2005年9月号 / 2005年11月号 / 最新号

こだまの世界

2005年10月号

You tell me it's the institution.
Well you know,
You better free you mind instead.

---The Beatles


主な話題


01/Oct/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夜中

お昼に起きて大学へ。 夕方まで『思想』の「メタ・バイオエシックス」特集の合評会に出る。 夜、一次会に参加して帰宅。焼き鳥屋だったため、 ビールばかり飲んでいると酔っぱらう。

2003年の今日、現職に就職したようだ。 今日で2周年か。がんばろ。

今日は早く寝て明日早起きしよう。仕事をせねば。

今日のニュース


02/Oct/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夕暮れ

お昼前に起きて、お昼ごろに散髪。お昼はハンバーガー屋の出前。 昼下がり、つい昼寝をしてしまい、夕方に大学に来る。堕落だ。

イチローは今年も3割。オレもがんばろう(と、去年も書いている)。

夜中

明日の研究会のまとめを作成してから某丼屋でびんとろ丼大盛。 散歩をして研究室に戻ってくる。

いつもより少し早くまとめができているのは、 他に〆切があるから。とりあえず、科研の書類を作らねば。

ハードディスクのフォルダに見る研究状況

コンピュータのハードディスク内のフォルダの作り方で、 自分の頭がどのように整理されているかがいくらかわかる。 たとえば、\homeというフォルダの下位分類として、 現在主要なものは\benthamと\bioethicsと\2005。 今の研究が(1)benthamと(2)bioethicsと(3)その他に分かれていることがわかる。 たぶん、フォルダの中のワードファイルの文字数などを数えると、 エフォート率もだいたいわかるだろう。 (1)benthamと(2)bioethicsは、若干重なるところがあるので (功利主義とか、global justiceとか、公衆衛生とか)、 二重人格にならずに済んでいるが、 もうちょっと分裂しなくてすむよう研究計画を立てたい。

真夜中

科研費の書類作成。パスワードが見つからず、1時間ほど難儀する。 結局(当然ながら)完成せず。

帰宅。エアロの`Love in an Elevator'を聞きながら、 高校のときに聞いた大御所のアルバム(Steel Wheels, Pump, Guitar Shop) が今だに良く聞こえるのは、アルバムの質が高かったからか、 単にその当時よく聞きこんだからか、などと考える。答は出ず。

「国家(政府、与党)はアプリオリに悪だから、 国家がやることにはすべて反対しなければならない」とか、 「科学の進歩はアプリオリに人間に悲劇をもたらすから、 科学の進歩にはすべて反対しなければならない」とか、 多かれ少なかれそういう風に考えている人も世の中にはいるようだ。 国家性悪説、科学性悪説と名付けておこう。自分はどうか。 国家とか政府とか与党といっても、結局は個人の集まりだから、 個人に関して性悪説を取ることなしに国家性悪説を取ることはできないと 思うんだが、「いやいや、甘いよ君、集団はそれを構成する個人とは 別個の意思を持つんだから。群衆心理を見たまえ。 だから、いくら良い人々が集まったって、国家という機構は 邪悪な意思を持って働くんだよ」 と言われるかもしれない。こういう人は、 心理的利己説を取る人のように、国家の一見して良い行いについて、 すべてシニカルな説明を付けるんだろう (心理的国益説--国家は国益に反する行為をなしえないとする考え)。 世界観が違うということで、袂を分かつべきか否か。 いや、なぜそのように世界観が異なるのかが気になる。メモ。

今日のニュース


03/Oct/2005 (Monday/lundi/Montag)

昨夜は夢ばかり見て浅い眠りだった気がする。 精神的に追いつめられているからか、あるいは昨日寝すぎたせいか。

さて、今日も一日がんばろう。

朝から某ベンタム勉強会。 国際関係における経済の話と、人間の安全保障の話と、 ベンタムとペイリーの話。 勉強になる。

お昼は某13階の某イタメシ屋。 勉強会のあとは、 喫茶店で少し相談。 今後のベンタム研究について。 科研もあるし、個人的には今後どういう方向で研究すればいいかなあ。

96年の日記にもあるように、 元々はニーチェについて勉強したくて 京大文学部を目指したように覚えている。 最近また読んでるが、 やはり高校生のときに『ツァラトゥストラ』に衝撃を受けたようだ。 某駅前の本屋さんに岩波文庫のこの本がなかったり、 あるいは岩波ではなく世界の名著の訳を手にしていたりしたら、 京大には来なかったかもしれない。 それでベンタム研究者(兼、生命倫理学研究者)になってるんだから、 不思議なものだ。

1997年の日記に、「平和学なんてないのに、 なぜノーベル平和賞なんてあるんだ」と書いてあるが、 平和学というのはちゃんとあるようだ(Wikipedia: 平和学)。追記。

1998年の日記に電子書籍について記述があるが、 これも今どうなってるのか、調べてみないとなあ。 ホテルや飛行機などでも無料で貸し出したりしているそうだから、 きっとずいぶん便利になったんだろう。 目が痛いときや寝る前など、目で読むのが面倒なときがあるので、 音読機能が充実してたら買うけど、どうなんだろう。

真夜中

夜、プールで2キロ少し泳いでから、某カレー屋でカキフライカレー。 駅前で少し買物をしたあと、飛んで火に入るマンガ喫茶。 ストレス解消というかガス抜き。

夜中に外に出ると小雨。研究室に水泳具一式を置いてきたので、 取りあえず取りに来る。明日こそ科研の書類を完成させねば。

真夜中2

帰宅。

真夜中3

岩波文庫の『ツァラトゥストラ』から。

劇務や、スピードや、新奇なものや、異常なものをこのむあなたがた全部--- あなたがたは自分自身の始末に困っているのだ。あなたがたの勤勉は逃避であり、 自分自身を忘れようとする意志なのだ。
あなたがたが、もっと人生を信じていたら、これほど瞬間に身をまかせる ことはあるまい。だが、あなたがたは、待つことができるだけ充実した内容を、 自己のなかに持ちあわせていないのだ、---それで、怠惰にさえもなれない! (74頁)

人間の存在はぶきみであり、依然として意味がない。(28頁)

今日のニュース


04/Oct/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼前

起きる。寝てる間にも仕事がたまっていく…。

お昼すぎ

洗濯。お昼は同僚の某氏と支那そば。

なんか眠い。少し体調が悪いのだろうか。

昼下がり、某テキストIIの相談のミーティングと、 某中間評価についてのミーティング。 夕方から某勉強会。日本の生命倫理学の歴史の話と、 遺伝子例外主義について。勉強になる。

つかれたが、科研費の書類を書かねば。

夜2

椅子に座って一瞬寝る。

Katie MeluaのOn the Road AgainというDVD、 自宅のPCでは見れなかったので、大学に持ってきてみたが、 研究室のPCでは問題なく見られる。録音が良いせいか、 エラく質の高いコンサートをやっているように聞こえる。

夜3

某丼屋で夕食。そのあと、某スタバで新聞。

死刑囚ドナーについてメモ

産経が移植医療の連載をしているが、 また死刑囚ドナーの話を取り上げていた。

「確かに死刑囚をドナーにするのは、倫理上の問題が残る」
「だが、それでも患者は救える」
「それに倫理はその時代やその国、その地域で変わる」
移植する臓器がなければ、死という道しか残されない患者。 倫理か、命か--。医師にとっても、厳しい選択だ。
(産経新聞2005年10月4日)

もし、死刑囚をドナーにすることが、いわゆる人権に反しているとするなら、 このような臓器移植は人権侵害の上に成り立つものだと言える。 法学の人はこのように言うかもしれない。

法や倫理に反した行為をしなければ、命が救われない場合に、どうすればいいのか、 というのは本当に深刻なジレンマだと思う。しかし、その場合に 「法や倫理はその時代やその国によって変わる」という理由から、 中国の死刑囚ドナーを使うことは「倫理的に」(?)OKだというなら、 少女売春を暗に認めている国に日本人男性が売春ツアーに行くこともOKだ、 ということになるだろう。 学者的に言えば、これは倫理的相対主義の問題として興味深いテーマだが、 一番の問題は、明らかにこのような理屈が言い訳として用いられていることだ。 「郷に入れば郷に従え」という主張は、 マナーのレベルでは通用するが、倫理ではどうか。 上の理屈から死刑囚ドナーを容認する人は、同じ調子で、 「ナチス・ドイツではユダヤ人を差別することは法律的にも許されていたから、 ユダヤ人差別は不正ではなかった」と言うのかどうか。メモ。

夜中

なかなかやる気がでず。

本当に人生は、いつ終わるかわからないマラソンのようだ。 このままでは、いつか全力で走ろうと思っているうちに終わってしまうだろう。

真夜中

とりあえず、科研の書類を書けるところまで書き、某先生にメール。 明日と明後日は、某学会のシンポの準備に当てないと、やばい。

そういえば、すっかり書き忘れていたが、先日、 某氏が訳された本を贈呈していただいたので、 宣伝がてらここに書いておく。 読んでコメントしてからと思ったのだが、 なかなか時間が取れないので、忘れないうちに。

真夜中2

帰宅。小雨が降っていた。

真夜中3

まだ起きてる。

「中産階級のアメリカ人にとって、 教育や職業の選択に対する打算的姿勢は本質的なものである。 この打算性が配偶者や友人や自発的団体の選択基準のなかにまで 入り込んでいることも珍しくない」(『心の習慣』翻訳181頁)。

反論されるかもしれないが、自分はあまり打算的でないと思っている。 そもそもあまり出世とかに強い関心がないからだと思うが (できるに越したことはないが)、 「出世のために役立つ友人を」とかそういうことは おそらく一度も考えたことがない。 打算的であることは徳だとは思わないので、 なるべくそうならないような性向を身に付けたいと思う。 また、寛容とか気前のよさとか、克己とか、 そういう徳も身に付けなければならない。 あと、ユーモアというか、いつでも物事を斜から見る習慣も。 Taking things not so seriously.

