2月中旬号 / 3月上旬号 / 最新号

こだまの世界

2003年2月下旬号

「シンガポールは自由ではないが、清潔で麻薬中毒はひとりもいない。 それほど遠くない昔、シンガポールは、飢饉や病気、 その他問題がはびこり、貧しく、搾取された植民地だったが、 今や人びとは三部屋のアパートに住み、 仕事やきれいな道路に恵まれている。 物質的刺激がビジネスと自由市場経済を生みだす。 逆に政治家が民主主義にそって他の方法でやろうとしたら、 ロシアのような結果になる。中国人の90%は投票権より、 より物質的な豊かさに興味をもっている」

---ルパート・マードック

15年ほど前に、倫理学についての本を書いていたとき、 わたしはカントが言うように、 義務と幸福の一致--これは理性的な道徳的生活にとって不可欠だと思われる--を 生み出すためには魂の不滅を要請しなければならない、 と考える傾向にあった。 少なくともわたしはこれを暫定的に要請して、 その一方で実証的な証拠を真剣に探す試みをしようと考えていた。 もしこの探索が失敗したとあきらめるとしても、 この要請を最終的で決定的なものとして採用してもよいものだろうか? そうすることは真理およびそれを獲得する方法についてのわたしの見解全体と 合致しているだろうか? そしてもしわたしがこの二つの問いのいずれにも「否」と答えるならば、 わたしは何らかの倫理的体系を持っているのだろうか?

---シジウィック


主な話題

物欲リスト


21/Feb/2003 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

昨日、夕方に某ルネで本を受け取ってからバスで祇園の飲み会会場へ (舞妓がいるようなところではない、念のため)。 鍋。ひたすら白菜を食べる。

一次会でやったスピーチのスクリプト。行きの新幹線の中で考えたもの。 自分も出ていく者の一人だったので、「就職、進学されたみなさま、おめでと うございました」の一言を忘れてしまった。

Who is Kodama?

現、日本学術振興会特別研究員(SPD)。 横浜国立大学経済学部所属。
(「SPDのエスは何やねん?」というヤジあり。 「研究する人生」におけるに解釈に倣い、「ステキなPD」と答える)

総括: どうもついていたとしかいいようがない。

How to be a Kodama (こだまのようになる方法)

  1. ウェブで日記を書く。
  2. 研究室に寝泊りして、いつも勉強しているように見せかける。 日記には「勉強中」と書く。
  3. 穴場の哲学者を研究する。最近全集が出始めたというのが吉。
  4. 読書会をする。
  5. 英語の力を磨く。
  6. 良い先生にめぐまれる。
  7. 良い先輩と悪い先輩にめぐまれる。世代間倫理。
  8. とりあえず奨学金の応募は出せるだけ出す。
  9. 研究会には顔を出して業界についてよく知る。

How not to be a Kodama (こだまのようにならない方法)

  1. ちゃんと授業に出る。とくに非常勤をしだすと、 なぜもっとカント・アリストテレス・マルクスについての 授業に出ていなかったのかと反省することになる。
  2. ちゃんと先生に指導してもらう。とりあえずアポを取る。
  3. 早くから他の研究室・大学の人と仲良くなる。
  4. 雑誌(Ethics, Bioethics, PPAなどや、 思想・現代思想・正論・諸君など)を読む。テレビや新聞もチェック。 テレビはNHKと放送大学、新聞は産経(書評だけ朝日)。
    (「それはhow to be a kodamaじゃないのか」というヤジあり)
  5. 早くから生命倫理学をしっかり勉強する。食べていくため。
  6. とりあえず社会人をやってみる。世間知らずになることを避ける。 研究者になる適性を考えるためにも吉。
  7. 論理学、数学をやる。
  8. 英語以外の語学もやる。
  9. 酒を飲む。
  10. むやみにタクシーに乗らない。

And special thanks to...

