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「我が家のペット」自宅 芦田 尚子

今、このコラムを読んで居られる貴方は犬派?猫派?それとも○○派?

私は犬派です。結婚してから、今までに4匹の犬を飼ってきました。今は1匹のおてんばな雑種犬で華(ハナ)8才(推定)がいます。

 そもそも、犬を飼うきっかけとなったのは、自宅にドロボーが侵入したからです。春とはいえ、まだ早朝は寒い3月でした。2Fに寝ていた私達夫婦は気がつかず1Fの窓から侵入されたのです。給料袋そのまま、明細書ごとドロボーされたのです。

 サア、そこで防犯!!
セ○ムをするには当時ではまだ高くて断念!やはり番犬やで!とうい事になりました。それから休みになると京都市内のペットショップを見てまわりました。ガラスのケースの中の犬たちはどの犬も可愛いい、でも、値段が・・・憎たらしい。さんざん迷った結果。
そうだ!!捨て犬の保護センターへ行こう。・・・ある区の動物愛護センターへ。『愛護』なんて看板がかかっているけれど、そこは捨て犬達の悲しい現場です。檻の前に立つと、悲しく、さみしい泣き声がせまってきます。すでに大人になった大型犬、有名な犬種などなど、こちらをうらめしそうに見つめています。

「み〜んな、引き取りたいけどムリ」・・な話です。
「ごめんね」「ごめんね」と心の中で謝りながら生後2ヶ月ぐらいの雑種犬(オス)を1匹もらって帰りました。
命名:大五郎、ガレージにつないで飼い始めました。なんとも、愛想のいい犬でした。アッと、いう間に近所のおじさん、おばさん、子供達に大人気。ところが、2週間ぐらい経ったある日の朝、犬小屋は、もぬけのから。くさりの先には大五郎がいません。アレーはずれたかナと思い、辺りを捜すも姿はみえず。しばらく待ってみたけれど帰ってくる気配がありません。交番・動物愛護センターに問い合わせたけれど該当する犬はいませんでした。
せっかく縁があって我が家へ来たのに、どこへ行ったんや〜。
ご近所さんも一緒に探してくれましたが・・2週間ほど経っても大五郎は帰ってこない。で、又、犬をもらいにセンターへ、今度は見た目が恐そうな雑種犬(オス)にしました。
命名:マーチ、名前ぐらいは可愛くネ・・と言う事で決めました。ところが、マーチは
見た目はこわいが体が弱かったというか、すでに、ウイルスに感染していて、下痢がひどかったので、病院へ連れて行き、入院までしたけれども死んでしまいました。
がっくりしていると、暖かくなった5月の夕方に・・・・・・
「おばちゃ〜ん。この犬、大五郎と違う??」と子供達4,5人が1匹の犬を連れて
玄関先に立っていました。
「エー!こんな大きくなって、ほんまに大五郎?!」
「うん、大五郎やで」「・・・・」で、私は大五郎と思われる犬を受け取り、しばし観察。「あんた大五郎??」その犬は答えるわけもなく、まあ、ええか!
マーチは死んじゃったしと思いつつ散歩へ、仕草を見ていると、どうも大五郎のクセが。『大』をしている時、恥ずかしそうに上目づかいで私を見るんです。
「これ、大五郎やで!」すぐ、旦那に電話しました。
「大五郎が大きくなって帰ってきたアー!!」一番可愛い時代を、大五郎はどこかの家で飼われていたのです。それから、何事もなく1匹の犬と生活を続けていましたが・・・

 9月末、ちょっと過ごし易くなったある夕方、いつものようにいつもの散歩コースを歩いていました。駐車場がわりに使われている空地で、数台の車があるその内の1台の車の下を大五郎はしきりに覗いていました。私も、何かな?と覗くと、大五郎(15Kg)より、ひとまわり大きな犬が寝そべっていました。それは、もう何日もエサを食べていない様子で、痩せて歩くのもしんどそうです。
車の下から出てきた犬は、大五郎のうしろをついてきました。
内心、これでエサをやれば家に居ついてしまうのでは?と思いつつも、痩せている犬をそのままほおっておくわけにもいかず、家のガレージへ、エサと水を与えて・・電話。
「あのね、犬が2匹になるかも」
「しゃ〜ないなー、エサ代を稼ぐためにも頑張って働くわ」
命名:むさし。

それから、2匹の犬を連れての散歩が続き、私の腕には立派な筋肉が・・・。

この続きは次回へ・・・・

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