髄膜腫

脳神経外科疾患情報

頭蓋骨の底の前方部分(右図の青色でお示しした部位で、前頭蓋底といいます)に発生する髄膜腫も内視鏡手術のよい適応とされています。こちらについては従来の開頭手術も適応されますが、視神経に対する負担は内視鏡手術の方が少ないと報告されています。どちらの方法がより適しているかは、個々の腫瘍によって分かれますので、髄膜腫に対して手術を勧められた際は、内視鏡手術を行っている施設でも意見を聞かれることをお勧めします。また本ホームページのお問い合わせフォームにも、ご気軽にご質問ください。

頭蓋骨の模式図

頭蓋骨を横から見た模式図です。


髄膜腫症例1の術前MRI

手術前

髄膜腫症例1の術後MRI

手術後

高度の視力障害で発症された髄膜腫の患者さんです。
経鼻内視鏡手術で腫瘍は摘出され、視力はほぼ正常に回復されました。術後の画像では正常の下垂体(黄色の矢印)が残っているのがわかります。


また近年では、開頭手術でも摘出がとても難しかった深部の頭蓋底(右上図の赤色でお示しした部分)の髄膜腫に対しても、内視鏡手術が適応される場合があります。

髄膜腫症例2の術前MRI

手術前

髄膜腫症例2の術後MRI

手術後

複視(物が二重に見える症状)で発症した髄膜腫の患者さんです。
頭蓋骨の深い場所にありましたが、経鼻内視鏡手術で大半の腫瘍は摘出され、目の症状も改善しました。