嫌いなもの: 独断、独善、自己陶酔。

ところで、「ナルシストである自分が好き」 という人は自己陶酔していると言えるだろうか。 「自己陶酔」の定義次第だろうが、どうもそれは自己陶酔ではない気がする。

そう考えると、どうも、reflectiveでないのが嫌いなようだ。 即自的っていうやつ。 なぜ嫌いなのかを考えてみると、おそらく、 それは即自的なのは子供っぽいことであり、 成長した人間は対自的存在でなければならないと思っているからだろう。 即自、対自の使い方が間違っているかもしれないが、 言わんとすることはわかってもらえると思う(たぶん)。

今日のニュース


05/Oct/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼すぎ

朝起きて大学へ。雨。某勉強会。 日本における生命倫理の歴史について。

そのあと、同僚の某氏と某食堂へ。カキフライ定食。

寝不足でしんどい。

夕方

昼下がり、某学生の指導。

かなり疲れているのか、風邪を引きそうだ。 残念だが今日はプールはやめにして(明日、調子が良ければ泳ごう)、 帰宅して一度寝て、それから少しシンポジウムの準備をしよう。 いろいろ忙しいときに倒れると困るので、 大事を取らないとな。prudence.

というわけで帰宅。やっぱり寝不足だとイライラする気がするし、 精神的にもよくない。ちょっと寝てから勉強しよう。

某試問の通知が手紙で来る。 つつつ、ついにこの時がっ。

母上様
いよいよ試問の日が参りました。
けれども私は元気に逝って参りますから、 くれぐれもお体を大切になさって苦心して生還した時には 一層元気な御姿に接し得ることを祈っております。

「君なあ、不謹慎やろ、『きけ わだつみのこえ』(岩波文庫、22頁) からそういうパロディすんのは」

「す、すみません。ひええ」

「ついでやから言っとくけどなあ、わしはなあ、赤紙召集より怖いでぇ」

ブルブルブル(と聡は震えた)。

真夜中

よく寝た。ちょっと食事に行ってこよう。

真夜中2

ラーメン。そのあと、ついマンガ喫茶。 また夜更ししてしまい、意味がない。 ニュースを見たらもう寝よう。

メモ。快楽のパラドクス。 ミルの「私の、幸福があらゆる行動律の基本原理であり人生の目的である という信念は微動もしなかったけれども、 幸福を直接の目的にしないばあいに却ってその目的が達成されるのだと、 今や私は考えるようになった」。 同じことが、功利主義についても言える。 功利主義のパラドクスを解決するために、規則功利主義、 間接功利主義が考案された。 この二つはミルの中ではつながっていたのかもしれない。

「われわれは自らの快楽を追求している。直接的・意識的ではないとしても、 間接的・無意識的にはみながそうなのだ」。快楽を利益と置き換えてもよい。 「あらゆる行為や規則の正しさは、功利原理に照らすことによって決まる。 行為をするたびにつねに功利原理を用いて熟慮する必要はないし、 そのようなポリシーは功利主義的にも望ましいことではないが、 最終的にはすべてのことが功利原理によって正当化されなければならないのだ」。 また、「あらゆる制度はその功利性(有用性)によって説明される。 現在そのように見えなくとも、また人々がそのようには知覚していなくても、 その起源はかならずそうなのだ」。 功利原理に適っているかどうかはどうやってわかるのか。 やはり経験的な証拠に基づくのだろう。 そこが証明の仕様がない心理的快楽説とは異なるところか。以上メモ。

今日のニュース


06/Oct/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼すぎ

お昼前に起きる。よく寝た。

同僚の某氏と食事をしてから研究室へ。 某発表の準備をしなければ。

とりあえず、明日の新幹線の予約。

昼下がり

眠い。ネムイネムイ病か。肩も凝っているし、困ったな。 同僚の某氏らが行っているカイロプラクティックのお世話になるかなあ。

夕方、同僚の某氏にシンポの発表内容について相談。 いろいろ教えていただき、勉強になる。

ぼーっとしていると、あっという間に日が暮れてしまう。 シンポ用にスライドを作らないとまずい。

夜中

夜、水泳。50分で2キロちょい。もうちょっと目標を立ててがんばらないとな。

夜はベトナム料理。買物をして研究室に戻ってくる。 発表の準備をしなければ。

真夜中

まだ大学。もうそろそろ夜が明けるな…。

ようやくスライドがほぼ完成する。 とてもおもしろいものになったので、 乞うご期待。 こういう専門の研究に関係しないどうでもいい話だと、 結構おもしろく書けるんだよな…

早朝

帰宅。夜が明ける。

今日のニュース


07/Oct/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

なんとか起きる。さて、行かねば。

夕方

新幹線の中で。お昼に家を出たが、 インターネットで予約した新幹線に 数分遅れで間に合わないことがわかったため、 東京駅で電話してぎりぎりで予約変更。 さんくすJR東日本。

というわけで、30分ほど遅れて出発。 車内では三日分の新聞を読み、 駅弁を食べる。駅弁は競争が激しいせいか、 どれを食べてもそこそこうまい。 持ってきたiPod miniは1時間ほどでバッテリーが切れる。 これでは使えない。 東京に戻ったら銀座に行って交換してもらおう。 今は昔買ったRavemetalのモノを使っている。 こっちの方がリチウム電池が持ってよい。 予備の電池もあるし。

新幹線に乗ってから、 データを入れたフラッシュメモリを自宅に忘れてきたことに気付く。 まあ、念のために自分宛てにデータをメールしていたので、 ホテルに行けばなんとかなるのだが。 しかし、もうちょっと気をつけないといかん。

名古屋から京都まで寝る。 京都から大阪までは外を眺めていた。 なつかしいというか、見なれた風景というか。 夕暮れ時で、小雨も降っていたので、 なんだか感傷的になった。

『自省録』でも持ってくればよかったな。 哲学は精神の健康を保つための薬でもある。 いや、まあ、こういう風に書くことも癒しなんだろうけど。 頭の中に考えが混沌としているのは良くないことで、 精神の健康を保つためにはできるだけ文章にしてみるべきだ。 日記セラピー。とかなんとか。

夕方2

岡山着。駅の構内で迷う。どうも岡山には初めて来たらしい。 繁華街のある東口とは逆の西口の、少なからずさびれたホテルヘ。 安いので岡山のホテルの相場はこのくらいかと思ったら、 やっぱりちょっと質の落ちるホテルだった。まあ、 LANが入っていればどこでも生きていけるが。

駅前でも少し迷ったせいで、かなり汗をかいてしまった。 つかれたし、もう寝たい気分だが、 せっかく来たので初日(というか前夜祭)の学会に顔を出してこよう。

真夜中

夕方、バスで岡山大学へ。 てっきり高台にあるのかと思っていたが、平地にあった。 なんだかK大の旧教養の建物を思わせる薄汚れた建物の中で (悪口ではありません、念のため。医学部3号館もこんな感じです)、 二時間ほどワークショップを拝聴する。 某名誉教授もビジネス倫理の話をされていた。

その後、インフォーマルな懇親会。焼き鳥ばかり出てきて困った。 さらに、某助教授について駅前で二次会。 ワークショップに出たのは2時間、飲んだのは4時間…。 帰り、人通りの少ない岡山駅の地下商店街と西口への通路を通ってホテルへ。 なんか、いかにも犯罪が起きそうなんだけど…。

さて、寝ないと。


08/Oct/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

早起き。短い時間だったがよく寝た。

真夜中

今日のこと。


09/Oct/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

早朝

めずらしく早起き。 かなりの寝不足だが、アドレナリンが出ているのか、 今のところは大丈夫。帰りの新幹線で寝よう。

帰りの新幹線の中で。

朝、タクシーで岡山大へ。 少し早目に着いたので、 日当りのよいベンチでしばらくchill outしてから シンポジウム会場へ。

某「倫理学の現実(リアリティ)」という共通課題で、 お昼前に発表する。倫理学の現実と理想というような題目で、 学会主導の専門教育(クリティカル・シンキング や応用倫理学教育)の必要と、 「脳死」や「尊厳」や「ジェンダーフリー」に関する 学会による声明発表の必要とを主張した。

笑いは取れたが、 肝心の内容をどれだけ真剣に受けとってもらえたか。 まあ、ペーペーがいくら言っても説得力がないよなあ。 データも集めなかったし、実現性もあんまり考えなかったし。 でもまあ、こういうのが積み重なって、 少しでも学会が良くなればと思う。

シンポジウムが夕方に終了したあと、 某さんの車に乗せてもらって岡山駅へ。 そこでうろうろしていると、 某蜉蝣教授に出会い、 少し飲むことに。

カキフライ定食を食べたり、おいしい日本酒を飲んだりしてから、 新幹線の出発時刻が迫ってきたので、いとまを告げ、 おみやげを買って新幹線へ。ホームで千葉の某先生とお会いする。

さて、一眠りしよう。明日からは某論文の勉強をしないとな。

夜2

さきほど無事に帰宅。新幹線の中では最初の2時間、昏々と寝た。 相当疲れていたようで、 新神戸のあたりから名古屋までまったく目覚めなかった。 そのあと新聞。列車の一番前の座席だったので、コンセントもあるし、 足も伸ばせるしで快適だった。

