ご意見のある方は、 kodama@socio.kyoto-u.ac.jpまたはメイルを 送るまで。
・朝起きて、自分では平気なのだが、やはりあれかと思ったので、友達の ところでシャワーを借りた。しかしここに戻って来るまでに汗をかいたのでほ とんど無意味。
・それにしても、久しぶりにテレビを見ると驚くことが多い。とくにニュー スの日本語。
「この雨雲は各地にゲリラ的に雨を降らすでしょう」
「超スローペースな台風x号」
「xx選手の超スーパーダンク」
……別に日本語が荒廃してるとは言わないけど、もうちょっと文学的な表 現はないものかね。
- 人生、生きているうちが華
・文学部新館でロック読書会。一フロアに男子トイレか女子トイレのどち らかしかないことがわかる。これはもしかすると、女性にとって危険かも。 (ぼくはめんどくさがりの男性が女子トイレを使うことを知っている…)
・これから新館8階の新研究室で大文字を見るらしい。新館はここらへんで 一番高くて、それゆえ見晴らしの良い場所なのだ。結構大学のまわりにも大文 字を見ようとうろついている人がいるので、「もしもし、そこのお二人さん。 良い眺めの場所知ってますぜ。お一人千円でどうすかね」というような(こち 亀の両さん的)職業を思い付いたが、ぼくの大原部長にばれたら死なされるだ ろうから諦める。
・ではたぶんまた明日。
・昼まで寝てから学校に来る。今日こそはまじめに勉強。しかしまず将棋を…。
・今まで将棋にハマる。なまじっかコンピュータと勝ったり負けたり良い 勝負なもんだから、えんえんとやってしまう。ばか。
・夕ご飯を食べに行って来る。お店開いてるかなあ。
・マンガを食べながらご飯を読んでいると(冗談)友達に会ったのでそのま まゲームセンターへ。完全に逃避活動。ああ、シジウィックシジウィック…
・う、ついに研究室の電話機まで持ってかれてしまった。ますます廃屋と 化す旧研究室。ええい、落城させてなるものか。
(注:文学部新館に移ることはもう出来るのですが、まだインターネット接 続できる環境ではないのです。だからまだ当分旧研究室でがんばるわけです)
・眠い。シジウィックは一回目の推敲があと少しで終わる。けどまだまだ やることはあるんだろうなあ。これ早く終わって反死刑廃止論の発表の用意と か、いろいろしなきゃいけないんだけど…。
・喫茶店で『MAJOR』4-6巻まで読む。おもしろい。
・もどってから倫理学入門書読書会の訳をやる。この英文の和訳に苦しん でいる人が少なからずいることは知っているが、シジウィックに比べれば涙が 出るほど簡単である。まあ、気楽に構えているから訳がすらすらできる、とい う理由もあるが。(嫌味くさくなってごめん)
・新研究室の電話番号が決まったそうだ。関係者は倫理のホームページを 見られたし。
・老骨にムチをべしべし打ってようやくシジウィックの訳の推敲が一段落。 もう見たくない。いや、そんなこと言っちゃいけないか、商品になるんだから。 商品になった暁には皆さん一度手に取って読んで下さいね。買わなくても良い から。
・ぼくやおく○くんの(本来なら幸福であるはずの)M1の春夏を喰い潰し、3 級の夏休みまで奪ってしまったその本は、まさに血と汗と涙とビールとお好み 焼きの結晶です。どうぞ手に取って存分にむせび泣いて下さい。
・ううむ。長椅子ですっかり熟睡してしまった。長椅子っていいなあ。な どと言っている場合じゃない。帰るのならばそろそろ帰らないと。
・ううむ。なぜかまだいたりする。それにしても電話も冷蔵庫もないこの 研究室はまさに陸の孤島である。もちろんコンピュータだけはあるのだが。ま あ、たまにはこういうのも良かろう。
・ぼくもこれから白星黒星を付けよう。なにも書かずにただ○あるいは● と書かれていたら、「ああ、こだまはAI将棋Win Version1.5の標準レベルと闘っ て勝ったな・負けたな」と思って欲しい。試合放棄も●。
●●。
・シジウィック一段落。●。(勝てない…)
・よく寝た。さ、今日も一日がんばろう(何を?)。
○。(ただし「待った」あり…)
「ぷぷぷ」
「え、なになに、どうしたの?」
「あのさ、じぃっと見てみるとさぁ、『しばしば』ってなんか可笑しいくない?」
「え、なにそれ」
「まぁいいから、これじっくり見てよ」
「ふうん。『しばしば』でしょ。し・ば・し・ば……あっあっ、ほんとだ、あっ」
「でしょ、可笑しくなって来たでしょ」
「あっ、可笑しいっ。はひはひ。おお可笑しい。はひはひ」
「なんで今まで気付かなかったんでしょうねぇ」
「ほんとなんで今まで気付かなかったんだろ。お、可笑しいっ。はひはひ」
「よくよく見るとなんか変な単語ですよね、『しばしば』って」
「はひはひ」
(…疲れてんのかな)
・シジウィック完了。
