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KODAMA'S (NEW) WORLD

モリイ「若いうちって、自分だけ特別だと思うじゃない……。」

---ウィリアム・ギブソン 『ニューロマンサー


昨日 / 明日 / 2013年1月 / 最新 / はてな

この日の出来事


17/Jan/2013 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

某講義、不動産の件など

今日一番印象に残ったのは、懸案の春からの引越し先が(ほぼ)決まったこと。 ちょっと家賃が高いが便利な場所にあるので地の利を活かした生活をしよう。

定時起床。髭剃り、朝食、朝刊。

朝、昨年札幌で買ったすべり止めの靴を履いて娘を保育園まで送る。まだ雪が 残っていたが、去年の同じような大雪のときほど危なくはなかった。

それから本三に行き、以前通いつめていた某喫茶店でしばらく講義の準備など。 午前中は某健康格差の講義。学生から意見がたくさん出て楽しく講義ができた。

昼は某氏らと酸辣麺。それから某氏にコーヒーをいただいたゆっくりしたあと、 しばらく某コモンルームでいろいろ作業。

夕方、某不動産屋に連絡。契約関係で誤解があったようで、その誤解がとけて 無事に契約ができることに。某妻も納得したので晴れて貸家に入れることになっ た。

夜、娘を迎えに行き、帰宅。しばらく娘の相手をしてから夕食。食後、娘を iPadで遊んでいた風呂に入れようとすると泣き叫んで大変なことに。さっさと 頭と体を洗ってやってから風呂を出る。

夜中、娘の寝かしつけ。自分も少し寝てしまう。真夜中、またいろいろ雑用。 そろそろ寝るべし。


17/Jan/2012 (Tuesday/mardi/Dienstag)

歯医者、卒論生発表など

定時起床。髭剃り、朝食。娘を保育園に送ってから研究室へ。

午前中はしばらく雑用してから歯医者へ。歯の掃除をしてもらっている間に口 を開けたまま寝てしまう。すみません。。。もう少し歯茎や奥歯をきちんとケ アするように言われる。

お昼はランチョン・セミナー。イスラエルの生殖医療について。おもしろすぎ る。

お昼すぎ、いろいろ雑用。

昼下がり、某研究会。卒論生四人が報告。あと一週間で論文提出なのでそろそ ろ尻に火が付いている(が、まだ気付いていない感じの学生もいて怖い)。夜ま で。

夜、少し雑用をしてから、ひさしぶりにプール。時間がなかったので20分ほど 泳いでから帰宅。仕事のメール対応をしてから夕食。

夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。いろいろ仕事のメールに返事をしたり、 某論文にコメントしたり。週アスを読む暇がない。


17/Jan/2011 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

定時起床。髭剃り、朝食。

昨晩パッキングしておいた荷物を転がしながら、定時出勤。

終日雑用。よく働いた。

夕方、品川に移動し、新幹線で京都へ。N700系、空いていて快適だった。

夜、予定より少し遅れて京都駅着。駅前で夕食をとってから、 タクシーで五条のホテルへ。しばらくアイスを食べたり風呂に入ったり、 ゆっくりする。

明日の報告の準備がまだ終わっていないが、疲れたのでとりあえず寝よう。 風邪を引いたら、某妻に自宅隔離(正確には、自宅の一部に隔離)されるので、 くれぐれも気をつけよう。


17/Jan/2010 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

今日も早起き。シリアル、シャワー。

定時出勤(少し早め)。終日雑用。疲れた。

夜、某所で飲み会。二次会は参加せずに帰宅。

今日は0.4LTLDぐらい。二日分の新聞を読んだら寝るべし。


17/Jan/2009 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

定時起床(少し早目)。シャワーは昨夜浴びたので、 ヒゲだけ剃って出勤。終日雑用。

夜、某飲み会に参加。よく飲んで夜中に帰宅。

筒井康隆の『銀齢の果て』を読み始める。おもしろい。


17/Jan/2008 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

定時に起きて、ゴミ出し、シャワー、朝食、朝刊。 新聞を読んでいると、ソファで少し寝てしまう。 ソファ、恐るべし。

さて、大学に行って仕事をしなければ。

真夜中

朝遅くに大学へ。お昼まで某準備。お昼は某ランチョン・セミナー。 某院生によるケース・スタディ。

お昼すぎから某ミーティング。夕方まで。

夕方、いくつかたまっていた雑用(来年度のシラバス等)を片付ける。 それからジムに行き、ひさしぶりに筋トレをする。 新しく入った「アークトレーナー」というのも試してみる。 夜、汗をかいた後、某購買部でこれまたひさしぶりに買物してから帰宅。