帰ってきてシャワーを浴びると生き返った。

パキスタンがひどいことになってる。地震で死者が2万人近く。

真夜中

ひさしぶりに風呂に入る。

一昨日(金曜日)のニュース。

昨日(土曜日)のニュース。

今日のニュース


10/Oct/2005 (Monday/lundi/Montag)

昼下がり

祝日。お昼までよく寝る。小雨の降るなか、弁当を買いに行き、 自宅でもそもそと食べる。

昼下がり2

いろいろ荷物を抱えて大学へ。

女性専用車両は差別か

忘れていたが、先日(10月5日)の産経新聞の正論の、 「女性専用車両こそ性差別ではないか」という、 ひさしぶりに産経節(?)が炸裂した論考について考えたことを一言二言。

この人(慶應大学教授、阿川尚之)は、 女性専用車両に間違えて入った経験を、 かつて米国南部で白人専用車から追い出された黒人や、 真珠湾攻撃のあと収容所へ強制移住させられた日系米国人になぞらえて、 女性専用車両は違憲になる可能性があると示唆している。

一見するとおかしな議論だが、どこがおかしいのか。 もし、女性専用車両と白人専用車両とのあいだに 何らの道徳的に重要な違いが見い出されないなら、 たしかにこの人の言うとおり、 白人専用車両が不正であるのと同じで 女性専用車両も不正だということになるだろう。 しかし、二つの事例は本質的に同じものとして扱えるだろうか。

おそらく、重要な道徳的違いは、次の点にある。 白人専用車両は、黒人といると不快であるという理由から、 黒人を排除しているのに対し、 女性専用車両は、男性といると不快であるという理由からではなく、 男性といると(痴漢という形の)物理的危害を加えられる可能性が高いという 違いだろう。 不快というのも精神的危害だと反論されるかもしれないが、 これは誤った信念に基づく感情であることが、 少なくとも公的レベルでは認められているので、 精神的危害だということはできないだろう。

ところで、世の中には女性専用のトイレがあるわけだが、 それが白人専用車両のように差別ではないのはなぜだろうか。 (男性専用のトイレがあるからだ、と言われるかもしれないが、 居酒屋に行けば女性専用のトイレと、女性と男性の使えるトイレの二種類が あったりする)。 何か歴史的な理由がいくつかあるのかもしれないが、 理屈を考えれば、もし公共のトイレが男女両用だとすれば、 女性に対する犯罪が起きる可能性が高いからだろう。 男女に分かれていても、盗撮ビデオをしかけられるなど女性はたいへんであるから、 男女両用のトイレばかりになると、何が起きるかわからない。

というわけで、女性専用車両は、白人専用車両と異なり、 「危害を受ける可能性」という合理的な(もっともな)理由から 設置されているように思われる。

もう少し、見てみる。 「この(=女性専用車両という)措置は、すべての男性が痴漢という 犯罪行為に及ぶ危険があるという前提に基づいていると、 思わざるをえない」というのは、おかしいだろう。 すべてではなく、一部の男性が痴漢をするだけでも、 毎日一定数の女性が痴漢に会うのであれば、 女性専用車両の設置を考慮する理由になる。

「そもそも女性専用車両を設けないと、痴漢に好きなようにされてしまうほど 女性は弱いのか。そう考えるのは、かえって女性差別ではないか」。 これも女性一般、男性一般という枠組で考える発想に基づいている。 男性でも気の弱い人がいるのと同様、一部の女性は痴漢にあい、 一部の男性は痴漢をすることがこれまでにわかっている。 そして、これまでのところ、 他により有効な方法がないので、 その一部の女性を痴漢から守るために、女性専用車両を設置するということだろう。 「強い」女性は、普通の車両に乗ればよいわけで、 女性差別になるようには思えない。

まあ、こんなところか。反論歓迎。

夕方、銀座に出てアップル・ストアへ。 修理その他は2階のGenius Barで行なっており、 スタッフと相談するにはネットで予約しておくか、 店内のパソコンで予約する必要がある。 さいわい1時間待ちぐらいだったので、 予約してからしばらく近くのルノワールで新聞を読んで時間をつぶし、 1時間経ったころにもう一度足を運んだ。

iPod miniを買ったのは去年の10月16日だったようで、 まだ保証が効いていた (もっとも、Applecare Protection Planも購入していたので、 2年間保証があるのだが)。 スタッフに、バッテリが1時間ぐらいしか 持たないと伝えると、同型の新しいものに交換してくれた。 また、秋葉原で買ったリモコンも交換してくれた。 iPod miniはあと1年保証が効くので、もうしばらく大事に使うことにしよう。

ちなみに、店内のヘッドフォンは見たかぎりすべてがBOSEだった気がする。

マリアージュ・フレールで紅茶を少し買ってから本郷に戻ってくる。 さて、一息付いたら勉強しよう。

夜2

帰宅してカップラーメンなど。不健康。

昨日の新聞の、 特養老人ホームに住む認知症の女性(88才)の右足の指を、 窓から入ってきた猫がすべて食いちぎったという記事はむごいな。

真夜中

自宅でゆっくり読書。 Matti HäyriのLiberal Utilitarianism の第4章に、カプランのmoral expertの話が紹介されている。

お腹を壊す。部屋で半袖でいるには、少し寒くなってきたのか。 なかなか難しい季節だ。

早稲田の方から上の女性専用車両について詳しいコメントをいただいたが、 メールが文字化けしており、読めない部分がかなりある。 もう一度送ってもらえたらと思うのだが、 フォームを用いたものだったのですでにデータは消えているかもしれない…。

ドイツでCDUがSPDと大連立を組み、メルケルが新しい首相になったそうだ。 これでドイツも女性宰相が生まれた。日本ではいつ生まれるか。

真夜中2

上のメールはもう一度送っていただいた。さんくす。

しばらく勉強。ニュースを見たら寝よう。

真夜中3

クレジットカードの請求書を見ていたら、 ボーナスポイントの期限が一部切れていることに気付き、 ついでなのでオンラインで買物をする。 普段なかなか買わない、バスタオルと低反発枕を注文しておいた。

お腹が減ったので、ついご飯などをバクバク食べてしまう。 ついでに冷蔵庫の掃除。

真夜中4

さらにお腹を壊す。食べるんじゃなかった…。

今日のニュース


11/Oct/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼前

遅寝遅起き。いかん。しかも眠りが浅い気がする。肩こりも…。

今日は早く寝るようにしよう。

お昼すぎ

研究室へ。

首の付け根のあたりが痛いと思ったら、蚊に刺されていた。 玄関の外に出たあたりが一番危険なんだよな。 来年からは西ナイルウイルスに感染しないように、 もっと気をつけるようにしよう。

昼下がり

昼食は某弁当屋で買ってきた弁当を研究室で食べる。 そのあと、某教授と科研費の書類について相談。

いろいろとやばい。

真夜中

昼下がりから某ミーティング。 そのあと、某勉強会。徳倫理と、福利についての分析。勉強になった。

夕方、ジムで50分ほど泳ぐ。 それから帰宅して食事をして、少し寝る。 今から勉強。

真夜中2

と思ったが、遅々として進まず。やばい。

今日のニュース


12/Oct/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼前

朝起きて大学へ。某勉強会。よく寝たはずなのだが、 眠りが浅いのか、あくびを連発してしまう。

昼下がり

昼は同僚の某氏と蕎麦。そのあと、少しうとうとする。

科研費の書類。働けど働けど業績増えず。なんでだろ? もっと論文を書かないと生きていけない。

夕方

科研費の書類はとりあえず終わり。金曜日にもう一件あるが、 それは忘れて明日の準備をしよう。

心ある方から栄養ドリンクをいただく。めったに飲まないので、 効きすぎるんじゃないかと怖い。

Jamie Cullumの新作(Catching Tales)が届く。 いい感じ。

ぼーっとしている場合ではない。

モノサシについてだが、 なぜ伝統や判例をモノサシ(正・不正の基準)にするのかと言えば、 それがわかりやすく、みなに共有されている可能性が高いモノサシだからだろう。 モノサシは、計りやすいものである必要があると同時に、 なぜそれを使うべきかを説明できるものでなければならない。 他のものよりも計りやすいという事実それ自体が、 それを使うべき一つの理由になるが、 そのモノサシが行為の正・不正を正しく計っているかということも問題になる。 しかし、「正しく計っているかどうか」はどうやって確認できるのか。 直観と照らし合わせて?

