研究法 │Stock Solution│
  →リンガー →人工脳脊髄液 →バッファー →固定液 →色素

Ringer
NaCl9.0 g27.0 g45.0 g
KCl0.42 g1.26 g2.1 g
CaCl20.24 g0.72 g1.2 g
蒸留水1 l3 l5.0 l
NaHCO30.2 g0.6 g1.0 g
【作り方】
  • ビーカーなどに、蒸留水、NaCl、KCl、CaCl2を入れてスターラーで撹拌する。
  • 溶けた後に、NaHCO3を入れ、撹拌する。


人工脳脊髄液
NaCl117mM
KCl3.6mM
NaH2PO41.2 mM
CaCl22.5mM
MgCl21.2mM
CaCl22.5mM
NaHCO325mM
CaCl22.5mM
Glucose11mM
  • スライスパッチなどで、95%02-5%C02で飽和した人工脳脊髄液を5-10ml/minの速度で灌流する。


Buffer Bufferの作り方にはいろんな方法がある・・・・
0.1 M phosphate buffer (pH 7.4): 0.1M PB
    リン酸2水素ナトリウム・2水
    (リン酸1ナト)1)
     NaH2PO4・2H20
    4.5 g6.0 g
    リン酸水素カリウム
    (リン酸1カリ)
     K4HPO4
    21.0 g28.0 g
    蒸留水  
    Total1.5 l2 l
0.1M phosphate buffer (pH 7.39): 0.1 M PB
    リン酸2水素ナトリウム・2水
    (リン酸1ナト)1)
     NaH2PO4・2H20
    3.31 g6.62 g16.55 g
    リン酸水素2ナトリウム・12 水
    (リン酸2ナト)2)
     NaHPO4・12H20
    33.7 g67.4 g168.5 g
    蒸留水→1 l→2 l→5 l
 1)リン酸1ナトは容易に溶ける。 2)リン酸2ナトは難溶。
【作り方】
  • 三角フラスコなどに、Totalの8-9割方の蒸留水を入れ、リン酸1ナトを入れ、ホッティングスターラー撹拌する。
  • 溶けた後に、リン酸1カリ or リン酸1ナトを加えて、撹拌する。
  • 完全に溶けた後、蒸留水を加えて全量で2000ml にメスアップする。
0.1 M Phosphate Buffer Saline: 0.1M PBS
0.1M PB1 l3 l5 l
NaCl9.0 g27.0 g45.0 g
0.01 M Phosphate Buffer Saline : 0.01M PBS
0.1M PB100 ml300 ml500 ml
蒸留水900 ml2700 ml4500 ml
NaCl9.0 g27.0 g45.0 g
Solution for wash: PBST
0.5%Triton X-100
 0.01M PBS
Solution for diluting antibody
0.9 %NaCl3.6 g
0.25 %Lamda-Carragenan1 g
0.5 %Triton X-1002 g
0.05 %NaN3(アジ化ナトリウム)0.2 g
5 %Normal serum(Goat)100 cc
蒸留水→400 ml
0.05 M Tris-HCl Buffere : 0.05 M TB
Tris3.03 g6.06 g
2H- HCL10 ml20 ml
蒸留水→500 ml→1 l


Tris:hydroxymetyhl) aminomethane
0.05 M Tris-HCl Buffere : 0.05 M TB
0.2M Tris 水溶液
Tris24.2 g
蒸留水1 l
  0.2M 塩酸
1N- HCL200 ml
蒸留水800 ml


0.2M Tris 水溶液250 ml
0.2M 塩酸192 ml
蒸留水558 ml
  • pH を測定して
    A液(アルカリ側)あるいは
    AB液(酸性側)にて調整する。
  • すべて4℃で保存する。
  • 0.05 M Na-cetate Buffer (pH 4.3)
    CH3COONa・3H2O6.805 g
    蒸留水1 l
    氷酢酸→pH 4.3
     

    固定液 固定液は刺激が強いので、ドラフトの中で作成!
    10 % Formalin
     局方fromalin は約39 % である。10 % fromalinの実際の濃度は実際は約 4 %に相当する。
    • 免疫組織化学など以外は、10 % fromalinで灌流固定、後固定する。
    • 金属電極でマーキングした場合は、fromalinの前に、10 % potassium fesocyanideで灌流する。
    Stock -Solution
     8% paraformaldehyde (PF) in DW
     
    PF80 g
    蒸留水900 ml
    2N NaOH
    【作り方】
    • 三角フラスコなどに、パラホルムアルデヒドと蒸留水を加えるを入れる。
      フラスコの口は、パラフィルムとアルミホイルなどでしっかり閉める!
    • ホッティングスターラーで、沸騰させない程度に加温しながら、撹拌して溶かす。
    • ほぼ溶けたら、スタラーで撹拌しながら、液が透明になるまで、少しずつ2N NaOHを滴下する。
    • さました後、濾過して蒸留水を加えて1000 ml にメスアップする。
    • 冷蔵庫に保存
    4% PF in 0.1 M PB
    4 %8% PF100 ml
     0.2 M PB100 ml
    1% paraformaldehyde (PF)+
     1.25%glutaraldehyde (GA)の混合液
    1 %8% PF25.0 ml
    1.25 %25% GA10 ml
     0.2 M PB100 ml
     蒸留水65.0 ml
    Stock -Solution 飽和ピクリン酸 
      picric acid2.1 g
      蒸留水150 ml
    • 三角フラスコに、picric acidと蒸留水を入れる。
      フラスコの口は、パラフィルムとアルミホイルなどでしっかり閉じる!
    • ホッティングスターラーで、約60℃に加温して、撹拌しながら溶解させる(多少、沈渣が残って良い)。
    • 褐色ビンに入れて、暗所にて室温で1〜2日間保存する。針状結晶が残っていれば飽和している。
    • 使用時、上清を静かにとり、2重の濾紙で濾過する。
     *飽和ピクリン酸は急激に熱したり、衝撃を加えると爆発するので注意!
    Zamboni固定液
    4 %(2%)8% PF1.5 l2.5 l
    0.21 %飽和picric acid150 ml300 ml
    0.05 %GA6 ml12 ml
     蒸留水 or 0.1MPB→3 l→6 l
    ブアン液
    飽和picric acid15 ml
    ホルマリン6 ml
    氷酢酸1 ml
    Frozen sectionの作成前 
      25 %sucrose
      (0.05 %アジカナトリウム)
       0.1M PB

    色素・染色液 →色素
    dye for mark
    2 %Pontamine Sky blue
    0.5 %Ch3COONa
    Cresyl Violet
    0.25 %Cresyl Violet

    カプサイシンの溶かし方
     →Capsaicin-link
    2.5% w/vCapsaicin
     70% ethanol
    10 %Capsaicin
    10 %ethanol
    10 %Tween 80
    80 %生理食塩水


    参考
  • 神戸大学大学院医学系研究科 脳科学講座 神経発生学分野

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