HITの会

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会長挨拶

　HITの会のホームページにお越しいただきありがとうございます。
　心より感謝申し上げます。

診療放射線技師画像解析セミナー（HITの会）は平成2年にスタートした診療放射線技師のための勉強会です。当時、急速に普及するCTやMR装置の臨床画像に対する知識向上を目指し創設されました。

内容は医師による講演と画像カンファレンスです。これは『自分が撮影した画像にはどういう情報が含まれていて、その情報は検査目的を満たしているか判断できる技師になる』という初代会長の思いから前述の2本立ての構成となりました。医師の求める画像を知り、画像をみて自ら考え、場合によっては正確に伝えることができる。そのような能力を磨くために5代目会長の私に至るまで、このスタイルを紡いで継続しております。

しかし、創設から約30年。今、インターネットを利用すれば世界中の文献あるいは動画、SNSから医療画像に関する情報を得ることができます。いろいろなデバイスがインターネットに接続され情報にアクセスできるだけでなく、ライブ配信のセミナーや双方向セミナーなどに、場所を問わず参加することが可能となってきました。近い未来、皆様のニーズによってHITの会も変化していくかもしれません。

一方で情報が多すぎる、とも思います。膨大な情報量の活用は、もはや人口知能に頼るほかありません。やはり自らの知識として活かすには、実際に経験することが一番よいと考えますが、個人で経験できる症例には限界があります。そこでHITの会では参加者の皆さまと画像を供覧し、共に考える時間を設けております。自分ならどうするか？疑似体験を通して知識を深めていただければ幸いです。

HITの会では、週末に診療放射線技師の皆さまと共に考え学び、週明けからの業務に役立てていただくことで、被検者の皆さまやそれを取り巻く人々の幸せに貢献できるよう邁進していきたいと思います。

令和元年
宮原　正幸

第5代　会長　宮原　正幸