夕食。その後、少しモンティパイソンを見てからソファで転寝。 明日の講義の準備をしなければ。

真夜中2

明日の講義の準備を少し。


17/Jan/2007 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夕方

朝、雨だったので大学までタクシーを使ってしまう。 それでも午前中の勉強会に遅刻してしまい、深く反省。 これからは朝はもう30分早く起きることにしよう。

お昼は某外国人と不忍池のそばのイタめし屋で。料理は今ひとつだったが、 いろいろ話ができて楽しかった。

昼下がり、某雑用。

そういえば、結婚すると共済から結婚手当金というのが出るんだそうだ。 金額はウン万円。何回結婚しても同額出してくれるんだろうか。 いろいろと思うところがあるのだが、 不謹慎だと思われそうなので自粛しておこう。

そういえば、某妻(仮)が今日、 区役所で戸籍謄本をもらって入籍がうまく行っていることを確認してくれたようだ。 というわけで、クーリングオフの期間が終了し 晴れて「某妻」と記載できることになった。

夕方、書籍部へ。センの『人間の安全保障』(集英社新書)、 寺崎昌男の『東京大学の歴史』(講談社学術文庫)を購入。

それにしても書籍部というのは苦痛な場所なので苦行だ。 やはりまだ読むべきだが読んでない本、 (科研費がないので)買うべきだが買っていない本に囲まれるというのは、 精神衛生上よろしくない。しかし、今年こそはこれを克服するのだ。 おそらく自己暗示的に認知療法をする必要がある( 「本は買うものではなく、立ち読みで済ますものなのです」とか 「この本を買ってないのは、 この本が古紙以下の価値しかないからなのです」と呟くなど)。

古紙といえば、某妻に先日、「古書店」は「ふるしょてん」ではなく、 「米穀店」も「こめがらてん」ではないと教えられた。 漢字の読めない夫。ついでに言えば、 空気も読めないし、時代の流れも読めない。 まだまだ克服すべき課題は多い。

それとはまた別の話になるが、 「マンガ喫茶」というのは、その名称が悪いのか、 ついレジの店員にお金を払うときに「ごちそうさまでした」と言ってしまう。 今日は、書籍部のレジの店員に「ごちそうさまでした」と言いそうになり、 かなり危なかった。どうも頭の回路が混乱しているらしい。 あるいはこのような言い間違いについてもフロイト的な説明ができるんだろうか。

真夜中

夜、プール。時間ぎりぎりに行ったので、750Mを腕だけ、150Mを足だけ。

そのあと、研究室で某翻訳の解説を途中まで書く。夜、小雨の降る中、 地下鉄を乗り継いで帰宅。

某外国人の週末の京都・奈良旅行の手配もする。協力してくれる方、 ありがとうございます。

最近、忙しくてニュースを見るひまも、ガーディアンを読むひまも、 十分に内省をするひまもないようだ。深呼吸すべし。


17/Jan/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼前

朝、洗濯物をしてから定時出勤。午前中はまだなかなか有効に使えない。

博士号取得おめでとうメール5件目。ぐらっちえ、ぐらっちえ。

昼下がり

お昼、今日から始まった某ランチョン・セミナー。 といっても、新聞記事を回覧しただけだけど。

そのあと、某ケーススタディ・ワーキンググループでミーティング。 シエスタを取る間もなく、もうすぐ次のミーティング。眠い。

夜中

昼下がりに某ミーティング、そのあと某勉強会。

勉強会その他で疲れたので、疲れを癒しに(?)プールへ。 50分泳ぐ。ジムで自転車のカギについて尋ねたが、見つからず。 その代わり、今度は時計をロッカーに置き忘れてしまったようだ。 つかん。明日行ってみよう。

