術研究員)
    『イシサンゴ〜植物のような、石のような、不思議な生物〜』
     
  • 14:05-15:00 キャリアデザインワークショップ
    吉村和也 (お茶大・SEC・特任講師)
    『自然科学の研究と理科教育・環境学習』
     
  • 15:05-16:00 キャリアデザインワークショップ
    阿部秀樹 (名大・院生命農学・准教授)
    『釣り少年が魚を使った脳と神経系の研究者になった』
     
問合先 静岡サイエンススクール運営委員会
〒422-8529 静岡県静岡市駿河区大谷836
Tel: 054-238-3080 Fax: 054-238-6351
E-mail: office@mirai-sss.jp

 ●リストのトップへ戻る●



静岡サイエンススクール プレ・サイエンスワークショップ
日 時 2013年11月16日(土) 13:00-16:00
会 場 静岡大学理学部B棟2階B212, B211
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
対 象 静岡サイエンススクール受講生(中高生),一般(小学生〜成人)
内 容  やややさしい内容の科学教室です。実際に簡単な実験・観察・考察を体験することで自然科学に興味を持ってもらうことがねらいです。いくつかのブースを廻ってもらいます。ブース当たりの所要時間は20分から30分程度です。小学校5年生でも理解できる程度の内容ですが、大人でも楽しめます。中高生や保護者・学校関係者の参加も歓迎します。
  • 「この木なんの木?」 徳岡徹(生物科学科)
     大学構内の樹木の観察しながら植生や植物の系統分類について解説します。雨天時は室内で標本・写真などを用いて解説します。
  • 「酵母の秘密を教えます - 発酵の仕組み -」 瓜谷真裕(化学科)
     パンやお酒に欠かせない酵母。酵母は私たちの食生活に深く関わっています。しかし、それだけではありません。酵母は生命科学の発展に大きく貢献もしてきました。そんな酵母についてのやさしい話と培養と発酵についての簡単な実験を行います。
  • 「音や光の実験」 嶋田大介(物理学科)
     音を使った不思議な実験や光を使ったカラフルな楽しい実験を行います。小学生(小学生未満でも参加可能)から高校生まで、また父兄の方も楽しめる物理の実験を行います。
  • 「化石生物・三葉虫を作ってみよう」 鈴木雄太郎(地球科学科)
     太古の生物三葉虫。研究で活用する模型作成技術で自分の三葉虫を作ってみて,太古の生物に思いを馳せよう。
問合先 静岡サイエンススクール運営委員会
〒422-8529 静岡県静岡市駿河区大谷836
Tel: 054-238-3080 Fax: 054-238-6351
E-mail: office@mirai-sss.jp

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第80話
日 時 2013年10月31日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 丑丸 敬史 (静岡大学大学院理学研究科生物科学専攻)
演 題 『老化と寿命はどこからやってくるのか?』
 全ての生物は老化して寿命を迎えるように運命付けられている。生物はなぜ老いて死ぬのか、その必然性、合目性は? そのしくみは? 現代生物学はこれらの問にどこまで迫れているだろうか。その最前線を紹介する。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



第206回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2013年10月11日(金)17:00-18:30
会 場 静岡大学理学部B棟2階B212室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 渡辺 麻衣  (東京大学 大学院 総合文化研究科)
演 題 『新規光化学系I複合体とアンテナ』
 光化学系複合体は、光合成の初期反応である光エネルギーを化学エネルギーへ変換する重要なタンパク質複合体である。酸素発生型の光合成生物は、水を分解して酸素を発生する「光化学系II複合体(系II)」と、還元力を生成する「光化学系I複合体(系I)」の2つの複合体をもつ。これまで「系IIは、シアノバクテリアから植物の全てで二量体、系Iはシアノバクテリアでは三量体、植物では単量体」と信じられてきた。しかし、複合体構造は一部の種でしか調べられておらず、系I複合体構造の違いや進化はよくわかっていない。
 私は、光化学系複合体の構造を、改良したBlue-native PAGEやショ糖密度勾配遠心法により様々な生物間で比較した。その結果、系I複合体のサイズは種によって多様であった。糸状性シアノバクテリアの系I複合体は、他のシアノバクテリアとは異なり、三量体ではなく四量体であった。さらに、系I四量体とアンテナとの超複合体の単離にも成功した。本セミナーでは、四量体と超複合体の構造解析の結果や、機能についても触れたい。
問合先 静岡大学大学院理学研究科生物科学専攻・粟井光一郎 
 E-mail: dkawai@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



第205回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2013年9月27日(金) 15:00〜16:00
会 場 静岡大学理学部B棟2階B212室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 田口 英樹  (東京工業大学大学院生命理工学研究科生体分子機能工学専攻)
演 題 『蛋白質ワールドの理想と現実:凝集とシャペロン』
 タンパク質は「理想」としてはアミノ酸配列に規定された特定の立体構造に自発的にフォールディングできる。しかし、「現実」にはタンパク質のフォールディングは常に凝集体形成と隣り合わせにある。凝集形成は蛋白質機能を台無しにするだけでなく、アミロイドやプリオンのように有害なので、細胞は種々のシャペロンや品質管理機構を準備して凝集形成を防いでいる。このように、タンパク質凝集は「厄介者」という捉え方が一般的であるが、はたして単に厄介なだけの存在なのであろうか?
 本セミナーでは我々が行ってきた凝集体形成解析やシャペロンの細胞内基質の研究から見えてきたタンパク質凝集の新たな描像について紹介したい。
問合先 静岡大学大学院理学研究科生物科学専攻・天野豊己 
 E-mail: sbtaman@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



第204回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2013年9月26日(木) 16:00〜17:00
会 場 静岡大学理学部B棟2階B212室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 玉田 太郎  ((独) 日本原子力研究開発機構,量子ビーム応用研究部門)
演 題 『中性子と放射光X線の相補的な利用によるタンパク質の立体構造解析』
 水素原子の中性子散乱長は炭素や酸素原子などと同程度であるため、X線結晶構造解析では1A以上の高分解能でなければ決定が難しい。しかし、中性子結晶構造解析では水素原子の位置を通常の分解能(2A程度)で容易に決定できる。本発表では、これまでに我々が中性子結晶構造解析に成功した創薬標的タンパク質(酵素)と医薬品候補分子との複合体構造について紹介する。一つはHIV-1プロテアーゼ/KNI-272複合体で、もう一つはエラスターゼ/FR130180複合体である。前者では反応中間体における触媒残基の解離状態を、後者ではセリンプロテアーゼの反応中間体において形成されるオキシアニオンホールの状態を、いずれも水素原子を含む全原子レベルで明瞭に明らかにした。本発表の最後において本装置の概要も併せて紹介する。
問合先 静岡大学大学院理学研究科生物科学専攻・天野豊己 
 E-mail: sbtaman@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



