「あの、毎日お忙しく生活なさっていて、 人のウェブ日記なんか読んでるヒマはないし、 ましてやアンケートに答えている時間なんてないという方が多いと思いますが、 ぼくに会ったことのある人も、 まだ会ったことのない人も、これから一生会うつもりもない人も、 一生に一度の親切だと思って、すこし休憩がてらアンケートに答えてくれませんか」
「ふん、なんでそんなことしないといけないんだ。 第一、別にめでたくないだろ、博士になったわけでもないし。 きみは退学だろ、退学」
「しーっ。退学と言ったら聞こえが悪いでしょ。 『京都大学文学研究科の博士課程を単位取得認定ムニャムニャした』 と言ってくださいよ」
「なあにがムニャムニャだ。退学だよ、退学」
「まあ、それはどうでもいいんです。 とにかくこのサイトは4月に一新する予定なんですよ。 これからは自分の学生にも見られることになるので、 この日記の存続も問題になるわけです。 というわけで、みなさんのご意見を聞かせてほしいのです」
「たーいがくっ。たーいがくっ」
「とにかく、お時間はとりませんので、 匿名でも実名でもけっこうですから、 たまの機会のアンケートにご協力ください。 とくに、 いつも日記を読んでいるけどこのごろ冷たくなってまったくコメントをしてくれない サイレント・マジョリティのみなさま、 ご批判の方も含めてよろしくお願いします」
「サイレント・マジョリティは定義からしてアンケートに答えないってば」
「いや、定義を曲げてそこをなんとか。よろしくお願いします」
「じゃ、『抽選で一万名様にハワイ旅行御招待!』って言ったらどう?」
「一万人もいるわけないでしょっ。 何も当たりませんが、よろしくお願いします。 では、どうぞ」
(2002年3月末日〆切です。〆切はちゃんと守りましょう)
アンケートを作るのに4時間かかってしまう。なんてことだ。
OSを2000に変えてから入れてなかったMSN Messenger(4.6)を入れておく。
ゴミを出すために起きたが、 もうすこし寝ないと死にますという。 とうてい死にそうには見えない。 しかし女は静かな声で、もう死にますと判然云った。 自分も確にこれは死ぬなと思った。
スペイン異端審問所「剽窃の罪で火あぶりの刑に処す」
お昼すぎに起きる。雨。
ネットでデジカメの情報を集めていたら、 フラフラとあやうく商品を注文してしまいそうになった。 衝動買いはいかん。冷静にならねば。
調べてみると、FujifilmよりもOlympusの方がよさそう。 巨大だが10倍ズームができてマニュアル操作も いろいろできそうなC-2100UZが欲しいのだが、 これを買うと5月上旬に餓死する可能性がある。 しかし、 自愛の思慮が足りず目先のことしか考えられないので、 やはり買ってしまうかも。
いかん、こんなことしてないで翻訳の手直しをせねば。
強風の吹くなか、大学に来て某翻訳の手直しを始める。 訳語を含め、訳すにつれ翻訳の方針が変わって行っているので、 一貫性を持たせないといけない。 最初に方針が固まっているといいのだが、 悪いクセで読みながら訳していくからそういうことができない。
研究室に来たときのお約束で『はじめの一歩』を読んでしまう。 某君におはぎもらう。感謝。 屋久島みやげのタンカンも一つもらおう。
このサイトを改装するにあたり、 過去に書いたものをどの程度残しておくかというのが頭痛の種なのだが、 学部のときに書いた放置自転車書簡を 読んだ某教育テレビのプロデューサーらしき人物からさきほどメイルが来て、 放置自転車についての番組を作成しているので出てみないかと誘われた。
この件についてはよく考えてから返事をすることにするが (行ってみたらアダルトビデオ撮影現場だったというオチかもしれないし。 …冗談です、念のため)、 むしろ考えてしまうのは、 こういう可能性を考えると、 過去の記録もむしろ手つかずで残しておいた方がいいんじゃないかということだ。 いや、残しておくと何かものすごい災難に見舞われるのかもしれないが。 スペイン異端審問とか。
ひさしぶりに研究室で勉強するとなかなか快適。 ネットがあるのであんまり集中できないが、 やはりできる行為の選択肢が限定されていると、 いやでも勉強せざるをえない。
某翻訳の手直し。やっと3分の1ほど見直した。たいへん。
