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こだまの世界

2002年12月上旬号


主な話題


01/Dec/2002 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夜中

さっき東京から帰ってきた。

金曜日、東京着。土曜日、某大学で開かれた分配的正義の研究会に出席、 夜『ハリーポッターと秘密の部屋』を観る(B-)。 日曜日、同じ研究会に出席。夜、新横浜から京都へ。

明日の授業の準備をせねばやばい。あ、今日は世界エイズデーか。

真夜中

そういえば、金曜日には懸案の年金(去年貯めてた分)の支払いもした。 あらゆる傾向性(Neigung)は払わないことを欲していたが、 義務に対する尊敬から支払っておいた。 いや、カントに対する尊敬と言うべきか。

机に向かっている時間…7.0hr
今日の勉強時間…7.0hr
マルクス係数…0


02/Dec/2002 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

晩ごはん。梅ぼし(*2)、のり、納豆、豆腐、ごはん(1.2合)。

日本は北朝鮮のような独裁国家の市民が飢饉で苦 しんでいるとき、どのような事情があれ食糧支援をすべきか

産経が、「外務省の外郭団体が、政府の方針に反して、 北朝鮮に食糧支援していた。けしからん」と怒っている(12月1日社説)。 「独裁国家の暴走を阻止するため、国際的な対「北」包囲網が必要なときに、 安易な"人道支援"は慎むべきである」と述べているが、 最低限の食糧支援まで政治の駆け引きに使ってもよいものだろうか。

こういうことを書くと、「おまえは政治の厳しさをわかっとらん」 とか「どうせ食糧支援しても上層部と軍隊にしか届かん」とか 「なぜ敵に塩を送る真似をする必要があるのか」とか言われると思う。 実際、外国からの食糧支援が来ても、 そのことが市民に伝わる可能性は低そうだし、 食糧が実際に適正に配分される可能性はもっと低そうだ。 しかし、 狂信的な上層部の人間とは無関係の何十万人という市民が飢饉で死ぬのは 避けれるものなら避けるべきだろう。なんとか手を打つべきじゃないだろうか。

ああ、昨日の配分的正義の研究会でこの問題を訊いてみるべきだったな。

夕方

メモ。

机に向かっている時間…5.0hr
今日の勉強時間…5.0hr
マルクス係数…0


03/Dec/2002 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

あれ、いつのまにか翌日。昨夜、少しうたた寝をし、 それから食事(前日と同じ献立)をし、 それからたまっていた新聞を途中まで読む。もう眠い。

尼崎の女性市長の白井文が姓名判断で「幸子」から「文」に変更した、 という新聞記事を読み、ちょっとネットで自分の姓名判断を試してみたところ、 悪いことばかりが書かれてある。う〜む、オレも改名すべきか。

いや、実存主義者だからこういうのは信じないことにしてるんだけど。

あんまりよくわからないが、男の子が産まれたら、「児玉ヘボ介」 とか「児玉フェレ吉」というのが吉なんだそうだ。「児玉フロッグ」 というのもいいらしい。なんだかすごいな。 「児玉虎ぴ」とうのも理想的らしい。

昼下がり

やばい。また遅刻する。

メモ。

真夜中

たまった新聞を読まねば。

机に向かっている時間…8.5hr
今日の勉強時間…6.5hr
マルクス係数…0


04/Dec/2002 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中 (午前)

こないだのクローン人間についてのニュース。 一つ目の方ではクローンの作り方についてのアニメが見れる(英語)。

真夜中2 (午前)

電話代を払いにコンビニへ。川のほとりを歩いていると、 浅い川に大きな動物が歩いていた。 犬かと思ってよく見ていると、どうも鹿のようだ。 四匹の鹿が川の中を歩いている。Oh, deer!

奈良ならあたりまえだろうが、京都で野生の鹿を見るのははじめて。 家に戻って写真を持って出てみたが、どうも暗くて撮れなかったようだ。 う〜ん。みな無事に山に戻ってくれるといいが。

オレの錯覚だと困るので、某君にも見てもらう。 新聞社に電話しようかという話になったが、 まあここは田舎だから鹿が川を歩いていたぐらいではたいしたニュースに ならないだろうということで、やめておいた。

夜明け前

たまっていた新聞を読み終えると、 朝刊が届いたのでそれも読む。

早朝

夜が明けたのでカメラを持って鹿を探しに行ったが、すでにいなかった。 自転車で上流も下流もしばらく探してみたが、やはりいなかった。 単なる錯覚か、夜が明ける前にさっさと山へ帰ったか、 あるいは今ごろ街をほっつき歩いているか。

お昼前

昨晩からちょっと気になることがあって寝られなかったのだが、 二時間ほど寝てから起きる。

大学に来て少し用事。これから某所用。

机に向かっている時間…4.5hr
今日の勉強時間…0hr
マルクス係数…0


06/Dec/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼

水曜日、東京で某面接。大雨。夜はちょっと渋谷へ。

木曜日、なぜか池袋で「スーパージェッター」を見る。 昼下がりから灯台へ。書籍部で本を買ってしまう(某教授の新書、 ドウォーキンの翻訳など)。なぜか丸山眞男の読書会に出る。 夜はまた渋谷へ。

金曜日、朝から渋谷へ。電車に遅れが出た関係で、猛烈に混みあい、 あやうく死にそうになる。 まわりの人が意図的にオレにもたれかかっている気がして、 「おまえら自分で立て、自立しろっ」と叫びたくなる。 カント先生だったら杖でばしばし叩いていただろう。 電車から出たら、本の入った生協の紙袋が踏まれてびりびりに破けていた。 少し泣く。