D論も就職もまだなので、 まだ結論のついてない論文のようなものですが、 先に謝辞を述べておきたいと思います。

いろいろ不義理をしてきましたが、 某教授(現・某名誉教授)・某助教授や某くんや某秘書さんや某同居人 (現・某元同居人)やその他研究室の諸先輩方・同級生・後輩方に 親切にしてもらったことは一生忘れません。 ちゃんと少しずつ恩を返していくので今後もどうぞよろしくお願いいたします。

ご清聴サンクス。次は某君によるHow to be a *****です。

********

結局、夜は京都で明かすことにして、三次会まで付き合う。 夕方すこしウトウトしたものの、 基本的には寝ていなかったので三次会の途中で抜けさせてもらい、 三条のマンガ喫茶に行く。そこで朝まで寝ようと思っていたが、 イスが寝にくかったのと、 『ヨリが跳ぶ!』がおもしろかったのとで、結局朝まで寝ず。 夜が明ける前に店を出て地下鉄まで歩き、JR京都駅へ。

昨日指定席を買っていたので、ひょっとして一日明けると自由席にも 乗れなくなっているんじゃないかと切符をsmall printsを読んでいて怖くなったが、 無事に乗れた。新幹線の中では超爆睡。 しかし、途中で新横浜に停まらない新幹線に乗ってしまったことに気付き、 しかたないので東京駅まで行き、 こだまに乗って新横浜まで引きかえしてきた。

どうでもいいが、Hamamatsuというのは名前の響きがHabamasに似ていると思う。 「浜松」を英語かドイツ語圏の人に読ませたら「ハーママツ」 とか言うんじゃなかろうか。

それから横浜駅に行き、バスに乗って某大へ。眠い。

お昼すぎ

某校正作業。どうしようもなく眠い。

家賃について調べて、さっさと払うこと。

夕方

昼下がり、某校正原稿を発送。生協にも行ってみる。予想通り規模が小さいが、 まあこんなもんだろう。

理工系の図書館までてくてく歩いていくと、工事中で、 なんと4月に附属図書館がオープンするまで、 大学内のすべての図書館(人文社会系図書館、理工系図書館)が休館になるんだそうだ。 さすがに唖然とする。大学内のすべての図書館の機能が一ヶ月以上に渡って 麻痺してしまうっていうのは…。図書館は研究のライフラインではないのか? (って、最近あまり図書館通いしてなかったのでえらそうなこと言えないけど)

とにかく眠い。


22/Feb/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

今日はほとんど一日中寝ていた。昼はうどん、夜は駅前でインド料理。 一軒目はいつまで経っても注文を取りに来ないので、 しびれを切らして店を出た。 以前も行ったことのある二軒目はちょっと高いが客が少なくて良い。 東急ストアでちょっと買物をしてから帰宅。勉強をせずに一日が終わる。

昨日は夕方に某先生と横浜で食事をしてから帰宅。爆睡。


23/Feb/2003 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

いつのまにかこんな時間。

ちょっと宣伝。 民主化支援についてのこういうセミナーがあるようなので、 国際政治や開発学や政治学その他に関心のある人はどうぞ。

明日グラミー賞発表(BBC Newsで候補者がわかる)。 ノラ・ジョーンズがんばれ。 まあアヴリルなんとか(正確にはアヴリル・ラヴィーン)も、 たしかに出てきたときは「おっ」と思わされたけど、 どうもちょっとなあ。しかしこいつもなんか賞を取りそうだな。

20日に買った本。

夜明け前

スタンダード 反社会学」 というかなりおもしろいサイトを紹介してもらった。 そのおもしろさは、第一回を読めばわかるので読むこと。 第五回の「バカ息子こそが、社会の公平を実現するカギです」 というのは、現代正義論をやっている人にとっては天啓かもしれない:)

同姓愛について

名前が同姓の人を愛する「同姓愛」というのを思いついた。 念のため、男性・女性の性が同じの「同性愛」ではない。 「や、山田さん…」「や、山田くん…」というのが同姓愛である。

自分のオリジナリティを調べるために:)、 ウェブで「同姓愛」を検索してみると、 案の定「同性愛」の変換間違いのサイトがよく出てくる。 なんとなく、次のような記述は笑える。

