`Cultural stereotypes are actually quite accurate. The Italians are too cool to drink, the Germans are like dogs desperate to be friendly, the American are idiots and Canadians are great fun. The English and the Irish? Well, the Irish are, of course, fantastic and the English are ... well, if the Germans are like a dog desperate to be friendly, the English are like a friendly dog that keeps on knocking over the china -- they are kind of clumsy and they knock things over but they generally mean well.'
---Mark Hunter (founder of Axon Group)
少し早めに起床。某仕事。朝食、朝刊、髭剃り。
朝、娘を保育園に送ってから大学へ。午前中は進化論の勉強。 お昼は研究室の在庫パスタ。
お昼すぎ、某講読。プロジェクタとの接続の調子が悪くて今ひとつ集中できず。
昼下がり、某君に手伝ってもらって仕事。また、別の某君と某研究会の作業。
夕方、もう少し雑用。夜、娘を迎えに行く。途中で娘の機嫌が悪くなり、 道端で大泣きしたり。娘はお腹が減っていると覿面に不機嫌になるようだ。
夜、夕食。新聞。少し雑用。
夜中、機嫌を直した娘と風呂。もう寝るべし。
少し遅めに起床。シャワー、洗濯、シリアル。
午前中、少し勉強してからお昼にフェデラルスクウェアへ。日本から留学中の 某氏とお会いしてヤラ川そばの店でランチをしながら歓談。ビールとサイダー。
それから一時間ほど街を散歩して、夕方に一旦ホテルに戻り、某氏一家とセン トキルダのメキシコ料理屋で夕食。ビール。
そのあとビーチを少し散歩して某氏一家と別れ(お礼の挨拶が足りなかったと後 で後悔)、大きめのスーパーでいろいろ買い物してから帰宅。
夜、荷物をまとめる作業など。明朝は出発が早いのでそろそろ寝ないと。
少し遅めに起床。娘とFaceTimeしながら朝食、朝刊。シャワー。
午前中は研究室で雑用。お昼は購買部の弁当。昼下がりも雑用。そういえば、 某研究室のコーヒーサーバーを割ってしまったので、新しいものを買っておい た。
昼下がり、某応用倫理学演習。土地倫理。
夕方、さらにしばらく雑用。
夜、四条烏丸の某ホテルで会食。中華料理をごちそうになる。
夜中、新幹線に乗って東京へ。よく寝る。真夜中に自宅に戻ってくる。もう寝 るべし。
定時起床。ゴミ出し、髭剃り、朝食。喉が痛い。目覚しを自分で消して遅くに 起きてきた妻に、なぜ起こしてくれなかったのだと怒られ、不機嫌になる。わ たしも高校生のころに親にそういう風に言って喧嘩していたことがあるので気 持ちはわからないでもないが、目覚しを自分で止めておいて人を責めるのは筋 違いだろう。
娘を保育園に送り、地下鉄で大学へ。某編集者来訪。今後の予定などについて 相談。それからお昼前まで夕方の講義の準備。風邪の悪化が予想されたので、 夜の飲み会はキャンセルすることに。すみません。
お昼から会議を三つ。一つ任務を拝命する。
昼下がり、立ち食い蕎麦を食べてからバスで高田馬場へ移動。しばらく控室で メールのやりとり。夕方から生命倫理の講義。渡航移植など。今日は比較的つ つがなく終了。一人でしゃべりすぎたか。
夜、バスで帰宅。夕食。そのあと、少し床で寝る。
夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。
