後知恵で結論めいたことをいえば、そもそもヒュームの挑発に乗ったことが 間違いのものだったのだ。はじめから勝てない戦である。 ニュートンをなで切りにし、カントを狂わせた人物からけんかを買ってはいけない。 ロールズを含め、合理主義道徳理論の支持者たちは、ヒュームに答えるのではなく 無視すべきなのである。
---渡辺幹雄、『ロールズ正義論再説』
単純に言って、天才ミルがその深い思索の果てにたどり着いた功利主義が、 ロールズによって易々と斥けられてしまうとは考えられないのだ。
---渡辺幹雄、『ロールズ正義論の行方』
今日も早寝遅起き。朝食、洗濯。
母の日。
新聞。緑茶のカテキン、そばのルチン。
アマゾンからまた本が届く。
スーパーで買物。それから遅めの昼ごはん。おろしそば、トマト、 ほうれん草のおひたし。
さて、勉強勉強。
民主主義は投票によって選好を総和化(aggregation)するだけでなく、 討論によって選好の変容・修正(transformation)が行なわれるらしい。
ちょっと草抜き。今日で全部終わると思っていたのだが、 実は西側の細い隙間にもびっしりと生えていることがわかり、 落胆する。たいへんだ。
草を抜き終えたら、シソかトマトでも植えてみようかと思っている。
ライアンの`Two Concepts of Politics & Democracy'を読む。 父ミルと子ミルの人間本性観や政治観の比較。 父ミル(やベンタム)は政治参加に悪政に対する防御という消極的な意義しか 見出さないが、子ミルは公共心の育成という積極的な意義を見出す。 問題なのはこれが両立するのかしないのかということだよな。 両立する気がするんだけど。あと、父ミルにおける世論の役割についても 要研究。以上メモ。
晩ごはん。 みそ汁を自分で作ってみる(豆腐、わかめ、もやし入り)。 野菜餃子、サラダ、その他。お腹一杯になる。
風呂。
言葉に騙されないようにすること。 文章中の言葉の使い方に注意すること。
震度4の地震。長かったのでちょっと恐かった。 いざというときどういう行動を取るべきか考えておくべきだな。
さらに父ミルと子ミルの民主主義論の勉強。眠い。 シュンペーターも勉強せねば。
遅寝早起き。眠い。散歩、朝食。
新聞。面倒くさがらずに、考えること。
新聞読むのに時間かけすぎ。もっと集中すること。
お腹の調子が悪い。冷やしたかな。
眠い。
ちょっと爆睡してしまう。
勉強(してるふり)。まだお腹の調子が悪いが、 そうめんがおいしいので四束食べてしまう。
英国のクレア・ショート国際開発長官(だっけ)がブレアとの対立の結果、 辞任したそうだ(BBC News)。 ブレアは女性閣僚と相性が悪いのかな。
ショートは、イラク復興における国連の役割についてブレアが約束を破ったと言って 辞任したそうだ。後任にはエイモス(Baroness Amos)という黒人女性だそうだ (Biography of Baroness Amos)。
勉強。センとか。う〜ん、いろいろ勉強せねば…。
マルエツに買物に行き、それから食事。やきそば、ひじきの煮物。ヨーグルト。
早寝早起き。散歩、朝食。
新聞を9時までに読む努力をしてみよう。
あれ、もうこんな時間。どうしても1時間半ぐらいかかってしまうな。
げ、昼寝しすぎた。大学に行かねば。
届いた古本。
もう一冊古本が来ていた。
やっと大学に着く。授業。
科研費の書類に不備があったので、それを訂正して研究室へ。
That noble science of politics: A study in nineteenth-century intellectual historyを読み始める。おもしろい。
帰宅。駅前のファーストキッチンに寄ってしまう。
ちょっとコンピュータをいじったり、焼きそばを食べたり。
コンピュータをいじったり。
遅寝早起き。散歩。カラスがそこここで鳴いている。 「二番隊、こっちでメシ発見!」「了解、一番隊、ただちにそちらに向かう!」 とか話してるんだろうか。
眠い。
新聞。慢性疲労について。 デスクワークでは体は疲れていなくてもときどき休憩すべきとのこと。
「手作り」の概念が広くなっているとのこと。 カットサラダを盛りつけてドレッシングをかけるだけでも「手作り」、 インスタントの味噌を使って味噌汁を作るだけでも「手作り」…。 あれ、オレのことか。
シャワーを浴びる。眠い。
某ヤフオクで落札されたコンピュータの整理。もうすぐドナドナ。
某氏と赤坂でお昼。いろいろおもしろい話を聞かせていただく。
