Mw3 体幹機能障害

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体幹(頚部、胸部、腹部)部分の骨格、関節、筋の障害により、姿勢の保持が困難になる。  体幹機能障害者は、脊髄損傷や頚椎損傷の後遺症などによる体幹(頸部、胸部、腹部及び腰部)の機能障害により、体位の保持等に困難を生じるものを言うが、一般的には、体幹のみならず四肢にも何らかの障害が及んでいる場合が多く、下肢や上肢(特に下肢)との重複障害を持っているものがかなり多く含まれている可能性がある。 1級の体幹機能障害では、立位の維持、歩行、座る、立ち上がるの全てができない状態である。コルセットなどの装具によって頚部、胸部、腹部を保持すれば、座位の維持が可能になるが、立位維持については装具の実用性は低い。 2級の体幹機能障害では、歩行が不可能であり、立ち上がるために介助や杖を必要とし、立位・座位の保持とも10分以内となる。装具によって頚部、胸部、腹部を保持すれば、能力障害は改善可能である。 3級から5級までの体幹機能障害は、立位の維持、座る、立ち上がるなどが普通にできる状態であるが、大まかに3級が歩行距離100m以内、5級は2km以内となり、歩行能力に多少障害がみられる。装具によって頚部、胸部、腹部を保持すれば、能力障害は改善可能である。


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