真夜中、少しサンデルの講義のDVDを見る。もう寝よう。
定時起床。シャワー、朝食、いくつかメール。
定時出勤。午前中は少し雑用をしたあと、某図書館で読書。
お昼は研究室で弁当。それから雑用。昼下がり、購買部と書籍部に買い物に行こうと 思って自転車に乗ると、やはりパンクしていたことが判明。歩いて買い物に行く。
昼下がりから某研究会。そのあと簡単に某ミーティング。
夕方、某院生の指導。日が暮れるまで。
夜、自転車を押して春日へ。修理してもらっているあいだ、マクドナルドで 時間をつぶす。無事自転車に乗って帰宅。夕食。
夜中、週刊アスキー、新聞、メールのやりとりなど。あっという間に真夜中に。 もう寝よう。
朝、少し早めに目が覚める。シャワー、朝食。
仮の住処から鴨川沿いを通り、荒神橋から大学へ。太陽が出ていたせいで汗をかいた。
午前中は某先生の部屋に籠って功利主義アワー。
お昼すぎから夕方まで、集中講義初日。 ホッブズ主義と直観主義者によるその批判のところまで。 なんとか4時間半やる。喉が痛くなる。 五日間乗り切れるか心配になってきた。
夜、某先生と一緒に百万遍の某所で飲み会。日本酒。
夜中、鴨川沿いを某妻博士と歩いて帰宅。寒いが星がきれい。
お昼前に起きて、シリアル、新聞、シャワー。昨晩から雨。
先日から、風呂場を使った後は壁を絞った布巾で拭くことにしたら、 かなり早めに湿気が取れることに気付いた。 そういえば、本郷に住んでいたときもそうやってたっけ。
なんか毎日忙しい。そろそろ風邪を引きそうだ。
昼下がりから夜まで、研究室で税と正義のお勉強。 夜、帰宅。外はすっかり冬らしい寒さ。
勉強するつもりが、ソファで寝たり、起動しなくなったコンピュータの面倒を見たり。 東芝のDynabook SS (SX/210LE)は、 ハードディスクが飛んでお亡くなりになったようだ (「パソコンを起動すると”IDE # 0 ERROR”とメッセージが表示され起動できない」 というやつ)。享年4歳6ヶ月。合掌。
それから少し税と正義の勉強。他にもやらないといけないことがあるのだが…。
今日のこと。
朝、起きてシャワー、朝食のあと、お昼前までひたすら非常勤の準備。
お昼、大学に行き、資料をコピー。それから後楽園へ。
就活中の某後輩と会い、歩いて某出版社へ。 小一時間ほど某氏のお話を聞く。感謝。
バスに乗って某高田馬場に移動。非常勤。
無事に終わったと思ってホッとしていると、某氏に声をかけられる。 講義を聞いていたそうだ。恥ずかしくて舌を噛んで死にたくなる。
が、思い留まって、一緒に某ホテルの喫茶店へ。しばらくいろいろ相談。
それからタクシーで本郷に戻り、某相談。いろいろ。
夜、某後輩も含め、本三の居酒屋で歓談。ビールと焼酎と日本酒。
真夜中に帰宅。夕食には帰ると約束していたため、 某妻にずいぶん迷惑をかけてしまった。すみません。
起きる。ちょっと寝不足気味。しかし、気合いを入れてがんばろう。
朝、定時出勤。 午前中は図書館に籠って某シンポジウムのディスカッション要録の作成の続き。 お昼、某ランチョン・セミナー。某スポーツ倫理。
お昼すぎからまた某要録作成の続き。夕方に一応の完成を見たので、 お伺いを立てるために伝書鳩で各地に発信。 某学生にバイトでテープ起こしをさせ、 それから二日かかって要録を作成したわけだが、つかれた。 この手の仕事もしばらくは引き受けないように注意しよう。
夕方から某テキストの相談をするはずだったが、 テキストのデータを家に忘れてきてしまい、キャンセルすることに。 深く反省。とにかく帰って仕事をしよう。明日の非常勤の準備もせねば。
夜、雨が降り出す前に、早目に帰宅。しばらく某テキストの執筆。 夕ごはんは自宅で。それから明日の非常勤の準備など。 夜中、家で焼酎を一杯飲む。
さて、早目に寝て明日もがんばろう。
朝、早起きできず。一応、朝の某勉強会には遅刻せずに出席。 お昼は同僚の某氏と。
