平成20年度 精神保健学Ⅰ・精神保健学特論Ⅰ

  • 時 間: 火曜日・5限
  • 場 所:医学部・教育研究棟2階第4セミナー室
  • 責任教員:川上憲人、島津明人、非常勤講師
  • 連絡先:教室受付(医2号館S201、内23364)

目的及び内容

 精神保健の実態およびこれに対するニーズを把握し、効果的な第一次、第二次、第三次予防対策を立案、実施することができるために、精神保健疫学の方法論および地域、職場などにおける効果的な対策のあり方を学び、また事例研究(ケーススタディ)を通じて実践的な能力を身につける。

授業の方法

 各回1テーマの講義あるいは事例研究(ケーススタディ) 担当教員(または非常勤講師)による講義、あるいは学生がテーマに関して発表しこれに担当教員が補足を行い、全員で討論(ディベート)する。

日程と内容

日程 内容
4/8 1)オリエンテーション
4/15 2)精神保健疫学の方法論
4/22 3)精神疾患の頻度と危険因子
5/13 4)精神保健の対策と効果評価:第1次予防*
5/20 5)精神保健の対策と効果評価:第2次予防*
5/27 6)精神保健の対策と効果評価:第3次予防*
6/3 7)自殺の疫学研究*
6/10 8)トピックス①:職場のメンタルヘルスケア*
6/17 9)トピックス②:地域のうつ・自殺対策(秋田県の事例)*
6/24 10)トピックス③:地域における産後うつ病対策(熊本県の事例)*
7/1 11)トピックス④:ストレスマネジメント*
7/8 12)トピックス⑤:根拠に基づく統合失調症のケア*
7/15 13)トピックス⑥:認知症の地域ケア*
7/22 14)15)課題レポート発表①および②(4,5限)

教科書・参考書等

教科書は指定しない。毎回、講義資料を配付する。

成績評価

出席および課題レポートにより総合的に評価する。

他の授業との関連

疫学およびプログラム評価について「疫学研究と実践」「予防保健の実践と評価」、職場における精神保健対策について学ぶ「精神保健学Ⅱ」と関連。