97年度倫理学研究室夏合宿 in 京北町


3.ゼミナールハウスは山の中腹にあり、比較的最近に建てられた物らしく、 とてもきれいである。蝉や鳥(種類はわからない)の鳴き声が夏と自然とを感じ させる。

一行はまず着いてから生協の食堂のようなところで昼食を取り、一時半か らゼミ室で環境倫理の研究会を始める。

バスに乗っていて気分が悪くなったために途中で降りた人などがいたので、 予定されていた発表の順番が急拠変更される。

最初は3回生の○さきくん、聴講生のやま○とさんによるアラン・レオポル ドの「土地倫理」。環境との闘いではなく、環境との共生を説く。なかなかの 正論。3級も熱弁。

二つ目は、M2のよ○むらさん、M1の○くだくん、聴講生のつる○さんらの 発表で、ネスのディープ・エコロジーとエコソフィーの話。濃い濃い。倫理と いうよりは宗教に近い。ちょっとついていけません。よって少し寝る。

三つ目は、M2のさい○うさん、4回生の○じたさんによるガイア仮説のお話。 これも倫理と言うよりは神話に近い。なんだかなぁ。

一日目最後を締めくくるのは、ご存知ベジタリアンのオーストラリア人、 ピーターシンガーによる動物の権利のお話。これはM2の○かやさん、4回生の はや○くん、お○もとくん、3回生の○みおかくんがプレゼンをする。

シンガーはまあ問題なかったのだが、『美味しんぼ』というマンガの切抜 きの内容に3級とこだまが怒り狂う。こだまは「なに食っても業やったら、人 間食っても良いんですか」などと興奮して発言してしまう。(しかし、こうい う文脈で業だの原罪だのと言い出すのは本気で許せん)


4.さて、勉強会が終わったら、楽しい夕食である。外にバーベキューが準 備してある。「焼肉だっ!シンガー読んで焼肉だっ!アイーヤー」などと歌いな がら、ビール片手に肉をほおばる我が倫理学研究室の(大半の)人間は、やはり 天国には行けまい。

2時間ほどゆっくり飲み食いをしてから各自部屋に戻り風呂に入ったり、だ べったり。それぞれのロッジには二つの四人部屋があり、こだまの部屋は某教 授とODのま○ださんの三人で泊まり、となりの部屋は○くだくん、某助教授、 3級、(用事で遅れて来た)おおた○5級が泊まることになった。こだまの部屋は ともかく、となりの部屋は超強力メンバーである。

自然となりの部屋に他のロッジの人々も集まり、わいわいがやがやと酒を 飲みながら騒ぐ。こだまは○るたさんとロック読書会をしたり、明日の発表の 準備をしたりでやたらとまじめである。3級や、○くだくんや、D3のお○のさ んや、つる○さんたちも付き合ってくれて、宇宙船倫理の勉強をする。感謝。

真夜中になって皆が寝出す頃になると、3級は5級との恒例の将棋を始めた。 ○くだくんが『美味しんぼ』で3級とこだまが怒るのがなぜかわからん、と言っ て3級と議論をする。こだまも加わって紛糾。殴り合いの大喧嘩。将棋の駒が 乱れ飛ぶ(ウソ)。しかし皆少し酔っているようなので、しらふのこだまはちょっ と恐かった。

2時半ぐらいにこのロッジは消灯。みんな結構健康的なのだ。ジェイソンが 来ると恐いので玄関のカギを二、三度確認する小心者のこだま。


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Satoshi Kodama
kodama@socio.kyoto-u.ac.jp
Last modified on 07/24/97
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