授業の準備は、結局、夕方のぎりぎりまでかかってしまう。 このあたりはまったく成長してないな。
授業終わり。契約論と功利主義。 受講者の質問が鋭くて勉強になる。
さて、授業の準備のせいで滞っていた作業を再開しなければ。 とりあえず、〆切を過ぎているものから片付けていこう。
同僚の某氏や某院生らとベトナム料理屋で夕食。333ビール。 疲れているのか、酔っぱらう。
例えば、世界最古の木造建築である法隆寺をなぜ守らなければならないか。 老朽化したからといって鉄筋コンクリートで建て替えたら、 法隆寺ではなくなる。女系になると天皇家ではなくなる。
産経新聞2005年12月11日、(旧皇族・竹田家、竹田恒泰氏)
う〜ん、なかなかうまいアナロジーだが、 問題はどういう意味で女系が鉄筋コンクリートなのかだよな。 そんなに純粋でありたいのなら、 いっそのことクローンでも作ったらどうか。
役にたつ学問、すぐにおカネとむすびつく学問だけが生き残り、 「印哲」のようなムダで非実用的な学問は生存競争の敗者として 消滅してゆくのが当然なのであろうか。…。
ちょっとみたところ世俗から離脱しているような考古学や 歴史地理、文学、美学など人類の胃酸をしっかり研究して後世に つたえてゆくのも学問の義務なのである。 そういう人文学を軽視してはいけない。 いや人文学だけではない。理学部などでも基礎科学には なかなかおカネがまわってこない。基礎研究がおろそかになって、 すぐに役にたつ応用だけが脚光を浴びるというのも学問にとっての危険信号である。産経新聞2005年12月11日、加藤秀俊
絶滅が危惧されている学問を継続させる意義とは何か。 役に立たない学問をわざわざ税金を払って継続させる意義はどこにあるのか。 100年後に役に立つというのでなければ、なぜ「人類の遺産」 として残さなければならないのか。 それなら、少なくとも見て喜ぶ人の多い能か歌舞伎などに 助成金を増やすべきではないか。 文化や学問は簡単に切り捨てずに大切にすべきだという主張はわかるが、 少なくとも相撲でも角界振興のために新人発掘など努力しているのだから、 金が減らされるような講座は、そうならないようちゃんと努力すべきだろう。
まだ研究室。ひさしぶりに新聞をゆっくり読んでいる。 やらないといけないことは多いのだが…。
みずほ証券の発注ミスの件で、やはり一部の証券会社がミスだと知りつつ 株を大量に取得していたようで、「同業者が相手のミスに乗じて 荒稼ぎするのは業界の信義に反する」などと非難されている。 こういう不文律というのは難しいな。
アタマジラミの感染が小学生を中心に増えているらしい。 せいぜい気をつけることにしよう。
帰宅。眠いので早く寝よう。
今日のニュース
昨日のニュース
よく寝た。そろそろ大学に行かねば。
比較的早起き。寒いが天気もよい。 今日は散髪に行ってから大学に行こう。たぶん。
というわけで散髪をしてから大学へ。
散歩がてら湯島神社に行ってみる。 本堂の前に合格祈願の絵馬があふれるほどぶらさげられており、 野心というか邪気というかある種のオーラに圧倒される。 そのせいか、帰りは道を迷ってしまい、 ついラーメン屋に入ってしまう。 注文ついでにラーメン屋の主人に「つかぬことをお訊きしますが、 某大ってどこにありましたっけ?」と尋ね、 食べたあと無事戻ってきた。
勉強中。ロールズ、ミル。 もう今年は翻訳一本終わらせて店じまいのつもりだったが、 今週もいろいろやるべきことがあるな。がんばろう。
夜、散歩がてら神保町まで歩いてから帰宅。 買物を済ませてから家に戻ってくる。
長いあいだ隠れんぼしていたサダム・フセインがついに見つかったそうだ。 写真を見るとマルクスのようになっている。 さて、これから日本と世界の政治はどう動くか。
なんとか起きる。今日は奈良。