1日、ドイツで女性同士が挙式を上げ、 同姓愛者同士の結婚が合法化されてから第一号となる カップルが誕生した。 この日は、 他にも多くの同姓愛者が各都市の戸籍登録所に集合、挙式を行った。
ドイツでは昨年、同姓愛者同士の結婚を認める法案が連邦議会で可決されたが、 実際には納税の面で制限を受けるなど、異性愛者夫婦に認められている権利が すべて認められているわけではない。
デンマーク、フランス、スウェーデン、アイスランド、ノルウェー、オランダなどの 欧州諸国ではすでに同姓愛者同士の結婚が合法化されている。

bjニュース

明らかに「同姓愛」について語ってるサイトは見当たらず。 しかし、たぶん探せば出てきそうだ。

BBC2チャンネルでジェームズ・ブラウンの特集。 ひさしぶりに聴きたくなった。バラードが逸品。 ライブアルバムを買う必要があるな。

起きる。昨夜はリブレットのワイヤレスLANの調子が悪くなり、 それにはまってしまってお昼前まで起きていた。最悪。

産経に新聞代払う。明日は家賃を払うこと。

遊んでいる場合ではない。勉強勉強。

夜2

あれ、アクセスポイントをリセットしたら簡単につながった。 どうもWEPのキーを打ちまちがえていたらしい。あ、あほや。 おかげで半日ぐらい無駄にしてしまった…。

夜3

夕食。鮭、ほうれん草、その他。

NHKスペシャル。中国が世界各国にもたらす価格破壊について。 中国一の電気会社、ハイアール(山東省青島に本社)の経営手法。 能力制が徹底しているようだ。

中国は反米イランとの経済的結びつきが大きい。 中国製のテヘランの地下鉄。 イランから石油輸出は対中国が一位。 現在中国は世界第二位のエネルギー消費国。


24/Feb/2003 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

風呂。ふう、某原稿がいつまでたっても書けない。がんばれ。

ヴェルヴェット・ゴールドマインを監督したトッド・ヘインズが ボブ・ディランのキャリアについての映画を作るそうだ (BBC News)。 いちばんかっこよかったころのディランは女性が演じることになるとか。

早朝

なぜか早起き。よく寝た。

早朝2

新聞。韓国新政権が明日誕生するそうだ。 「靖国は国内問題」「過去は精算された。未来を見よ」 「感情論ではない大人のつきあいを」などなど。

今日の英語: worm

ミミズのこと。 『サン』がイラク戦に消極的なシラク大統領をバカにしてこう呼び、 問題になっている。産経では「シラクはウジ虫」と訳してあるが、 実際の紙面を見ればウジ虫ではないことは明らか。理解に苦しむ。

さて、勉強勉強。

今晩はマイケルジャクソンの番組と、タモリの未来予測なんとかを見ること。

あ、今月は28日までしかないのか。困った。

お昼

勉強中。腹減った。早朝から起きているのでもう眠い。シエスタしたいが、 そろそろ家賃を振り込みに行かねば。

お、ブルース・スプリングスティーンがグラミー賞を三つ (best rock album, male rock vocal and rock song for The Rising)取ったそうだ。 ノラ・ジョーンズも三つ(best pop vocal performanceと two technical prizesだそうだ)取ったとのこと(BBC News)。 めでたい。BBキングも何か二つ取ったそうだ。 サイモン&ガーファンクルやエタ・ジェームズはlifetime achievement賞をもらう予定とのこと。

夕方

昼下がり、すこしウトウトする。

夕方、某兄夫婦が遊びに来る。部屋を片付けないとな。

お、ノラ・ジョーンズ、結局8つグラミー賞を取ったようだ。すごいな。マンセー。

某兄夫婦と食事。ごちそうになる。感謝。

真夜中

マイケル・ジャクソンの番組を少し見る。 タモリの未来予測TVも少し見る。 空飛ぶ自動車、超高層マンション、クローンマンモスなど。 あ、NHKのクローン番組を見るのを忘れた。 ビデオ撮らないとな。