最近、日本ではプチ整形が流行っていて、 テレビでは常に「こんなブスが整形してこんな美人になりますた」 という番組がやっているようだが、 米国では舌を二枚にするのが流行っているらしい(CNN.com)。 `tongue-splitting'は「舌の二分割」とでも訳すべきか。 `body modification'(身体に変更を加えること=mods) の一種として捉えられているそうだ。
これは写真で見るとびびる。なぜこんなことをするのか、と尋ねたくなるが、 これが「美しい」と感じる人もいるそうだ。これも美容整形なのだろうか。 あれ、なんか産経抄みたいな文章になってしまった。 イリノイ州では安全の点から規制しようとする動きがあるそうだ。
ちょっと寝た。
コンピュータのデータ削除に苦戦。
夜中にむくと起き出して、コンピュータの整理。
一応宣伝しておくが、今週土曜日の午後から、 某頭葉大学で日本哲学会のシンポジウムが開かれ、 某名誉教授が発表されるそうだ。
実は、宣伝しなければならないのはその裏番組の方で、 午後2時から某灯台教育学部で開かれる某研究会で、 オレが「倫理学的思考における類推の役割(人工妊娠中絶の議論を例にして)」 というタイトルで発表するそうだ。
教育学の研究者に倫理学的な話をするように頼まれたので、 倫理学をやっていない人にもわかる話にする予定。 なので、「ヘーゲルの授業なんかに出るより、 ショーペンハウアーの授業に出た方がいいよな」という奇特な方は、 メールにて参加の意思をお伝えください。
早起き。某発送の準備。やっと送る準備ができた。
発送。無事届くといいが。
立命にセンが来るそうだ。 行きたいのはやまやまだが、ちょっと遠いな…。
ネットでいろいろ調べものをしているとあっという間に午前中が終わってしまう。 もったいない。まだ新聞も読んでいないのに。
本棚を物色中だが、なかなかこれというのがない。どうしようか。
そうめん。
近くのスーパーで買物。
今週のガーディアンに載っていたと思うが、ギリシア人は平均で一日六つのトマトを 食べるそうだ。いいなあ。英国人は2分の1個。
また、アメリカのハードコアポルノ産業は、 ハリウッド映画の国内収益と同程度(100億ドル=1兆2000億円ぐらい)だそうだ。 米国内のマリファナ栽培もそれ以上の収益があるそうで(250億ドル)、 こうしたブラックマーケットは米国経済の10%にもなるそうだ。
産経新聞を見ると、アニメを日本の主要産業にしようと経済界がもくろんで いるそうだ。マンガやアニメなどのコンテンツで勝負か。 映画もがんばればアジア市場で成功するんじゃないのかな。 今後は勤勉さだけでなく、創造力も養う教育を行なわないと、 文化大国にはなれないだろう。 …なんてまた産経抄みたいなことを書いてしまった。 いや、産経抄にも及ばないか。
「時間の密度」って、考えてみるとおもしろい表現だなあ。 密度は本来「物体の単位容積に含まれる質量」のことだから、 時間には密度は存在しない。 しかし、凝縮された内容の濃い一時間もあれば、 ぼーっとしている間に過ぎる内容のない一時間もあるので、 こういう表現が可能になる。 比喩というべきか、「密度」という概念の延長と言うべきか。
そんなことを言ってないで、密度の高い時間を過ごすべし。
まだ新聞を読んでいる。どうなっているのか。
「京大教授が不正論文、助手の研究引用 「不適格」と学会抹消」だそうだ。 農学部の教授とのこと。新聞記者からの質問に対して「複雑な問題で話せない」 としているらしいが、おそらくほんとにいろいろ複雑な問題があったのだろう。 こっそり教えてくれないかな。
夕方に少し寝る。
オニールの`The Power of Example'をもう一度読む。 「応用倫理学で具体例を使うのはいいが、 その道のプロ(医者や法律家)の問題設定を鵜呑みにするのではなく、 まずちゃんと状況把握(appraisal)から始めろ」という主張は重要。 しかし、 倫理学の推論って(この論文でオニールが前提しているように)、 みんな「大前提(道徳原則)と小前提(事例)→判断」 という三段論法なのだろうか。
野菜餃子、みそ汁、ほうれん草など食べる。眠い。
早寝早起き。しかし、明日の発表の準備をしないとやばい。
散歩、朝食。今日も曇ときどき雨のようだ。
新聞。産経抄から。
[有事法案に]反対する理由の一つは、 住民の避難や救済など国民の保護に関する法整備ができていないことだそうだ。 ようするに例の基本的人権の要求ということだろう。 人権守って国滅ぶ、平和ボケが改まらぬ人たちは「有事」 の何たるかがわかっていない。
