日本ACP研究会 第10回年次大会

The 10th Annual Meeting of the Japanese Association for Clinical Research on Advance Care Planning (JACRA)

第10回 日本アドバンス・ケア・プランニング(ACP)研究会 年次大会

日時:    2025年9月6日(土)10:00〜16:00
大会テーマ: 「ACPってなんやねん?」〜だれのためなん、なんのためなん?〜
会場:    大阪コロナホテル
       (〒533-0031 大阪府大阪市東淀川区西淡路1丁目3番21号)
       https://www.osakacoronahotel.jp/
       新大阪駅東口から徒歩3分
開催方法:  会場参加型
大会長:   桜井 隆【Chery】(さくらいクリニック 医師)
       白山宏人【White】(大阪北ホームケアクリニック 医師)
内容:    詳細決まり次第、順次お知らせいたします。
参加費:   会員3,000円 非会員5,000円

※チラシのダウンロード
第10回日本アドバンス・ケア・プランニング研究会年次大会チラシ

 

 

日本アドバンス・ケア・プランニング研究会 第10回年次大会 開催のご挨拶

 「ACPつてなんやねん?」〜だれのためなん、なんのためなん?〜

 なんでか街医者と在宅専門医がダブル大会長?という節目の第10回大会、 いま一度立ち止まって大阪から「ACPってなんやねん?」と問いかけてみたいと思います。 厚生労働省の令和4年後意識調査によると、一般国民の72.1%が人生会議(ACP)について 知らないとなっています。(一方医師24.6%・看護師19.6%介護支援専門員11.5%が知らない) このギャップをほっといて一方的にサービス提供サイド主導でACPを進めていってもいいのか? サーピスを提供しやすいように顧客を誘導するカスタマー戦略になってはいないだろうか? また人生の最期はどこで迎えたいか?という設問に56%が自宅以外と回答、 自宅以外の医療機関、介護施設を選択した理由を問うと最多なのは家族等に負担がかかるから、 であったことを考えると本人のLiving WillがACPをすることで家族や周囲に忖度して、 変わってしまうのではないか?という危惧も生まれてきます。 童思決定を支援するはずが結果として誘導してしまう、当事者以外のかかわる人たち全てが 陥ってしまうわなかもしれません。

 第10回大会では医療・福祉・介護関係者だけではなくACPの当事者でもある 一般市民にも参加して頂き「だれのため、なんのためのACPか?」という 答えのない問いをみんなで議論したいと思います。 Advance まえもって Care ケアを Planning 計画する という概念が日本で広がっていくためにはどうすればいいのか? 楽しいイペントの計画は誰でもどんどん進みますが、万ーの時、 災書時といった楽しくないことに備える計画、たとえば避難訓練にはあまり積極的になれません。 我々に一方的に?課せられたBCP(Business Continuing Planning)も あまり楽しい計画とはいえないでしょう。 しかしACPは万ーのことでも、避けられることでもなくすべての人にいずれおこることに 備える計画です。本来は我々もBCPよりACPを優先しなければならないかもしれません。

 本大会を主催するChery(桜井)&White(白山)は劇団ザイタク・ピンコロ、寸劇を通じて 市民に延命治療の非開始・中止そして安楽死といった問題を“にもかかわらず笑う” というスタンスで情報提供してきました。 あまり深刻に問い詰めると思考停止してしまうからです。 こういったくすっと笑いながら考えるのも本来あまり楽しくないACPにはいいかもしれません。 ただ、まえもってAdvanceではなくいま、まさに問題に直面している方には不向きでしょう。 すでに避難所におられる方に避難訓練はできませんから。 楽しみながらあまり楽しくない計画についてまえもって考える、 こういうDoubleBind、な状況を関西風にうまくアレンジして「ACPってなんやねん?」を みなさまと一緒に話し合えれば、と思います。 ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。

日本アドバンス・ケア・プランニング(ACP)研究会
第10回年次大会 大会長

桜井  隆【Chery】 (さくらいクリニック 医師)
白井 宏人【White】 (大阪北ホームケアクリニック 医師)

 

 

 

 

 

 

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