第62回生命科学若手セミナー
日 時 2013年9月20日(金) 17:00〜
会 場 静岡大学理学部B棟2階B211室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 広瀬 侑 (豊橋技術科学大学エレクトロニクス先端融合研究所)
演 題 『ゲノムからシアノバクテリアの光応答を読み解く』
 シアノバクテリアは酸素発生型の光合成を行う原核生物であり、680nm付近の赤い光に加え、470-640nm付近の青〜緑〜橙といった様々な波長を吸収して光合成を行う能力をもつものが知 られている。一部のシアノバクテリアは、緑色光と赤色光を吸収するアンテナタンパク質の組成を換える能力を持ち、この現象は「補色順化」と呼ばれている。補色順化は100年以上も前 から知られる古典的な光応答現象であるが、その分子メカニズムは最近まで不明であった。私は東京大学池内昌彦先生の下で、修士〜博士〜ポスドクの時代を通して、補色順化の光受容機構 とシグナル伝達経路の解明に取り組んできた。その結果、緑色光と赤色光を受容するフィトクロム型の光受容体が、転写因子のリン酸化/脱リン酸化を介して、光合成アンテナ遺伝子の発現を制御するという機構が解明することができた。
 本セミナーでは、最近の次世代DNAシークエンサーを使った研究内容についても紹介しつつ、シアノバクテリア研究の醍醐味を少しでも感じてもらえれば幸いである。
問合先 静岡大学大学院理学研究科・粟井光一郎 dkawai@ipc.shizuoka.ac.jp
静岡生命科学若手フォーラム事務局 gsbyf@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



第203回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2013年9月20日(金)15:00〜
会 場 静岡大学理学部B棟2階B212室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 長門石 曉 (東京大学大学院工学系研究科,創薬オープンイノベーションセンター兼任)
演 題 『溶媒化学から核酸と蛋白質の相互作用システムを捉える』
 DNAやRNAなどの核酸は、セントラルドグマにおける遺伝子情報の担い手のみならず、他の生体分子と相互作用することによって細胞システムの制御にも重要な役割を果たしている。その核酸の相互作用エネルギーには、水和やイオンなどの溶媒和変化が強く関与していることが知られている。したがって、核酸の相互作用特性には溶媒和状態に依存した関係性があると推察される。
 本講演では、溶媒化学の観点から核酸の新たな機能やシステムを明らかにするために行ってきた、主に蛋白質との相互作用について議論した研究をご紹介する。
問合先 静岡大学大学院理学研究科化学専攻・大吉崇文 
 E-mail: stohyos@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第79話
日 時 2013年9月12日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 原田 賢治 (静岡大学防災総合センター)
演 題 『津波、津波災害、津波防災について』
 津波は、地震や火山活動に伴う海底の隆起沈降運動により発生する水面波動の物理現象です。この津波が社会にもたらす負の影響が津波災害であり、対策として津波防災があります。これらを科学的に考えていきます。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



静岡大学グリーン科学事業の成果報告会
「未利用バイオマス のCO2削減・エネルギー・資源利用による低炭素循環型社会連携 - 文理融合型の新学際組織の構築 -」
日 時 2013年9月10日(火) 14:00-17:30
会 場 静岡大学静岡キャンパス共通教育A棟301室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
内 容
スケジュール
14:00〜  第一部 静岡大学研究者 8名 による成果報告
   1. 岡島いづみ(工学研究科化学バイオ工学専攻)
「亜臨界・超臨界水による大型藻類からの燃料生成技術」
ホンダワラなどの未利用大型藻類を原料に、亜臨界・超臨界水を用いて水素等の燃料ガス、油分等の燃料を生成する技術について紹介する。
   2. 木嵜暁子(理学研究科)
「植物 のバイオマス増加をめざして」
植物を資源として活かすために、植物全体のバイオマス増加、および貯蔵物質(主として種子貯蔵油脂)を増加させる課題に取り組んでいる。前者に関しては、フェアリーリング惹起物質によるユーカリ幼苗の成長促進のメカニズムの解明、後者に関しては、新規プロモーターを用いた貯蔵油脂増量の試みについての発表を行う。
   3. 二又裕之(工学研究科化学バイオ工学専攻)
「微生物燃料二次電池への挑戦」
微生物燃料電池は、有機性廃棄物(生ゴミや排水)を処理しつつ電気エネルギーを直接生産できる次世代型エネルギー生産装置であり、循環型低炭素化社会の構築に寄与できるシステムと期待されている。しかし、その発電効率の低さ故に実用化へは至っていないのが現状である。そこで本研究では、高効率化に向けた二次電池化への一環として、蓄放電物質を生成するバイオミネラリゼーションに関する研究について報告する。
   4. 平井浩文(大学院農学研究科応用生物化学専攻)・金原和秀(大学院工学研究科)
「白色腐朽菌を用いた木質バイオリファイナリーに関する研究」
高活性リグニン分解菌Phanerochaete sordida YK-624株のリグニン分解能を改善するとともに、同菌にアルコール発酵能、キシリトール生産能を付与した菌の分子育種に成功した。さらに、フラスコレベルのリグニン分解を再現可能なバイオリアクターの開発にも成功したので、併せて報告する。
   5. 小谷真也(農学研究科)
「サンゴ保全に向けた沖縄石サンゴ抗菌物質に関する研究」
近年、地球温暖化に伴い、サンゴの白化は重要な環境問題となっている。これ までの研究により、サンゴの白化は、病原性細菌の作用が大きいことが示唆されてきた。一方で、サンゴ組織が化学防御としての抗菌作用を持つことが示唆されてきた。そこで沖縄石サンゴを中心に抗菌活性試験を行い、その過程で新規抗菌物質の発見を行った。
   6. 上原隆司(創造科学技術大学院)
「植物プランクトンにおける富栄養化のパラドックス」
湖沼の栄養塩量が上がるとそこに棲む植物プランクトンの多様性が下がる「富栄養化のパラドックス」が知られている。本講演では栄養塩濃度とともに増殖速度が上昇する多種の植物プランクトンの空間競争を考えることにより、このパラドックスのメカニズムを考察する。結果から、自然の水域生態系では富栄養化によるバイオマスの増加は種多様性の喪失を生じる可能性が示唆された。
   7. 鈴木利幸(創造科学技術大学院)
「複合ストレス下における造礁サンゴの白化プロセス」
サンゴ礁に関する研究が進むにつれ、サンゴ礁は沿岸域における活発な生産の 場として重要性が認識されるようになってきた。近年、サンゴ礁の最も主要な生産者である造礁サンゴが、様々なストレスにより白化や病 気で減少、死滅してしまうことが問題になっている。そこでサンゴ礁の健全性・共生系に関して、白化現象の要因とその回復過程、あるいは白化が起こりにくい原因を明らかにすることを目的として研究調査を行ってきた。ストレス条件下でサンゴに共生している褐虫藻を観察し、これまで明らかになっていなかった白化のメカニズムを解明した。
   8. ニラウラ・モハン・プラサド(創造科学技術大学院)
「Effects of mild nutrient enrichments on the development of phytoplankton biomass in oligotrophic water」
We examined the effects of mild nutrient enrichments on primary production and biomass of phytoplankton in the oligotrophic seawater using incubation experiments.
16:30〜  第二部 招待講演
 演者  井上 勲 教授
(筑波大学生命環境系)
問合先 静岡大学創造科学技術大学院 鈴木 款 
E-mail: seysuzu@ipc.shizuoka.ac.jp
※事前の登録は不要です。