・ところでこの人の一段落ってやたらと長い。最近自分でも長い段落を書 かないこともあってか、長い段落を見るとそれだけで読む気を無くす。
・長い段落反対っ。
・と。
・ますます。
・段落が。
・短く。
・なって。
・行く。
・の。
・でし。
・た。
・『MAJOR』7-9巻を喫茶店で読む。
・推敲をするとき読点(「てん」のことです。 念のため)をなるべく減らすようにしている。目標は読点ゼロ。読点が無くて も読める文章が理想。さすがに句点(「まる」のことです)なしというわけには いかんが。筒井康隆が『最後の伝令』という短篇集の中で読点ゼロの小説を書 いている。(ただし「二、三度」という表現で一度だけ読点を使っていたと思 う)
(読点の必要性を説明するに当たって「ここではきものを脱いでください」 という例がよく引き合いに出される。しかし「きものをここでは脱いで下さい」 「はきものをここで脱いで下さい」とも無理なく言える。また「ここで履物を 脱いで下さい」や「ここでは着物を脱いで下さい」の様に漢字を使えば間違うこ とはない。というわけで美しい日本語には読点は必要無いっ(かどうかはわか らない))
○(ただし、また「待った」あり…)。
・シジウィック中毒。シジウィック・ドランカー。もう死にそうなので帰 る。明日も来ます。
・今日はお昼過ぎに起きた。トーストを食べながら筒井康隆の『アフリカ の爆弾』を最後まで読んでその後風呂に入った。たまには頭を洗わないと研究 室の皆に嫌われる。
・さあ学校に行こうと昼下がりに家を出る。駅に行く途中、あまり安くな い靴の安売りの店で新しい靴を買う。サイズを試したかったのだが、はだしに サンダルをはいて来ていたので気が引けてそのまま買う。
・阪急に乗って高槻で特急に乗り換える。割とごそっと降りたので空いて いる二人座席に一人だけで座れた。ロック読書会の予習をしようと思って勉強 を始める。
・するとあろうことか、二つ前の座席を向い合わせにして座っている小学 生くらいの兄妹が足の臭さを競い出したのだ。
「いやあん、おにいちゃんくさあい」
「防臭の靴やのになあ」
・などと大声でわめきながらお互いに足を上げてかぎ合っているのだ。母 親もいるのにただ一緒に笑うばかりで注意もしない。合席していたおばあさん は露骨に嫌な顔をして席を代った。
・とはいえ二つ前の席のことなのでさすがにぼくのところには臭ってこな いはずなのであるが、何故かバルサンの香りが漂っている気がしてロックの文 章を集中して読めない。
・するとぼくの後ろか斜め後ろか、あるいはもう少し遠い席で携帯電話の 呼出し音が鳴り始めた。
「プルルルルルル。プルルルルルル」
・しかし電話の持ち主は熟睡しているのか、それともよほど嫌いな相手か らかかって来ているのか、一向に出る気配が無い。しばらくしたら切れたが、 3秒も立たない内に再び呼出し音が鳴り始めた。そしてこれはなんとぼくが烏 丸で降りるまで延々と続いたのである。
・いいかげん頭に来始めていたが、とにかく集中しようと思って再びロッ クを読み出すと、今度は先ほどのガキどもが小さいキーホルダー型のゲームを やりだした。
「ピコーンピコーン…ドガガガガ」
「あっあっ、やられたぁっ」
「へたくそだなぁ、貸してみ」
「いやぁ、まだぁ」
・などと再び大声でわめきだす。あの手のゲームには消音用のスイッチか 何かが付いていると思うのだが、彼らは消音もせずそのままやっている。あの 耳に着く電子音が列車内に鳴り響く。
「ピコーンピコーンピコーン…ドガガガガ」
・携帯電話も負けてはいない。
「プルルル、プルルルル…プルルルル、プルルルル」
・仕方がないのでぼくは指で耳栓をしながらロックを読み出した。「知覚 は感官が影響を受けるだけでなく、その運動が精神にまで伝達されて新しい観 念が生み出されて初めて知覚となる…」
・すると、ゲームをやっている兄妹の近くの席に座っていたスーツ姿の若 い男がいきなり立ち上り、子供からゲームを取り上げ床に叩き付けた。
「いいかげんにしろっ。あんたこの子らの親やろっ。子供が他人に迷惑か けんようにちゃんとしつけろよっ。それに一体誰やっ。さっきからずっと携帯 鳴らし続けてんのはっ。はよ出えやっ。それにそもそも電車の中ではスイッチ 切るのがマナーやろうがっ」
・と一気にまくし立てた。その兄妹の母親は彼の大声にしばらく呆然とし ていたが、彼が喋り終わるのが早いか、ヒステリックに叫びだした。
「きいっ。何するんです。うちの子のおもちゃ勝手に壊して。うちの子ら 楽しく遊んでたのにっ。みんな乗ってる電車なんだから何をしようがわたしら の勝手でしょっ。気に入らんのやったら向こう行ったらいいやんか。どうして くれんの、この子のおもちゃっ。弁償よ弁償っ。きいっ」
「プルルルル、プルルルル」