どうもワイヤレスLANの調子が悪い。ウィンドウズを使って設定すると、 安定度が落ちるみたいだ。


25/Feb/2003 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

ん、29になってしまった。 あと一年で成人式か…(ウソ)。

お昼すぎ

お昼まで寝てしまった。激しく自己嫌悪(ウツウツ)。 聖人どころか成人になるのもまだまだ先だ…。

新聞。「そもそも男らしさ、女らしさというのは生まれつきのもので、 それを伸ばしてやるのが人格教育である。社会的後天的な性差、 すなわちジェンダーは存在しない」(投書)。 この人はどうやってこのことがわかったんだろうか。

夕方

ノラ・ジョーンズを聴きながら勉強中。

ネットで家賃を振り込む。うまくいったかどうか、明日確認すること。

真夜中

夕方、某東急ストアに行き、買物。マグロを買ってきてネギトロ丼を作る。

そういえば、こないだ産経で、 胡麻斑アザラシという漢字があるのにゴマフアザラシと書くのはけしからん、 漢字で書け、という主張があったが、当の産経は「産経新聞はハッキリモノを いうシンブンです」なんて宣伝をしている。けしからん。


26/Feb/2003 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中 (午前)

眠い。イチゴを食べる。

昨日アマゾンから来た本。

真夜中2 (午前)

ラカトシュについて教えてくれというメールをもらう。 こういうのを勉強してないからハーマンがわからんのだよなあ。 科哲も勉強すべし。

The Cambridge Dictionary of Philosophy (2nd ed.)は良い哲学事典だ。 部屋にもっといろいろ字引類(法学、医学、哲学、経済学、その他)を揃えること。 今度科研費が入ったらそういうのを買うこと。

ひゃあ、学振の給料がまた下がるそうだ。 まあこれで、業績を上げられなくても、 「賃下げのせいで世界最高水準の研究を行えなかった」とあとで言い訳できる わけだが…。

ウソです。しっかり勉強します。

夜明け前

まだ起きて勉強中。

そういえば昨日は、寝正月ならぬ寝誕生日だった。 しかも、家族からの分を除くと、お誕生日メールは一通しか来なかった。 ど、どういうことだっ :)

まあ、おいしいケーキももらったし、いいんだけど。

…といいつつ、一応フォームにリンクを貼っておく :)

早朝

資源ゴミを出す。朝食。ちょっと最近コーヒーを飲みすぎだな。 インスタントは簡単なのでついついそっちに手が伸びてしまう。

早朝2

新聞。いくつかの地方自治体が「性差を連想させる表現」 を規制していることに対して、表現の自由の侵害の可能性があると批判しているが、 これが「人種差別を連想させる表現」だったらどうなのだろうか。

とりあえず某資料集用の原稿がやっとできた。 起きて見直したらメールで出すこと。

お昼

寝たと思ったら、某銀行から電話が来て起こされる。 やはり昨日のネットによる振込みに間違いがあったとのこと。 テレフォンバンキングでも訂正できるというが、 やったことがないので最寄りの支店に出向きますと答える。 オレもローテクだな。

さりげなく催促したら、 誕生日メールがちらほら :) ありがとうございます。

たしかに「フジサンケイグループ」も全部カタカナですね。 カタカナでは「フジ」は「富士」なのか「不治」なのかわからず、 「サンケイ」も「産経」なのか「3K」(きつい、きたない、きけん)なのかわからない。 このままではひょっとすると「不治3Kグループ」 などという、正式に書くと誰も入社したがらないような名前なのかもしれない、 このような名前はけしからんのでさっそく投書をせねば ということにもなりかねない勢いです。 あれ、日本語が。

「かいつまんで説明する」というのは「詳しく説明する」という意味かと 思っていたが、「要点だけをつまみあげて説明する、簡潔に説明する」 という意味のようだ。英語だとsummariseにあたるような。

