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こだまの世界

2001年12月下旬号

「美人であることの困った点は、 お金持ちの家に生まれてだんだん貧乏になっていくのと似てるってこと」

---ジョアン・コリンズ


主な話題


23/Dec/2001 (Sunday/dimanche/Sonntag)

「現在、東京に滞在中」

「木曜日の夜に京都から夜行バスに乗り、 朝に東京駅へ」

「某痴人のつてで、 青山霊園を見下ろすワンルームマンションの一室を使わせてもらって東京観光」

「金曜日は渋谷近辺を探索。夜はウナギ。B-」

「土曜日はお昼に築地へ。すしがうまい。B+。 皇居、秋葉原を回ったあと、日比谷に行き、 公開初日の『ヴァニラ・スカイ』 (トム・クルーズ、キャメロン・ディアズ、 ペネロペ・クルス)を見る。 現実と夢が交差するSF。手に汗を握るわけではないが、 観客を没頭させる展開。トム・クルーズはオスカーを取れるかもしれない」

「評価は」

「ちょっと終わりの方の展開がいまいちだったので、B」

「夜は表参道でラーメン。うまい。B」

「今日はロンドンの寮で一緒だった某痴人と一緒に原宿、 渋谷を散歩。お昼はもんじゃ焼」

「夜、下宿に忘れてきたこのThinkPadのアダプタがようやく届く。 某君に感謝」

「いろいろ忘れてきたんだよね、下宿に。 デジカメのUSBケーブルも忘れてきたし」

「アホだな」

「時間がなかってん、下宿出るときに」

「次回はもっと慎重に」


24/Dec/2001 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

「昨夜は新宿に行き、兄夫婦と一緒に某てんぷら屋で夕食。かなりうまい。 B+」

「おごってもらう。感謝」

「アリガトゴザイマス」

「それから喫茶店で歓談したあと、 新宿新南口のあたりをぐるりと一周」

「なかなかロマンチックでよいかも」

「今日も営団一日乗車券を買ったが、元が取れなかった」

「まあそんなケチケチしたこと言わないで、観光を楽しみなよ」

「今夜はこれから年賀状を書かないとな」

「わしから年賀状が来ない人のために、 あらかじめ明けましておめでとうと言っておこう」

「傲慢な」

「来た人には返すぞ、たぶん」

真夜中

「今日は、某痴人の友人と一緒に観光」

「まず浅草に行き、浅草寺を回ったあと、浅草寺のそばでソバ」

「何をくだらないことを」

「いや、関東ではこういう冗談が受けるのかと思って」

「まあそれはともかく、ソバはC+」

「それから隅田川を下るフェリーに乗って、 浜離宮へ」

「ここはなかなか雰囲気があってよい」

「ちょっと高層ビルに囲まれてるのが今ひとつだけどね」

「そのあと銀座に歩いていき、 某米ギャラリーというところで買物をする。おにぎりその他」

「某ソニータワーにも行き、アイボを見る」

「So-netがソニー系列であることをはじめて知る」

「え、そんなことも知らなかったの?」

「三光年ぐらい遅れてるよね」

「それから新宿に行き、 某高島屋の地下にあるフグ屋に行く」

「昨日兄に勧められた店」

「ここはトラフグ定食が安くてうまい。B+」

「できたらもう一度来て、フグ雑炊を試してみよう」

「そのあと東口のあたりでインターネット喫茶に入る」

「日本のインターネット喫茶ははじめて。 マンガ喫茶とインターネットカフェを兼ねている。 値段はそこそこ(1時間380円、延長10分50円)」

「光ファイバーなので速い。 ただ、telnet接続ができなかったのが問題」

「それにしても、4日ぶりにインターネットに接続したぞ」


25/Dec/2001 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

「昨日は横浜に行ってきた」

「中華街で昼食。C+」

「それから山下公園と港の見える公園を回る」

「港の見える公園は数回目だが、何がいいのかナゾ」

「工場の風景がわびしくていいんじゃないの」

「あのあたりにはやたらとネコがいる」

「それからずっと歩いて横浜ランドマークタワーへ。 69階に昇ってみた」

「エレベータが速い。分速750メートル」

「なぜか展望台では猿まわしの太郎・次郎が芸をやっていて、 それが一番おもしろかった」

「そのあと、横浜駅で某教授と一緒に食事。韓国料理。C+」

「それから、渋谷ですこし買物」

「表参道の飲み屋でちょっと食事。食事はうまいが酒はまずい。C+」


26/Dec/2001 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

