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トップページ > 緩和ケアに関する情報 > 乳ガンの早期発見の勧めと乳房再建術

乳がんの治療

■手術治療

  • 胸筋合併乳房切除術
    乳がんが進行して胸筋までがんがある場合に大胸筋や小胸筋および周囲のリンパ節まで広範囲にとる方法です。
  • 胸筋温存乳房切除術
    大胸筋をとらずに小胸筋と乳房とわきの下や鎖骨の下のリンパ節をとる方法と大小胸筋をとらずに乳房とわきの下のリンパ節をとる方法があります。
  • 乳房温存術
    わきの下のリンパ節と乳房を部分的にとる方法です。
  • センチネルリンパ節生検
    リンパ節にがんがあるかどうかを知る方法として、行われています。必要以上に手術で取らないために行います。
    がんの周囲にリンパ管に取り込まれる色素を注射する方法と放射性物質を注射してガンマ線検出器を使う方法があります。

    *合併症等がなければ一般的に手術後10〜14日間で退院できます。

■内分泌(ホルモン)療法

  • 女性ホルモン(エストロゲン)に依存して発生増殖しているタイプの乳がんの場合、ホルモン療法の効果が期待できます。
  • 閉経前と後では基本的に使用する薬剤の種類が異なります。
抗エストロゲン剤 エストロゲンの作用を阻害する薬剤
エストロゲン産生阻害剤 エストロゲンの産生を阻害する薬剤
LH−RHアゴニスト
アロマターゼ阻害剤
ホルモン療法で使う薬

■化学療法(抗がん剤治療)

  • 抗がん剤は口から飲む方法と注射をする方法があります。
  • 手術前にがんを小さくする目的で行ったり、全身病といわれる乳がんの手術後に補助的な治療として行ったり、再発・転移の治療として行ったりします。
  • 乳がんの化学療法は数種類の抗がん剤を組みあわせて行うのが通常です。抗がん剤には抗がん作用とともに副作用があります。副作用対策を十分に行うことが大切です。
エンドキサン 出血性膀胱炎・造血機能障害
アドリアシン 造血機能障害・脱毛・吐気嘔吐・心筋障害
ファルモルビシン アドリアシンと同じだが白血球の減少、脱毛、心筋障害がアドリアシンより少ない
メトトレキサート 口内炎・造血機能障害
5−FU 下痢・吐気嘔吐・口内炎
ゼローダ 下痢・皮膚症状(手足症候群)
タキソール
タキソテール
造血機能障害・末梢神経障害・食欲不振
全身倦怠感・浮腫
化学療法に用いられる主なお薬と副作用

■抗体療法とビスホスホネート療法

  • 従来の化学療法やホルモン療法と異なるモノクローナル抗体療法としてトラスツズマブ(ハーセプチン)があります。乳がんの20〜30%がもっているHER−2という遺伝子蛋白質に結合して乳がんの増殖を抑えます。
  • 骨転移に対して、ビスホスホネート製剤を使用し、症状の緩和と合併症の予防を行います。

■放射線治療

  • がんには放射線が効くタイプとそうでないタイプがあります。乳がんは一般的に効くタイプに分類されています。しかし治療できる腫瘍量が限られていますので、手術療法と併用するのが一般的です。
  • 乳房を温存する手術では、残った少量のがん細胞を破壊するために行われます。
  • また、わきの下のリンパ節にがんがある場合放射線で治療する場合もあります。

 

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