「心ある方々からの暖かいメッセージが続々と伝書鳩によってもたらされています。
「この日記の作者に対するみなさんのイメージをすこし無断で紹介してみましょう。 『ちょっとシャイで人見知りしがちだが、実はウィットに富んでいて、 結構おちゃめ』。すばらしい。その通りです。
「『音楽好き、体が細くやせてるイメージ、 彼女がいないのがまるわかりだったけど、留学後できたかも? 京大によくいそうなそんな感じ』。あははは歯。 この方はスペイン異端審問所行きです。
「『楽しくておしゃれな方』。 どうぞ下宿にある座布団ぜんぶ持ってってください。
「『並々ならぬ良質な魂を持ち合わせていながらも、 それを今現在現実世界でうまく発揮できなくて模索している感じ』。 いやあ、まさにその通りですね。 資金の不足によって実力を発揮できないという現実を的確に捉えています。 寄付をなさりたい方は、下記のアドレスにメールしてください。
「その他、心温まるメッセージをいただいています。 ひきつづき、心ある方、心なき方からのメッセージをお待ちしております。 励まし、批判、頼みごと、その他、 一日一善の気持ちでアンケートにお答えください」
「善意に訴えてもダメなんじゃないの、やっぱり。 相手の自己利益に訴えないと。 アンケートに答えない方は地獄に落ちますとかさ」
「いや、それじゃダメです。自律的存在としての人間の自発性を尊重しないと。 シニシズムの蔓延した社会だと言われますが、 みな根は良い人ばふぁりふぇ」
「歯が宙に浮いてるよ、歯が」
今日の勉強時間…3.5hr
腹が減った。研究室にいると飢え死にしてしまいそうだ。
翻訳の見直しはまだ半分しか終わってないが、 そろそろカレーの待つ我が家へ帰るべきかもしれない。
う。某情報によると、 夕方下宿を出る前にご飯を炊く準備をするのを忘れていたらしい。 ということは、カレーうどん?
カレーうどんではなく、カレーパンになった。
戻ってきてからも翻訳の見直しをするはずだったが、 アンケートに回答してくれた人でアドレスのわかる人に 返事を書いていたらすっかり時間が経ってしまった。 逃避行動。
もはや体も頭も動かないのでもう寝よう。
…と思ったが寝れない。むくりと起きだしてまた翻訳の手直し。
あとちょっと。そういえば、 M1のときに某スコ氏の翻訳をやったときは、 某先輩に全部推敲してもらったんだよなあ。 あのころが懐しい。
いや、懐しがってないで、推敲推敲。 世代間倫理も忘れずに実行すること。
やっと終わったが、 大学のコンピュータに肝心のデータを置いてきたことを思い出す。 もう今日は完徹のようだ。ひええ。
やっと翻訳の手直しが終わった。 いつものごとく、時間ぎりぎりまでかかる。
ひさしぶりに研究室のソファで寝る。 寒いのでぶるぶる震えながら。 う〜、しんどい。
ひさしぶりに中央食堂で食事。 麦とろろ温泉玉子ご飯という得体の知れないものを食べてみたが、 食欲がなかったのも手伝って、少し残してしまう。 気分が悪い。
講演会の準備。本番に寝てしまうんじゃないかと心配。
講演会に出席。 幸い某先輩が質疑応答での通訳を引き受けて くださったので助かった。つかれて集中力がなかったので。 動物的視点から一つ質問した。
懇親会を一次会だけ出てくる。ひさしぶりに某先輩のお姿を拝見したり、 その他いろいろ。ドイツ語がしゃべられないことを悲しく思う。がんばろう。
某翻訳は実哲研に載せることになりそうだ。 近くメイルで質問を送ること。
肉体的、精神的にかなり疲弊。とりあえず寝よう。
みなが手際がよいので、今回の研究会もかなりスムーズに行ったようだ。 関係者のみなさま、おつかれさまでした。
今日の勉強時間…7hr
肩の荷が下り、ドロドロと泥のように眠る。 しかし、思ったほど長くは眠らずに済んだようだ。
今日から比較的ヒマな日々が待っている。 毎日休日のような日々を送ってきたが、 長かった学生時代に終わりを告げる最後の一週間ちょい、 しばらく完全な休日と割り切って春を楽しむことにしよう。
ええと、理性を切るスイッチはどこにあったっけ…。あ、これか。えい。
腹が減ったので風呂に入る。
アナウンサー「え〜、理性が働いていないため、 不合理な手段で目的を達成しようとしているようです。