夜2

煮詰まってきたので、某スタバでchill outしてくる。 そのあと、しばらく三四郎池のあたりをウロウロしてから、 購買部で弁当を買って研究室に戻ってくる。

三四郎池のほとりと、帰り道で考えていたこと。 オレも人並みに気分が高揚したり、沈んだりするが、 最近は音楽の助けを借りて意識的に沈んだ気分を元に戻すことがある。 このiPod miniなどのシャッフル機能というのは、 人々の気分にどういう影響をもたらしているのだろうか。 最近、気分の上がり下がりのサイクルが激しいのは、 このシャッフル機能に一因があるのでは…とか。 いずれにせよ、なんだか音楽にずいぶん気分が規定されている気がするので、 一度iPod miniの中身をすべて入れ替えてみよう、とか。

また、まったく別のことも考えていた。 「子曰、學而不思則罔、思而不學則殆」。 どうも最近は後半の「考えても勉強しなければ独断に陥って危険である」 の方に注意しなければならない気がする。 明後日の方向に暴走しないように気をつけよう、とか。 この論語の言葉とカントの「内容なき思惟は空虚であり、 概念なき直観は盲目である」 は言い回しがなんだか似ているな、とか。

さて、心も落ち着いてきたし、元気も出てきたので、 がんばろう。

国境なき医師団に少し寄付。 日本赤十字社オックスファム・ジャパンは 郵便振替だけのようなので面倒。なんとかしてくれないかな。

夜3

弁当を食べてお腹一杯になる。

あ、すでにアマゾンに 『入門・医療倫理I』 が掲載されている。 なんか名前が出てませんが、わたしも一応書いてます。 一家に一冊どうぞ。

夜中

眠い。

ひさしぶりに某先輩の『シジウィックと現代功利主義』を繙いてみる。 たいへん明快でおもしろい。 それに、昔と比べて、 何が書かれてあるのかがずっと良くわかるようになっている。 5年前にこれぐらいわかるようになっていればなあ。 I wish that I knew what I know now, when I was younger... まあ、過ぎたことはどうにもならないので、今からがんばれ。

真夜中

勉強中。心ある方から、栄養ドリンクをもう一本もらう。 飲みすぎで鼻血が出たり脳の血管が切れたりするんじゃないかと ちょっと心配。

メモ。ある活動それ自体を楽しむことと、 ある活動によって得られるもののためにそれを行なうこと。 つまり、内在的価値と道具的価値。 教養教育、あるいは大学教育に就職のための道具的価値しか 認められない人は不幸だ。それは、パズルを解くことに内在的価値を 認められない人のようなものだ。 大学でさえ知的好奇心を満たせないというのは、 学生にも問題があるが、社会や教育者にも問題があるんだろう。

自分を振り返ってみれば、昔から学校の勉強にある程度の内在的価値、 あるいは知的な満足感を得る方だった。 多くの人が道具的価値しか見出さないかもしれない予備校での授業も、 道具的価値とともに内在的価値を見出していたように思う。 つまり、予備校で勉強することそれ自体が楽しかったのだ。

まあ、そういう人が道を見誤って(?)研究者になっていくのだろうけど。

しかし、普段は、快を追求して生きているというよりは、 原稿の〆切などの「守らなければ苦痛が与えられるだろう事柄」 に駆り立てられて生きているよなあ。 そういう「苦痛を避けようとして生きる」というのじゃダメな気がするが、 どうもそういう生き方が少なくともここ5年ほどは続いているようだ。 もっと主体的に生きなければ。

あ、「結果はどうあれ、その過程にこそ価値がある」(たとえば、勝つことではなく、 参加することに意義がある)という発想は、義務論者の言い分となんだか 似ているな。両者とも、結果ばかりを重視する人は粗野だと考えるという点で。

真夜中2

まだ勉強中。自分の学位申請論文を読んでいる。 冗長なところや難解なところが少なからずあり、 まだまだ売り物にはなりそうにないが、 いろいろ洞察があってそれなりにおもしろい。 下の日記のオレたち、なかなかよくがんばってる。えらい。 上の(来年以降の)オレたちも、昔のオレたちを見習ってがんばれよ。

ちなみに、論文は約16万字で、A4ダブルスペース(行間2行)で200枚ほど。 自分で読むのも一苦労なので、他の人はもっと大変だろうと想像する。

夜明け前

一通り読み終わる。そろそろ帰って少し寝よう。

夜明け前2

帰宅。

今日のニュース


13/Oct/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

昼下がり

というわけで、明け方3時間ほど寝て、新幹線で京都へ。

では、みなさん逝ってきます。ごきげんよう。

真夜中

一応、無事に生還しました。有形、無形の応援さんくす。

というわけで、 夕方に某学位申請論文の口頭試問を終える。 最終的な結果は教授会での審議を経て決まるんだそうだ。 Wish me luck.

夜、某助教授や非常勤をしている某師匠らといつもの飲み屋に行き、 鍋をつつきながら歓談。 日帰りの予定だったので、途中で失礼し、新幹線で帰宅。 さきほど自宅に戻ってくる。今日は心身ともに疲れた。

真夜中2

ひさしぶりにWarm and Beautifulを聴く。 ロンドンにいるときによく聴いたなあ。ひさしぶりに聴くと、 記憶にあった完璧な美しさはないけれど、胸に染み入る感じがする。

ロンドンでの一年で、精神的にはずいぶん成長したというか、 変化したと思う。やはり2000年より前の日記を書いている人物は、 今の自分とは非連続的のように思える。 おそらく、もう少ししてから見れば、 就職前後でも大きな変化があっただろうと思うのだが、 留学前後ほどの変化ではないのかもしれない。 また一年ぐらい留学すれば、もう少し成長するかな。

今では昔の友人の態度が変わり
頭を横に振ってこう言う
きみは変わったね、って
そうね、たしかに何かを失なったわ
けど代わりに何かを手に入れたのよ
毎日の生活の中でね

(Joni Mitchell, `Both Sides Now')

って、こないだも引用したか。

真夜中3

上の大庭さんの引用では、倫理学はメタ倫理的な分析しかできず、 意思決定に関しては何の特技もないと主張されている。 本当にそうなのかなあ。

今日のニュース


14/Oct/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

なんとか午前中に起きて大学へ。科研費の書類を書かないと。

天気は晴。涼しくて気持ち良い。

夕方

科研費申請の〆切(事務提出)の時間が刻々と近付いてきているのだが、 電子申請用のサーバの調子が悪くてログインできない。 どうも大学での〆切の時間が近いため、 サーバに負荷がかかりすぎているんじゃないかという気がする。 〆切間際にこういう恐ろしいワナがあったのか…。

あ、なんとかログインできた。しかし、カメのように遅い。

やばい、まともに動かない。またログインできなくなった。まじかよ。

夕暮れ

科研費の書類を事務に提出。 結局、必要なPDFファイルをダウンロードできなかったので、 以前にプリントアウトしたもののデータを書き直して事務に提出したのだが、 研究協力係の人もサーバに過大な負荷がかかっていたことを知っていたので、 一応事無きを得た。 5時を過ぎてログインしてみると、PDFファイルを落とせるようになっている。 何人の研究者が苦しんでいたんだろう。コモンズの悲劇?

夜、1時間半ほど某院生の指導。これから水泳。

夜2

プール。45分で2キロ。 最初の500メートルと最後の200メートルほど飛ばして泳ぐ。 今の泳ぎ方と体力ではこのぐらいが限界の気がするが、 もう少しがんばって40分2キロを目指すか。

購買部で少し買物をしてから研究室に戻ってくる。 とりあえず今夜は勉強するのはやめて、 羽を休めることにしよう。

夜明け前

というわけで、夜にカレー屋で食事をしたあと、 マンガ喫茶に6時間ほどこもり、思う存分快楽を貪る。 (安上がりな人間だ…)

少年サンデーでやっていた『なぎさMe公認』を全18巻読む。 高校陸上選手たちが、「何のために走るのか」 という問いを巡って悩む姿を描くスポコン・ラブコメ漫画。

「何のために走るのか」という問いについて。 この漫画のなかで出てきた理由は(覚えているかぎりで)。

問いをシフトさせて「なぜ、何のために生きるのか」に変えてみるとどうだろうか。 面倒なので書かないが、いろいろ考えてみるとおもしろい。

とりあえず寝よう。


15/Oct/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼すぎ

某宅急便に起こされる。先日注文した低反発枕とバスタオルが到着。 さっそく低反発枕を試してみるが、すでによく寝たのか眠れず。

某エホバの勧誘がまた来る。雑誌を二度受けとったせいだろう。 困ったな。「こないだ輸血したんですけど、それでも大丈夫ですか」 と尋ねてみようか。

さて、今日は勉強もしないといけないが、 ひさしぶりにちょっとジムで走ってみるかな。

昼下がり

少したまっていた洗濯。

夕方

ちょっと春日の方で買物をして、喫茶店で新聞を読んでから自宅に戻ってくる。 なんだか眠い。

雨が降りそうで降らない。 湿度が高いのでひさしぶりにエアコンを起動して除湿。

Wide Awake

高校生のときにU2のRattle and Hum(『魂の叫び』)や Joshua Treeを聴いていたころ、 ビデオの『魂の叫び』の付録か、 よく通っていたCD屋のポスターかだったと思うのだが、 この`Wide Awake'という言葉が大きく書かれており、 いまだに印象に残っている。 そのときは`Bad'という曲の一部(`I'm wide awake, I'm not sleeping') とは気付いていなかったように思う。

この言葉と連想して思い出すのは、 某河合塾の予備校生のときだった講演の「覚醒」 というタイトル。 牧野某という有名講師が延々としゃべっていた内容は ほとんど覚えていないが、この講演のタイトルにはやはり何か ピンと来るものがあった。

今から思えば、この「覚醒」というタイトルはマルクスの「虚偽意識」 と関係しているだろうと思うけれど(違うかもしれないが)、 どうもオレは、ニーチェの「雷に打たれる」という山上の木の比喩や、 この「眠りから目覚める」というような比喩に弱いようだ。 やっぱり日頃から意識がぼんやりしていて、 覚醒していないように思っているからだろうか。

そういえば、 某エホバのパンフレットにもいつも「目覚めよ」と大きく書かれている。 やっぱりこの手の言葉は、ある種の人々には訴えるところがあるのだろう。 ……変なことに目覚めないように注意しよう。 覚醒剤などの薬にも手を出さないこと。

「目を開ける」「目覚める」という意味は、 社会の出来事の表層ではなく、 本質を見抜く態度を持つということであり、 また、自分を冷静に見つめる視点を失わないことだ。

かれの知恵はすなわち、よく眠るために、目覚めてあれ、 ということだ。そしてまったく、この人生になんの意味もなく、 わたしも無意味を選ぶことにおちつくのだったら、わたしにとっても、 これは最も選ぶに値いする無意味というものだろう。

かつて人々が徳の教師を求めたとき、何よりも求めたものは何だったのかを。 よい眠りを、人々は求めたのであり、そのために阿片の諸徳を求めたのだ!

