やる気	「ケトン食」では、全ての食材を計量器ではかり、家族の食事とは別に調理することになり、この作業を一日3回、毎日しなくてはなりません。中途半端な気持ちでは途中で挫折してしまいます。かなりの「やるき」が必要です。 　「なぜ、我が子がこのような難病になってしまったのか。」、「神様が治してくれないだろうか。」というような後向きの気持ちを捨て、「この子が難病になったのは仕方ないことだ。」、「親である私たちが治してみせる。」という前向きな気持ちに切り替えることが必要だと思います。
効果の確認	「ケトン食」の効果は、「発作の回数が減った。」とか「脳波に改善が見られる。」など目に見える効果は容易に確認できます。 　一方、生活の質が改善されていくのはわかりにくいものだと思いますが、東京ディズニーランドのようなテーマパークへ出かけるとその効果を実感することができます。 　一年目は発作の回数が減り、安心して出かけることができます。二年目は自分の意思を表示できるようになり、お気に入りのアトラクションへ。三年目は行動に落ち着きが出て、アトラクションのみならずショーを楽しめる。・・・・・ 　このような効果があれば、もう少し頑張ろうという気持ちになれますよ。
ケトン食を楽しむ	学校給食の献立をアレンジすれば、様々な料理を「ケトン食」として作ることができます。イタリアンのみならず、一般家庭でよく食べる「ハンバーグ定食」、「鳥のから揚げ定食」、「中華風のマーボ定食」などを作ることができます。 　「想像力と創造力」のところでご紹介しましたが、「ケーキ」や「ハンバーガー」を作ることもできます。 　患児の喜ぶ顔を見ると、「ケトン食」も楽しむことができそうですね。