そういえば、 「同じです; あなたとわたしの; 大切さ」という京都市の人権月間の標語が、 市バスや市営地下鉄のあちこちに貼り出されている。 すばらしく倫理的な標語だと思うが、問題はこれをどうやって 「いや、他の誰よりも自分が大切だ」 と頑固に主張する人にわからせるかなんだよな。
仮に「汝の人格が汝にとって目的自体であるように、 我の人格は我にとって目的自体なのである」と言っても、 「いやいや、たしかにあんたにとってはあんたが一番大切 なのかもしれないが、おれにとってはおれが一番大切であって、 あんたにとって何が大切かなんて知ったこっちゃない。 価値は常に『〜にとって価値がある』なものなんだから、 おれにとって一番価値があるのはおれ自身であり、 あんたは二の次なわけ」と反論するかもしれない。するとどうするか。
「殴ればいいんじゃない、そういうことを言うやつは」
「そうですね。カントのように杖でバシバシと」
「いや、しかし、この標語が言いたいのは、そういうたいそうなことじゃなくて、 『ユダヤ人はドイツ人よりも事実劣った民族である』というような主張が、 事実判断として間違っている、ということでしょ」
奈良に行ってきた。寒かった。奈良公園で鹿とたわむれたあと、 春日神社と東大寺を訪れた。あまり大仏に感動してなかったのでがっくり。
帰り、JR奈良線に乗って京都に戻っている途中、東福寺のあたりの踏切で 人身事故があったとかで、さんざ待たされたあげく、 宇治で降りて京阪に乗り換えるように言われる。 仕方ないので寒いなか宇治橋を歩いて京阪に乗り換え、 三条へ。某所でラーメンを食べたあと、連中と別れ、 しばらく喫茶店で新聞を読む。それから帰宅。とにかく寒い。
家に戻ってネットでニュースを読むと、神戸線でも人身事故があった様子。 ルミナリエに行かなくてよかった。
机に向かっている時間…1.5hr
今日の勉強時間…0hr
マルクス係数…0
「おれの哲学・倫理学用語集にリンクがあまり貼られてないのはけしからん。 あんなにおもしろいのに」
「いいかげんな説明の項がたくさんあるからいけないんでしょう。 ヘーゲルの項なんか、『ドイツの哲学者(1770-1831)。哲学を完成させてしまった男』 で終わりじゃないですか。これじゃ誰も信用してくれませんよ」
「冗談がわからないやつだな、おまえは。 全部まじめだったらおもしろくないだろうが。 『新明解国語辞典』を見習え。 それにヘーゲルの説明なんてごまんとあるんだから、 おれがわざわざ書く必要もない」
「まあもうちょっと体系的かつ真剣に書かないとダメですよ」
「や、やかまし」
「チェチェン、パレスティナ、アフガニスタン。 なぜいたるところで戦争が起きているのだろう。 もう二十一世紀だというのに」
「またナイーブなことを。ちゃんと国際関係の勉強をしろってば」
「キムチ雑炊を食べた」
「今夜こそは鍋決行だ」
「そういえば思い出したけど、 某中央食堂の天丼は舌が腐り落ちるほどまずい。 あのテンプラは最悪。今後絶対に食べないようにしよう」
「そう言いつつ、すっかり忘れてまた食べるんじゃないの」
「こんなサイトがある。 翻訳のためのインターネットリソース。 すごいな、この膨大なリンクは。 やはりコレクター魂がないと優れたリンク集は作れんな」
「わ、思いきり寝てた。やばい、〆切がっ」
「ああ、もういやだー」
「甘えたことを抜かしてるんじゃあない。〆切厳守だ」
「いや、まじで間に合わん気がしてきたぞ」
「お、おれの顔をつぶす気か。しし、死なすぞ」
「まだリンクが60ちょっとしかない」
「東大は哲学も倫理学もウェブサイトがないっていうのはどういうことだ。 けっ、けしからん」
「ノーコメント」
「東北大も今ひとつ。 こういうページとか こういうページに リンクを貼ったら怒るかなあ」
「ノーコメント」
「あ、北大でも『世紀末の倫理』の読書会をやっているようだ。う〜む」
「ノーコメント」
「九大の研究室だよりは背景が悪質でとても読めん」
「ノーコメント」
「う〜む。情けないサイトばかりだな、正直に言って。 とてもリンクを貼って紹介する気にはなれん」