「昨夜、部屋を貸してくれている某痴人の友人が一時的に戻ってきたので、 少し話をする」

「今日はお昼まで寝ていた。怠惰」

「急いで年賀状を書く。住所がわからないものが多い」

「昼下がりに近くでうどんを食べたあと(C+)、 暗くなるまで某スターバックスで数時間勉強」

「〆切を過ぎている翻訳の仕事。もうすぐ終わります」


27/Dec/2001 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

早朝

「さっき京都に戻ってきた」

「昨夜は部屋を片付けたあと、 バスに乗るために新宿に来る」

「もう一度フグ屋に行きたかったが、 時間がなかったので、某アメリカンな食事を食べる。B+」

「それから若者の集う夜行バス停に来る。 超高層ビルに囲まれた近未来的バス停に集う若者たち」

「いや、バス停そのものは別に近未来的じゃないと思うけど」

「バスが出発してからはえんえんと寝続け、気付いたら京都駅。 なかなか快適な旅だった」

「東京はどうでしたか」

「都内で生活したせいか、けっこう楽しかったね。 以前より東京が好きになったよ。 東京で生活してもいいなと思ったね」

「何すか、そのしゃべり方は」

「戻ってくると、某雑誌から校正原稿のファクスが。〆切を過ぎてる。やばい」

「某翻訳も今日中に原稿を送るので、もうすこし待ってください」

「来年から教える予定の某非常勤先からもシラバスの催促が」

「某校正、字が小さくて目がつぶれる」

「年賀状、字が汚なくて絶望する」

お昼

「やっとThe Philosophers' Magazineの15号と16号が届いた」

「半年ぐらい待ってなかったか?」

「校正も一応終わったので、某情報研に来てファクスで送信」

「なんで下宿にファクスあるのに某情報研なの?」

「ええと、ちょっとおみやげを渡したり、書類を書いたり、 いろいろ用事があったので」

「そういえば、東京にはミレナリオという、 神戸のルミナリエに相当するものがあったが、 おれのまわりの人間は誰も知らなかった。なぜだろう」

「原因1。君のまわりの人間が事情通でない」

「原因2。東京都の宣伝が足りない」


28/Dec/2001 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

「昨日は、夕方まで某情報研で勉強をしたあと、 某ルネで本を一冊購入し、さらに某ユニクロで自分探しをし、 ついでに食料品探しもしてから帰宅」

「夜は野菜炒め、野菜蒸し、カニ玉。C+」

「テレビを見ていたらあっという間に夜中になってしまう。 勉強勉強」

「某晃洋書房からも校正原稿が来た。あーせい校正とめんどう」

「あははは歯」


29/Dec/2001 (Saturday/samedi/Sonnabend)

「昨日は用事で小豆島へ行ってきた」

「しょ、小豆島? どんな用事やねん」

「いや、ちょっと温泉に入り、 シーフードを食べようと思って」

「何や、それやったら日本海ちゃうんかいな」

「いや、それがなりゆきで…。とにかく行きは岡山から土庄港に行き、 某ホテルで一泊。帰りは大部港から日生に行き、 そこから京都に戻ってきました」

「それで、食事はどうやったん」

「新岡山港でフェリーに5分差で乗り遅れたので、 みやげもの屋で食べたうどんはC+。 ホテルの食事は夜の海鮮料理はB-、朝食はC+」

「なんだ、大したことないやん。 温泉は?」

「まあそこそこでした。あと、日生の駅前で食べたカキフライ定食は、 1000円なのにめちゃ豪華で驚きました。B。時間があまりなくて、 急いで食べなきゃいけなくて残念でしたが」

「夜は買物をしたあと、下宿でスパゲティ。B-」

「さて、勉強勉強。シラバスも書かないと」

「某出版社の校正と某関倫の校正を済ませた。 某関倫の方は明日返送すること」

「そういえば、某土屋恵一郎の『正義論/自由論』をようやく読み終えました」

「どうやった」

「土屋氏は、基本的には、 ロールズの正義論を日本の政治家はもっと真剣に受けとめるべきだという主張をしています。 氏の文章は情報量が多く、ときどき面白いことを書いているんですが、 反面内容が散慢で、なにしろ文章が読みにくい。 読点が多すぎるんですよね。 たとえば、次の文。こういうのがザラです」

ジョン・ロックの「寛容論」は、そこでは、たんなる宗教上の寛容の問題ではなく、 社会のうちには、誰も関与することはできない、「私的」な世界があることは、 あきらかにした上で、自己決定と自己責任による個人の自立というものを、 はっきり理論的に確立したことになる。(131頁)

