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2025/04/02

第114回日本病理学会総会 唾液腺腫瘍病理研究会コンパニオンミーティングのご案内


仙台での第114回日本病理学会総会に合わせて、唾液腺腫瘍病理研究会主催で、コンパニオンミーティングを開催致します。
唾液腺腫瘍病理に関して熱い議論を交わし、唾液腺腫瘍の病理学的理解や診断の向上に役立つ機会となることを願っております。
奮ってご参加頂きますようお願い申し上げます。

コンパニオンミーティング
「唾液腺腫瘍病理の新知見ー基礎と臨床の両サイドからー」

日時:4月17日(木) 18:40~20:10
会場:E会場(仙台国際センター会議棟 2F 桜2)
座長:中黒 匡人, 長尾 俊孝

演者1: 入江 太朗(岩手医科大学病理学講座病態解析学分野)
「唾液腺導管-腺房単位におけるPLAG1過剰発現は腺房様の上皮性腫瘍形成を引き起こす:
 管腔側幹細胞/前駆細胞の腫瘍化が管腔側細胞のみからなる唾液腺腫瘍の発生をもたらす可能性」
演者2: 吉本 尚平(福岡歯科大学生体構造学講座病態構造学分野)
「線維芽細胞由来のTGF-β3は唾液腺細胞の増殖抑制と扁平上皮化生を導き、壊死性唾液腺化生を引き起こす」
演者3: 内海 由貴(東京医科大学人体病理学分野)
「唾液腺腫瘍の新疾患概念:角化嚢胞腫」
演者4: 村瀬 貴幸(名古屋市立大学臨床病態病理)
「腺様嚢胞癌におけるMYB/MYBL1およびMYB/MYBL1近傍の再構成について」

企画の趣旨
本研究会は、1999年にサリバリークラブとして発足して以来、毎年12月に行われる定例会に加えて、10年前からはほぼ毎回日本病理学会でのコンパニオンミーティングとしても開催してきている。コロナ禍で診療・研究ともに厳しい環境が取り巻く中ではあるが、ごく最近になって本邦から唾液腺腫瘍病理に関しての新展開となるデータや症例が続けて報告された。今回は「唾液腺腫瘍病理の新知見ー基礎と臨床の両サイドからー」と題して、その一端を本研究会会員のみならず日本病理学会参加者全員で共有したい。
唾液腺腫瘍に認められる遺伝子異常については徐々に明らかになっているものの、その直接的な腫瘍発生機序は明らかになっていない。今回多形腺腫で再構成が報告されているPLAG1の過剰発現による腫瘍形成モデルに関して、また、腫瘍ではないが壊死性唾液腺化生の発症機構解明に関する唾液腺オルガノイドを用いた基礎医学的研究を紹介する。臨床サイドからは、形態学と遺伝子異常が最終的に一致し、良性の扁平上皮系腫瘍として確立した角化嚢胞腫に関して、また、腺様嚢胞癌において以前から知られるMYB/MYBL1のみでなく、その近傍での遺伝子再構成を網羅的に解析したデータを紹介する。

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