「京大倫理学のも大概でしょう。ちょっとは更新しなさいよ」
「やりますやります」
「旧帝大はダメだよ。危機感がない」
「いったいウェブサイトのアレテー(徳)ってどういうものだろう」
「それは徳のあるサイトがやっていることを見ればわかるはずだ」
「じゃあ徳のあるサイトってどこにあるんだ」
「それを知らないようじゃあ君に徳を語る資格はない。沈黙したまえ」
「賞をいろいろもらってるサイトがそうじゃないの」
「そもそも日本でもウェブサイトに与えられる賞ってあるの? それに、その賞を与える機関は卓越性に関するなんらかの基準を持ってる んじゃないの?」
「うどん」
「ようやく、というか今ごろamazon.co.jpから本が届く」
「これ、必要経費で落としてくれるそうだから注文したんだけど…。 お、実哲研も載ってる。あ、これ某中山氏が書いてるのか。 どおりでドイツ語とかイタリア語とかのサイトも紹介してるわけだ。 誰が読むんだ、イタリア語なんて」
「きみ以外のたくさんの人が読むってば」
「ぎゃ。催促の電話が来た。人間失格」
「待たせとけ待たせとけ」
「フランス語の哲学のポータルサイトを知っている人は至急連絡してくれませんか。 Ulysse(http://www.babel.fr/ulysse/)が消えたようでたいへん困っています」
「う〜、やばい、あと一時間…」
「某君にいろいろ左翼系のサイトを教えてもらったが、 ちょっとやりすぎると文句が来そうなので自主規制することにする」
「え、某朝日だったら大丈夫じゃないの」
「けど、『正真正銘のトロツキスト、 西○×氏がトロツキー研究所のホームページを開設しました』 なんてこと書いてあるところはちょっとまずいんじゃないの?」
「大丈夫、大丈夫ですってば」
「とりあえず某朝日にメイルした。 しかし、いいかげんなまま見切り発車してしまったので猛烈な自己嫌悪に 襲われる」
「『哲学/思想のリンク集が便利。他に「よい子の社会主義」などの連載もあり』 なんて紹介とか、 『『「知」の欺瞞』 についての情報など。掲示板での議論も活発。推奨文献も推奨』 なんてこと書いてたもんね。 朝日をなめるんじゃないって突きかえされるんじゃないの?」
「分類もわけわからんし」
「こんなことも書いてるじゃない。 『粉川哲夫のサイト。メディア関連のエッセイなど。非常に見にくいページ』。 殺されるわよ」
「だってほんとなんだもん。目、つぶれるかと思ったよ」
「説明の文字数も25字以内って言われてたのに、 『情報倫理の構築プロジェクト。フォーラムの記録、 倫理資料データベースなどが重要。京都大学、広島大学のサイトも要チェック』 って、どう見ても50字超えてるじゃない。 しかも、なんでメインのリンクが千葉大になってるのよ」
「いや、千葉大のサイトが一番充実してたから…」
「それに、某先生のサイトとかないし…。殺されるわよ」
「某先生がこんな俗物的な雑誌を見ないことを祈ろう。ハレ・クリシュナ、 ハレ・クリシュナ」
「あ、最後になったけど、今回もいろいろな方々にお世話になりました。 ほんとにありがとうございます。いつか恩返しさせていただきます」
「とくに修論執筆中の某氏にはかなりの情報をもらいました。 ありがとうございます」
と言って花子は頬をほんのりと赤らめた。
「ケイト・ウィンズレット、歌うまいよな(`What if')」
「買物に行き、予定どおり水炊きを決行した。 白菜とエノキだけだったので今ひとつ。 エビか鱈(たら)を買おう」
「ふとキルケゴールの解説書を読む。 人はアレかコレかという倫理的選択を逃れて美的な生き方をするが、