「次にニュースです。昨日に引き続き、 アンケートの回答数がゆっくりと増えているようです。 この点について、人間を虫か何かのように語る解説者の方に ご意見をお聞きしたいと思います」
人間を虫か何かのように語る解説者「そうですね。 庭の大きな石をひっくり返したときのように、わらわらと、という感じですかね。 まだ大きなのが冷蔵庫や本棚の後などにも隠れているように思われますが、 もうしばらく様子を見る必要があると思いますね」
アナウンサー「ありがとうございました。 ところで、アンケートのいくつかには、『就職おめでとうございます』とか、 『常勤講師になったんですか』というメッセージがありましたが、 そういうわけではありません。まだ就職先募集中です。
大学の先生方への大事なお知らせ
児玉聡は就職先募集中です。
「これはどうやらアンケートの作者が『4月から社会人になる』 と書いたのが誤解されたようです。 ここでアンケートの作者の弁明を聞いてみましょう」
アンケートの作者「この場合の『社会人』とは、 『学生ではない成人』のことで、必ずしも定職に就いていることを意味しません。 定職に就いていなくても、 税金を払い投票に行くという社会人としての義務を果さなければならないわけで… (注35)」
(注35) ここで弁論は中断される。 その間に黒と白との石票をもってする投票が行われ、 アンケートの作者は有罪と決定する。
アナウンサー「アンケートの作者は毒にんじんをあおって死の床に就いたようです。 学生も当然ながら二十を越えたら税金を払い投票に行く義務があります。 『社会人』とは大学教授、医者、 弁護士などの専門職に就いた人々のことを指しますので、 当然この日記の作者は社会人にはまだ当分なれないわけです。
「では、ここで問題です。 この学生でも社会人でもない成人男性を何と呼ぶのでしょうか。 (1)甲斐性なし、(2)真人間(オネトム)、(3)OD、(4)ギャバガイ」
原住民「ギャバガイッ」
アナウンサー「ええと、注41です。『ふたたび弁論は中断される。 この間に第二回の投票が行なわれ、原住民は死刑と決定する…』」
ディレクター「アナウンサーっ、もっと真面目にやれ」
アナウンサー「失礼しました。引き続きアンケートの回答をお待ちしております」
しばらくコタツで寝てしまう。 それからちょっと大学へ。
今日は風が強い。
なぜかサルトルについて勉強してしまう。 『存在と無』をパラパラ読みながら、 「対自存在」が、意識一般について言われるのか、 あるいはとくに自己意識について言われるのか悩む。要勉強。 あ、しばらく勉強しないはずだったが。
バーリンの『ロマン主義講義』をざっと読む。 訳者あとがきにあるように、 思想史解釈としてどこまで正確かはわからないが、 読み物としては猛烈におもしろい。
ある人はバーリンの本を読むことのおもしろさを 「敏腕のドライヴァーの車に同乗しているスリル」 と形容したそうだが(訳者あとがき参照)、まさにその通りで、 敏腕のロンドンのタクシー運転手に乗せられて、 本やテレビで見たロンドンの名所を次々と見せられていくような気持ちになる。 とくにカントとロマン主義の関係(4章)と、 ロマン主義と実存主義の関係(6章)については学ぶところが多かった。
某所で買物をしてから下宿に戻ってくる。今日はけっこう寒い。 某所では買物をしている某君に(たぶん)偶然に出会う。
「何で『(たぶん)』なんですか」
「いや、こちらは偶然と思っていも、むこうが仕組んでいた可能性もあるし、 二人とも偶然と思っていても、すべて宿命かもしれないし」
「これだから哲学者は…」
お腹が減ったので、洗濯物を入れる。
アナウンサー「手段と目的関係に合理性が見られないもう一つの例です」
それから眠くなったので、うどんを食べる。
アナウンサー「さらにもう一つの例」
南禅寺に禅問答するタヌキが現われたらしい。 禅問答するタヌキは人格と認めざるを得ないだろう。 これでまた動物の権利を支持する事例が増えたと言える。
某ディレクターから電話。 やっぱり本物だったらしい。
詳しい話は控えるが、 自転車を置く側の論理を代弁してほしいとのこと。 まだ本決まりではないが、 ひょっとすると東京に行くことになるかもしれない。
というわけで、 来年の某大資料集のテーマは「放置自転車の倫理」か?