---ツァラトゥストラ

寝ている場合じゃない。

某スタバで新聞。外に出ると雨。 いつもは家を出るときに雨が降っていなければ傘を持って出ることはないのだが、 今日はめずらしく傘を用意しておいたので、濡れずに済んだ。 prudence.

首が痛い。昨日6時間も同じ姿勢でマンガを読んでいたせいだろう。

真夜中

夜、しばらく研究室で勉強したあと、 御徒町のあたりの韓国料理屋で食事。お腹一杯になる。 某所で買物をしてから帰宅。 ちょっと酔っぱらい。

昨日のニュース

今日のニュース


16/Oct/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼すぎ

よく寝る。低反発枕というのはなかなかいいかもしれない。

夜中

昼下がりから田町で生命倫理の研究会。 夕方から近くの飲み屋で宴会。歓談。 そのあと、一部の人と喫茶店に行き、さらに歓談。

さきほど帰宅。湿度が高いのか、今日はよく汗をかいた。 そういえば、昼下がりに起きた地震は結構大きくてびっくりした。

真夜中

散歩がてら白山通りを千石のそばまで歩いていき、 ラーメン屋で夜食。不健康。

今日のニュース


17/Oct/2005 (Monday/lundi/Montag)

なんとか起きる。雨。

お昼すぎ

午前中に大学に来てしばらく勉強。

お昼は同僚の某氏と。刺身三点盛り。

夕方

今日の勉強会用の文献紹介。 ひさしぶりにHTMLで(研究関係の)文書を作った。 Ref2000があればあとで文献の差し込みができるので、 これからはまたemacs上で仕事するかなあ。

上の文献紹介は急いで作ったので、半分できの悪い翻訳のようでもうしわけない。 昔から要約能力がないんだよな。 (と言っていないで、能力を磨かなければならない)

夕方2

プールに行きたかったが、果たせず。

iPod miniを買って一周年のようだ。 こないだ新品に替えてもらったが…。 新しいiPodは今のところ5時間以上バッテリーがもつのでありがたい。

『実践哲学研究』の編集作業のシーズンでもあるようだ。

これから勉強会。眠い。

真夜中

夜は勉強会。グローバル・ジャスティスの概論のような話。 勉強になる。

そのあと、某居酒屋で飲み会。飲み足りないということになり、 近くの居酒屋で二次会。焼酎のお湯割りを三杯飲んでけっこう酔っぱらう。 月曜からこんな調子で良いんだろうか。まあ楽しかったからいいか。

荷物を置いてきたので、とりあえず大学に戻ってくる。

真夜中2

帰宅。歩いて帰宅していると気分が高揚してきた。 勉強しよう、明日から:-)

イギリス行きたいなあ。

ひさしぶりにThe Mamas and The Papasの`Dedicated to the One I Love'を聴く。 部屋を暗くして聴くと心に染み入る曲の一つ。

真夜中3

ちょっと新聞を読む。枕元にリブレットを置いておくと、 思い付くままいろいろ書けていいな。

ひさしぶりにおもしろかったスヌーピー

今日のニュース


18/Oct/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼前

やっと起きる。まだ雨。

と、寝てる場合じゃなかった、 某製本作業を急いでやらねば。

お昼すぎ

昼食は某氏と。カキフライ定食。

真夜中

昼下がり、某ミーティング。 そのあと、製本を頼みに生協に行く。 担当の人が慣れていなかったようで、 なかなか話がうまく行かなかったが、 まあなんとかなるだろう。

夕方、某勉強会。某判例の話と、一見自明な義務の話。勉強になる。

夜、プール。1時間で2.3キロほど。そのあと、某所でベトナム料理を食べ、 某スタバで新聞を少し読んでから早目に帰宅。

なんだか今日は忙しくて心が落ち着かなかったので、 紅茶を入れてchill outする。In my room, in my room.

献本先の住所を調べる。面倒。とりあえず、 自分のウェブサイトのトップページに住所を載せておいてほしい。 あ、そういう自分は載せてないか。 載せました。 献本などはこちらに:-)

そういえば、万歩計がゴールに。キャリアウーマンを育てるという設定だが、 学級委員→アメリカに留学→アメリカで就職→ヘッドハンティング →キャリアに疑問を持ち世界中を旅する(とかなんとか) →石油王と結婚してゴールイン、という風に展開した。 これがキャリアウーマンの夢なんだろうか。

真夜中2

アンスコムの本(娘のメアリー・ギーチが編集したもの)が、 注目されているようだ。 ペーパーバックになったら買おうか。

そういえば、アンスコムが`Modern Moral Philosophy'で言いたかったこと (神抜きで、「道徳的に正しい」とか義務とかいう考え方は成り立たないので、 倫理学は徳について語るべき、とかなんとか)は、 D論で述べた「自然権を道徳の文脈で語る不適切さ」と通じるところがある。 そういう風に書けばわかりやすかったのに、思い付かなかった。

小泉首相靖国参拝。まだよく考えていないが、 小泉首相(や産経新聞)は、「信仰の自由」(「心の問題」)、 「内政干渉」(「外国政府がいけないとかいう問題ではない」) というラインで自分の行為を正当化している。 首相を批判する側は、「公的活動」 「言外の意味としての軍国主義」 「被害者の気持ちを踏みにじる行為」などを問題としている。 倫理学者としては一つ一つ分析していく必要があるんだろうが、 今のところこの問題に関して切羽詰まっていないせいか、 あまりやる気がない。 来年の日倫の共通課題(「宗教と道徳」だったっけ)では、 ぜひこんな話をしてほしいなあ。

歯を磨いてフロスまでしたあとに、 お腹が減ってご飯を食べてしまう。 なんでこんなに不合理なんだろう。

今日のニュース


19/Oct/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

めずらしく少し早目に起きる。今日は健康診断に行けたら行こう。

洗濯、シャワー。

昼下がり

午前中は某勉強会。昼は同僚の某氏らと四人で。刺身三点盛り定食。

それから雑用。

昼下がりから2時間ほど、某院生の指導。 フェミの勉強。

Nothing is being done. 今日はやるべき仕事がたまっている…。

夜2

仕事が…。

夜3

いくつかの火急の仕事を急いで片付ける。つかれた…。

入門 医療倫理I』、アマゾンでも注文できるようになったようだ。 なんか、あんまり売れてなさそうで心配だが、もう少し様子を見てみよう。

夜中

某インドカレーを食べ、駅前で買物をしてから帰宅。 最近は少し早目に帰るように心掛けている。

Fingers trace your every outline...

もっと自由に物を書くようにしよう。 「これは論文だから、(日本の)論文の作法に従って、 小難しく書かないといけない」と思うのはやめよう。 なるべく自分らしい(=多かれ少なかれこの日記で書いているような) 文章が書けるようにun****しよう。あれ、何だっけ、unlearnだっけ。 unwindだっけ。とにかく「unなんとか」するようにしてみよう。

本当に怖いのは、思考の溝というか、 敷かれたレールにいつのまにかはまっていることだ。 この「いつのまにか」というのが怖い。 話は逸れるが、 雇用などで差別されている女性の立場がよく想像できないのは、 自分が白人男性として生まれついた場合のことを想像できないのと同じだろうか。

元に戻る。適応選好という考え方がある。 エルスターが最初に言ったんじゃないかと思うのだが、 センかもしれない。エルスターが引用しているイソップの 「すっぱいブドウ」の話のキツネのように、 欲しいものに手が届かなければ、そもそもそれを選好しないようにする、 という話だ。「幸せな奴隷」の例のように、傍から見れば不幸でも、 本人は満足しているので、功利主義的にはOKということになる、 と批判されるあれだ。

何の話をしていたのか忘れた。 こうやって何かを詳しく説明しようとすると、 話の筋を忘れてしまうのでいけない。 そうそう、適応選好で思い出すのは、イソップではなく、 『鉄拳チンミ』のノミ(蚤)の話。 しばらく小さな箱に入れておいたノミは、 箱から出してやっても、しばらくのあいだは 箱の高さ以上には飛ばない、という話。 ウソか本当か知らないが、強く印象に残っている。 googleで調べたら、 やはり印象に残っている人がいるようだ。 これが適応選好のイメージだ。 いつのまにかこういう枠を自分で作らないように気をつけないといけない。

ところで、 最近ヘッドフォンの音量をかなり大きくして聞いている。 音量が大きい方が、ギターやドラムの響きが良いからだが、 これを続けていると耳が悪くなるかもしれない。

室温22度。暖房を入れるほどではないが、少し寒い。 自宅でもウォームビズをするようにしよう。 ええと、半纏はどこに行ったかな…。

真夜中

The Facesのベスト版を聞きながら、某科研費の書類に目を通している。 Georgia Satellitesもダンボールから探し出して聞いてみるか。 やっぱりそろそろiPod miniの内容を一新しよう。

真夜中2

名古屋の某氏らと一緒に出す予定の科研費の書類に手を入れる。 当たるかどうかわからないが、大きな話をするのは楽しいなあ。

今日のニュース


20/Oct/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

起きる。というか、大学からの電話で起こされる。

メモ。 適応選好については、慶應の某さんも書いてる。 ベンタム的にはexpectationの話。

昼下がり

お昼前に大学に来て、某製本依頼の準備をする。 先日、生協に依頼したのだが、 生協のは科研費の報告書のような仕上がりになるので、 もう少しきれいなのを10冊ほど頼んでおこうと考えたため。 お昼すぎに購買部の横にある製本屋に無事に届けた。

