”脳腫瘍を内視鏡手術で治療する”のホームページにお越しいただき、ありがとうございます。
本ホームページをご覧になられている方の中には、おそらくご本人あるいは周りの方に脳腫瘍の可能性があるといわれた方もおられると思います。さぞかしご心配のこととお察し申し上げます。私自身も身内に癌を患った者がいますので、ご心配は少なからず共有できるものと思っています。
一言で脳腫瘍と言っても良性から悪性まで様々で、治療法も手術・薬物治療・放射線治療と多くの選択肢が存在し、またその後の病気の経過(よく“予後”と言われます)もまちまちです。とくに良性の脳腫瘍では、治療後も長い人生が期待できます。
さらに手術法についても、頭蓋骨を切除して摘出する開頭手術や、直径1cm程度の小さな頭蓋骨の穴(“穿頭“といいます)から内視鏡を挿入して行う方法、また頭蓋骨は一切切らずに、鼻孔から内視鏡を用いて摘出する方法(”経鼻内視鏡手術”といいます)などさまざまです。
本ホームページでは内視鏡を用いた脳腫瘍に対する手術治療についてご説明します。とくに頭蓋骨を一切切ることなく、脳腫瘍を鼻から摘出することができる、経鼻内視鏡手術を中心にお話します。今後ホームページの改訂に伴い、他の内視鏡手術についても、項目を増やしていく予定です。
専門的でわかりにくい記載も多いと思いますが、その場合はお問い合わせフォームからご気軽にご質問ください。
本ホームページが、みなさまの脳腫瘍に対する内視鏡手術についてのご理解を深める一助となれば幸いです。
谷口 理章