 ●リストのトップへ戻る●



静岡サイエンススクール サイエンス・サマープログラム2013
キャリアデザインワークショップ
日 時 2013年8月24(土)13:00-16:00
会 場 静岡大学理学部A棟2階理学部大会議室A209
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
対 象 静岡サイエンススクール受講生(中高生),一般(定員:約80人)
内 容  知っているようで意外と知らない理系の仕事。理系の仕事とはどのようなものか、どのような楽しさがあるのか、どうしたら理系の仕事に就けるのか、などについて三名の講師にお話しをしてもらいます。質問の時間もあるので、聞きたいことは何でも聞いてください。
 中学生および高校生を想定していますが、特に意欲がある方ならどなたでも結構です。保護者・学校関係者の参加も歓迎します。
プログラム
  • 13:00-13:05 開会の挨拶
  • 13:05-14:00 キャリアデザインワークショップ
    福田桂子 (静岡市環境局環境創造部)
    『清流の都・静岡 〜豊かな自然を未来へ〜』
     みなさんは、静岡が好きですか? どんな食べ物が好きですか? みなさんが暮らしている静岡は、山・森、里、川、海があり豊かな自然とその恵みがたくさんあります。この豊かな自然を次世代へ引き継ぐためどうしたらいいのでしょうか? 今回は、静岡市の環境行政を紹介しながらみなさんとどのような部分で関わりがあるのか紹介します。また、未来の科学者のみなさんへ行政からのお願いをしたいと思います。
  • 14:05-15:00 キャリアデザインワークショップ
    藤原健智 (静岡大・理・生物科学)
    『死海に住んでいる高度好塩菌の話』
     イスラエル・ヨルダン国境にある死海の水には、海水の十倍も濃い塩分が含まれています。「死の海」と呼ばれるのはそのためですが、普通の生き物は生きられないこんな場所にも、塩の大好きな微生物たちが住んでいます。この「高度好塩菌」についてお話しします。
  • 15:05-16:00 キャリアデザインワークショップ
    高橋真弓 (NPO静岡県自然史博物館ネットワーク)
    『蝶に魅せられて』
     東京1934年生まれの私は、三重県でトンボ、静岡では蝶の採集・観察に熱中しました。高校時代の関心事 “この蝶はなぜそこに棲むのか”に答えるのが生物地理学という生物学の一分野でした。富士山と南アルプスという問題に始まり、現在では富士山麓の“草原性蝶類”や南アルプスの“高山蝶”の起源を求めて極東ロシアやモンゴルなどへ出かけて採集・調査を行い、その結果から富士山麓や南アルプスの蝶が極東アジアの中でどのような位置にあるのかを調べています。生物地理学・分類学・生態学・自然史上の高い価値がある標本を保存するために進めているNPO静岡県自然史博ネットの活動についても紹介します。
問合先 静岡サイエンススクール運営委員会
〒422-8529 静岡県静岡市駿河区大谷836
Tel: 054-238-3080 Fax: 054-238-6351
E-mail: office@mirai-sss.jp

 ●リストのトップへ戻る●



静岡サイエンススクール サイエンス・サマープログラム2013
プレ・サイエンスワークショップ
日 時 2013年8月24(土)10:00-12:00, 13:00-16:00
会 場 静岡大学理学部A棟2階理学部大会議室A209など
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
対 象 一般(小学生〜成人:約80人)
内 容  やややさしい内容の科学教室です。実際に簡単な実験・観察・考察を体験することで自然科学に興味を持ってもらうことがねらいです。いくつかのブースを廻ってもらいます。ブース当たりの所要時間は20分から30分程度です。小学校5年生でも理解できる程度の内容ですが、大人でも楽しめます。中高生や保護者・学校関係者の参加も歓迎します。
  • 「算数数学パズル」 依岡輝幸(静岡大学理学部数学科)
     小学生・中学生からおとなまで。算数・数学の問題を用意しました。解けたら検定証書を発行します。親子でレッツ トライ!
  • 「味覚ふしぎ体験」 竹内浩昭(静岡大学理学部化学科)
     すっぱい、あまい、おいしい。ミラクルフルーツやギムネマはそんな味を変えてしまいます。超すっぱいはずの100%レモンジュースが甘味タップリ飲料に、砂糖が砂粒に、チョコレートが粘土に変わるなんて!? さあ、味覚のふしぎを体験してみましょう!
  • 「キャンパスミュージアム見学」 和田秀樹(静岡大学理学部地球科学科)
     白亜紀の生物化石と化学化石、オストラコーダという生物の微化石、地球最古の岩石や珍しい鉱物やめずらしい鉱物。静岡大学の博物館には貴重な資料が大切に保管され、研究のために使われています。普通では見られないようなものを見学できるチャンスです!   
問合先 静岡サイエンススクール運営委員会
〒422-8529 静岡県静岡市駿河区大谷836
Tel: 054-238-3080 Fax: 054-238-6351
E-mail: office@mirai-sss.jp

 ●リストのトップへ戻る●



静岡サイエンススクール サイエンス・サマープログラム2013
サイエンスワークショップ
日 時 2013年8月20(火)〜23(金)10:00--16:00
会 場 静岡大学理学部A棟2階理学部大会議室A209など
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
対 象 中学〜高校生(事前申込者:約20人)
内 容  講義と実験がセットになったもので、やや発展的な内容のものです。一日に一つのテーマを、8月20日(火)から23日(金)までの4日間、連続して行います。レポートを提出してもらい、希望者にはコメントをつけて返却します。定員は20人で、4日間すべてに出席できる方に限ります。対象学年は中学校1年生から高校3年生です。

 8月20(火) 第1回 「地震の波で地下を見る」
  生田領野(静岡大学理学部地球科学科)
 8月21(水) 第2回 「PCR法を用いた遺伝子検定」
  道羅英夫(静岡大学グリーン科学技術研究所)
 8月22(木) 第3回 「物理とは何か? 実験を通じて物理を理解しよう」
  生田領野(静岡大学理学部地球科学科)
 8月23(金) 第4回 「「もの」ができる仕組みについて」
  瓜谷眞裕(静岡大学理学部化学科)

