京都の冬のスポーツと言えば、駅伝です。年末、12月22日の全国高校男子・女子駅伝大会、年始の1月12日には、都道府県対抗女子駅伝、2月には、全国車いす駅伝がよく知られています。
もう一つ、2月に京都市小学校『大文字駅伝』大会が開催されます。この大会は、郷土の歴史的風土に関心を持ち、冬の厳しい自然の中を全区間完走することにより、自己の役割を自覚し、協力し合う態度を育てるとともに、児童の体力向上及び学校体育の充実を図ることを目的とするとゆう趣旨で開催される。
全国でも珍しく、小学生が公道を使用(パトカーや白バイが先導)して行われる駅伝で、衣笠小学校前の西大路通をスタートする。正面に左大文字を見ながら長い上りの西大路通を力走し、北大路から千本通を北上し、船形、妙法を望みながら、北山通を東に進み、宝ヶ池公園の険しい狐坂を上り、京都国際会館を折り返し、再び北山通に戻り、植物園から寒さ厳しい加茂川の河川敷を東に大文字見ながら、丸太町通まで一気に下り、ゴールの岡崎公園野球場までの10区間,17,437mを、地区予選を勝ち抜いた48チームの6年生の男女が、たすきをつなぐ大会です。
小学生とはいえ、上位校は1区間、約1.8kmを6分前後の速さで大人顔負けのスピードで疾走します。この駅伝大会は、今年で17回目ですが、第1回から14回までは、西京区の小学校が14連覇していたのですが、昨年は、右京区の嵯峨野小学校と西京区の境谷小学校との激しい先頭争いが繰り広げられた末、嵯峨野小学校が大会2連覇を飾りました。
私の子供2人も本大会に出場し、長女はは3年前に3位、二女は昨年5位でした、この結果が出せるのも、春から週3回の練習と夏休みには合宿、秋からは、予選突破を目指し、朝練習が始まり毎日練習をこなし、冬休みも無く本番を迎えます、練習もとても小学生がやっているとは思えない程の、ストレッチ・ジョグ・インターバル・ペース走等と、中学や高校生並の練習がこの時期にはこなせるようになり、練習をやっている姿は、我が娘ながら、頭が下がる思いでした。
陸上競技は個人戦だが、駅伝だけは、団体戦で個々の成績がチームの成績になり、誰か一人がブレーキになれば成績も落ちる大きなプレッシャーにもなるし、予想外に早く、たすきを受け取れば実力以上の力を発揮できることもあり、面白い競技と思います。今年は、嵯峨野小学校の連覇か、西京区の巻き返しか楽しみです。
子どもたちの力は凄いです。力走する子供達には胸を打たれます。精一杯、練習し続けてきた今までの力を出し切って走る姿とそれを応援するクラスの仲間達の心が一つになる大会でもあります、まだ見られた事がない方は是非、都大路を駆抜ける小さいアスリート達の力走を沿道で応援して下さい。
今年の大会は、平成15年2月11日(建国記念日)に10時45分に衣笠小学校前をスタートです。詳しい事は、京都新聞に掲載され、当日の夜には、KBS京都でダイジェスト番組が放送されます。
(余談ですが、娘達を応援した親同士は仲良くなり、頻回に宴会を繰り返していた時、コーチが「走った後のビールは美味しいで」と唆され、走り始めました、現在、『桂酔走楽団』と言う変なチームで、万博公園や京北町の駅伝や京都近辺のロードレースに参加しています、チームのTシャツを着て走っているので、見かけたら声をかけてください。練習やレースは途中で止めたいぐらいシンドイけど、やっぱり後のビールは美味いです。) |