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「早川一光先生との出逢い」 京都第二赤十字病院  芦田 英之

先月のコラムの続編になるが、早川先生との出逢いについて、「プロジェクトX」風に(?)語りたいと思います。

そもそも、早川先生との出逢いは平成15年度京臨技の定期総会の講師をお願いした経過から始まるのである。
定期総会での市民公開講演を開催するに当たっては、講師は誰に・・・・・。
以前、NHKのTVで見た先生が強く印象に残った!!理事会で推薦した。
早川先生である。・・・・・・私は、この方の講演を聴きたい!!理事の方々からも賛同を頂いたので、「私が交渉します・・・」と、言い切ったのであった。
京都放送局に電話をして早川先生とのアポイントメントをとった。
早川先生と直接に話す事ができた。
私の想いを強く述べた。(一方的だったと思う)
意外だった!!
「芦田さん・・・私は、講師を受けます。その代わりと言っては、おかしいけど、貴方もラジオに出て、検査技師さんの仕事の内容や、検診について話して下さいね」(早川先生)
おもわず・・・「ハイ!!」と言ってしまった。

それから、放送作家の古川女史と出逢った。打ち合わせに2時間も要した。
初めてのことなので、いつもこうなんだと思った。
話の内容がハードである。検査でわかった事を検査技師が患者様に伝える・・・・無理だ!
医師法違反である。法律の壁がある。また、全ての検査を検査技師がしているとでも???
その検査は、放射線技師です。あ〜〜〜!その検査は医師でしか出来ません。
2時間かけて、臨床検査技師が出来る検査を説明した。
やっと、判ったふりをしてくれた。しかし、その目には笑いはなかった。
放送作家の意図と違うのがよくわかった・・・。
当日の進行スケジュールが心配だった。

しかし、その日は来た!! 
思った通り、言えない事が多い・・・と思った。。。が、早川先生がフォローしてくれた。
「技師さんは、最初に検査して、何でも分かっているけど、患者さんに、病名やその具合を言うたら、アカンからね。」・・・助かった。。。
番組はスムースに進んだ。・・・ある、一点を除けば・・・・ラジオである。
「芦田さんは、ひげと長い髪の毛、落ち武者か?弁慶か?それとも、誰かに似ていると言われませんか?」・・(多分、ラジオでは分からないだろう??)
「昔は、検査の方といったら、地味で、本当に縁の下の力もち・・・と言う、イメージでしたわ」
「アロハは着てるし、ほんまに、白衣で仕事してはるんやろか?」
これは、台本には無くて、対応に困った!!!苦笑いしても、ラジオでは伝わらない。
咄嗟には言葉が出てこない・・・・どう、答えたかは覚えていない・・・・
しかし、番組は終った。

これがご縁になって、ご自宅で開催されている「衣笠熟」の勉強会にも参加している。
早川先生を尊敬している。優しさと強さを両方持ち合わせておられる。
多数の著書を出版されている。中でも、「わらじ医者京日記」は絶賛である。
その本の扉開きに先生のお言葉を頂いている・・「よろこびを人に」
私の今後の座右の銘になると思う・・・・。

早川先生とは、不思議なぐらいに・・・よく出合う。
本を読めば、本当にこの原稿を書いている今ですら・・・・
「クラブツーリズム(株)旅の友」(2005年12月号)巻頭で早川先生の事が書いてある。関西の著名人に温泉の楽しみ方を語って頂くコーナーである。
その中でも、先生のポリシーは、病気の悩みだけではなく、どんな相談や苦しみも聞いてあげられる「裸の医療」をしようと思いました・・・と述べられている。
勿論、温泉の楽しみ方も語っておられます。
不思議なご縁を・・・勝手に感じている・・・・!!
私の苦手な「ヨイショ!!」はしていない。・・・・と思っている。
また、古川女史とも、その後は仲良くメール友達でもある。

今回の「暮らしと健康展」の打ち合わせは電話で5分間だけで終った・・・大丈夫かい???真面目であると同時に魅力的な方である。次回は必ずお写真を掲載するつもりである!!京臨技のことも説明した。臨床検査技師の仕事も理解して頂いた。私だけではなく、各研究班の班長もラジオ出演して頂き、市民の方に正しい検査の受け方や検査の意味を知って頂くためにも、お互いが協力できる関係になりたいと思う・・!!

ここで「地上の星」が流れる。。。(風の中のすぅばぁるぅぅ・・♪)

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