お昼は同僚の某氏と、学内の某カレー屋で。薬膳カレー。 某氏も忙しいそうで気の毒だ。

真夜中

昼下がりは雑用。夕方、授業が始まる前にプールに行き、 1キロほど泳ぐ。最初飛ばしたせいで、ずいぶん疲れる。

夜、某生命・医療倫理入門コース第一回。 ひさしぶりに授業をしたので緊張した。 エアコンが付いておらず、部屋が暑かったせいもあり、 あぶら汗をかきながら授業。 次からハンカチを忘れないようにしよう。 授業はそこそこ。 もう少し時間に余裕ができるように授業を組み立てること。

授業のあと、同僚の人たちと部屋でビールを飲みながら雑談。 アンケートもそこそこだったのでほっとする。

考えてみると、 ここ数年、スタジオ(=研究室)に籠ってばかりで、 ライブ(=講義)をほとんどやっていない気がする。 もうちょっと講義をこなして、 ライブパフォーマーとして成長する必要がありそうだ。 機会があれば来年ぐらいから非常勤でもやるか。

帰宅。ラーメンを食べてマンガ喫茶に行こうかと思ったが、 まっすぐ戻ってきて適当に食事。今日は疲れた。 そのまま横になって寝てしまいそうだ…。 きっと多くの人は毎日このくらい疲れているんだろうな。 まあ人は人。無理をしないように気をつけよう。 苦行僧ではないので、楽ができるときは楽をし、 ここぞというところでがんばること。

真夜中2

名古屋発の某科研費の書類にもう一度目を通す。 おもしろいので、うまく行くといいなあ。

眠い。

と思ったが、Robbie WilliamsのSwing When You're Winningを 聴いたり、マッサージ機を使ったりしていると、癒やされて元気が出てくる。 単に夜型なので目が冴えてきただけかもしれないが。

学問にも、はやりすたりがある。 しかし、ある程度の努力をすれば、 息が長く存続できるのではないだろうか。 逆に、まったく努力をしなければ、 少子化に悩んだあと、衰退の道を辿るのではないだろうか。 何もしなくても人口が増えたり、 人口が一定であったりすると考えるのは幻想である。 過疎の町が町おこしをするように、 過疎化傾向にある学問も早くその徴候に気付き、 学問おこしをしなければ滅びることになる。

ところで、 こう、ほっておけば衰退するという危機感は、 成熟・衰退しつつある日本の現状を見て強まった知見のように思うが、 よく引用するミルの 「人間と人間の仕事の本来の傾向は、堕落に向かうことである」 という主張のように、 一般化して保持すべき態度であるように思う。 人間関係でも衣服でも、 大事にしてときどきクリーニングに出してやらないと、 早く痛んでしまいだめになってしまう。 Don't take every thing for granted.

成熟・衰退しつつある日本と言えば、 もう戦争が終わってから60年。 人間と社会制度を同列に語ることはできないかもしれないが、 60年も立てば根幹となる制度にきしみが出てくるのも当然で、 そろそろリフォームしてやる必要があるだろう。 しかし、家のリフォームならしばらく別のところに住めるが、 国となるとそうもいかない(革命という方法があるかもしれないが)。 パッチワークになるが、 ビッグピクチャーを持ちつつ、雨漏りしはじめているところから 順に改善していく必要がある。

ん、なんか自分で書いててもよくわからんな。 ニュースでも見て世の中のことをもっと勉強しよう。

今日のニュース


21/Oct/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

ぐっすり寝た。

しまった、午前中に健康診断に行くべきだったのに。

お昼すぎ

蕎麦を食べてから研究室へ。 京都の某学会用にホテルを取ろうとしたら、 完全に手遅れで泊まるところがない。困ったな。 草津まで行けば泊まれるようだけど、そこまで行くのも面倒だし。 誰かに泊めてもらうか。

夕方

昼下がり、健康診断に行く。空いていたのですぐに終わる。 視力は眼鏡を付けて左が0.7、右が0.3だそうだ。 右だけそんなに下がっているように思えないが、 そのうち眼鏡屋さんでレンズを替えてもらおう。 血液検査を受けて、なぜ血液を見るのを恐れるんだろうかとか考えたり。 尿検査のときに尿を見ても恐れないので、 きっと慣れの問題なんだろうとかなんとか。 血圧は120/70とかで、正常。

真夜中

夕方、自転車で神田に行き、某ゼミに出席。 マクダウェル。 ひさしぶりにハイレベルの哲学の授業に出る。 ここに来ると、もっと勉強しなきゃいけないと強く思う。

終了後、一次会(飲み屋)、二次会(喫茶店)、 三次会(ビールバー)まで付き合い、酔っぱらう。 日付が変わったころに春日のあたりで解散。

今日のニュース


22/Oct/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼前

ぐっすり寝る。最近、気候がいいのか低反発枕がいいのか、よく眠れる。 よく寝たら、その分よく勉強しよう。

今日は夜までメールサーバが落ちているようだ。

自宅でお昼を食べたあと、なぜか眠くなってしまい、夕方近くまで寝てしまう。 それから某スタバに行き、少し新聞を読む。その後、研究室へ。 ウェブサーバもしばらく落ちていたようだ。

夜2

夜、ジムに行ったら、今日は休みだった。ショック。 家に帰ってカーペットの上で泳ぐか…。

夜中

夜、後楽園に行き、某所で冬物の衣服を買う。 これでもう冬服は買わずに済むはず…。

和食屋で食事をしてから帰宅。勉強しよう。

真夜中

とうに〆切を過ぎている某原稿に再び手を入れる。 半分できてしまった原稿というのは、 冷めてしまった鉄のようなもので、 どうにも手を入れにくいが、 それでもなんとかパッチワーク的に書き直す。 明日中には完成させないと、 また某先生からお叱りのメールが来てしまう…。

真夜中2

風呂。

今日のニュース


23/Oct/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

昼下がり

お昼前に起きる。

某スタバで新聞を読んでから大学へ。

夕方

小腹(というのがどこにあるのか知らないが)が空いたので、 散歩がてら春日に行く。 人の外見ではなく、魂を吟味することが重要だよなあ、 などと考えながら坂を下り、立ち食い蕎麦屋で二色もりを食べる。 ここは初めてだが、そこそこ。

すると、さらにお腹が空いてきたので、 タコ焼きを食べようと後楽園の某所へ。 行くと、コスプレの大会でもあったのか、 広場一帯にコスプレした人々が集まっている。 まああまり(というか、まったく)関係がないので、 タコ焼き屋でしばらく並んだあと、 コスプレな人々を眺めながらタコ焼きを食べ、 歩いて研究室に戻ってくる。 今日は散歩日和で、夕焼けもきれいだった。

Katie Meluaの二枚目は、どうもだめっぽい。 まあ良く考えれば、一枚目も数曲のヒット曲以外は、 たいしたことがなかった。 Jamie Cullumの二枚目は、一枚目とあまり変わらないが、 それなりに良い。この人はどの曲も雰囲気があって良い。 Daniel Powterはファースト・アルバムだが、強力だ。

夕方、某原稿に手直しをしていると、いきなり停電になる。 同僚や院生もコンピュータを使って仕事中だったようで、 部屋を飛び出すなり「データが消えた」と半狂乱で叫んでいた (というと少し大袈裟になるが)。 オレも原稿のデータが少し飛んだので、これさいわい、 もう数日〆切を延ばせるわいと思って内心喜んでいたが、 「う〜ん、困った困った」と他の人に合わせておく。

実は停電のお知らせが事前にあったようで、 1時間したら停電は終わると聞いたので、喫茶店に行くことへ。 某スタバは混んでいたため、駅前の某ドトールへ。 しばらく新聞を読んでから大学に戻ってくると、 建物に明かりが戻っている。

研究室に来ると、コンピュータは一応動くし、 電源が落ちる直前にctrl+sを無意識に押していたようで、 データもなくならずに保存されている。 というわけで、いささか疲れてしまったが、 やはりもう少し仕事をしなければならないようだ。

そういえば、停電したのは日が暮れる前だから良かった。 日が暮れたあとだったら、真っ暗になっていたから、 きっとギャーっと叫んでいただろうと思う。

夜2

某原稿の手直し。

ひさしぶりにThe Philosophers' Magazine(4th quarter 2005) をパラパラとめくる。こういう雑誌、日本でもできないかなあ。 英国同様、職にあぶれた哲学系ODはたくさんいると思うんだが。 この雑誌から生まれたインタビュー集などを日本の哲学系ODが しこしこと訳しているようだが、 この雑誌に匹敵する物を作ろうという気概のある編集者やODはいないものか (と、少々アジってみる)。

真夜中

真面目に原稿書き。今一つ集中力に欠けたが、 なんとか提出用の草稿を完成させる。

さて、ラーメンでも食べに行こう。

真夜中2

夜中、春日のあたりでラーメンを食べてからマンガ喫茶へ。 さきほど帰宅。副流煙で衣服が臭くなる。やはりタバコはいかん。 もうちょっと分煙が徹底しているところに行くようにしよう。

帰宅してからカップラーメン。なんなんだ。

今日のニュース


24/Oct/2005 (Monday/lundi/Montag)

お昼

お昼前に起きる。寝不足。

日暮れ

昼下がりはいろいろと雑用。 編集者から某原稿の催促が来たので、急いで郵送したり。

今日はなんだか、「かくけこ」というか「はひへほ」な感じだ。 きが抜けているというか、ふ抜けというか。

あれ、おやじギャグ?

