長崎県立大学 看護栄養学部 栄養健康学科 公衆衛生学教室・長崎県立大学大学院 人間健康科学研究科 栄養疫学教室(竹内研)のウェブサイトです。
健康にはさまざまな側面があります。その側面のいくつかを対象として、その分布を調べたり、関連する要因を調べたりすることは、地域に住む人々の健康を維持・増進するにあたり非常に重要とされています。特に集団レベルの健康を集団全体で守ることを目指している公衆衛生では、疫学的に健康の一側面を調べるだけでなく、守られる側(および守る側)を人類生態学的に把握することも不可欠となります。当研究室では、このような集団およびその健康に関係するトピックを対象として、研究、教育を行っています。
卒業研究に関する内容は、「卒論関係のページ」にまとめました。現在のメンバーや過去のメンバーが、「何をやっているか」や「何をやったか」を参照できます。
本研究室が参加している調査・研究の一覧の概要です。詳細は研究プロジェクトのページにまとめています。卒論生が参加可能なものもありますので、気軽にお問い合わせください。
COVID-19への対応では、日本で初めて感染症数理モデルが意思形成に本格的に大規模に導入され、SEIRモデルや人流シミュレーションが政府や自治体の政策の決定に活用された。
本研究では、これらのモデルに関する報告書や対策の記録、公文書館等に収蔵されている行政記録を収集・整理し、各モデルの構造や仮定、政策適用への具体的過程を明らかにする。それをもとに、モデル予測と実際の感染拡大(収束)の比較を行い、数理モデルによる意思形成の有効性と限界を評価する。
その上で、科学的知見と政策実装の間に生じた乖離や摩擦の構造を分析し、将来において、数理モデルを活用するための課題と改善の方向性を提示する。初期調査は、おもに長崎県を対象とし、関係する報告書やいくつかの保健所記録などを対象として、自治体レベルでの感染動態や介入効果を分析し、順次、資料や記録を分析することが可能な他の都道府県へと対象を段階的に拡張していく予定である。
感染症の流行は、人口構成など社会的要因とヒトとヒトの接触頻度の影響を受ける。そのため、これらの情報を用いた小地域ごとの感染症流行リスクの推定は、感染症流行予防への貢献が大きいことが期待できる。本研究では、事前の感染症流行対策に活用できそうな社会的・地理的要因を探っていくこと、および実効的な感染症流行リスクの予測マップを作成し、潜在的なリスクを可視化することを目的としている。
長崎県内の住民を対象に、2018年から毎年、質問紙調査およびさまざまな測定を行い、健康寿命の延伸に寄与する生活習慣要因を探索する研究です。主に買い物行動を含めた生活行動の地理的情報を研究対象としています。
アレルゲンを摂取することによるアレルギー症状誘発確率を推計し、食品に含まれるアレルゲンの定量的リスク評価の基礎資料を提供することを目標とする研究です。
インフルエンザなど感染症が流行する際に、警報や注意報が出されている。現在の警報や注意報について、数理モデルを用いてタイミングや正確性を検証し、より改善できないかを検討していく研究です。
大阪市を中心として、結核の伝播経路を、疫学情報および遺伝子を用いて追跡していく調査です。
地域における人口の年齢分布や密度は、感染症流行の様子に大きな影響を与えると考えられる。そのため、感染症対策は、地域ごとの感染症の流行の様子を念頭に置きながら検討していく必要がある。同様に、将来人口も地域における感染症対策には重要な意味を持ってくる。少子高齢化が進み、人口減少が始まってしまった日本において、(少子化対策の影響を含む)年齢構成の変化を調べることは、感染症の流行の様子を調べるためにも重要となってくる。本研究では、このように人口の変化と感染症の流行の関連を調べていくものです。
すでに調査の日程を終えたものの記録です。
宮崎県で始められた重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の調査で、特定健診において対象者を集め、過去に罹患した方や、不顕性感染者を探し、抗体保有者割合を調べる調査です。