選択しないことの最終的な結果は、ウツである。 キルケゴールのウツの分析は彼の著作の中で最も感動的で心を打つ。 彼はウツを「死に至る病」と呼ぶ。 身体の病は身体の死をもたらすかもしれない。 しかし、キリスト教の教えでは身体の死は生への移行である。 それに対して、ウツは精神の病であり、 「自分自身」が病にかかっている。 ウツに苦しむ人々は死にたいと思うものの、 彼らは死なずに生きつづけることで耐えがたい苦しみを味わう。 ウツとは生きたまま死ぬことなのだ。 人は失恋や失敗などの特定の出来事によってウツになるかもしれない。 しかし、ウツの本当の原因は自分自身なのだ。 ウツの人は自分自身を片付けてしまいたいのであり、 しかしそれは不可能なことを知っているのである。 それゆえウツは精神の麻痺状態であり、 真の自由の正反対に位置している。
---Robert Van De Weyer, Kierkegaard In a Nutshell
London: Hodder & Stoughton, 1997, pp. 13-4.
んだそうな」
「あれ、ウツじゃなくて絶望でしょ。なに勝手に変えてるのよ」
「ウツの方が現代的でいいじゃん。 ウツだ死のうと言いながら死ねないわけでしょ、みんな。 言葉は違っても同じことを指してたんじゃないの、きっと」
「そんないいかげんなことを言ってたら怒られるわよ、 キルケゴーリアンに」
「『自分を持つこと、自分であることは、 永遠なる者が人間に与えた最も大きな贈り物である。 しかし、それはまた永遠なる者の最も大きな要求でもある』だって。 人間もなかなか大変だ」
「民主主義の限界」について。 民主主義が引き起こす不正義(たとえば多数者の専制)や、 不経済(民主主義は長期的な利益を損ないがち)はどうやって解決しうるのか、 という話。今回で終了。
ところで、ちょうどこの授業が始まる前に考えていたのだが、 先日考えていた「限定について」 という考えは、「〜の限界」という風に呼ぶと便利なようだ。
もう少し詳しく書いておくと、あるテーマ(たとえば民主主義)について考えるとき、 切り口の一つとして「民主主義の限界」と銘打って考察を始めるとよいということ。 すると、たぶん芋づる式にいろいろ論点が出てくるはず。 他にも、「功利主義の限界」「法実証主義の限界」「人権論の限界」 「平等論の限界」など、なんとなく魅力的な題目を作れる。
もちろん「〜の限界」と銘打った本はくさるほどあって、 ちょっとOPACで検索しても「ルターの根本思想とその限界」 「ヘーゲル: その偉大さと限界」 「自由の限界」「性表現の自由と限界」 「国家の正当性とその限界」など、いろいろ出てくる。
言いたいのは、あるテーゼが適用される限界事例を考えることで、 そのテーゼの性格がよりはっきりするだろう、ということ。 あれ、えらくあたりまえのことを言ってるな。 まあ、論文作法の一つということで。
民主主義のパラドクスについて。 といっても、取り扱ったのはアローの投票のパラドクスではなく、 自分が正しいと思っている政策(A)と、 民主的手続(たとえば多数決原理)によって選ばれた政策(B)が矛盾するとき、 民主的手続を信じている人はどう行動すべきか、 というような話。
それを聞いて思いだしたのが、ゴアの敗北演説。 以下の部分でゴアは、 「最高裁の判決には強く反対しているが、わたしは判決を受けいれる」 と述べている。
Now the U.S. Supreme Court has spoken. Let there be no doubt, while I strongly disagree with the court's decision, I accept it. I accept the finality of this outcome which will be ratified next Monday in the Electoral College. And tonight, for the sake of our unity of the people and the strength of our democracy, I offer my concession.