※プログラム詳細・参加申込書は、こちらをダウンロードください。
問合先 静岡サイエンススクール運営委員会
〒422-8529 静岡県静岡市駿河区大谷836
Tel: 054-238-3080 Fax: 054-238-6351
E-mail: office@mirai-sss.jp

 ●リストのトップへ戻る●



第202回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時
(Date)
2013年8月1日(木) 15:00-16:30
August 1st (Thu) 15:00-16:30, 2013)
会 場
(Palce)
静岡大学静岡キャンパス・付属図書館6階会議室 ←★場所変更★
(Seminar Room on 6F in University Library, Shizuoka Campus, Shizuoka Univ.  ←★Changed★)
静岡大学浜松キャンパス・総合研究棟10階1005会議室 ←★場所変更★
(Seminar Room 1005 on 10F in Joint Research Laboratory, Hamamatsu Campus, Shizuoka Univ.  ←★Changed★)
 アクセス情報 Access Infomartion
演 者
(Speaker)
Professor Tomoyuki Tanaka
 (Centre for Gene Regulation and Expression, University of Dundee, UK)
演 題
(Title)
『Hidden functions of kinetochores: microtubule attachment and beyond』
The major research goal in my lab has been to elucidate molecular mechanisms of chromosome duplication and segregation in the cell cycle, using budding yeast as a model organism. Understanding the mechanisms for high fidelity chromosome duplication and segregation is expected to shed new light on the treatment and prevention of a variety of human diseases that are characterized by chromosome instability and aneuploidy. In my talk I will discuss the following topics.

1) Kinetochore-microtubule interaction generates a major force for chromosome segregation. We developed a novel assay to visualize the initial kinetochore-microtubule attachment and subsequent development of this attachment, leading to sister kinetochore bi-orientation (sister kinetochores interacting with microtubules from the opposite spindle poles). I discuss molecular mechanisms ensuring these processes, which are required for proper chromosome segregation in the subsequent anaphase.

2) The centromere plays multiple important roles in ensuring proper chromosome segregation. Not only does it promote kinetochore assembly for microtubule attachment, but it also supports robust sister chromatid cohesion at the pericentromeres and facilitates replication of centromere DNA early in S phase. However, it is still elusive how the centromere orchestrates all these functions at the same site. We have recently discovered a central mechanism by which kinetochores orchestrate early S-phase DNA replication and robust sister chromatid cohesion at microtubule attachment sites.

(講演は英語で行われますが、質疑応答は日本語が可能です。英国の研究室の現況も紹介していただけます。
This talk will be presented in English. Prof. Tanaka is very successful and famous in UK science and will also talk about the UK life. In addition to students who are interested in his work, Japanese and foreign students who are not familiar with this field but are interested in UK science are also welcome.)
問合先 静岡大学大学院理学研究科化学専攻・山本 歩 
TEL: 054-238-4762; E-mail: sayamam@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



第61回生命科学若手セミナー
日 時 2013年7月25日(木) 14:00〜15:00
会 場 静岡大学理学部B棟2階B212室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 藤岡 優子(微生物化学研究所)
演 題 『オートファジー始動の分子基盤 - タンパク質の構造から見える生命現象 -』
 オートファジーは、栄養飢餓などに応じて、細胞が自身の構成成分である細胞質やオルガネラをリソソーム/液胞に輸送し、 分解する現象であり、細胞の恒常性維持に働いている。我々はAtg1、Atg13、Atg17の構造学的、生化学的解析から、これまで に明らかになっていなかったオートファジー始動の制御機構を分子レベルで解明することに成功した。
 本セミナーでは自身の研究成果とともに、オートファジーの分子メカニズムについての最新の知見を紹介する。
問合先 静岡大学大学院理学研究科・丑丸敬史 sbtushi@ipc.shizuoka.ac.jp
静岡生命科学若手フォーラム事務局 gsbyf@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



第61回ティモシー・ムソー教授 講演会
チラシPDF
日 時 2013年7月23日(火) 13:30-15:30
会 場 静岡県男女共同参画センター あざれあ
 (〒422-8063 静岡市駿河区馬渕1-17-1,アクセス情報
演 者 ティモシー・ムソー教授(サウス・カロライナ大学)
演 題 『福島における動植物の変異とチェルノブイリとの比較 〜ツバメが教えてくれたこと〜』
 世界中でただ1人の科学者として、チェルノブイリで14年間ツバメの研究に携わってきたティモシー・ムソー教授は、自然界で同じところにいない鳥、ツバメに放射能影響が出ていることを発見する。それは一体何故なのか? そして3.11の原発事故から2年。福島のツバメにも異常が…。
自然から人類へのメッセージ。
放射能の遺伝への影響を警告する。
福島原発事故に関心のあるすべての人に聞いてもらいたい。
日本で始めて、ムソー教授が市民の前で講演します。
コメンテーター 芳賀 直哉(元・静岡大学副学長)
参加費 定員60名
 事前予約(大人500円、18才まで300円)
 予約なし(大人700円、18才まで300円)
申込方法
問合先
電話またはメールにて、事前ご予約をお願いします。
 TEL:090-5605-7046(担当:いわした) kyosintankai99@gmail.com
下記サイトの「お申し込み」からも申し込みできます。
 http://kokucheese.com/event/index/100366/
主催 春を呼ぶフォーラム
(共催:ワークショップルーム

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第78話
日 時 2013年7月18日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 清水扇丈(静岡大学創造科学技術大学院/理学部数学科)
演 題 『微分で遊ぼう』
 微分、2階微分、分数階微分、偏微分、弱微分などいろいろな微分の性質とその効用について考えます。後半ではミレニアム賞問題の一つであるナヴィエ・ストークス方程式について迫ってみたいと思います。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



第60回生命科学若手セミナー
日 時 2013年6月27日(木) 18:00-
会 場 静岡大学大学会館3階セミナールーム
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 大吉 崇文(静岡大学大学院理学研究科化学専攻)
演 題 『DNA局所構造によるエピジェネティクスの制御』
 1953年にワトソンとクリックによって明らかにされた遺伝子のDNA二重らせん構造は、今日の生命科学の基礎となっています。 さらにこの発見から半世紀たった2003年に、ヒトゲノム計画によりヒトがもつゲノムの塩基配列が解読されました。しかし、今日 に至ってもDNAの機能についてはわからないことが多く残っています。その理由の1つに、DNAは二重らせん構造だけでなく、様 々な局所構造を形成して、それぞれの構造に依存した機能を発揮しているからではないかと予想されています。
 本講演では最近見出しました、DNA局所構造の1つであるグアニン四重鎖構造とエピジェネティクスとの関係を紹介いたします。グアニン四重鎖構造は、細胞の寿命やガン化に関わるDNA領域が形成すると考えられているため特に近年注目されていますが、細胞内の機能についてはほとんど解明されていませんでした。今回新たな発見したグアニン四重鎖構造によるエピジェネティクスの制御は、この構造が抗ガン剤などの薬剤の標的として有用であることを示しただけでなく、今後の医学や薬学の発展に大きく貢献できると考えています。
問合先 静岡大学教育学部理科教育講座・雪田 聡 eayukit@ipc.shizuoka.ac.jp
静岡生命科学若手フォーラム事務局 gsbyf@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