渋谷の某スタバへ。しばらくネットにつながらずに苦戦したが、 ZoneAlarmを終了させるとつながった。

夕方

スタバで長居してメディアと民主主義についての本を読んでいたが、 コンピュータのバッテリーがなくなったので、自由ヶ丘の某旅館に来る。

ところで、某教授は対応能力のミニマムな基準として、

  1. 諾否(Yes/No)の意思表示ができる
  2. 諾否と治療措置との因果関係が理解できる
  3. 自分の諾否を記憶していられる
ということを挙げているが、 「自分の諾否を記憶していられる」という基準が思ったより厳しいことに気付いた。 今度某教授に会ったら「もう少し基準を緩めてもらわないと、 ぼくには対応能力がないことになってしまいます」と文句を言うことにしよう。

真夜中

渋谷でラーメン。うまい。

机に向かっている時間…6.5hr
今日の勉強時間…6.5hr
マルクス係数…0


07/Dec/2002 (Saturday/samedi/Sonnabend)

朝、テレビで某教授を少し見る。旅館のおばさんに朝食をいただく。 感謝。

雨。渋谷へ。マクドでネットに接続。

昼下がり

お昼前に某大に行き、英米私法のゼミに出席。 最近イギリスで安楽死したMs. Bのケースについて学ぶ。 誘ってくれた某氏に感謝。

机に向かっている時間…7.5hr
今日の勉強時間…7.5hr
マルクス係数…0


08/Dec/2002 (Sunday/dimanche/Sonntag)

早朝

昨日は昼下がりに九段下に行き、某大学で開かれた研究会に出席。 哲学や倫理学を勉強する。そのあとの飲み会にも参加する。

夜は四ツ谷に住む某氏のところに泊めていただく。感謝。

朝、また渋谷の某マクドへ。

真夜中

帰宅。京都は雨で、寒い。

今日は昼から横浜。 関内の小さな映画館で『アイリス』を観る。 ジュディ・デンチやケイト・ウィンズレットが出ているイギリス映画。 テレビ・ドラマのように少しこじんまりとしていて、 また少し展開が速く全体的に短い気がした。 もっとも、『ビューティフル・マインド』のようなお涙頂戴になっておらず、 抑えた演出になっていたので、それはそれでよかったのかもしれない。 それにしても、ケイト・ウィンズレットはなぜポンポン脱ぐのかがナゾ。B。

ちなみに、ケイト・ウィンズレットはインタビューで `I'm a great fan of her [Iris Murdoch], but I haven't read any of her books. I just don't have the time.'と言っている。

それから新横浜に行き、新幹線に乗り、爆睡。名古屋を過ぎたころに目が覚め、 少し勉強。京都から地下鉄に乗って大学に行き、某所でお好み焼きを食べてから 帰宅。

机に向かっている時間…0hr
今日の勉強時間…0hr
マルクス係数…0


09/Dec/2002 (Monday/lundi/Montag)

昼下がり

朝、某大で授業。今日もタクシーを使ってしまった。 人工妊娠中絶について。 時間配分もダメ、内容もダメで、終了後かなりヘコむ。D。 次回がんばろう。

大学のそばのモスバーガーで食事をしてからバスで帰宅。

真夜中

昼下がりに洗濯を済ませたあと、夕方から4時間近く爆睡。 夜、買物。ぼーっとしていたらいつのまにやら一日が終わってしまった。 たまっている新聞を読まないといけないのだが。

お茶(ほうじ茶)がおいしいので、ずずずと大量に飲んでしまう。

机に向かっている時間…4.0hr
今日の勉強時間…4.0hr
マルクス係数…0


10/Dec/2002 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

新聞。マルタ共和国に英語の語学留学するのが流行っているそうだ。 シチリア島の南にあるマルタは人口38万人、 面積は淡路島の三分の二ほどの島。1964年に独立するまでは、 150年ほど英国の植民地だった。 こないだの英国のシャム双生児の事件の両親と生きのこった方の子供は ここに住んでいるはず。

福岡市で開かれた日本感染症学会の発表によると、 19歳の女性の13人に1人がクラミジアにかかっているそうだ。 昨年の推定感染数は全国で男性が約20万、女性が約91万人とのこと。 先進国の中では日本だけSTDが急増しているようだ。

首都圏の私立六大学の学生にアンケート調査をしたところ、 学生の八割が授業中に居眠りか、メールを送っているとのこと。 う〜ん、どうすべきか。

真夜中2 (午前)

早口ことばのことを「滑舌法」とも呼ぶらしい。 はっきりしゃべれるように努力すること。

真夜中3 (午前)

まだ新聞。昨日から気になっているのだが、なぜ未成年をminorと呼び、 成人をmajor (majority)と呼ぶのだろうか。次の二つの説明が考えられる。

  1. だいたい人生は40年と考えられた時代、20才になることは、 人生の半分を過ごしたことを意味した。
  2. 子供に比べ、大人の方が人口の過半数を占めているから、 そちら側に入ることを意味した。

手元の辞書には説明がないので、ネットで調べてみよう。

と思ったが、なかなか調べがつかない。

お昼前

起きた。さあ、勉強勉強。

昼下がり

さて、行かねば。

某大学で授業。ミル。自転車で行った。和菓子を買って帰宅。

マリファナ合法化をめぐるネバダ州の住民投票は、 反対多数で否決されていたそうだ(産経夕刊12月4日)。

夜2

部屋が異様に寒い。

机に向かっている時間…10.5hr
今日の勉強時間…6.5hr
マルクス係数…0


何か一言

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Tue Dec 24 00:46:33 JST 2002