from CNN.com
間違っていると信じているのに、それを受けいれるとはどういうことか。 ゴアは信念を曲げているのだろうか。あるいはゴアは 「最高裁が下した判決が正しく、わたしの信念が間違っていた」 と述べるべきなのか。
まったく同じかどうかわからないが、 ソクラテスの死刑判決も同じような構造になっている。
あ、いや、ゴアは法実証主義者で、 「最高裁判決は道徳的に正しくないが、 わたしはこの判決が法的効力を持っていることを認める。 もちろん道徳的に正しくない法に従うことは望ましくないが、 かといって最高裁判決を否定する行動に出ることは、 政情を不安定にすることにつながり、より道徳的に正しくない。 そこでわたしはこの判決にしたがう」と言いたいのか。
あ、このネタを法哲学のエッセイで使ってみようかな。
昨晩はぐうぐう寝てしまう。 朝一度起きたがまた寝てしまう。 お昼過ぎに起きて大学へ。
情報研で某氏(オーストラリア人)の履歴書を日本語で書く作業。面倒。 そういえば某氏からまだメイルの返事が来ていない。こわい。
夕方から倫理学史読書会。カンバランド、ロック、クラーク。
読書会後、某お好み焼き屋で食事。 某君の近況を聞く。
それからちょっとゲーセンへ。 某古本屋とコンビニに寄ってから大学に戻ってくる。
今日やったこと
おでん食い終える。 煮すぎたため、おでんの汁は、 最後にはビーフシチューのようにドロドロになっていた。 底を漁ると、しばらく前から姿を消していたボールペンが出てくる。(うそ)
それから散歩ついでに古本屋とレンタルビデオ屋へ。 ついハインライン原作の"Starship Troopers"をレンタルしてしまう。 コンビニで牛乳を買って下宿へ。
映画はなかなか良かった。 いかにもアメリカの国策映画っぽいが、 まあよかろう。 ただし、機動歩兵のスーツが登場しないのは残念。 また、原作の方が市民の義務とは何か、など、 いろいろ考えさせるところが多かった。B。
さあ、勉強勉強。
まだ7000字くらい。
昨夜は、風呂に入って夜明け前に寝た。 風呂で非常に長いなめくじに遭遇。 浴槽の水と共に下水道送りにしてしまう。 南無阿弥陀仏。
起きたばかり。寒い。
ロンブン捗らず。うう。心理的快楽説の説明に困る。 うう。
ビデオを返してルネに。欲しい本が売り切れで収穫なし。
レンタルビデオ屋は当分立入禁止。
喫茶店。ホットオーレ。新しいジャンプがないので勉強。くそ。
・昨晩は高槻に帰った。阪急富田駅前の古本屋で小松左京の本をいろいろ買う。
・その後、夜中に近所の某友人と某ファミリー・ レストランで夕ごはんを食べたのだが、そのときはだかで持っていた千円札3 枚を落してしまう。痛っ恨。さ、三千円あればチロルチョコ(または、うまい 棒)が300個も買えるのにぃぃぃ…。
・ま、それは仕方ないからあきらめるとして、またSFを一冊読み終えた。
・高槻に帰る道中、倫理学とは、 「やりたいこと」と「やりたないこと」(欲求)、「やらんとあかんこ と」と「やったらあかんこと」(義務)との衝突をどう説明するか、 という学問であることを明晰判明に理解した。やっとスタート地点に到着した 感じがする。といっても、もしかしたら実はニセのスタート地点なのかもしれ ないが。
・これからバンドの練習。