購買部で買物をしてから研究室へ。新聞。

真夜中

夜、新聞の切り抜きをしてから、同僚の某氏らと韓国家庭料理。 海鮮ライス。辛くて頭皮からも汗を出しながら食べる。

それから帰宅。疲れて動けない…。 →マッサージ機を使ったら楽になった。 運動後はストレッチをしないとな。

博士号取得おめでとうメール6件目。しえしえ。

今日のニュース

昨日のニュース


17/Jan/2005 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

今朝も早起き。朝から夕方まで某ベンタム研究会。 発表なのに予習が足りなくて反省。 研究会の人たちと某喫茶店で一服してからジム。 エアロバイクで10分間思い切り運動したせいか、 終わったあとフラフラになる。某所で丼を食べてから帰宅。 2時間ほど翻訳して2ページ弱しか進まず。 人生を無駄づかいしている。

明日も早いので、そろそろ新聞を読んで寝よう。


17/Jan/2004 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼前

早寝遅起き。

寒いと思ったら雪が降っている。 センター試験の日。

今日は多摩に行かなければ。


17/Jan/2003 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

新聞を読んだり、 ホットゾヌの使い方を(今ごろ)覚えたり。

真夜中2 (午前)

もうそろそろ夜が明けるかな。

昨日アマゾンから届いた本。

う〜ん、そろそろ寝ないと風邪を引きそうだ。

もうすぐ震災8周年。黙祷。

早朝

あれ、MP3プレーヤーについて調べてたら朝になってしまった。

腰が痛い。やばいのでもう寝よう。

昼下がり

お昼すぎに起きる。紅茶を飲みながら新聞。

米国政府がアジアの情報規制の厳しい国々(チベット、ベトナム、ラオス、中国) に流しているRadio Free Asia。 北朝鮮への放送を二時間から四時間に拡大するそうだ。 情報で市民を啓蒙し政府を倒そうというもくろみだ。 北朝鮮の人はBBCやRFAを聴いているのだろうか。

ミッキーマウスが20年延命。 1998年に成立した著作権を20年延ばす法律について、 その違憲性を争う裁判が15日に結着したことによる。 これで2023年まではミッキーマウスの版権はウォルトディズニー社が 所有することになったらしい。これって外国も尊重しないといけないの? 日本がアトムやゴジラの版権を100年に延ばす法律を作ってもかまわないという ことなのだろうか。

夕方

あら、朝刊を読んでたらもう夕刊が。

起きてからまだ何も食べてない。腹減った。

夕方、遅刻して某生命倫理勉強会に出席。精神病をわずらっている女性が妊娠 して本人は産みたいと言っているとき、中絶すべきかどうか、 また誰が判断すべきかというような話。

それから某所で某氏とパスタ。いろいろ話す。ごちそうさまでした。

真夜中

あれ、もうこんな時間か。

子宮内膜症、痛そう。低容量ピルでコントロールできるの?

真夜中2

日本子宮内膜症協会サイトを見ろとのこと。さんくす。

こないだ買ったMP3プレーヤーの後継機が出るようだ。 より小さくなり、再生時間が伸びただけでなく、 オレのよりはるかに使いやすくなっているようだ。 しかし、今のもそこそこ気に入っているので、つぶれるまで使うだろう。


17/Jan/2002 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

「ふ〜ん、某メルマガ情報によると、 NTTの子会社が電子政府と民主主義に関するアンケートをやってるそうだ」

「そりゃ、NTTはオンライン選挙などのインフラ作りで一儲けできるだろうからな」

「ま、夢のない発言」

「ここらへんちゃんとフォローしとかないとな。 民主主義をもっと真剣に勉強しなくちゃ」

「メイルを書いていたら日付が変わってしまった」

真夜中2 (午前)

