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<学術集会> 


第5回 
「光が繋ぐ匠の技と科学の粋
ー蛍光可視下手術が導く外科手術のパラダイムシフトー」
2022年9月16日(金)~17日(土)
会場:コングレスクエア日本橋(東京)
プログラム

日本蛍光ガイド手術研究会第5回学術集会
当番世話人 青木 武士
昭和大学医学部 外科学講座 消化器・一般外科部門 主任教授


<当番世話人挨拶>

 このたび、日本蛍光ガイド手術研究会第5回学術集会の当番世話人を拝命いたしました、昭和大学消化器・一般外科の青木武士でございます。第5回という節目の回を拝命いたしましたことに身の引き締まる思いでございます。

 初めにこのたびの新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々、またそのご家族様に心よりお悔やみを申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症により、これまで多くの学術会議、研究会が中止ないしは延期を余儀なくされてきましたが、感染症対策の徹底、ワクチンをはじめとする抗ウイルス対策などにより、またweb会議やハイブリッド会議など多様な会議スタイルが創出され、新しい医学・医療の発信や情報共有が可能となってまいりました。第5回となります本研究会も感染対策を強化し、多くの参加者に安心・安全に会議にご参加いただけますよう教室員一同鋭意準備を整えてまいります。

  “見えないものを可視化する”技術の導入により医療は大きな転換期にあります。手術時に目視では確認できない腫瘍やリンパ節、組織構造物について、蛍光ガイドを用いることによりそれらを明瞭に識別することが可能となり、より安全で精緻な手術の実現が可能となってまいりました。

 蛍光ガイド手術はリアルタイム手術ナビゲーションの領域を牽引してきた最先端技術であり、今後も臨床における様々な課題に対し改良・改善を積み重ねていくことで、未来のあらゆる外科手術には“must- have” な医療技術となることが容易に想像できます。本研究会では未来を見据えた新規技術の情報共有も強く期待しており、bench side to bed side to bench sideの熱いdiscussionが実現できる場をご提供できるようプログラム構成に努めてまいります。本研究会のテーマを「光が繋ぐ匠の技と科学の粋」とさせていただきました。各領域の外科手術の匠の技や使用経験、そして独創的科学技術が結集した技と知を科学し深化できる研究会を目指してまいりたいと思っております。

 本研究会は第1回が東京大学 石沢武彰先生、第2回は京都大学 戸井雅和先生、第3回は国際医療福祉大学 吉田昌先生、第4回は高知大学 花﨑和弘先生が当番世話人として多くの参加者が集った盛況で熱い研究会を開催されました。第5回もこれまでの研究会に倣い全国からの多くの参加者によりまさに“匠の技と科学の粋”を集積し、今後の蛍光ガイド手術の発展に寄与できることを願っております。

 9月の東京はまだまだ残暑による“極暑”東京であることが予想されます。新型コロナウイルス感染症の状況にもよりますが、参加型会議が可能と判断できましたら、2022の東京を満喫していただけますよう江戸の涼を取り揃え、教室員一同精一杯おもてなしの心でお待ちいたしておりますので、奮ってご参加いただけますようお願い申し上げます。