腹が減ったのでちょっと寝よう。あ、これは合理的か。
昨日の翻訳をすこし手直しして、某君にメイル。
今日の勉強時間…4.5hr
海親子丼。
「徐々に数が減ってきましたが、引き続きアンケートの回答が届いています。 見ず知らずの方からの心温まるメッセージが意外に多いので、 人間の無条件の善意の存在について再検討を迫られています」
「そんなもんないよ。みんな自己利益しか考えてないんだってば。 『すべての人は、幸福になることをさがし求めている。それには例外がない。…。 意志というものは、この目的に向かってでなければ、 どんな小さな歩みでも決してしないのである。 これこそすべての人間のすべての行動の動機である。 首を吊ろうとする人たちまで含めて』とパスカルも言ってる」
「しーっ。それは倫理学者だけが知ることのできる秘密だから、 一般人にもらしちゃだめです。 ごほごほっ。え〜、失礼しました。 サイトをどういう風に改装するかについては引き続き検討中なので、 良い案があればご意見お願いします」
勉強をしていたら朝になってしまう。う〜ん休日のはずなのだが。
風呂。
「風呂に入っているあいだに、 放置自転車を理論的に解決するうまい方法を思いつきました」
「なんだ、どうせ現実的な解決法じゃないんだろう。 駅前に自転車で来たやつは自警団でボコボコにするとか」
「いや、違いますよ、そんなバイオレンスジャックじゃないんですから。 それよりもっと現実的ですよ。ただ、理論上の解決策なので、 実践でどこまで実現できるかはたしかにわかりませんが…」
「なんだ、もったいぶってないで言ってみろ」
「ええ、そうですね。それでは言います。 わたしのこの理論は、わたしのもので、 すなわちわたしがつくった理論であり…」
「あー、モンティパイソンねたはやめて、さっさと言え」
「いや、まだちょっと秘密にしときます」
「あ。このやろう、ついに知的所有権の意識に目覚めやがったな」
僕のもの、君のもの。
「この犬は僕のだ」と、あの坊やたちが言っていた。 「これは、僕の日向…
「はいっ。パンセの295っ」
アナウンサー「正解ですっ。『パスカル百人一首』日本一決定戦の優勝は…」
「あー終わり終わり、脱線終わり。 さあ、続きを言え、知的所有権に目覚めたのか」
「いや、それもありますが、 自分の解答が新しいものなのかどうかちょっと調べてから話そうと思って」
「勝手にしろ。おれはもう寝るからな」
なんとか起きる。
あれ、朝から文学部のサーバにつながらない。 本部構内のネットワーク全体が落ちているようだ。
デジカメについてネットで調べて比較中。 フジフィルムとオリンパス(かキャノン)に絞っているのだが、 それでもむずかしい。とりあえず店に行って選ぶか。
今日の勉強時間…3.5hr
昨日はなんばに行き、デジカメを買った。 時間がなかったので、 なんばで待合わせしていた某友人と一緒に某「大きなカメラ」に足を運び、 オリンパスのC-2Zoomと64MBのメモリ、それにケースを購入。 しめて35000円ちょっと(ポイントが5000円分くらいたまった)。 今度は絶対になくさないぞ。 あ、「大きなカメラ」が提供している一年間の保証も入った。 なくしたり、落としてこわしても交換してくれるんだそうだ。
それから某友人となんばを少し歩いたあと、 岸和田にある某友人の独身寮に行き、 食事とドライブをしてから就寝。 いつも世話になって感謝。
朝、会社へ行く某友人と一緒に寮を出て、 某痴人を迎えに関空へ。 さっきやっと京都に戻ってきたところ。 今日も少し寒い。
昼下がりに、某餃子のなんとかで食事。まずい。
夕方から少し寝たあと、 起きてからethicsのオレのページを見ると、 ciceroからmillへのサーバの引越しがあったらしく、 古いデータになっているので驚く。 急いでデータの転送を済ます。
あ、上のアンケート、cgiが動かないのでしばらく使えないようだ。 ちょっと待ってください。
今日の勉強時間…0hr
