京都マラソンに初挑戦! 京都大学医学部附属病院 白波瀬浩幸 |
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京都マラソン2013に初挑戦しました。そもそもマラソンそのものが初めてなんですが、
走ろうと思い立ったきっかけは三菱京都病院の荻野さんから、
よくマラソンお話を聞かされている(聞かせていただいている)こと、
50代に突入するにあたり何かに挑戦しようと思い立ったのが発端です。
昨年の1月にシューズを買い、3月に京都ロードレース(5km)クリア、
5月に日吉ダムマラソン大会(10km)クリアと調子に乗ったところで、
京都マラソン2013に応募して当選しました。
11月に丹波高原マラソン(ハーフ)があったのですが、
2週間前の練習で膝を痛めてマラソン当日は5キロの第1関門であえなく脱落。
その後しばらく走るのをやめて、12月から京都マラソンに向けてランニングをするのですが、
膝の調子が思わしくなく、やはり練習は中断するばかり。
いよいよ今年の2月にゆっくり走ると少し走れるようになり、
思い切って参加を決めました。
本番の2日前からゴール地点となる岡崎のみやこめっせで、
ランナー受付があります(当日受け付けは不可)。
土曜日に出かけて受付を済ませてゼッケンを受け取り、
イベント会場である「おこしやす広場」に寄ります。
そこでは、ラジオ番組放送していたり、
大会スポンサー出展ブースで限定品の販売があったり、
コース攻略案内イベントをしていたり、たくさんの人で賑わっています。
思わずテンションが上がり調子に乗ってゴールイメージの記念写真を撮り、
出店していたスッポンうどんと餃子でスタミナをつけます。
スポンサーから提供されたノンアルコールビール付きです。
さて、いよいよ本番となるわけですが、スタートは「J」ブロック。
AからKまでのブロックがあり、参加申し込み時の予想タイムや経験に基づきブロック決定されます。
もちろん速い人が「A」です。7時45分までに指定のブロック位置でスタート待機して、
8時からセレモニー開始、8時25分には車イスマラソンがスタートして、
いよいよ8時30分にスタートとなりました。
ちなみに、開会セレモニーは西京極陸上競技場で開催されますが、
Gブロック以降は補助競技場からの出走なので開会セレモニーを耳で聞くしかありません。
スタートの号砲が鳴った後、ゆっくり前に進み西京極陸上競技場を経て、
スタート地点を超えます。ここまで約10分かかるわけですが、
1万5千人の参加者なので仕方ありません。
出走してすぐに五条通の4車線をランナー貸し切りで葛野大路まで走り、そこから北上して四条通を左折して西進、桂川堤防沿いを北上して嵐山方面に向かいます。心配していた膝痛はサポーターの効果か、気になることなく5キロ地点を通過して、まずは当初の目標であった10キロ過ぎの仁和寺まで進みました。その間、沿道ではたくさんの方が応援してくださり、給水ボランティアのみなさんの励ましがあり、仁和寺前ではお坊さんもそろって声援してくれます。また、光華、外大、立命館と大学近くを通過するたびに各大学の応援団やチアリーダーの応援があります。
立命館大学あたりから雨が降り、西大路通りにでると風も時折強く、どんどん体力が消耗してきます。
ゆっくりジョギング走法から、早歩き風走法になり、走って早歩きを繰り返しながら、
なんとか植物園(中間地点)を通過すると、この辺りからは歩き・歩き・走りくらいの鈍足リズムとなり、
両足股関節や脚全体が痛みだし、そろそろヤバい感じになってきました。
それでも沿道の声援は暖かく、一歩一歩前に押しやってくれます。
宝ヶ池で折り返し、京都コンサートホールの横を過ぎて折り返した第6関門(30キロ地点)は、
閉門3分前に通過しましたが脚が限界です。
雨風も強くなり、「もうここで止めてしまおう」と思ったのですが、
ボランティアさんに励まされ、似たようにボロボロのランナーが先に進む姿を見ていると、
自らの意志でリタイアしようとしたことが恥ずかしく思われます。
その後はほとんど走ることができず、ほぼ歩きの状態で鴨川河川敷を南下して、
丸太町通りにある第7関門(35キロ)で8分ほどの時間オーバーで、ヤサカ観光のバスへと誘導されました。
フルマラソンの過酷さを体験できた初マラソン。完走はできませんでしたが、
ボランティアの皆さんや沿道で応援していただいた皆さんの励ましを受けて、
結果として35キロ走れたので「清々しい敗戦」そんな気分になりました。
いろんな応援があったなかで、30キロを過ぎた加茂街道での応援看板『足が痛いのは、気のせい!』って、
気のせいじゃねぇし。
ゴール地点でみんなが首に下げている京都マラソン2013バスタオル。
もらいそびれているので、痛い足を引きずってスタッフがいるテントを目指しました。
その途中で目にしたのは記念写真を撮る若い女性が広げた京都マラソン2013タオル。
そこにはロゴマークとともに『FINISHER』の横文字。
赤っ恥こそかかずに済みましたが、なんと恨めしくも眩しい響きでしょう。
来年こそは完走メダルとバスタオルが欲しいと、日増しに思いは募ります。
(本番の2枚写真は『京から明日へ。京都マラソン2013』公式facebookより転載しました)
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