阿部奈緒子

 

 

 

大阪大学医学部医学科4年生
(2000年いっぱいは21歳)

 

2000年度医学部吹田祭実行委員長
医学部硬式テニス部女子キャプテン
医学部スキー部ヒラ
大阪大学国際医療研究会ヒラ
アジア医学生連盟会員

 

 

公開シンポジウムを終えて

 

 2000年度医学部吹田祭が終わり、一つのことをやり遂げたという充実感と、今回と全く同じメンバーで何か一つのものを作り上げるということはもう2度とないんだろうなという寂寥感で、終わってからの1週間をぼおっと郷愁のうちに過ごしてしまいました。

 実をいうと、吹田祭に関してまだ自分の中で反省しきっていない部分もあり、ここで感想を述べるのは早すぎるという感もあるのですが、見切り発車を承知で少しだけ今の私が思うことを書かせていただきたいと思います。

 

 開演のあいさつでも述べさせてもらいましたように、このシンポジウムは「学生にしかできないこと、学生がするからこそ意味のあることが何かあるはずだ」という思いで企画してきました。シンポジウムの内容に関しては後からふれるとして、まずはシンポジウムを開催できたということで、当初の目的、つまり、学生の側から何か問題提起をするということ、そして、学生も(まだまだ未熟であるとは思いますが)少なからず問題意識を持っているんだということをわかってもらうということは、多少なりとも達成できたのではないかと思っています。

 

 このシンポジウムに関して、企画している間も終わってからも、たくさんの賛否両論を聞いてきました。何か一つのことをしようとしたとき、すべての人がそれに賛成するわけではないし、逆にすべての人が反対するわけでもありません。しかし私にとってありがたかったのは、賛成するにしろ反対するにしろ、すべての人がこのシンポジウムについて厳粛に真剣に意見を言ってくれていたということです。そして、これらの御意見・御感想・御批判を全て含めてはじめて、このシンポジウムは完結されたと言えるのではないか、そう思います。

 

 内容に関して、やはり一番多かった御批判は、理想理想と言い過ぎてその中身がなかったのではないか、テーマが広すぎでまとまりがなかったのではないか、ディスカッションが短すぎたのではないか、等というものでした。確かにそうかもしれません。これらの御批判の内容は、私達自身反省すべきところであると思います。そして、この御批判に対して「でも学生なんだからしょうがない」などという言い訳はしたくありません。確かに、今回私は「シンポジウムを開催する」ということ自体に一つの意義を見い出してきました。もちろん、、内容も練ったつもりですし、テーマにしろプレゼンの内容にしろ多くの時間をかけて作り上げてきたつもりですが、それでもなお及ばなかった部分があったことに対して目をそむけてしまったら、私達の「学ぼう」というスタンスを否定することにさえなってしまいます。

 これら御意見・御感想・御批判の言葉一つ一つが、私達にとって本当に貴重な経験となり、そこから多くのことを学ばせていただきました。「学生として」この経験を受け止めるにあたって、これを踏まえて次回につなげていくこと、これを私達自身の哲学への糧とし、そのことによって未来への希望とすること、最低限これらのことをしっかり行うことによって還元していかなければならないと感じています。

 

 ひとつ、気に入った格言を見つけました。

 『明日は今日よりよくないかも知れない。が、明日にはたったひとつ大きな魅力がある。まだ来ていないということだ。 E・M・フォースター』

 明日には何が起こるか分かりません。これこそ、私が開演あいさつで述べさせていただいた、『・・・しかし、唯一私達学生が誇れる点があります。それは、「未来を創造する可能性がある」という点です。』ということではないでしょうか。

 

 吹田祭の本年度マニュアルを作り、2000年度吹田祭に関するすべての後始末を終えた時点で、この吹田祭は私達の手を離れて下の学年へと引き継がれていきます。今年にできたこともありできなかったこともあり、反省も多々あります。しかし、今年できなかったことがあるからこそ来年もするのです。今年の反省が来年への起爆剤となり、そしてそれが2年後、3年後、そしてずっと未来へ引き継がれていくことを、願ってやみません。

 

 最後に、2000年度吹田祭に関わってくれたすべてのみなさん、お疲れさまでした。

 そして、みなさんに心から感謝の言葉を贈りたいと思います。

 

 ありがとうございました

 

その他

開演挨拶の原稿と音声

学会発表

 

 

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