日記の整理。 2001年2000年の 今日はお好み焼きを作っているようだ。 今日はお好み焼きでも食べに行くか。

夜2

夜、水泳。45分で2キロ。今日はなるべく少ないストローク数で泳げるよう 努力したが、あまり成果は上がらず。次回は3キロ泳いでみるかな。

泳いだあと、某丼屋で某丼の大盛り。そういえば、 今日のお昼は蕎麦だったのだが、 「もりそば」の大盛りってなんて言うんだろう? 「大盛り」と言えば、 それだけで大盛りの盛蕎麦のことを指すのか、あるいは「大盛りの盛蕎麦」 と言うべきなのか。

ところで、食事中にもいろいろ物事を考えるわけだが、 それをすぐに日記として書けないのは残念だ。 もちろん紙にメモることはできるのだが、 早く携帯用の小さなコンピュータ (というより、 おそらくは眼鏡がスクリーンになり、 仮想の3Dキーボードに打込むようなシステム) が利用可能になるといいんだが。 PDAだとキーボードがなくてこまる。 といって、リブレットになるともう大きい気がするし…。 とにかく、早くそういうのが利用可能になると、 どこでも日記が書けて仕事ができて便利だと思う。

それはともかく、そのあと某スタバに行き、新聞。

I read the news today, oh boy.

こないだの養護ホームの痴呆老人がネコに足の指をかみちぎられたという事件は、 ひょっとしたらネコの濡れ衣の可能性があるそうだ。 動物愛護の団体が捜査のやりなおしを要求しているらしい。 (この記事は昼に蕎麦を食べながら読んだ)

もう一件、ある老人が、ヘリコプターの模型を無線で操縦していたら、 運転不能になりヘリが墜落し、プロペラの部分が運悪く近くで見ていた 5歳の孫娘の頭を強打し、その子供は運ばれた病院で亡くなったそうだ (産経新聞)。 これは、おじいさんが孫娘を死なせてしまうというなんとも気の毒な話で、 悔やんでも悔やみきれないだろう。おじいさんも、人生のこの時期において、 そんなことが起きるとは思ってもいなかっただろう。合掌。

話は変わるが、スティーブン・コヴィーという人の自己啓発書の内容を 小学校で教えているところがあるそうだ(産経本日付28面)。 「幸せと成功を手に入れるための7つの習慣」と、 「不幸せになる7つの悪習慣」を、 実例を含めて小学校5、6年の総合学習の授業で教えているそうだ。 大学の倫理学の講義も、 意味のないことをやるぐらいなら、 この手の自己啓発の話をやった方が有意義かもしれない。

幸せと成功を手に入れるための7つの習慣

  1. 主体的に行動する
  2. 目的を持って始める
  3. 一番大切なことを大切にする
  4. Win-winを考える
  5. 理解してから理解される
  6. 相乗効果を発揮する
  7. 自分を磨く

この手のものにありがちだが、次のネガティブな方がわかりやすい。 ポジティブな徳性を磨くよりも、ネガティブな方をなくす努力をした方が 人生、成功するんじゃないかと思う。 義務論がネガティブに定式化されるのもそういうことだろうか。

不幸せになる7つの悪習慣

  1. 人のせいにする
  2. 目的を持たずに始める
  3. 一番大切なことは後回し
  4. どんなときでも勝ち負けを考える
  5. 自分が話し、聞くふりをする
  6. 頼れるのは自分だけ
  7. 自分を磨かない

マイケル・ジャクソンとかもこういう本を読んで、 「あ、これはオレのことだ」とか思ったりするんだろうか。

それはともかく、そんなことを書いてないで、 科研費の書類の手直しをしないといけない。

科研費が当たるような優れた研究はどういう研究だろうかと考える。 一般化できるかどうかわからんが、 次のようなものが求められているように思う。

う〜ん、今ひとつ。 なんとかもうちょっと考えて、今年は通る書類を作らねば…。

今日はお腹の調子が悪い。風邪を引きかけかもしれない。

真夜中

研究室でしばらく『公衆衛生雑誌』を読んだり、 コピーをしたりしてから帰宅。 泳いだあとはいつも背中がだるくて困る。

真夜中2

科研費の書類の再検討。たいへん。

今日のニュース


25/Oct/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼前

お昼から某教授と相談する約束があるので、なんとか起きる。

お昼すぎ

某教授と某相談。

昼下がり

昼は遅目に某喫茶店でパスタ。

購買部から某製本ができたと連絡。早くできたは良いが、 最初の見積の1.5倍の金額になっている。 どうも勝手のわからない店員に対応されたようで、 こういうことになってしまった。反省。 こういうことは購買部に頼まず、 やはり製本屋などのきちんとしたところに頼む必要がある。

昼下がり、某ミーティング。 そのあと、某勉強会。倫理コンサルテーション、介護の倫理。 「良い研究計画とは何か」について、今日もいろいろ考えさせられる。

天からの声。最近、蕎麦やパスタなど、 炭水化物しか食べていないのではないかというご指摘をいただいた。 一応、朝は充実野菜とシリアル(牛乳)を食べるようにしているが、 最近の食生活はたしかに偏っているので(ラーメンとかカップラーメンとか…)、 もうちょっと気をつけるようにしよう。

夜2

某ハンバーガー屋に出前を頼み、同僚らと食事。 ビール。

眠い。

夜3

ひさしぶりに椅子の上で30分ほどよく寝る。すっきり。

人に言われたことをちゃんとやる能力も重要だが、 自分で発案しそれを実行に移すという能力も重要だ。 initiativeとかcreativityとか言うんだろうか。 そういうのもちゃんと磨かないといけない。

真夜中

帰宅。以下、歩きながら考えていたことを書き殴ってみる。

科研費申請は、 時間の無駄だという意見もあるようだが、 研究者としての自分を見つめなおすよい機会だと思う。 そして、自分を見つめると、 自分がからっぽであることに気付く。

どうにも、研究を「こつこつ積み重ねる」という作業が圧倒的に不足している。 ビッグピクチャーがなく近視眼的なので、 自分の研究歴を振り返ってみても、小さな砂山がこっちに、 小さな砂山があっちに、という感じで、高い山になっていない。 なるほどこれまでのすべての研究はなんらかの形で肥やしにはなっていると思うが、 そこに育つべきもの、植えるべきものがなんなのか、 いまだにわからずにいる。 I still haven't found what I'm looking for. しかし、いつまでもそうも言ってられない。

小手先の研究、上から降ってきた研究ばかりやっていてもしょうがない。

「公衆衛生の倫理に興味があります。 ベンタムと他の思想家との関係に興味があります。 分配的正義や資源配分の問題に関心があります」

「なるほど、君が今関心を持って研究していることについてはよくわかった。 では、言ってくれたまえ、君にとってのビッグピクチャーはなんなのか。 君にとってのburning questionは何なのか。 要するに、君の問題意識はなんなのか」

とりあえず功利主義者であることを自認するようになったのは進歩だ。 しかし、功利主義の研究を続けることが 功利主義者の(唯一の)仕事なのではない。 内ではなく外に目を向けなければならない。 しかし、どこに目を向ければいいのか?

今日のニュース


26/Oct/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

昼下がり

早起きして大学へ。某勉強会。

そのあと、同僚の某氏らとカレーを食べ、 購買部で製本してもらった論文を受け取ってくる。

研究室に戻ってきて科研の書類の最終提出の準備。 と思ったら、すでに電子申請のページが開かなくなっているようだ。 どうしよう。

昼下がり2

電子申請のページは動いていた。むしろこっちのブラウザに問題があったようで、 再起動したら直った。とりあえず科研の書類は無事提出。 今年は当たりますように。神社にでも行ってお参りするか。

仕事が一件片付いたと思ったら、また一件入ってきた。 次は翻訳の校正。

某学生の指導。フェミとケア。なんだか英語がまわりくどくて難しい。

真夜中

夜、プール。1時間ほどゆっくり泳ぐ。 ゆっくり泳いでいると、途中、ローリングがいきなりできるようになり、 呼吸が非常に楽になり、今までよりも速く泳げるようになる。 新しいレベルに上がった感じだが、まだうまく身に付いてないので、 しばらく練習してみよう。来週あたり、40分2キロに挑戦してみよう。

そのあと、某イタめし屋でピザ、サラダ、ワインなど。よく食べる。 帰宅してゆっくり。今日からまた、1時には就寝するように努めよう。

学振内定の季節のようだ。

今日のニュース


27/Oct/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼すぎ

昨夜は早目に寝ようと思ったが、結局うだうだしてしまい、遅くなった。 お昼前に起きて、洗濯してから大学へ。 某製本部で、製本された論文を受け取る。 こっちは黒い厚手の表紙に金文字が入った豪華な方。 購買部に頼んだのも同じぐらいの値段だったので、 すべてこちらに任せるべきだった。反省。

科研費の書類が不備で戻ってきている。せっかく8部作ったのに。

夕方

科研費の書類を仕上げ、 某論文の発送準備も済んだので、 某所で遅いランチ。薬膳カレー。 そのあと、某スタバで新聞。

研究室に戻ってくる。 今日は雨上がりのせいか空気がきれいで、涼しくてよい。

真夜中

夜、某授業。司会を務める(というほどのものでもないが)。 今回も一応順調に終わる。

そのあと、研究室でビール片手に歓談。バカ話は楽しい。

真夜中2

一度帰宅して荷物を置いてから春日のラーメン屋へ。不健康。

最近、本を一冊読む余裕もないなあと反省。 新書レベルですら読破した本がない。 もうちょっと時間に余裕を作って、精神的修養というか、 教養というか、そういうのを積まないと精神がますます貧困になってしまう。