昼下がり

お昼すぎ、駅前の某銀行に行く。振込みの間違いは無事に訂正できた。 ついでに転居届けも出す。

それから某ファーストキッチンに行き、ジャンクフードを食べる。 ポテトはチーズ味がおいしいが、 どれだけ塩が入っているのかを考えるとこわい。 新聞を読んでいると、禁煙席で喫煙している女性がいたので、 「す、すいません、ここ禁煙なんですよね。は、ははは」と謝って追い出す。 論文の推敲もする。

それから某ピーコックで買物をし(ここも高い)、郵便局に寄ってやや遅れ気味の 年金を支払ってから帰宅。気分が悪いのでもうすこし寝よう。

Utilitasの2002年第2号(夏号)が届いていた。 ここは編集が猛烈に遅れてるのか、あるいは発送が遅いのか。

夕方

一応、某資料集の原稿をメールした。これで終わったことにして、 次は国際学会の原稿を書かねば。ポルトガルに行けなくなる。

真夜中

夕方から、少し寝る。電話で起こされる。簡単な夕食を食べて、 メールの返事など。さて、次の原稿を書かねば。

スターウォーズのパロディで、 湾岸戦争(Gulf Wars)エピソードIIというポスターがあることを 教えてもらう。 `Based on an idea by George Bush, Sr. / Production designed to distract you from the failing economy.'などの細かい記述が笑える。

動物に原告適格なし(産経)。 東京地裁でアマミノクロウサギ訴訟の判決が出たようだ。


27/Feb/2003 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

このサイトを参照して、 サイト内のGoogle検索のやり方を少し学ぶ。

昨日の新聞に、中曽根康弘元首相がイラク戦争について語っていた。 曰く、日本は「主体性を堅持していくことが大事」、 国際政治は「冷厳に事態の本質的な冷酷さを見ることが必要だ」、 「政治とは生きているものに対し、生きた対応をすること。原理原則、 理論だけで対応するものではない」などなど。 いかにも現実主義的な発言だ。

「現実主義によれば、国際関係において重要な行為者は国家のみであり、 対外政策は国家の利益によって決定され、 国際的解決は国家間の力によって作り出され、 倫理的道徳的な考慮に対する配慮は、 良く言っても国際関係においては不適切であるか、 悪く言えば非現実的な「ユートピア」思考を促すので積極的に有害である」 (Chris Brown, `International Affairs' in A Companion to Political Philosophy, p. 515)

「考えてみれば、現実主義者からすれば、 まさに韓国の太陽政策というのは『ユートピア思考』の典型なのだろう」

「あと、ジョン・レノンとかもそうですね。イマ〜ジン、 みんなが国家なしに暮らしてたら〜なんて歌ってますからね」

「しかし、考えてみると現実主義者っていうのはおもしろいな。 彼らだけが現実に対する排他的アクセスを持っていると思っているのだろうか。 現実主義者が「オレの方がお前らよりも現実をよく知ってるよ」と言うのは 「オレの方がお前らよりも賢いよ」という意味だろうか。 いや、まあ理想と現実のどちらに重点を置くかということだろうが」

「しかし、理想と現実を完全に分けてしまうこともできないんじゃないですか。 現実主義的な理想を持って現実に向きあえば、 そういう理想が現実に反映されていくわけだし」

「いや、理想と現実というよりは、 力と自国の利益以外の要素が政治を動かすことを認めるかどうかということか。 そう考えると現実主義は心理的エゴイズムの一種とも考えられるな」

「なんかあんまり対話になってませんね」

「そうだな」

真夜中2 (午前)

`International Affairs'を読む。おもしろい。

早朝

生活が不規則なせいか、あまり寝られず早々に起きてしまった。勉強しよう。

朝食のあと、 燃えるゴミを捨てに行く。あれ、いつのまにか春が来てるな。

お昼前

某ニューズレター編集委員会の記事のまとめ。 この委員会も今日で最後だそうだ。 某RA氏をはじめ、みなさんごくろうさまでした。

う〜ん、眠い。

う〜ん、寝てた。

日が暮れたころ、散歩がてら外出。 目黒通りを田園調布の方に向かって歩いて行ったが、 何もないので途中で引き返してくる。 某ホームセンターで深さ20cmの両手鍋と、 フローリングワイパーを購入。