昨夜のごはんは某所のラーメン。帰りにビデオを借りてくる。
cgiがまだ動かないので、 アンケートの方はもうちょっと待ってください。
『ミート・ザ・ペアレンツ』をビデオで観た。 何人かの友人からおもしろいと聞いていたのだが、 この手の「ドジな主人公がハデにドジをやって笑いをとる」 というタイプの映画はどうも苦手だ。
何でなのかを考えると、一つは予測可能な方向に話が進むからで、 もう一つは、自分がドジなので自分と主人公を重ねてみるからだと思う。 また、とくにこの映画の冗談は粗野なのが多いので今ひとつ。 『マリーに首ったけ』の冗談も粗野なのが多いが、 あちらの方がもう少しまし。
主人公の彼女は性格が良くて好感がもてる。彼女の母親の役柄も良い。 しかし、 二人とも男性の望む女性像そのものという感じでちょっと気持ち悪い。 というわけでC。
起きる。快晴。
今日の勉強時間…0hr
サーバ移転の都合だと思うが、 しばらくe-mailが読めない可能性があるので、 急な用事の方は電話か伝書鳩を使ってください。
[習作: 猿沢池から五重の塔を眺める亀と鳩]
昨日は奈良に行ってきた。 猿沢の池、春日大社、東大寺など、 名所を数年ぶりに観光してきた。
[習作: こだま、すっかりおとなしくなった鹿に鹿せんべいをあげる]
鹿せんべいを買ったら、 ビートルズの映画かなにかのように鹿に追いかけまわされ、 たいへん怖い思いをした。
[習作: 背後を撮られた写真家たち]
桜は五分咲きくらいで、京都より少し早い。
夜、宝が池公園の方をすこし散歩したが、 まもなく暗くなったので帰ってきた。すこし勉強する。
新しいデジカメは、バッテリの持ちはいいし画像も悪くないのだが、 以前の(FinePix 1400Z)と比べて、 記録した画像をモニタでズームして見れないのと、 マニュアルで撮影した場合に撮ったものを一度確認してから保存できないのが不便。 フラッシュが弱いのも気になる。まあこれから使いこなして行こう。
キョートの休日第三日目。 お昼すぎに起きてしまい、とくにどこも行けず。 夕方、桜の咲く疎水沿いを北大路まで歩いただけ。
夜、某君と某先輩と一緒に寿司を食う。 某先輩は元気で何より。 某君にタコ焼をごちそうになる。 感謝。
某氏のおかげで、cgiが戻ったもよう。 アンケートまだの方はよろしくお願いします。
今日の勉強時間…3hr
某日記アンテナが死んでしまったので、 日記アンテナを立てることを計画中。 また自分以外誰も書きこまない掲示板を作ってみようか :)
今日の勉強時間…0hr
キョートの休日第五日目。くもり。
昨日は、昼間は哲学の道、南禅寺、蹴上に行き、夜は二条城を見てきた。
哲学の道は観光客でごった返していた。
南禅寺のたぬきは見ることができず。残念。
ところで、デジカメの連写の機能はけっこう使える。 フラッシュがたけないので、昼間しか使えない技だが。
二条城は桜がまだほとんど咲いてなく、しかも寒いので、 ちょっと期待はずれだった。が、満月だったこともあり、 清流園のところは格別にきれいだった。 ここも観光客であふれていたが。
今日は用事で大学にちょっと顔を出したあと、 東福寺、清水寺、祇園と回り、夜に四条で『ロード・オブ・ザ・リング』を観た。
東福寺は秋に観光客が押し寄せるらしく、 ガラガラでなかなか良かった。 美しい橋と、庭園がある。
お昼すぎから雨が降ってきたが、 清水寺はあいかわらず観光客で混んでいた。
某イノダコーヒーで休憩。 窓にもたれて寝てしまう。
[習作: 傘を差しながら石畳を歩く、無断でウェブに載せられる女]
雨はいつまで経っても降りやまず。
祇園もすこし歩いたが、 都をどりのサインがうっとうしい。
まわりの人からはあまり良い評判を聞かなかったが、 なかなか良かった。とにかく映像はすごい。音も迫力がある。
とくに、人生には善悪の他に運命という要素があるというくだりや、 物語全体から読みとれる「いつ何のために死ぬべきか」 という問いは考えるべきところ。 お涙頂戴のシーンは今ひとつだったけど。