マルクスは、同じ社会改革思想である功利主義のどこが不満だったのか。 すぐに思いつく答え。

  1. 中産階級によるトップダウンの改革では(中産階級の利益が優先されるので) 限界があると考えたため。
  2. ベンタムや経済学者が想定している(ホッブズ以来の?) 利己的な人間像は間違えており、 解放されればみな善良な人間になると考えていたから。

こういう答えで正しいとすると、…まあ面倒なのでまた今度考えよう。

どうでもいいが、ブログ系の日記は読みにくいレイアウトやフォントを 使っているものが多い。w3mなどのテキストブラウザで読むとおもしろく 読めるが、インターネットエクスプローラだと読む気がてきめんに失せて しまう。なるべく見やすい簡単なブログを作ってほしい。

真夜中3

というわけで、気持ちを落ち着けて少し読書。

Sandy Thomの`I Wish I Was A Punk Rocker (With Flowers In My Hair)' を初めて聴いた。フラワーチルドレン世代やパンク世代への憧憬を ストレートに歌った佳曲。


28/Oct/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

昨夜は本を読んでいると眠くなり寝てしまう。

ルサンチマンについて考えることあり。

お昼すぎ

お昼は、月末に退職する方を囲んで某イタめし屋でランチ。 長い間おつかれさまでした。

ルサンチマンについて

ひさしぶりに『道徳の系譜』を手にする。

《反感(ルサンチマン)》というのは、 (…)単に想像上の復讐によってのみ その埋め合わせをつけるような徒輩の《反感》である。(…)。 すべての貴族道徳は勝ち誇った自己肯定から生ずるが、 奴隷道徳は「外のもの」、「他のもの」、「自己でないもの」 を頭から否定する。

いかに多くの畏敬を貴族的人間はその敵に対してもっていることか! (…)。彼が相手に取るのは、いささかの軽蔑すべき点もなく、 極めて多くの尊敬すべき点のみを有する如き敵に限るのだ! これに反して、《反感》をもった人間の考想する「敵」を考えてみるがよい。 (…)。彼はまず「悪い敵」を、すなわち「悪人」を考想する。 しかもこれを基礎概念として、それからやがてその摸像として、 その対照物として、更にもう一つ「善人」を案出する---これが自分自身なのだ! ……

---ニーチェ、『道徳の系譜』(岩波文庫、37、40頁)

なるほど、貴族道徳と奴隷道徳では「敵」についての考え方も分かれるわけだ。 たしかに漫画を見ていても、 「尊敬すべき敵」というのと、 「憎むべき悪しき敵」という二種類に分かれるように思う。 『ジョジョ』なんかは前者の敵がよく出てくるが(ワムウとか)、 少年漫画はスポコンでも、 主人公を正義の人、 ライバルを悪人に仕立てて勧善懲悪劇にする場合がしばしばあるので、 上の区別をあいまいにする傾向があるかもしれない。 『ガラスの仮面』のライバル(名前忘れた)なんかは、 「尊敬すべき敵」なんだろう。

次の引用はミルの『自由論』と(年代的にも)同じだな。 民主主義的平等がもたらす文明の衰退に対する危機感が共有されている。 それを「シナ的」を表現するところまで同じだ。

われわれは今日、一つとして増大を欲するものを見ない。 われわれは、すべてが次第に下へ下へと向かって行き、より稀薄なもの、 より善良なもの、より怜悧なもの、より気楽なもの、 より凡庸なもの、より冷淡なもの、よりシナ的なもの、 よりキリスト教的なものへ下って行くのを予感する。

---ニーチェ、『道徳の系譜』(岩波文庫、46頁)

「ルサンチマン」の続き。

これらの弱者たち--彼らもまたいつかは強者になりたいと思っているのだ。 これは疑う余地のないことだ。いつかは彼らの「国」 も来るはずだ。--すでに言ったように、それは彼らの間では単に「神の国」 と呼ばれている。

---ニーチェ、『道徳の系譜』(岩波文庫、52-3頁)

夕方

某同僚がBOSEの5万円する(最近流行りの) ノイズキャンセリング・ヘッドフォンを 買ったそうだ。うらやましい。やはり音のツブツブ感があるだけでなく、 低音の響きもよい。

どうでもいいが、『道徳の系譜』の記述に引っ張られ、 BOSEを「ベーゼ」(böse)と読みそうになり、困った。

日暮れ

散歩がてら家賃を支払いに行く。

さて、翻訳をしなければ。

どうも調子が上がらないので、というわけではないが、時間になったので、 プール。1時間泳ぐ。例のローリングを試してみる。少し速くなった気がするが、 慣れない筋肉を使ったようで、一時間でかなり疲労した。 風邪を引かないようにと少しサウナにも入る。

`Good Vibrations'。この曲はビートルズには作れんな。 ポール・マッカートニーが3人いれば作れたかもしれないが。

夜中

某丼屋で食事をしたあと、某スタバで読書。新聞を読んでいると 閉店時間になり、追い出される。とりあえず帰宅。

真夜中

ニュースを見たあと、めずらしく自宅で真面目に仕事。 翻訳の校正。一番たいへんなところは乗り切った(はず)。

今日のニュース

昨日のニュース


29/Oct/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼前に起き、お昼に大学へ。 お昼すぎから某摸擬倫理委員会の授業。

授業が終わったあと、簡単な懇親会。 今回はなるべく受講生の方と話すようにする。 いろいろ考えることあり。

真夜中

夜、懇親会で中途半端に食べたせいで夕食を食べる気にもならず、 ついつい本三のマンガ喫茶に引き寄せられてしまう。 『パトレイバー』、最後まで読む。 最後は迫力があってかっこよかった。 しかしまあ、内容はあまりない。

そのあと、歩いて春日のラーメン屋へ。お腹がふくれたところで帰宅。

まだまだヒヨっ子なので、慢心していないで研究せねば。ピヨピヨ。


30/Oct/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼すぎ

お昼に宅急便で起こされる。 『現代用語の基礎知識』2006年版の見本が届く。 11月4日に販売されるそうだ。 今年は別冊の内容も合わせて一冊になっている。 外見は『コロコロコミック』のようだ…。 あいかわらず別冊の部分がおもしろい。

京都のホテルがやっととれた。御所の側でシングル一泊一万円弱。 高いが、まあ今回は仕方ない。 次回からもっと早く予約するようにしよう。 あいかわらずプロメテウスになれる日は遠い。

真夜中

昼下がり、 本三からてくてくと歩いて神保町の岩波ブックセンターへ。 音楽を聴きながら、水道橋の方からてくてくと神保町へ歩いて行き、 古本祭りを横目に見つつ、 岩波ブックセンター(信山社)で『思想』の8月号を購入。

それから、神保町の某壹眞(かづま)珈琲店で『思想』と昨日の新聞を読む。 ゴルフ界を背負って立つ宮里藍は偉いなあと感心したり。

喫茶店を出ると日が暮れていた。 それからさらにてくてくと歩いてお茶の水の楽器街へ。 某結婚式で使うために小さなアンプを買おうと思っていたところだったので、 しばらく物色した末に、 FenderのMini '57 Twin Ampという小さなアンプを買う。 ついでに弦とピックもひさしぶりに買う。 楽器店に入ったのはひさしぶりなのでなんだか恥ずかしかった。

本三の某スタバでしばらく勉強し(翻訳の校正)、 某トラットリアでパスタその他を食べたあと、 帰宅してちょっとギター。 ぎゅい〜ん。ぎゅい〜ん。ぎゅわわわ〜ん。…。 う〜ん、一人ではつまらん…。

真夜中2

某校正作業。今回の出版社は訳者に完全に任せ切りのようで、 あんまり本文のレイアウトを確認していないようだ。 編集者はもうちょっとコミットしてくれてもいいんじゃないかと思うんだが、 それは訳者の甘えなんだろうか。 ワードファイルではなくテキストファイルから編集したのか、 太字強調も全部なくなってるし…。

今日のニュース

昨日のニュース


31/Oct/2005 (Monday/lundi/Montag)

比較的早起き。

昼下がり

お昼前に大学へ。同僚の某氏と昼食を食べてから、 雑用をしているうちに昼下がりになってしまう。 翻訳の校正をやらねば。

真夜中

夕方、翻訳の校正を始めるが、いろいろ雑用が入って進まず(というのは言い訳)。 夜、プールで泳ぐ。50分で2.1キロほど。最初の1キロは狭いレーンで泳いで いたため、小さな動作で泳いでいたが、後半は広いレーンでなるべく大きな 動作で泳いでみた。そのせいでかなり疲れた。

夕食は購買部の弁当。それから某院生の研究計画を読んでコメント。 そのあと、ようやく翻訳の校正に手を付ける。

今日はずいぶん歩いていた気がしたが、万歩計を見ると歩数が足りないので、 なるべく遠回りしながら帰宅。寒くなったが、歩くと温まる。

さて、もう少し翻訳の校正をしよう。

真夜中2

夜なべをして翻訳の校正。 今後、翻訳仕事に人生のどれくらいを使うんだろうかと考えたり、 翻訳する側でなく、される側にならなければなあと考えたり、 まあしかし、数少ない得意技の一つなので、 磨いておくに越したことはないと自分を慰めてみたり。

そういえば、今日は夜に少しお腹の調子が悪くなった。水泳のせいか、 食べすぎか。

真夜中3

あと少しで今日のノルマが終わるが、明日が大変になるのでそろそろ寝よう。


KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Thu Mar 24 12:00:51 JST 2016