"He deals with everything at the level of emotion. He thinks politics is basically common sense. He can't understand why people would disagree with him."
from `Mail Order' in the Guardian (22/Feb/2001)
ベンタムの授業では、ベンタムの書簡集から抜粋した手紙を読んだ。 書簡を読むと、 パナマ運河、スペインの憲法制定、ギリシア独立戦争、教育問題、 オーウェンの社会主義運動など、 ベンタムがいろいろなところで一枚かんでいたことがわかる。 だいたいの企図は失敗に終わっているが。
セミナーでは、 スティーブン・ペリーという人を呼んで、彼のハート批判の論文の検討。 中心的な問題は「道徳的に中立な法理論はありえるか」というような話。 こないだから「法概念と価値」とか同じような問題が取り上げられている。 科学理論の勉強や言語哲学の勉強もしないといけなさそうだ。
共同体主義、とくにサンデルについて。 ロールズの原初状態を「負荷なき自我」路線で批判することは、 ロールズ自身が「まと外れ」だと`Political not metaphysical' で批判しているようだ。読み直すべし。
3月末から4月末までイースター休みがあるので、 一週間ほどミュンヘンに行き、某氏の世話になることにした。
そこで昨日ようやく重い腰をあげて航空券を手に入れることに決めたのだが、 STA Travelなどで並ぶのはめんどうなので、 けっきょくオンラインで済ませてしまった。 今回使ったのはgo-flyという、 easyjetとならんでよく知られているオンライン格安航空会社 (H.I.S.などとちがい、実際に飛行機を飛ばしている) で、往復68ポンド(一万円くらい)というのがあったのでそれに決めた。 行先によっては、片道4ポンドとかいうセールスもやっていた。
ちなみに、イギリス発の航空券を入手するには、 cheapflights.co.ukというサイトが便利。 いろいろな航空券会社の値段比較ができる。
生協で毎週金曜日にやっている古本市に顔を出す。
現代政治哲学のエッセイは「機会の平等」 について書くことにする(と思う)。 とくに、経済的不平等だけでなく、 才能の不平等まで是正する必要があるのか(あるいは、是正できるのか) というところがおもしろそうなので、 そこに焦点を当てることにしよう。 ノージック、ロールズ、ドゥオーキン、コーエン、 サンデルその他を読む必要あり。
友人に誘われてブライトンに行った。
ブライトンはイングランドの南の端にあるリゾート地で、 電車だとロンドンから1時間ちょっと。 インド風の外観のロイヤル・パビリオンと、 小さな遊園地になっているブライトン・ピア(桟橋) などがある。
朝から出かけて半日ブライトンで遊び、夜にロンドンに戻る。 ロンドンから出たのはひさしぶりだったので、 よい気分転換になった。 写真を掲載しておこう。 (今回もたいへん重いのでモデム接続している人は要注意)
土曜日くらいからたいへん寒くなる。 土曜日の真夜中には雪がふった。 今日の最高気温は4度、最低気温も4度。
昨日はジョージ・ハリソンの誕生日だったようだ。
ドゥオーキン教授本人による、equality of resourcesの話。 質問できず。要自己批判。
ちゃんと勉強しています。
夕方からのセミナー、さぼってしまった。 要自己批判。
夜、ベンタムの情報公開publicityおよび世論裁判所について勉強する。 来週の水曜日に発表することになっている。
「ハリソン・フォードが今度の潜水艦映画の出演料として、 2500万ドルもらうそうです。20日間の撮影なので、 1日100万ドルもらう計算になるとか。つまり1日1億円です。 時給500万円です。ちなみに、 ぼくが高校生のときに出前のバイトしてたときは、時給500円くらいでした。 ハリソン・フォードは、ぼくの一万倍労働力があるとでもいうんでしょうか」
「きみの一万倍市場価値があるだけじゃないの」