「いいんじゃないの、この、くらい。文意が、わからん、けど。 それに、本人のせい、ではなく、 やたらと読者に媚びようとする、岩波書店の、陰謀じゃない、のか」

「いや、本人のせいでしょう。 やたらと意味のない段落分けもされてますし」

「某君がベンタムの同性愛論に興味を持ったのも、この本のせいかしら」


30/Dec/2001 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夫婦別姓について

「夫婦別姓についての、自民党の高市早苗議員の発言」

「[夫婦別姓は、当の夫婦だけの問題ではなく] 第三者も確実に不便を感じることになります。 (…) その家族に大変気を使うことになります。(…) 例えば私が将来結婚できて、 何年も会っていない親せきに招待状を出すときに、 いちいち電話して[別姓を]選択したかどうか聞かなくてはならない。 かなりしんどいですね。 同姓を前提にした行政事務を直すのにもコストがかかります」 (朝日新聞12月29日朝刊5頁)

「要するに、夫婦別姓にすると、親戚一同は迷惑するし、 行政も迷惑だから、通称でがまんしろということだ」

「この発言が異常に腹立つのは、 個人の権利と効率を秤にかけているように思えるからだろうな、おそらく。 効率という言葉を『功利主義』に置きかえると、 高市議員は悪しき功利主義的発想をしていることになる」

「というか、迷惑迷惑だというなら、 いっそのこと日本人の名前を全部『田中』にしちゃえばいいじゃん。 子供が生まれたら『太郎』か『花子』にする。 そしたら親戚一同も行政官も大助かりでしょう。 高市議員はそこまで主張しないと一貫性がない。 高市早苗なんて名前はやめて『田中花子』にすべきだ」

「それよりも、親戚とちゃんとつきあえよ、高市議員。 いつも連絡とってればいい話じゃん。 別姓に反対する理由が、親戚に電話で名前を訊かないといけないから面倒だなんて、 いったい何を考えているのかと思うよ」

「あ。あまり悪態をつかないように。フェアに行きましょう、フェアに」

「行政事務にコストがかかるのはたしかに大変だけど、 だからたとえば同性愛者の結婚を認めることはできない、 という議論は通らないでしょう。夫婦別姓が人権であることを認めさせないと」

「人権なんて言わなくてもさ、他者危害じゃないんだから、 選択の自由を認めるべきでしょ。迷惑なんて理由にならないよ。 家族のきずなとか社会のきずなとかも一緒。 自由民主を唱えている党の議員がなぜミルの原則を主張せずに、 デヴリンみたいなことを言うのか」

「いや、自由民主というのは看板だけで、実際は保守党だから…」

「まあ、この論争は一度しっかり議論する必要があるよな、倫理学者は」

「きみ、何年も前からそう言ってない?」

あったらいいな、嫌言権?

「さらに、最近の言葉の乱れの投書について」

ことばは変化する。最近はテレビのアナウンサーまでが木造の民家を見て 「いいですね。家が木とかしてるじゃないですかあ」と言う。 木造なのに、「とか」はない。 語尾上げも嫌い。 あったらいいな、"嫌言権"。 (朝日同日、24頁)

「さらに次は、元NHKアナウンサーの鈴木健二氏の発言」

最近のアナウンサーの言葉は、聞くに堪えないの一言に尽きます。
行ったんです、思うんですと、「〜んです」言葉を無頓着に続け、 食べれる、投げれると「ら抜き」言葉も平気の平左。 アナウンス室に乗り込み、しかりつけたい衝動に日々駆られています。 (同上)

「性道徳の乱れと同様に、言葉の乱れもこのように問題になる。 通用している道徳(実定道徳)に変化が生じるように、 通用している言語規則にも変化が生じて、新旧の対立が起きる。 とくにNHKのような公共放送においては、 模範を示すことが期待されるため、 どのていど新しい傾向を取り入れるかが大きな問題になる」

「まとめてくれてありがと」

「しかし、古い日本語を『手本となる正しい日本語』と主張するのは、 おかしいですよね。古い方が正しくて、新しい方が間違えてるってのは。 結局のところ、言葉は通じればなんだって言いわけで」

「うむ、そういう『言語の正しさとは何か』とか、 『なぜ正しい日本語を使うべきか』 とかいう問いを研究する学問を、メタ言語学、あるいは分析的言語学とも言うな」

「また、うそばっかり」

「いや、この議論がおもしろいのは倫理学と並行した議論が見られるんだよね。 言葉遣いにおける新旧の対立を、『規範か自然か』なんて対立軸で見てる。 これって、ノモスとピュシスの対立と同じ捉え方でさ」

「しかし、古い方を規範、新しい方を自然って捉えるのはあまり納得できへんな」

「おかしいですよね、やっぱり。まあ、 以前から使われていたものが、新しいものを批判するための尺度になるのは 理解できますが。しかし、新しい用法は単に『昔の用法とは異なる』だけであって、 それが自然かどうかなんてナンセンスでしょう」

