多くは良性の脳腫瘍が、経鼻内視鏡手術の対象になります。この中でも下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫、特定の部位にできた髄膜腫、まれな病気ですが脊索腫や軟骨肉腫などもよい対象になります。その他にも近年の経鼻内視鏡手術の発達にともない、対象となる脳腫瘍はますます増えています。このため、万一脳腫瘍と診断された場合は、一度内視鏡手術の選択肢についてもご相談されることをお勧めします。
現在は“セカンドオピニオン”という制度がありますので、かかりつけの施設以外で病気の相談をすることは当たり前になっています。また本ホームページのお問い合わせフォームからも、ご気軽にご質問いただけます。
治療に際して多くの情報を集められることは、病気に向き合う上でとても大切なことと言えるでしょう。
次ページ以降に経鼻内視鏡手術が実際に施行された症例をいくつかご紹介します。それぞれの脳腫瘍についての一般的な説明は、日本脳神経外科学会がまとめたものが正確ですので、そちらをご参照いただくことをお勧めします。
(各腫瘍の項目内に”脳神経外科疾患情報ページ”へのリンクを設けていますので、クリックしていただければご参照いただけます。)