「そういえば、洗濯物を外に干してからもう三日経つ」

「だめでしょう、それは」

「だって、雨のせいでいつまで経っても乾かないんだもの」

「そういう場合は部屋で干すんですよ」

「なるほど、勉強になりました」

真夜中3 (午前)

「参考になるかと思い、ネーゲルの『コウモリ云々』 に入っている「主観的と客観的」を読む」

「自由意志や自己同一性の論争や功利主義と反功利主義の議論を 主観と客観という観点から切っていてなかなかおもしろい。 解決は着いているわけではないが」

「翻訳が若干読みにくい。許容範囲だと思うけど」

「原著持ってたでしょ。文句があるなら原著で読みなさい」

「そもそもどこにあるのか探すのがめんどうで…。あ、あった。 あれ、この論文やっぱり以前に読んでるな」

「原文と参照したついでに書いておくと、 翻訳308頁に誤訳があり、正しくは 『次のステップはしかし、 自由意志による行為は、決定論の存在によって脅かされるように見えるとしても、 決定論の不在によって含意されるわけではないという発見である』 となるはず。翻訳のように『決定論の不在を含意している』だと意味が通じない」

「君の訳でも普通の人には理解できんよ」

「そうでしょうね。要するに、決定論が成立していないからといって、 それだけでは自由意志による行為が存在することにはならない、という論旨です」

「う。ネーゲルの論文を読み返すつもりが、もうこんな時間。 起きてから勉強しよう」

「間に合うのかしら、そんなことで」

昼下がり

「午前中に歯医者に行って簡単に診察してもらったあと、 某スタバで3時間近く勉強」

「寝てたくせに」

「寝てたのはちょっとだけですよ。ほんの30分くらい」

「しかしネーゲルの文章も抽象的でわからんなあ。 読んでてもぜんぜん頭に入ってこないぞ」

「ネーゲルを責める前に自分を責めなさい」

「メタ倫理勉強会。ネーゲルとゴーティエ。 某先輩と某先輩に参加していただく」

「とくにネーゲルに苦しむ。 最近簡単なものばかり読んでいたせいか、 これほど理解に苦しむのはひさしぶり」

「修業が足りんよ。君は異質なものを理解する努力を怠っとるからな」

「恥ずかしながらおっしゃる通りです。 もっと修業を積みます」

「そのあと某君とお好み焼き屋で食事」

「今日はたくさん勉強したなあ」

「何を寝ぼけたことを。今夜は生命倫理の読書会の予習でしょう。 自由主義読書会の予習もしなさい。さあ、さっさとしなさい。 今すぐしなさい」

今日の勉強時間…7hr


17/Jan/2001 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

ベンタムの授業

今日は手続法、とくに裁判のあり方について。 来週、論文を要約して発表しないといけなさそうだ。

子供の売買

「英国人の夫婦が、インターネットを通して 米国でオークションに出されていた双子の赤ちゃんを買いおとしたそうです」 (BBC NEWS: Blair's horror at twins 'sale')

「ふ〜ん。英国ではどんな反応が出てるの」

「内務大臣のジャック・ストローは『子供をインターネットで売り買いするなんて、 考えただけでぞっとする』と言っています。 ブレア首相は『考えただけでげっそりさせられる』と述べています」

「英国の政治家は『ぞっとする』とか『げっそりする』とか感情を表明するだけで、 議論をする気がないみたいだね」

「そうですね、ポール・マッカートニー卿も、キツネ狩りについて、 『犬でキツネを追いかけて殺すなんて、野蛮だ』 などというありきたりな意見しか言ってないですし」

「いや、まあ、U2のボノならいざしらず、 ポール・マッカートニーにまともな意見を期待する方も問題だと思うけど。 それにしても、たしかに英国人は、『Aは文明的である』とか『Aは野蛮である』 という主張が立派な道徳的な根拠になると考えているふしがあるな。 ボクシングは野蛮であるから廃止すべきだとか」

「そうですそうです。 新聞のレベルでは直観主義がまかりとおっていて、 なんとも独断的意見が多いように思います」

「まあそういう意見の方がしろうと受けするんだろうね。 それと、君は君で、なぜ『ボクシングは野蛮であるから廃止すべきだ』 という意見がだめなのか、 ちゃんと理由をつけて説明しないといけないんじゃない?」

