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「青春時代 part2」 京都府立医大附属病院検査部 山田幸司

 冬です! ウィンタースポーツの季節です。俄然テンションがあがりますが、上司が睨んでそうなので、遊びのお話は置いといて少しまじめな話を。

平成14年4月から、某大学の夜間部に通っています。きっかけは特になく、ただ漠然と「もう一回学生でもしてみるか。」と、いう感じでした。社会人入試を受験し、4月の入学式。スーツを着て少し緊張。周りをみて驚く。みんな若い!あたりまえの話ですが、ほとんどの学生が18才から20才くらいです。期待と不安でまたドキドキ。

はじめての講義の日。少し緊張しながら教室に入ると、同じように緊張した面持ちの同級生達が、講義の始まるのを待っていました。教室を見回すと、若い人の中にポツポツと白髪まじりの人や、スーツを着た人、さすが夜間部、世代のるつぼ。同じ教室で50才後半の人から18才の生徒が、勉強しています。先生登場、講義が始まりました。講義の内容は生化学です。生化学なら技師学校時代に習ったはずだと、余裕の表情だったのが、講義が進むにつれムンクの叫びに。忘れている! そうです10年も経つと人は忘れるのです。それが嫌いな勉強だとなおさらです。そのとき初めて「いつまでもつだろう」という言葉が頭の中をグルグル回っていました。

入学して2年が過ぎようとしています。なんとか次は3回生。入学した時にはもっていなかった目標もみつかりました。仲良くなった同級生とも時には励まし合い、時には語り合い、時には代弁をお願いし・・・。考えると十年前まだ学生だった頃、そのころの同級生とも同じように励ましあったり、語り合ったり。苦しかったり嫌なことがあっても、逃げずにいれるのは、励ましたり叱ったりしてくれる、先輩や友達がいるからだと思います。時間とレポートに追われる日々ですが、少しの充実感と、学生時代の友達を作りに、皆さんも、学生されてみてはいかがでしょうか。

最後に、夜間の学校に行くには、職場の人たちの理解と協力が不可欠です。この点で僕の場合は、かなり恵まれていました。忙しい検査室にもかかわらず、「時間だよ。送れるよ。」と、送り出してくれる細菌検査のみなさんに、この場をかりてありがとうございます。

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