「サッカーには興味がない」という人でも“銀河系軍団”という言葉は、耳にしたことがあると思います。まるでオールスターのような豪華チームだったので銀河系軍団と称されたのですが、戦績のほうは奮わなかったようですネ。
日本のプロ野球界にも他球団から主力選手を引き抜いて豪華なチーム編成をしている球団がありますが、いくら銀河系軍団のようなチーム編成をしても、選手の持っている能力や長所というものを十分に活かすことができなければ、結局は“宝の持ち腐れ”になってしまうと思うのです。
ブランチラボを展開している検査センター(衛生検査所)も“仕事のできる技師”を求めているわけですが、経験豊富で実力のある技師をブランチに送り込んだとしても、その技師が持っているスキルやノウハウを活かすことができなければ、これまた“宝の持ち腐れ”になってしまいます。
検査センターも人材育成(社員教育)に力を入れているという評判ですが、人材活用のビジョンがないと、「どういう人材を育成すべきか」というモデルが定まらないと思うのです。すなわち、アグレッシブでクリエイティブな技師を求めている場合と、指示された仕事だけを忠実にこなす技師を求めている場合とでは、人材育成のモデルが大きく違ってくると思うのです。
以前,某検査雑誌に「ブランチラボの職員は、検査をするにあたって考えることをしない、考えたとしても会社という組織に組み込まれているための縛りがあり、院内検査部のようにはうまく機能しない」という大胆な記事が載っていましたが、ブランチと院内検査部とでは、法的にも実質的にも立場が大きく異なるので、「院内検査部のようにはうまく機能しない」というのは、当たり前の話です。そもそもブランチは、医療法や労働者派遣法の制約を受けているので、院内検査部のように「機能しない」のではなく、「機能できない」のです。したがって、そのことでブランチ技師を非難するのは、見当違いです。もし、ブランチに院内検査部と同等・同質の機能を求めるのであれば、その前に医療法や労働者派遣法の改正を求める必要があります。
ブランチの導入を決めた病院が優秀なブランチ技師の配置を検査センターに要求するのは当然のことだと思いますが、仕事のできる優秀な技師をブランチに集めただけでは、銀河系軍団と同じになってしまう恐れがあります。
最後にエムティー法務研究会のメンバーを紹介したいと思います。
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エムティー法務研究会
会長:新屋博明
※消防団の団員もやっています。
※犬好きの猫人間です。ニャー
※最近メタボです。 |
エムティー法務研究会
事務局長:新屋マリン
※事務局長は気が強いです。
※MT法研の影の会長です。
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エムティー法務研究会
学術部長:新屋プリン
※学術部長は恥ずかしがり屋です。
※ネズミのおもちゃが大好きです。
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