「わかりました。考えてみます。それよりも、子供の売買ですが」

「ああそうそう、なぜだめなんだろうね。養子は認められてるのに」

「英国では個人的に養子を迎えることは禁止されているようです。 市役所か何かが受け手側の家庭状況を検討しないと、 子供を養子には迎えられないそうです」

「ふ〜ん。完全自由主義者だったらなんていうんだろうね。 売春することも奴隷になることも個人の自由だとしても、 子供を売買することは許されないのかな」

「ちょっと難しいですね。 完全自由主義によれば、 当人の利益のために個人の自由な取引を束縛することは許されないわけですが、 赤ちゃんを親の所有物とみなせるかどうか」

「しかし、赤ちゃんにも大人と同様の自己所有権を認めると、 親は何もできなくなるんじゃないの。 授乳だって自由の侵害になるんじゃ。 それにさ、ロックの労働所有論を適用すれば、子供も夜のお勤めの成果であり…」

「あ〜、ぼくの日記で下品なことを言うのはやめてください」

「あ、すまんすまん。 とにかく、子供の場合だけ国家が個人の自由な取引に口出しすることが、 完全自由主義で正当化できるかどうか、 というのはおもしろい問題だね。 ノージックはなんて言ってるの」

「いや、なんて言ってるんでしょう。これから調べてみます。 それにしても、 『子供は安全で愛情にあふれた家族と暮らす権利がある』とか、 『この種の取引は不道徳であるから法律で禁止すべきである』とか、 つい読みとばしてしまいそうになるけれど、 よく考えてみると問題の多い意見がたくさんありますね」

「そういう意見を読んで立腹するのが好きだから、 君は新聞を読んでいるんだろう」

「いやまあそうなんですが…」

動物の権利

「英国でも動物の権利を主張する人々のテロ活動がさかんで、 近くハンチンドン・ライフ・サイエンスという会社が 彼らの圧力によってつぶされる可能性があり、 社会問題になっています」

「それ、なんの会社なの」

「医学研究をしている民営の会社のようです。 ガンの治療の研究とかやってるそうです」

「それで、どうやってつぶされるわけ」

「ええと、動物愛護論者は、 銀行を脅すことによって、 会社が銀行から金を借りることができなくする、 という手段に出るつもりのようです」

「まあ、動物の権利を主張するのはもっともだと思うけど、 テロはいかんよね」

「しかし、どうなんでしょう。化粧品はともかく、 ガンや心臓病や糖尿病やハンチントン舞踏病の治療薬を作るためには、 どうしても動物、 とくにモルモットで実験をする必要があるそうです。 動物に犠牲になってもらうより仕方ないんじゃないでしょうか」

「ほら、君は功利主義者だからすぐにそういう悪しき発想をする。 動物が自発的に同意しないかぎり、彼らの権利を侵害してはいけない」

「そんな無茶な。じゃあ、肉食もだめなんですか」

「菜食主義者になればいい」

「トマトやバナナの権利はどうなるんですか」

「トマトやバナナには権利はない」

「なんか恣意的な区別のような気もしますが、 今はひとまずおいておきましょう。 どうしてさっき功利主義者は悪しき発想をすると言ったんですか」

「今日のガーディアンのコメントを読んだらわかる。 『理想的な世界においては、 動物を使った実験を行なわないことはよいことだろう。 また、理想的な世界においては、 動物を殺して食べたりしないこともよいことだろう。 しかし、実際の生活においては、 動物を用いた実験が、 病気を治療し生命そのものを延長させるための費用として許容可能な範囲にあることは、多くの人が認めるところである』とか、さらに、 『たしかに、実験に含まれる手続は動物にとって特に優しいものとは言えない。 しかし、だからといって非人道的であるわけでもない。 それに、人間が受ける利益は、 どうしても使わざるを得ない手段によって引き起こされる損害をはるかに上回る』 (`A protest too far', The Guardian, 17/Jan/2001)」