静岡大学理学部講演会
日 時 2013年6月27日(木) 15:30-16:50
会 場 静岡大学理学部理学部大会議室A209
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 加藤 五郎(カリフォルニア州立工科大学)
演 題 『欧米で新しい理論を出すと言う事』
 数学なり物理学なり、20、21世紀には強力な理論がいくつも出来上がりました。例えば、数学における代数幾何学の場合は 尚更で、グロタンディエック流の言葉を身につけるのに大学院の日々の多くを使います。方法としての理論で問題を解いて行く (行こうとする)、これが20、21世紀の研究の仕方でしょう。しかし、身に付けた方法でまったく新しい理論を作りたい。これ は、科学をするものにとっての一つの夢、憧れかもしれません。それをやってみた体験談をお話しします。
問合先 静岡大学理学部理学部数学教室 田中直樹 sntanak@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



静岡大・理・数学科/院理・数学専攻学生向け 入門特別講義
日 時 2013年6月27日(木) 13:00-14:20
会 場 静岡大学理学部C棟C309室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 加藤 五郎(カリフォルニア州立工科大学)
演 題 『圏と層および超コホモロジーと導来圏』
 佐藤幹夫とA. グロタンディエックは、20世紀の解析学、代数幾何学において革命を起こしました。その影響は今も続いています。興味ある事は、この二人の数学者が30歳の時の1958年と言う年です。(これは A. アインシュタインで言えば、1905年のようなものです。)この二人によって、層の双対コホモロジー、D−加群論、導来圏、トポス、・・・と言った概念が生まれました。
問合先 静岡大学理学部理学部数学教室 田中直樹 sntanak@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



静岡大学グリーン科学技術研究所 第5回バイオテクニカルセミナー
日 時 2013年6月25日(火) 15:00-16:00
会 場 静岡大学グリーン科学技術研究所 研究支援室 遺伝子実験部(旧遺伝子実験施設) 1階セミナー室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
内 容 バイオラッド株式会社
 ・CFX96 リアルタイムPCRを使いこなす!
   実験構築のポイントセミナー FastPCR / ジェノタイピング / HRM実験にフル活用
 ・遺伝子定量のイノベーション 第3世代PCR 「Droplet Digital PCR」の紹介
  精度、感度に優れた絶対定量技術のアプリケーション
問合先 静岡大学 グリーン科学技術研究所研究支援室 遺伝子実験部 鈴木智大
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836
電話 054-238-5061 電子メール atsuzuk@ipc.shizuoka.ac.jp
URL: http://www.shizuoka.ac.jp/%7Eidenshi/

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第77話
日 時 2013年6月20日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 住吉光介(沼津工業高等専門学校)
演 題 『超新星爆発のメカニズムを探る』
  重たい星が進化したのち、最期には超新星爆発という華々しい現象が起こる。重力でつぶれた星が中性子星となり、外層は爆発に至る、そのメカニズムは何か。高温高密度の極限状態での爆発ダイナミクスを探る研究を紹介します。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



静岡大学グリーン科学技術研究所 第4回バイオテクニカルセミナー
日 時 2013年6月19日(水) 15:00-16:30
会 場 静岡大学グリーン科学技術研究所 研究支援室 遺伝子実験部(旧遺伝子実験施設) 1階セミナー室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
内 容 ライフテクノロジーズ株式会社
 本当にできる!! LCMサンプルからの遺伝子発現解析実験
問合先 静岡大学 グリーン科学技術研究所研究支援室 遺伝子実験部 鈴木智大
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836
電話 054-238-5061 電子メール atsuzuk@ipc.shizuoka.ac.jp
URL: http://www.shizuoka.ac.jp/%7Eidenshi/

 ●リストのトップへ戻る●



静岡大学グリーン科学技術研究所 第3回バイオテクニカルセミナー
日 時 2013年6月11日(火) 14:00-15:30
会 場 静岡大学グリーン科学技術研究所 研究支援室 遺伝子実験部(旧遺伝子実験施設) 1階セミナー室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
内 容 ロシュダイアグノスティックス株式会社
 ・リアルタイムPCR: LightCycler 480
 ・次世代シークエンサー: GSジュニアシステム
問合先 静岡大学 グリーン科学技術研究所研究支援室 遺伝子実験部 鈴木智大
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836
電話 054-238-5061 電子メール atsuzuk@ipc.shizuoka.ac.jp
URL: http://www.shizuoka.ac.jp/%7Eidenshi/

 ●リストのトップへ戻る●



静岡大学グリーン科学技術研究所 第2回バイオテクニカルセミナー
日 時 2013年6月4日(火) 14:00-15:00
会 場 静岡大学グリーン科学技術研究所 研究支援室 遺伝子実験部(旧遺伝子実験施設) 1階セミナー室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
内 容 イルミナ株式会社
 ・次世代シーケンサーGAIIxを用いたRNAseq解析
   〜de novo アセンブルを用いたゲノム未知生物の転写産物の網羅と発現解析〜
 ・次世代シーケンサーMi seqのご紹介
   〜両末端250 bpの解析長・総解析3000万 リードを用いた様々なアプリケーション〜
問合先 静岡大学 グリーン科学技術研究所研究支援室 遺伝子実験部 鈴木智大
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836
電話 054-238-5061 電子メール atsuzuk@ipc.shizuoka.ac.jp
URL: http://www.shizuoka.ac.jp/%7Eidenshi/

 ●リストのトップへ戻る●



第59回生命科学若手セミナー
日 時 2013年5月31日(金) 17:00-
会 場 静岡大学大学会館3階セミナールーム
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 雪田 聡 (静岡大学教育学部理科教育講座)
演 題 『骨芽細胞分化および初期発生過程においてSUMO化修飾が担う役割』
 SUMO (Small Ubiquitin-related Modifier) 化修飾はユビキチンに類似したタンパク質翻訳後修飾である(下図参照)。これまでの研究から、SUMO化修飾は様々なタンパク質の活性や細胞内局在を制御し、細胞内のシグナル伝達や細胞周期などに重要な役割を担っていることが明らかになってきている。特に、多くの転写因子がSUMO化修飾により活性の制御を受けていることが報告されており、Wntシグナル、BMPシグナル、TGF-βシグナルにおいて転写因子として機能するTcf/LEFやSmad4もSUMO化修飾の標的タンパク質である。