たしかにちょっと長いのが難。 とくに、 今回は最初の一時間が過ぎたころに鋭い尿意が下半身を貫き、 次の一時間が過ぎたころには激しく身をよじらせてトイレに行きたいのを必死にがまんし、 最後の方になると 「い、いま膀胱が破裂したら映画館全体に尿の雨が降りそそぐだろうな。ひ、ひひひ。 あ。や、やめろ、川や滝のシーンを映すのは。が、がぎぐげご」 などと煩悶しながら観ていたので、 あまり映画を楽しめなかった気がする。
というわけで(というわけでもないが)、C+。 次回に期待。
(おわび: 今日の日記に下品な記述がありました。 食事中の方には、つつしんでおわびいたします。 ひきつづき心地良い排泄をお楽しみください。 あ、食事です、食事っ)
今日の勉強時間…0hr
「『いつ、何のために死ぬか』と言えば、 パレスティナの自殺テロの連中はそれをよく知っているようだな。 しかもちゃんと知識が実践と結びついている。 なんとなく生きてそのうち老衰で死ぬんじゃないかと考えてる君とは大違いだ」
「テロリストを誉めないでくださいよ、ぼくのウェブサイトで。 それにどうせ彼らは反イスラエル、 反米の偏った教育を受けてるんでしょ。 だから自殺テロで死ぬなんて恐ろしいことを平気でできるわけで」
「君はあいかわらず考え方が一面的だな。 日本の特攻隊にしてもほとんどはごく普通の人間で、 みな恐怖を克服して死んでいったんだろうが。 パレスティナ人もそうでないという保証はどこにもない。 彼らをエイリアンか何かと考えるのは危険な考え方だ」
「いや、まあそれはそうかもしれませんけど…」
「しかし、いずれにせよ、自殺テロをするパレスティナ人にとって、 人生の意味とは、おそらく祖国を守るということに尽きるわけだ。 このように、どうやって死ぬかという問いは『よく生きる』とか『人生の意味』 という事柄と密接につながってるんだから、 君は自分自身についてもっと真剣に考えなくてはならん」
「実存主義ですね」
「うむ、実存主義だ」
証明写真を撮りに行く前に、散髪をしに大学のそばの床屋へ。 不精ヒゲも剃ってもらう。
散髪後、 某生協の写真屋さんに行き、証明写真。 写真を撮る前に鏡を見せてもらったときに、 アゴから下が血だらけになっていることに気づき、仰天する。 床屋のおじさん、桜の話をしながら荒っぽくやってたからなあ。 しかしもう面倒なので写真を撮ってもらった。
夕方、某ユニクロで自分探しの旅をする。Tシャツ。 あと、某所で買物もする。米、その他。
「心中で疑っていないことを、哲学で疑っているふりをしないこと」 ---チャールズ・パース
散歩がてら修学院の方まで歩き、さらに買物をする。
夜は下宿でパスタ。
キョートの休日第六日目は、写真を一枚も撮らずじまいだった。
今日の勉強時間…0hr
ちょっと勉強中。
エリザベス2世女王の母親の皇太后(Queen Mother)がさきほど(英国では土曜日の午後)死んだそうだ。 享年101才。
う、つい朝まで勉強してしまった。 いかんいかん、休日を楽しまねば。
「え〜、業務連絡、業務連絡。 アンケートの〆切は今日までです。アンケートの〆切は今日までです。 まだ回答してない方は、ただちに回答してください。 君たちはビッグ・ブラザーによって監視されていることを忘れないように。 ひ、ひひひひひ」
キョートの祝日七日目。のはずだったが、 京都駅のそばで行なわれた某研究会に午後だけ出席。 はじまる一時間前に下宿を出たのに、 バスが動かなくて30分ほど遅刻してしまった。 花見シーズンを甘く見ていた。失敗。
夕食はまたラーメン。
「膨大な無党派層の支持を得るために、 『日本無党派党』という党を作ってみたらどうですかね。 政治に無関心な人々のための党ということで」
「無党派層が投票してくれるわけないだろう、そんな党を作っても」
「いや、投票されないことが支持を受けている証拠ということで」
「よくわからんことを言うのはやめろ」
今日の勉強時間…7.5hr