「もっともな意見じゃないですか」

「ほら、 そんなことを言えるのは、君はもう功利主義の毒に染まっているからだ。 動物を犠牲にして人間が幸福を亨受するというのは、 朝鮮人や中国人を犠牲にして日本人が幸福を亨受するとか、 ユダヤ人を犠牲にしてドイツ人が幸福を亨受するとかいうのと同じ論理じゃないか。 実際、ガーディアンの意見をちょっと書きかえてみると、 ほとんどナチの論理と変わらないことがわかる」

「あ、ちょっと待ってください。 動物をユダヤ人とか朝鮮人に置きかえると、 かなり過激になるので、 日本人に置きかえてください」

「了解、了解。 『理想的な世界においては、 日本人を使った実験を行なわないことはよいことだろう。 また、理想的な世界においては、 日本人を殺して食べたりしないこともよいことだろう。 しかし、実際の生活においては、 日本人を用いた実験が、 病気を治療し生命そのものを延長させるための費用として許容可能な範囲にあることは、多くの人が認めるところである』。 ほら、少数者や弱者を犠牲にする典型的な論理じゃないかい」

「う〜ん、それでも必要最小限の犠牲は仕方ない気がしますが…」

「君はいつまでたっても功利主義の思考方法から抜け出せないようだね」

「じゃあ、動物実験をしないとしたら、どうしたらいいんですか。 医学研究はもうやめるべきなんでしょうか」

「わたしの提案は、動物実験は廃止して、 動物権利論者に進んで実験台になってもらうということだ。 自発的同意があれば死んでもOK。 また、一歩譲って、たとえ自発的同意がなくても、 一般市民や動物にも、 死なない程度に医学実験に協力してもらってもよいかもしれない」

「まためちゃくちゃな意見を言いますね」

「いや、筋を通せばそういうことになるはずだ」


17/Jan/2000 (Monday/lundi/Montag)

今日のニュース


kantの不調の原因がわかりました!

kant(倫理学研究室にあるIBMのDOS/V機)の調子が悪かったのは、 Aptiva Wareのラピッドレジューム機能および/またはスタンバイ機能のせいだ と思われます。 ただちにこれらの設定をOFFにしておきました。 これで一件落着だといいのですが…。

その後、kantをもう少しいじってみました。 スタートアップの不要そうなものを消し、 SCSIコントローラのリソース設定を自動にしたら、 マイクで録音したときにハングアップする問題が解消したようです。 なぜうまく行ったのかよくわかりませんが、とにかくよかったよかった。


スケッチ3: 実社会の論理

場所: どこにでもある居酒屋
登場人物: 酔っ払った男女二人

「…かわいい女性っていいよなあ」

「ちょっと何よ何よ何よ。 それって何、わたしみたいにかわいくない女性はよくないっていう意味?」

「おいおい、だれも君がかわいくないとか、 かわいくない女性がよくないなんて言ってないじゃないか」

「い〜え、言いました。言ったわよ。 今、かわいい女性はいいって言ったじゃないの」

「いや、ほら、君勉強しなかった? 『かわいい女性はいい』っていうのは、別に、 『かわいくない女性はよくない』っていう意味じゃないんだよ、 ほら、論理的にさ」

「な、な、何がロロロ論理的よ。きい。 ちょ、ちょっと自分が大学に行ったからって偉そうにして。 何よ何よ何よ。バカにするんじゃないわよ。 論理も何も、あんた、今、かわいい女性はいいって言ったでしょっ。 『かわいい女性はいい』って言えば、『かわいくない女性はよくない』 ってことじゃないのっ」

[「論理的な発言の資質」4. 論争の最中に冷静さを保っていられる。(y/n)]

「ち、ちがうんだってば。落ちつけよ。 おれは『かわいくない女性はよくない』なんて言ってないし、 ましてや君がかわいくないなんて一言も言ってないじゃないか」

「あ。あ。しっしっし、しらばっくれてるこの人。 くっ、くくくやしい。 何よ何よ、ひとのことをバカにしておきながらその態度は。 ちょ、ちょっと大学出たからって。ちょっと大学出たからって。 大学なんかに行ってもそんな性格じゃ実社会では生きていけないわよ。 お、覚えてらっしゃい。ええ、ええ、今に見てらっしゃい。 女をバカにしたらどうなるか、思い知らせてやるから」