(産経抄本日付)
たしかに表現の自由も結社の自由も命あっての物種だが、 しかし、有事だからといって警察や軍隊に超法規的な権力を無制限に 与えられたら市民は困るだろう。 有事においてどの程度の自由や権利が市民に保証されるのか、 ちゃんと議論しておくべきだろう。と思うんだが。
あ、もう学校に行かねば。
曽野綾子「自由とは、自分がしたいことをすることではなく、 するべき義務を果たすことだという」(産経本日付)。 積極的自由だな。
お昼前に大学へ。某教授とお昼を食べながら、D論についての相談。 がんばれ。ちょっと文献のコピーもさせてもらう。
明日の発表の準備中。
某教授が科研費で買った本が図書館に大量にあるというので、 運ぶのを手伝う。結局、本棚があまっているというので、 すべてオレの部屋に運びこまれることに。この部屋には当分 自分の本を運び込むつもりはなかったので、ちょうど良かった。
リブレットのアダプタを持ってくるのを忘れたので、 もう勉強を続けられない。帰るか。
帰宅。今日研究室に運び入れた本の中に、 たまたま明日の発表に使える文献を見つける。運がよい。
(見つけたのは、PosnerのThe Problematics of Moral and Legal Theory。道徳理論についての章では、あらゆる道徳理論は役に立たな いと徹底的な批判がなされている。これは批判すべき本だと思う)
近くで寿司。
戻ってきてから明日の発表。 冷蔵庫にあったワインをちょっと飲んだせいでさらに眠くなった。
早寝早起き。発表の準備をせねば。
やっと発表の準備ができた。
シャワー、そば。
研究会に着ていく服がないので、 お昼に某ユニクロでシャツを購入してから某灯台へ。 昼下がりから夕方まで某研究会で発表してきた。 倫理学を専門に研究していない人にどのように発表すべきか、 いろいろ考えさせられた。
研究会のあと、少し懇親会に参加。 それから某頭葉大学までテクテク歩いていったが、 着くとすでに某学会の懇親会は終わっており、 泣きながら帰宅する。明日は学会に出る予定。
初めて南北線を使う。これで中目黒で乗り換えて行けば、 灯台に行けるのか。
久しぶりに人前で二時間近くしゃべり、疲労困憊する。 ひきこもりにはつらい。
ちょっと某ブックオフへ。新書などを買う(眠いので記入は明日)。
某中華料理屋でラーメン。うまい。
朝起きる。ひきこもりたい欲求を抑えて、某頭葉大学へ。 南北線を使ったが、神保町から都営三田線を使うのが正解だったようだ。
まだ学会に入っていないが、某助教授のうしろに付いてさささともぐりこみ、 アレントとハーバマスに関する発表を拝聴する。
すっかり疲れてしまったので、お昼休みに少し立ち話をしてから退散する。 眠い。
お昼はまた駒沢大学駅前の中華料理屋で。
昼下がりから碑文谷の某ダイエーへ。 扇風機を買おうと思ったが、結局買わず。 安売りしていた本棚も買おうと思ったが、 結局買わず。 ペットショップのミドリガメに魅かれたが、 やはり結局買わず。
夜は自炊。野菜餃子、サラダ、ホウレン草のおひたし、みそ汁。 みそ汁は大根を切っていれると甘くなることを覚えた。
新聞。
そういえば、某ダイエーのCD屋に モンティパイソンのテレビシリーズのDVDが置いてあり、 一枚3200円だったので、喜んで全部購入することにした。 喜んだというのは、 7枚入ボックスセットは以前は4万円近くしたので手が届かなかったからだ。 ポリドールに感謝。 ただ、vol. 5がその場になかったので注文し、 そろったときに全部買うことにした。
風呂。
某師匠が書かれている、 ユニセフQ2とかそういう手段でテレホンカードの残りを 有効利用するというのは良いアイディアだと思う。 オレの財布にも残り度数が1のテレホンカードがけっこうある。
最近、英国の議員が、人々が使っていない銀行口座について 同様のことを提案していたのをラジオで聞いた。 個人が主に使用している口座の他に、 作ったまま放ってある口座のことをdormant accountと呼び、 これは英辞郎によると「睡眠口座」と訳されるそうだ。 その議員の提案では、 国内の各銀行の睡眠口座に眠っている貯金を全部集めて、 第三世界のために使ったらいいのではないか、とのこと。 この議員は実際にこの趣旨の法案を議会に出すそうだが、 法律的に難しいか、議員に影響力がないかいずれかか忘れたが、 実際に法が成立する可能性は低いらしい。
しかしまあ、個人的にはまだときどき公衆電話を使うので、 余っているテレホンカードはオレのところに送る、ということが望ましい(ウソ)。
