Rで栄養計算(1)

Rでは、「NutrienTrackeR」というパッケージで食品成分表が利用できます。 このパッケージは、CRANから利用できましたが、日本の食品成分表は含まれていません(R言語でUSDAの食品成分表が使える「NutrienTrackeR」の基本的な使い方と機能を紹介)。 このページでは、シンノユウキさんに作成された日本食品標準成分表を使えるパッケージ「FoodCompositionJapan」をフォローしていきます。 基本的には、シンノユウキさんのブログ「みんな栄養に頼りすぎてる」の後追い確認です。

インストール

devtoolsのインストール

パッケージのインストールは、RStudioではPackagesタブのInstallからパッケージを選択するだけで可能です。 コマンドでインストールする場合は、下記の通りです。


          ## devtoolsのインストール
          devtoolsパッケージをインストールする。
          ```{r}
          install.packages("devtools")
          ```
        

すでにインストールしている場合には、もちろん新たにインストールする必要はありません。

FoodCompositionJapanのインストール

devtoolsのインストール後、下記の通りにやればインストールできます。 パッケージ名と、GitHubのプロジェクトが少し違うので注意が必要です。 すでにFoodCompositionJapanに統一されたようです。

  • パッケージ名:FoodCompositionJapan
  • プロジェクト名:FoodCompositionJapan

          ## FoodCompositionJapanのインストール
          このパッケージは、CRANからではなく、GitHubからのインストールになります。
          ```{r}
          library("devtools")
          install_github("yuki-shinno/FoodCompositionJapan")
          ```
        

なお、GitHubからのインストールの際には、インターネットに接続している必要があります。

使い方

使い方については、その他のパッケージと同様に事前にlibrary()関数で呼び出して使います。


          ## ライブラリの呼び出し
          普通のパッケージと同様に呼び出します。
          ```{r}
          library("FoodCompositionJapan")
          ```
        

日本食品標準成分表のデータは、food_compositionに付値されています。 残念ながら、Rで日本語の文字列を扱うのはトラブルの元なので、英語版の日本食品標準成分表となっています。 また、現在の所、追補にも対応していないそうです。