東日本大震災及び地震による津波と福島第一原子力発電所事故に被災された方々にお悔やみ申し上げますとともに、速やかな復興を祈念いたします。



会長挨拶


  最近のテレビCMは、薄毛・禁煙等、何でもお医者さんに相談するように、というものが増えています。片や新聞では、あっちの病院へ行ってもこっちの病院へ行っても原因がわからなかったり、手術の結果や治療の経過が思わしくなかったりして、何年も経過してようやく良い先生にめぐり合ったといった患者さんの記事を目にします。
 先日の新聞では、「眼瞼けいれん」のひとつに目が自由に開けられない運動障害があり、治療はまぶたにボツリヌス毒素を注射するのが基本、重症なら手術、というような記事を読みました。
 中国伝統医学の古医書では、このような場合「傷風(ふうにやぶられる)」「中風(ふうにあたる)」という考え方があります。また、尺澤や翳風というツボが良いということが書かれてもいます。もちろん眼瞼が自由に開けられないもの全てに、尺澤や翳風が効果があるとは思いませんが、切る前に試してみるのも良いのではないかと、そして、もうひとつの医学(術)をもう少し知ってもらえればと感じながら記事を読み終えました。


2013年2月
古典鍼灸研究会(付脉学会)
会長 樋口陽一