昨日古本で届いた本。
昨日古本屋で買った本。
早寝早起き。朝食、散歩。小雨が降っている。
新聞。某東急ストアのビラ広告にも`tasty life'という文句が使われている。 Googleで調べると、やはり和製英語のようだ。
関西のSARS騒ぎでホテルやレストランなどが経営上のリスクがあるにもかかわらず 情報公開したのは興味深い。 たしかに、情報を隠すとパニックになった可能性もあるので、 長期的に見れば賢明な選択だったのだろう。
ひきこもってばかりいると、だんだんモゴモゴしゃべるようになってくる (昔からそうだが)。 滑舌をよくするために、ときどき新聞を音読した方がよさそうだ。
トレインの新しいアルバムが去年の12月ごろに出ているようだ。 残念ながら日本のアマゾンではまだ手に入らない。 amazon.co.ukで注文すべきか。
「口コミを支えているのが主婦を中心とした八万人を超す女性会員のマンパワーだ」 (「口コミの経済学」産経本日付15面)。 「女性会員のマンパワー」という表現はよろしいのだろうか。 あ、産経だからいいのか。
しばらく寝てしまう。近くのスーパーで買物。 コンビニで電気代、電話代、水道代も払う。
戻ってきて焼きそば二人前。キムチ、ちくわ、たまごを投入。
なぜか毎月収支がトントンになってしまう。倹約倹約。
といいつつ、散財してしまう。 某ダイエーに行ってモンティパイソンのテレビシリーズのvols. 1-4, 6-7を購入。 vol. 5はアマゾンで注文した。
電球も購入。オプティカルマウスも購入したかったが、 これはまたにすることにした。ついでに、野菜その他の買物も済ませる。
カレーを作って食べる。食べすぎ。体に悪いので1.5合も食べないこと。
モンティ・パイソンにはまってしまう。ついDVD1本見てしまった。
眠い。
カレーの食べすぎでまだ気分が悪い。
先日送られてきた某千葉大資料集を飛ばし読みする。 この資料集は今回で終了とのこと。おつかれさまでした。 一緒に送られてきたヨーロッパの生命倫理事情についての資料集も勉強になりそうだ。 とくにフランスの生命倫理法についてはよく検討すること。
最近、ようやく「価値」についても関心が出始める。 とくに、どうやって価値が生まれるのかについて。
遅寝遅起き。よく寝た。
くもり。
家賃を振り込む。
京都で泊まるホテルも予約。もっと早くに予約すべきだった。
SARSに感染していた台湾の医師の問題で、 台北の勤務病院で会見があったそうだが、 そこで朝日新聞の記者が、 医師を加害者扱いしたうえ、 医師が日本で買春したとしたら相手に感染した可能性が高い、 という趣旨のことを言ったそうだ。 これがメディアで報道され、 「台湾で買春してるのは誰だ」 と怒った病院関係者の発言も報道されたとのこと(産経本日付3面)。
まあ朝日記者も言い方が悪かったと思うが、 しかし、医師が買春したかどうかという問いに対して、 「日本人も台湾で買春しているだろう」 と批判するのはちょっと筋が違うように思う。 特定の台湾人医師の行動に言及したのに対して、 日本人一般(といっても、買春しているのは一部の日本人だが) の行動を批判するのはおかしいし、 また、 台湾人医師が買春したこと自体を非難しているわけではおそらくないだろう。 朝日の記者が「医師が日本で温泉に入っていたら他の人に感染した可能性が高い」 と言っていればこういう批判は受けなかったのだろうけど…。
これが逆の立場だったらどうか。SARS患者と接触があった日本人医師が 無責任にも台湾に行き、ウイルスをばらまいた可能性があったとしたら? 台湾の記者が京大病院かどこかの記者会見で、 その医師が買春したかどうかを尋ねたとしたら? …まあ、日本人観光客の風評を考えてみれば、 問われても当然という気もするな。
焼きそば。
ツェッペリンのライブDVDが もうすぐ出るそうだ。すごいらしい。 ライブアルバムも出るそうだ。 これもすごいらしい。
大学に行くつもりだったが、つい行きそびれる。
少し草抜きをする。乾いたらゴミに出そうと思っていた草が、 このところ続いた雨のせいで腐りはじめている。 ひどいことになる前にゴミに出すべし。
足を蚊に刺される。
ちょっと寝てしまう。
外は犬猫雨。
ようやく勉強する気になってくる。カレー。
今週水曜日、BBCラジオ2で`Chuck Berry Story'があるそうだ。
そういえば、産経を読んでいると、先日から朝青龍へのバッシングが強いようだ。 外国人力士だからか、あるいは単に朝青龍の性格がひどく悪いからか。