「いや、自然ってのは、市井の人が普通どのように話しているかってことでしょう。 規範ってのは辞書的な用法のことが指されているわけでさ。 問題は、アナウンサーや新聞記者が、市井の人々の言葉でしゃべるか、 あるいは辞書にある確立された言葉でしゃべるか、ということなんだろう」

「まあ、ミル的に言えば…」

「その言葉遣いもしかられるぞ、鈴木健二に」

「じゃあ、ミル流に言えば、どんな言葉遣いをしようと、人の勝手なわけで。 困るのは自分なんだから、愚行権の一種でしょう、加藤先生流に言えば。 それを『嫌言権』なんてことを言って禁止しようとするのは許せませんね。 批判するのは自由ですが、言葉遣いを阻止しようとするのは、 言語の自由な発展を妨げることになります」

「嫌だったら見るな、と言いたいところだが、 NHKのように公共性が高くなると難しい。 まあ消音して文字放送でがまんしてもらうとか」

「しかし、やっぱり何が腹立つかと言えば、 この古い日本語を『正しい日本語』と言い切ってしまう態度だよな。 古い道徳は『正しい道徳』、古い服装は『正装』。 慣習を錦の御旗にして正義を主張するやつらは許せん。 てて、天にかわって成敗してくれる」

「まあそう目くじら立てなくても、『正しい日本語』=『慣習に適った日本語』 と良心的に読みかえてあげればいいじゃないですか」

「ピュシスピュシス、ロゴロゴロゴス」

「カンカンカンビン、もえないもえるもえる」

「あ、また壊れた」

「じゃあ、ぼくは翻訳の仕事を終えないといけないので、これにて」

昼下がり

「翻訳の見直しが終わったので、とりあえず原稿を某助教授と某師匠に送っておいた」

「次は某非常勤のシラバス書きだな」


31/Dec/2001 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

「昨日はお昼から夕方まで某ミスドで勉強したあと、 夜に某友人と一緒に四条で食事」

「某ミスドでスリッパをもらう」

『マルコヴィッチの穴』 (Being John Malcovich)

「夜中、マルコヴィッチの穴を見る」

「ビルの7.5階にあるトンネルをくぐると、 俳優ジョン・マルコヴィッチの視点から物を見れるようになる、 という奇抜なアイディア」

「しがない人形使いの主人公が、 この穴をくぐることで人を操るようになる」

「他人になるとはどういうことかについて考えさせられる映画…、 かと思ったが、それほど深くはなかった。 マルコヴィッチがマルコヴィッチの穴をくぐるときもおもしろいかと思ったが、 彼の深層心理を見るというつながりはよくわからない」

「俳優が豪華なのはいいが。最後にビョークを持ってくるところもよい」

「倫理学的には『インビジブル』の方がおもしろそうだ」

「もう眠いから寝よう」

「映画の評価は?」

「全体的にはよくできた映画だったが、 どうもピンとこなかったので、C+」

「大晦日っすね」

対話にするのも疲れてきたので、しばらく独白に戻ることにする。

今日は風邪を引いたようだ。 頭が痛く、熱があり、背中が痛い。 のどと鼻はまだ大丈夫。

やることが多々あるので、 ひさしぶりに薬を飲む。 薬局のおじさんに勧められて、 カツジン28などという薬を飲む。 あと粉末の風邪薬も買わされる。

夜中に神社に行きたかったが、 どうもこれではだめそうだ。

今日は午前中に某非常勤先の書類を書いて、 郵便局で送る。違うフォームの履歴書を送りつけてきたので、 それを完成させるのに数時間かかる。 非効率だ。履歴書ぐらい統一してくれ。 そういえば、昨日写真屋さんで写真を現像したついでに、 白黒の証明写真も何枚か撮った。

それから某ショッピングモールに行き、 通路の椅子に腰掛けて勉強。 喫茶店で勉強する楽しさ(と効率の良さ)を覚えつつある。

が、日本の喫茶店は禁煙席がきちんと確保されていないところ が多いのが難。 近くの某ミスドには当分足を踏みいれることはないだろう。 その点、某スタバは全面禁煙ですばらしい。 グローバリゼーション万歳。

通路の椅子に座ってしばらく某氏の修論草稿を見たあと、 地下でたこやきを食べ、さらに某スーパーに行き、 水炊きとおでんの材料を購入。

が、何を買ったらいいのかわからないので、 とりあえず水炊きはセットを、 おでんは餅入りのあげのパックに付いていた小さな写真を解読して、 大根やこんにゃく、里芋その他を購入。 今日は水炊きにする予定。

しかし、しんどいのでちょっと寝よう。


何か一言

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Sat Jan 12 21:42:31 2002