・バンドの練習終わり。久しぶりに新曲を作って持って行く。そいえば、 ローリング・ストーンズの大阪公演のチケットがすでにソールド・アウトになっ ていて、手に入れられなかった。そんなに人気あったのね。
・下宿の部屋が荷物(=がらくた)で一杯になってしまった。どうしよう。ど うしよう。(とりあえず電気ストーブを導入したので、凍死する恐れはなくなっ たと思う)
朝。吾輩は児玉3号である。理由は言うまい。昨夜友達のところで泊まらせて もらったおかげでいたって元気である。
ところで、吾輩は胸の骨が鳴る。手足の指の骨や首の骨が鳴るのは珍しくない。 背骨もみんなよく鳴らすのだろうと思う。あれはいつか半身不随になるのでは ないかという恐怖が伴っていて、楽しい。
しかし、胸の骨も鳴るのである。どこが鳴っているのか正確にはわからないが、 胸の真ん中辺が「バキッ」と鳴る。姿勢が悪いと、ときどきそのあたりが痛く なったりさえするので、そういうときは鳴らさざるを得ないのである。
だが一番の問題は、愛知県である。愛知という名前は明治の初めにフィロソ フィーにちなんで付けられたのだという推論は正しいのだろうか。
昼。今まで来ていたメイルの整理・バックアップ。
「年賀状は電子メイルで出そう」運動は起きないのだろうか?そもそも年賀状 なんてのも年始の挨拶まわりの省略形なんだから(ちがう?)、べつに電子メイ ルでもかまわないという気がする。しかしみんなが年賀状を電子メイルで出す ようになれば、いったいどうなるだろうか。まず郵便局がつぶれる。大勢のコ ンピュータおんちが難儀しながらメイルを送るので、電話回線は1月1日パン クする。サーバーは各地で爆発する。じじい、ばばあはわけもなくばたばた死 ぬ。年始早々から縁起が悪いニュースが新聞を賑わす。...やっぱ電子メイル はだめか。
昼過ぎ。卒論。法とは何か、という問題で頭を痛める。
これからバンドの練習。ほんと、今そんなことしてる場合じゃないんだってば。
夜。さてそこで今ぼくがどのくらいブルーズな状況にいるか報告したいと思う。
バンドの連中は三人が合コンへ、一人が軽音の追い出しコンパへ。さらに合評 会を終えた倫理研究室のみんなは、今ごろ忘年会でなかよく鍋をつつきまわっ てるに違いない。そうに決まっとるっ。ええ決まってますっ。そ、それなのに ぼ、ぼくは、ぼくは、ぼくはあぁぁっっっ。ああ+hがだえ-*あsg/*gdっ さ+g-r!!!
(しばらくそのままでお待ちください)
いやいや。取り乱してしまい申し訳ない。しかしそれだけでも十分ブルーズで あることが推察されよう。
だが、もちろんそれだけではない。さっきバンドの練習をしているときに・ ちょっと手を洗いにトイレに行ったとき、うかつにもそこでマフラーを落とし てしまったのだっ。
しかもそのトイレは西部講堂北側にあるあの超汚いトイレ。 その汚さは常人の想像を絶するので言語では伝達不可能なほどである。しかし ぼくはその時には落としたことに気づかず、友達に指摘されて数時間後に知っ たのだった。友達が見たときにはすでに「トイレでみんなが出す例の液体」に まみれていたそうである。それを聞いてとても自分で見てくる気がせず、すっ かりあきらめて新しいのを買うことを決意した。ううう...。
現状の厳しさを理解していただけただろうか?
とにかくこんなとこに独りでいると発作的に窓から飛び降りかねないので、め し食って帰ることにする。次に来るのは奥田君と卒論のことで相談する水曜日 であるように思われる。