会長挨拶
年もあらたまり、新たな年に新たな目標に向かって少しずつではありますが、進んでいければと考えています。
さて、本年の目標はと考えると、今後如何に井上式人迎気口診を継承し 発展させていくべきか、つまり、井上先生の意思をよりどころとしてこれからも臨床に結びつけた方途を発展的に模索していく、その道筋はつけなければならないと考えるところです。
所謂経絡治療の現在を見ますと、湯液の証というものを取り入れ、脉診によって診断し、本治法・標治法という施術概念を鍼灸において確立した先生方が亡くなられるに従って、当初から異なっていたとはいえ、その診断方法から施術方法までが四分五裂と広がりを見せています。
そのような意味では、井上雅文先生が亡くなられた今、他において井上式人迎気口診の広がり、発展は仕方のないことであると考え ますし、いろんな人が取り入れるという意味では歓迎するところでもあります。
2010年1月7日 古典鍼灸研究会(付脉学会) 会長 樋口陽一
◆ 新規掲載 ( 2010年1月 )◆
講演・論文:石田秀実先生「現代日中伝統医学の差異はどのようにして生じたのか」 (1995年 於古典鍼灸研究会55周年記念)→講演録を読む