 私は培養細胞とアフリカツメガエルを用い、前述の細胞内シグナル伝達によって制御される骨芽細胞分化および初期発生過程での形態形成におけるSUMO化修飾の役割について研究を行ってきた。特に、SUMO結合酵素(E2)やSUMO-1タンパク質の機能阻害および脱SUMO化酵素の過剰発現によってSUMO化修飾を阻害した場合の骨芽細胞分化、形態形成への影響について検討を行ってきたので紹介させていただきたい。
問合先 静岡大学大学院理学研究科・大吉崇文 stohyos@ipc.shizuoka.ac.jp
静岡生命科学若手フォーラム事務局 gsbyf@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



静岡大学ナノバイオ科学プロジェクト成果報告会
日 時 2013年5月30日(木) 14:00〜
会 場 静岡大学静岡キャンパス共通教育A棟205号室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
内 容
スケジュール
14:00〜16:25 第一部 静岡大学ナノバイオ科学研究者8名による成果報告
14:00〜14:15 平成24年度会計報告、平成25年度計画の報告など
14:15〜14:45 第I分野報告(河岸担当)
 14:15〜14:30 丑丸敬史
「キノコ由来のアンチエイジング化合物のスクリーニング」
 14:30〜14:45 間瀬暢之
「植物細胞中における香気成分生成過程の可視化を指向した量子ドットプローブ合成」
14:45〜15:15 第II分野報告(朴担当)
 14:45〜15:00 岩田太
「ナノピペットを用いた微小量滴下技術の開発」
 15:00〜15:15 董金華
「機能性ナノ粒子の創出及びインフルエンザウイルス検出法の開発」
15:15〜15:25 Coffee Break
14:45〜15:15 第III分野報告(朴担当)
 15:25〜15:40 加藤竜也
「カイコを用いたインフルエンザウイルス由来ヘマグルチニンの発現」
 15:40〜15:55 Deo Vipin Kumar
「Packaging nanomaterial Virus like Particles (VLPs) displaying short chain fragments (scFvs) with fluorescent dye」
15:55〜16:25 第IV分野報告(小林担当)
 15:55〜16:10 山中正道
「両親媒性分子の自己集合による超分子ヒドロゲルの形成」
 16:10〜16:25 三井正明
「単一分子分光による有機ナノ発光材料の光物理と光安定性の解明」
16:35〜17:15 第二部 招待講演
 演者 民谷 栄一 教授
(大阪大学大学院工学研究科 応用物理学)
 演題 「ナノテクノロジーとバイオデバイス」
 要旨  ナノ構造の特性を利用したバイオデバイスの研究動向について演者らの研究を中心に紹介する。特に、局在プラズモンナノ 金属、ナノカーボン電極を用いたナノバイオセンサーや表面増強ラマン分光による細胞イメージングなどナノテクノロジーのバイオテクノロジー分野への展開について紹介する。
18:00頃〜 情報交換会(交流会) : 静岡市内(希望者)
PDF 
問合先 静岡大学グリーン科学技術研究所 朴龍洙 
E-mail: acypark@ipc.shizuoka.ac.jp
Tel 054-238-4887

 ●リストのトップへ戻る●



静岡大学グリーン科学技術研究所 第1回バイオテクニカルセミナー
日 時 2013年5月28日(火) 15:00-16:00
会 場 静岡大学グリーン科学技術研究所 研究支援室 遺伝子実験部(旧遺伝子実験施設) 1階セミナー室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
内 容 ライカ マイクロシステムズ株式会社
 1.最新の共焦点レーザー顕微鏡技術と超解像イメージング技術のご紹介
 2.レーザーマイクロダイセクション技術の応用
PDF 
問合先 静岡大学 グリーン科学技術研究所研究支援室 遺伝子実験部 鈴木智大
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836
電話 054-238-5061 電子メール atsuzuk@ipc.shizuoka.ac.jp
URL: http://www.shizuoka.ac.jp/%7Eidenshi/

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第76話
日 時 2013年5月23日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 山中正道(静岡大学理学部化学科)
演 題 『固体?液体?ゲルのはなし』
 ところてんからソフトコンタクトレンズまで、我々の身の回りには沢山のゲルが存在します。でもゲルってなんなんだ? 身の回りのゲルから最先端のスマートなゲルまで、様々なゲルについて紹介します。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



公開講演会
日 時 2013年4月26日(金) 15:00〜
会 場 静岡大学農学部B棟207号室
演 者 佐伯 茂(大阪市立大学大学院生活研究科 生体情報学分野)
演 題 『リポ蛋白質受容体ファミリーによる生体機能調節』
 低密度リポ蛋白質(LDL)受容体は、細胞内へのLDLのエンドサイトーシスを担い、LDL受容体に遺伝子異常があるとLDLが細胞内に取り込まれず、高コレステロール血症が生じる。このようにLDL受容体はコレステロール代謝の中心を担っているが,近年、LDL受容体と構造が類似した複数のリポ蛋白質受容体ファミリーがクローニングされ、リポ蛋白質受容体が想像以上に多様な生命現象に関与することが明らかとなった。本講演会では,リポ蛋白質受容体を介する生体恒常性の維持機構に関して、最近の知見を交えて概説する。
(先生は以前,静岡大学農学部に在籍しておられました。)
問合先 静岡大学農学部 河岸洋和
電子メール:achkawa@ipc.shizuoka.ac.jp
Tel 054-238-4885

 ●リストのトップへ戻る●



公開講演会
日 時 2013年4月22日(月) 17:50-19:20
会 場 静岡大学人文社会科学部6F大会議室
演 者 菱山 豊(文部科学省振興局振興企画課長)
演 題 『科学技術研究の推進と生命倫理 - iPS細胞研究支援の経験から - 』
菱山 豊 先生は京都大学iPS細胞研究所の「生みの親」とも言える存在で、iPS細胞研究支援の実質的責任者でした。
2010年2月に1度本学でご講演頂いています。

プロフィール
・1985年東京大学医学部保健学科卒業。同年科学技術庁に入庁。
・2001年1月から文部科学省研究振興局ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室長として、ヒトES細胞、ヒトゲノム解析、ヒトクローン技術等に関する倫理指針や、遺伝子組み換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律案の作成に関わる。
・2007年1月-2009年6月ライフサイエンス課長、2009年7月-2010年7月文教施設企画部計画課長。iPS細胞・再生医学、脳科学、ゲノム、タンパク質、植物の研究、創薬への橋渡し等に関するライフサイエンス政策の立案・実行に従事。 ・2010年8月より科学技術振興機構経営企画部長
・2012年4月1日より文部科学省研究振興局振興企画課長
・2013年4月1日より文部科学省大臣官房審議官(研究振興局担当)

