代表メッセージ
本研究は、新型コロナウイルス感染症対策として地域に設置されている地域外来・検査センターの運営をさらに効率良くするための方策を考えることを目的としています。
地域外来・検査センターとは、帰国者・接触者外来の増加策及び外来の対応能力向上策の一つとして、都道府県、保健所設置市又は特別区が都道府県医師会・郡市区医師会等に運営委託を行い、行政検査の集中的な実施機関である帰国者・接触者外来又は保健所、および医療機関の医師の判断に基づき依頼を受けて行政検査(主に検体採取)を行う機関です。すでに、厚生労働省から2020年5月14日に地域外来・検査センター運営マニュアルが各都道府県の医師会などに送付されています。
現在は全国各地で規模は異なるものの、地域外来・検査センターが運営されており、その上での課題や、良好事例を本研究において収集し、マニュアルの改訂や現場の担当者同士をつなぐネットワークを構築します。また、オペレーショナルリサーチの観点も取り入れて、可能な限りの最適化をめざします。
本サイトでは、地域外来・検査センターの運営と関係者の業務改善に役立つ情報を提供してまいります。
令和2年度厚生労働科学特別研究事業
新型コロナウイルスに対する地域外来・検査センターの現状の課題と改善に関する研究
研究代表者 和田 耕治
国際医療福祉大学 医学部 公衆衛生学 教授