「わあ。悪かった。すまん。すいません。 おれが悪かった。許してください」

「な、何よ。急に態度を変えて。 あたしはそんな謝り方じゃ許さないわよ。 あやまるんならちゃんと謝りなさいよ」

「ごめんなさい。さっきの発言は取り消しますから許してください」

「ふん。だったらいいのよ。 あなたがあたしをだまそうとして論理なんて言葉を持ち出すから悪いのよ。 あたしはそんな言葉じゃだまされませんからね」

[「論理的な発言の資質」10. 論戦を交わした相手と、 その直後に(コーヒーでも飲みながら)雑談ができますか? (y/n)]


(註) このスケッチはフィクションであり、実在の個人、 団体等にはいっさい関係ありません。 なお、 このスケッチ中のいかなる命題またはその組み合わせによっても、 「一般に男性に比べて女性は論理に弱い」、 「とくにかわいくない女性はそうである」、 「このスケッチの作者は性差別主義者である」 等の命題を論理的に導き出すことはできません。 ご注意ください。


01/17/99 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

修論のHTML化の作業。めんどう。


某師匠と白川通の某所まで歩いていってラーメン。 帰りは雨。


修論のHTML化完了。 しかし、まだ「説明と弁明」を書く必要がある。


夕方

夜中、下宿に戻り、 『デューン』の前編を見てから夜明け頃に眠る。 『デューン』はまだおもしろくならない。 なんか、(単なる)陰謀うずまく中世の王家の物語みたいだ。

お昼過ぎに起きる。 しばらくロックやSelby-Biggeの文章を読む。 それから入浴。

昼下がりに下宿を出て倫理学研究室へ。 センター試験二日目らしく、 今日も若き人々が集っている。


少し日が暮れるのが遅くなってきたが、 それでもまだまだ夜になるのが早い。


01/17/98(Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

equalとfairに関して情報をいただく。感謝。

またあとで書き足すが、某ロールジアンと話したところ、ロールズ先生はfair という言葉(や考え方)をはっきりさせることはできない、というようなことを 言っているらしい。

しかし、ソクラテスおじいちゃんじゃないが、「fairとは何か」をはっきりさ せないままに、「ある制度(たとえば原初状態)がfairかどうか」という議論を 明晰判明に行なうことができるのだろうか?たとえば、ロールズ先生や某ロー ルジアンの考えているfairの内容がぼくの考えている内容と違うかも知れない のに、ぼくらが「ある制度がfairかどうか」に関して明瞭な議論をして、同じ 結論に至ることはできるのだろうか?(いやできない)


01/17/97(金)

・朝・

あっれー。きのうの夜も眠れなかった。夜寝れない体質になったのかな。

とりあえず卒論の掲載完了。全部読むような奇特な人はほとんどいないと思うけど、ちらりと読んで疑問に思ったことでも批判でも何でもメイル下さい。勉強させていただきます。

とにかく院試の勉強だっ。時間がないっ。


・昼・

当然そろそろ眠くなってくるわけである。

お昼を食べてから、願書用の写真を撮って来た。今日が願書の提出期限なのである。

希望の研究題目は「ベンタムを中心とする権利と義務の考察」。なんか変な日本語である。やたらおかしいぞ。これは間違ってるんじゃないか?ま、何となく分かるからいいか。


・夕方・

カント読書会に寝ながら出る。(寝たやつが言うのも何だが)おもしろい。

今からバンドの練習。まだそんなことやってます。


・夜・

寝てないせいか腹がすごく痛い。ああいたい。とてもいたい。


・さらに夜・

しばらく倫理学研究室でいすに座って「ぐでぇ」っと寝ていたら、あら不思議、元気になった。

どうでもいいが我が倫理学研究室はガス漏れしている。とても怖い。戸締まりをする人は必ずガスの元栓を閉めるように。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Tue Feb 5 23:57:51 JST 2013