著書
・ライフサイエンス政策の現在 - 科学と社会をつなぐ,勁草書房,2010年
・生命倫理ハンドブック - 生命科学の倫理的、法的、社会的問題,築地書館、2003年

ポスターPDF
主 催 静岡大学大学院 人文社会科学研究科 臨床人間科学専攻
共 催 静岡大学人文社会科学部・臨床人間科学専攻
問合先 静岡大学大学院人文社会科学研究科 松田 純
電子メール:jftmt.jun@gmail.com

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第76話
日 時 2013年5月23日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 山中正道(静岡大学理学部化学科)
演 題 『固体?液体?ゲルのはなし』
 ところてんからソフトコンタクトレンズまで、我々の身の回りには沢山のゲルが存在します。でもゲルってなんなんだ?身の回りのゲルから最先端のスマートなゲルまで、様々なゲルについて紹介します。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第75話
日 時 2013年4月18日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 石橋 秀巳(静岡大学理学部地球学科)
演 題 『マグマ ーその物性と火山噴火についてー』
 マグマとは岩石が熔けて生じる流体で、これが地表に噴き出す現象が火山噴火です。このマグマとは、どのような性質を持つ物質なのか?マグマの 物性が火山噴火に及ぼす影響は?最近の実験の成果をふまえて紹介します。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第74話
日 時 2013年3月21日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 田部 道晴(静岡大学電子工学研究所)
演 題 『究極の小型スイッチ「原子トランジスタ」』
 私たちは普段、ケイタイなどの電子機器を当たり前のように使っていますが、その中の主要部品である「トランジスタ」を意識することはほとんどありません。しかし、このトランジスタは小型化が進み、とうとう1個の原子がその特性を決めようとしています。この原子トランジスタへの挑戦についてお話します。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



第14回 静岡ライフサイエンスシンポジウム
 「エネルギー、環境問題に立ち向かう微生物のパワー」
日 時 2013年3月16日(土) 09:00-17:00
会 場 静岡大学 大学会館3階大ホール
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,交通アクセスキャンパスマップPDF, キャンパスマップJPG
プログラム  09:00-  受付
 09:20-  開会挨拶:
       大吉 崇文 (静岡大学/静岡生命科学若手フォーラム副代表)
 09:25-  主催者挨拶:
 09:30-  「光合成微生物シアノバクテリアによるバイオ燃料生産」
       粟井 光一郎 (静岡大学 若手グローバル研究リーダー育成拠点,JST・さきがけ)
 10:00  「静岡流!! 地下圏微生物を利用した地産地消エネルギーの生産」
       木村 浩之 (静岡大学 理学部,JST・さきがけ)
 10:30-  「有機物ー微生物ー無機物の反応:有機性廃棄物からの蓄発電に向けて」
       二又 裕之 (静岡大学 工学部)
 11:00-  ポスター発表1
 12:00-  昼休憩
 13:00-  ポスター発表2
 14:00-  「光合成生物の光応答戦略とそれを利用した物質生産系の確立」
       成川 礼 (東京大学大学院 総合文化研究科,JST・さきがけ)
 14:30-  「真菌によるバイオマンガン酸化物の形成とレアメタル回収」
       谷 幸則 (静岡県立大学 環境科学研究所)
 15:00-  休憩(ポスター賞投票締め切り)
 15:10-  「微生物は有害物質を分解したり放射性物質汚染バイオマスを減容化できる」
       金原 和秀 (静岡大学 工学部)
 15:40-  ポスター賞・研究奨励賞(高校生)授与式
 15:55-  開会挨拶:
 16:00-  交流会(静岡大学大学会館3階セミナー室,参加費1000円程度,学生は無料)
  • シンポジウム参加費は無料です。
  • シンポジウム終了後,「静岡大学大学会館3階セミナー室」にて交流会が開催されます(参加費1000円程度,学生は無料)。
  • 生命科学分野のポスター発表を募集いたします。申し込みの詳細は,静岡生命科学若手フォーラムホームページをご覧下さい。(演題登録締め切り:2013年2月8日(金)
主 催 静岡生命科学若手フォーラム,静岡大学 超領域研究会
後 援 静岡理工科大学
問合先 大吉崇文(静岡大学理学部)  E-mail:
   または
静岡生命科学若手フォーラム事務局  E-mail:

 ●リストのトップへ戻る●



静岡サイエンススクール STEP3 研究発表会
日 時 2013年3月9日(土) 13:30-17:00
会 場 静岡市産学交流センター(ビネスト)
静岡市葵区御幸町・伝馬町第一地区市街地再開発ビル 「ペガサート」6階 会議室
 アクセス情報
内 容 ステップ3の受講生による研究成果発表と質疑応答、講評
参加者 SSSステップ1〜3の受講者、受講者の保護者、学校教員、一般市民
プログラム
問合先 静岡サイエンススクール運営委員会
〒422-8529 静岡県静岡市駿河区大谷836
Tel: 054-238-3080 Fax: 054-238-6351
E-mail: office@mirai-sss.jp

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第73話
日 時 2013年2月21日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 依岡 輝幸(静岡大学理学部数学科)
演 題 『連続体仮説の過去・現在・未来』
 「実数はいくつあるのか?」という素朴な疑問から誕生した連続体仮説は数学の公理系から証明も反証もできません。一体どういうことでしようか? 対角線論法、不完全性定理、強制法など盛りだくさんの内容をお届けします。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



静岡大学農学部 公開セミナー
日 時 2013年2月1日(金) 15:30〜
会 場 静岡大学農学部B棟211室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 鎌倉 昌樹(富山県立大学工学部生物工学科・講師)
演 題 『ミツバチの女王蜂分化誘導因子ロイヤラクチンの発見』
 ミツバチは女王蜂と働き蜂からなる階級社会(カースト)を形成しており、幼虫の間に働き蜂が分泌するローヤルゼリー(RJ)を摂取した個体のみが女王蜂へと分化している。これまでにこの女王蜂への分化のしくみについてはまったく明らかになっていなかった。そこで、本研究においてミツバチの女王蜂分化誘導機構を解析した結果、RJ中に含まれる成分「ロイヤラクチン」が女王蜂の分化を誘導する因子であることを明らかにした。さらに、驚くべきことにロイヤラクチンをショウジョウバエに投与或いは過剰発現させた場合にも、女王蜂と同じような体サイズ、産卵数、寿命の増加が見られた。ショウジョウバエ及びミツバチを用いた詳細な解析から、ロイヤラクチンは上皮増殖因子受容体(EGFR)シグナルを活性化し、女王蜂分化を誘導していることが明らかとなった。これらの結果は、ロイヤラクチンがミツバチだけなく種を超えてハエにまで作用する因子であり、同じ遺伝子型をもつ個体を全く異なる表現型をもつ個体へと誘導するエピジェネティックな因子であることを示しており、ミツバチのように生育環境が形質を変化させるという現象が生物に普遍に存在することを強く示唆している。本講演では、ロイヤラクチンの生理的機能だけでなく、ロイヤラクチン発見までの経緯やこれまでの他のミツバチのカースト分化に関する研究との関連性も含め詳しく解説する。