夕ごはんは海親子丼とブロッコリ。 電子レンジでやるときはフタをしないといけない。

不妊治療で誕生、 成長後に提供者情報全面開示へ」(読売、毎日)。 第三者による精子・卵子・受精卵提供による出産をした場合、 子どもの成長後(15才以降)に個人情報を全面開示する方針にするそうだ。 えらく極端な方針転換だな。

メモ: 効率性よりも安全を優先する功利主義。


28/Feb/2003 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

Utilitas(2002. No 2)に載っているBart Schultzのシジウィック と公開性という論文がおもしろい。同性愛の話と公開性(と正直の問題)が結びつけて 論じられている。

真夜中2 (午前)

シジウィックが心霊研究をやっていたのも、 魂の不死を実証的に知りたかったからだそうだ。

真夜中3 (午前)

気分転換がてらカレーの仕込みをする。 にんにく入りエビツナカレー。 10人分作ると鍋がいっぱいいっぱいになったので、 20センチではなく22センチのより深い鍋を買うべきだったと後悔。

何かプラスチックが燃える臭いがすると思ったら、 両手鍋の取手の部分がコンロの熱で溶けかけていたようだ。注意注意。 火事を起こしたらたいへんなことになる。

しかし、夜中に料理をすると音が立ってよくない。注意注意。

夜明け前

カレー、う、うまい。やはりカボチャを使うといいようだ。

夜明け

う〜ん。自分の論文を英語に翻訳中。ひさしぶりに英語で書くと楽しい。 たぶんめちゃくちゃだと思うけど。

イギリスで、猫の腎臓の臓器移植がまもなく許可されるそうだ (BBC News)。 すでに米国やオーストラリアでは行なわれているとのこと。

問題はどこから臓器を取ってくるかで、 米国ではしばしば野良猫の腎臓が使われるそうだ。 自分の猫に手術をしてもらった飼い主は、 飼猫と野良猫の両方の世話を見るように期待されているそうだ (どの程度実行されているのか知らないが)。 臓器移植反対派は、(当然だが)猫は同意できないからダメだと言っているそうだ。 う〜ん。

早朝

う〜ん、やばい。〆切が。

お昼前

不燃ゴミを出してからすこし寝る。 ネコの鳴き声で起こされる。 どうもとなり(の豪邸)で数匹飼っているようだ。

洗濯物を干す。朝食。夕食のために米をといでおく。 と思ったら某先輩にもらった炊飯器を床に落としてしまう。 少しプラスチックの部分が欠ける。うう。

お昼すぎ

ヒゲを剃って某大学へ。

お昼すぎ2

教官の共用ルームで新聞。知らない人を見たら進んであいさつすること。 今週の朝日新聞に目を通す。 ちゃんとチェックしとかないとな。

昼下がり

自分の論文を翻訳中。ね、眠い。

夕方

眠いのでとりあえず顔を洗う。

夕方2

ちょっと気を失なう。まだ眠い。

某東急ストアで買物をしてから帰宅。なんだか風邪を引いた気がする。 電車の中ではフランス語の勉強。また再開した。 今度はリスニングを中心に。

郵便ポストを見ると、 「試読紙」とスタンプが押されたいつもと同じ産経新聞が もう一部入っていた。ボケてるな、産経。

アマゾンから本。

しかし、4月に給料が入らないのはほんとに痛いな。 3月危機ならぬ4月危機だよな。ポルトガル行けるのかな。

悪寒がする。どうも風邪を引いたようだ。 お昼からまともに食事を食べてないのもよくないので、 とにかくカレーを食べる。う〜ん、まいった。

真夜中

しんどいのでもう寝よう。明日起きてから勉強すること。


何か一言

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Wed Apr 2 15:38:55 JST 2003