この内容はNature(M. Kamamkura 473, 478-483)に掲載されたものです。
問合先 静岡大学創造科学技術大学院 河岸洋和
TEL : 054-238-4885
E-mail : achkawa@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



「若手グローバル研究リーダー育成プログラム」成果報告会
日 時 2013年2月1日(金) 13:00-17:30
会 場 佐鳴会館会議室(浜松キャンパス)
 (浜松市中区城北3-5-1,,アクセス情報
プログラム 1.学長挨拶
2.文部科学省挨拶
3.基調講演
 『「若手研究者の自立的研究環境整備促進」プログラムの現状と効果』
   独立行政法人科学技術振興機構科学技術システム改革事業
   プログラム主管 熊谷 良雄 プログラムオフィサー
4.事業報告
5.特別講演
 「ドーパント原子トランジスタの研究」
  電子工学研究所 田部道晴教授
6.成果報告
 「系統解析オーソログデータセット作成法の開発」
  堀池 徳祐 テニュアトラック助教
 「植物の化学防御機構におけるテルペノイド化合物」
  大西 利幸 テニュアトラック助教
 「新規圧電材料の開発」
  符 徳勝 テニュアトラック准教授
 「複数画像再構成による三次元光学顕微観察」
  臼杵 深 テニュアトラック助教
 「電子線励起ナノ光源を用いた高分解能光学顕微鏡の開発」
  居波 渉 テニュアトラック助教
懇親会を18:00から高柳記念未来技術創造館で計画しておりますので、ご参加いただける場合には、1月25日までに若手研究者支援室までご連絡願います。
 会費:2,000円
問合先 静岡大学若手研究者支援室長 金原正人
TEL・FAX : 053-478-1401
E-mail : omkimpa@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



サイエンスカフェ in 静岡 第72話
日 時 2013年1月31日(木) 18:00-19:30
会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
 (静岡市葵区御幸町3-21 ペガサート6階プレゼンテーションルーム,アクセス情報
演 者 青山 昭五(静岡大学理学部物理学科)
演 題 『神の粒子ヒッグス』
 ヒッグス粒子の発見に挑んだヨーロッパ 原子核研究機構(CERN@ジュネーブ)の大型ハドロン衝突加速器(LHC)の実験について現況レポートをします。ヒッグス粒子による素粒子の質量生成の超伝導メカニズムと小林-益川理論のCP対称性の破れを解説します。
問合先 サイエンスカフェ5代目店主 阪東一毅
〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係
 電話/FAX 054-238-4751 電子メール sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp  http://www.sci.shizuoka.ac.jp/sciencecafe/index.html  http://sciencecafe.eshizuoka.jp/

 ●リストのトップへ戻る●



第201回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2013年1月9日(水) 14:30-15:30 (※時刻変更)
会 場 静岡大学理学部B棟2階B212室
 (〒422-8529 静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 佐藤 豊 (名古屋大学大学院生命農学研究科)
演 題 『小分子RNAを介した植物ゲノムとゲノム寄生因子の攻防』
問合先 静岡大学理学部生物科学科 木嵜暁子 
 E-mail: sakozak@ipc.shizuoka.ac.jp

 ●リストのトップへ戻る●



超領域日中韓国際シンポジウム
「科学技術と人材育成の統合を目指して」
日 時 2013年1月7(月)-8日(火)
会 場 グランシップ10階会議室
プログラム
1月7日(月)
13:00〜13:05 開会挨拶(静岡大学長 伊東幸宏)
13:05〜13:15 国の政策について(内閣府参事官(資源配分担当))
13:15〜13:35 超領域研究推進本部について(統括 鈴木款)
13:35〜14:50 海外研究者講演(グリーン科学技術分野 3名)
 Dr. Li Fadong(中国科学院)
 Dr. Wang Lihong(浙江大学)
 Dr. Sunghoon Park(釜山大学校)
14:50〜15:15 静岡県立大学 鈴木隆 教授
15:30〜16:20 海外研究者講演(ナノバイオ科学分野 2名)
 Dr. Yuhong Xu(上海交通大学)
 Dr. Seok Jae Lee(国立ナノ総合ファブセンター)
16:20〜16:45 浜松医科大学 瀬藤光利 教授
16:45〜17:30 静岡大学研究者研究発表
1月8日(火)
10:00〜11:00 静岡大学研究者研究発表
11:20〜12:10 海外研究者講演(極限画像科学分野 2名)
 Dr. Jun Chen(中山大学)
 Dr. Soo Hyung Kim(釜山大学校)
13:30〜14:30 学生ポスターセッション
14:30〜15:30 県内企業講演
 浜松ホトニクス中央研究所 原勉所長
 スズキ株式会社 安藤真彦開発推進部長
15:45〜16:35 全体討論
16:35〜16:45 講評(本部長 碓氷泰市)
17:15〜19:00 意見交換会(レセプション)(グランシップ1階 レストラン)


ポスターPDF
主 催 静岡大学超領域推進本部
 責任者 統括 鈴木 款
 本部長 碓氷 泰市
申込・
問合先
静岡大学企画部企画課企画係
TEL: 054-238-4575/5059
電子メール:okenk@ipc.shizuoka.ac.jp

参加を希望される方は、以下の形式にて研究企画室宛(okenk@ipc.shizuoka.ac.jp)にお申込み願います。
 ★申込フォーム★
   1.氏名:
   2.所属・職名:
   3.研究分野 ( )アジア研究 ( )極限画像科学
         ( )ナノバイオ科学 ( )グリーン科学技術
   4.シンポジウム ( )両日とも ( )7日のみ ( )8日のみ
     参加学生数( )名 ※おおよその数でよいのでお書きください。
   5.意見交換会(1階レストラン) ( )出席 ( )欠席
     ※教職員 3,000円、学生 無料
     参加学生数( )名 ※おおよその数でよいのでお書きください。
   6.学生ポスターセッション ( )希望する ( )希望しない
     希望する場合は、別紙様式の提出をお願いする形となります。

 ●リストのトップへ戻る●






Copyright 1996-2013. H.-A. Takeuchi. No reproduction or republication without permission.
[ This home page is maintained by H.-A. Takeuchi (sbhtake@ipc.shizuoka.ac.jp).  since 11/15/2012 ]
[ ]


静岡大学理学部生物学教室のホームページ へ
静岡生命科学懇話会のホームページ へ



生命科学関連リンク集 へ
生命科学関連イベント情報リンク へ
生命科学関連のイベント掲示板 へ