「ななな何やてこのアマっ。だだ誰の金でこの電車動いてると思ってんね ん。おお俺ら男が毎日汗水垂らして働いてるおかげでやなっ…」
「プルルルル、プルルルル」
・などと口論を始めた。途中までは良かったのだが、もう男の方もめろめ ろである。他の人々は皆寝てるか、寝たふりをしている。ぼくは再び耳に栓を してロックを読み始めた。
「え〜みなさま大変長らくお待たせしました。この電車は間もなく大宮に 到着します…」
・ああ、助かった、やっとこのイカれた連中からおさらば出来る、と思い ながらぼくは車内放送を天からのお告げか何かのようにありがたく聞いた。し かし今日の車掌はダミ声だし音も大きいしなんだかうるさいなあ。
「…大宮の次は烏丸まで止まりません。烏丸の次は河原町まで止まりません。 ちなみに大宮の一つ手前の駅は西院です。その前は西京極でその前は桂、その 前は…」
・わああ、車掌までおかしくなった。
「プルルルル、プルルルル」
「弁償してよ、ねぇ、弁償しなさいよ。きい」
「え〜長岡天神の前は…」
「大体女子供が俺らと一緒の電車に乗るのが間違ってるんだ。俺ら企業戦 士のための電車を阪急は用意すべきだ…」
「プルルルル、プルルルル」
「なむあみだぶつなむあみだぶつ…」
・う〜ん、ここまで破綻してしまうとオチが付けられないなあ、などと考 えながらぼくは烏丸駅を出て自転車に乗って学校へと向かいだした。ああ暑い 暑い。
・学校に着いてしばらくすると、○るたさんがやってきた。これからロッ ク読書会なのである。つ○たさんはぼくの足元を見て言った。
「こだまくん、もう最近はすっかりサンダルになって、靴を全然はかない んですね」
「いやいや、今日新しい靴を買ったんですよ……あっ、靴がないっ」
・がーん。道中ばかなことを考えていたためにどっかで靴を忘れて来たっ。 4515円がっっ。
「ちょちょっとごめんなさい、ロック読書会もうちょっと後にしてくれますか」
「ええいいですけど…」
・ぼくは研究室を飛び出して再び自転車に乗り烏丸駅に向けて走り出した。 確か自転車にカギを差すときに隣のバイクに何か荷物を置いたような気がする… たぶんそれだっ。それに違いないっ。そうであってくれっ。
・ぼろいチャリで車道を飛ばす飛ばす。信号は可能な限り無視。足と尻の 筋肉が痛くなって来る。汗がボトボトたれる。目がかすんでくる。
・「あるあるあるあるあるっ」などとぶつぶつ言いながら、三条河原町の 人混みの中を通り、寺町通りを抜け、烏丸のいつも自転車を置いている小さな 横道に近付く。角を曲がる。
・あ、あのバイクだっ、あのバイクの上に紺色の靴の入った白いビニール 袋が……無いっ。
「おう嫉妬っ」
・などと英語で下品な言葉を五六回発して、ぼくはがっくりうなだれた。 4515円がぁ…。それに良く考えたらバイクの上に置いたのはカバンだったのだ。
・ぼとぼと汗をたらしながら、仕方無い、だめだろうけど一応阪急にも聞 いてみるか、つってももし靴があったとしてもとても梅田まで取りに行く気は せんけど…などと考えてぼくは力無く自転車をこぎだした。
・最初は烏丸駅に行こうかと思ったが、終点の河原町駅に行った方がある 確率は高いかと思い直して、ぼとぼと汗をたらしながら車と人であふれる四条 通りを河原町へと向かった。
・阪急百貨店の前に自転車を置いて地下に降り、改札の横にある部屋にい る駅員に近付いて尋ねる。
「あ、あの、4時頃の特急に新しい靴を置き忘れたんですけど」
「何色ですか」
「紺色です」
「どんな入れものに入ってましたか」
「ええと、白いビニール袋です」
「ちょっとお待ち下さい」
・とどこかに電話をかける。するとしばらくして、
「それらしきものを預ってますので、サービスセンターの方に行って見て 来て下さい」
と言われる。え、サービスセンターってもしかして梅田の?と思っていると、
「サービスセンターはここをまっすぐ行って階段を降りてまたずっとまっ すぐ行って…」
と丁寧に教えてくれた。河原町駅のサービスセンターなのだ。やった。あっ たのだっ。4515円っ。
・ペコペコとお礼をしてからスキップしてサービスセンターに向かう。こ れを読んでいる人の中には「行ってみると実はぼくのではなかった」という展 開を期待している人も少なからずいるだろうが、ところがどっこい、運命の女 神は常日頃から善い行ないをしているこだまくんを裏切らんのだよ。さっきは ちょっと裏切られた気もしたが。
・サービスセンターに入ると目の前に白いビニール袋がある。あ、これぼ くのです、ありがとうございます、御迷惑をおかけして申し訳ありませんでし た、御恩は一生忘れませんなどと言って、一応住所と名前だけ書いて靴を受け 取って来た。駅を出て、やっぱり阪急はサービスが良いよなあ、悪口書いたら 罰が当たるよなぁ、などと考えながらぼくは再び汗をだらだら流しながら自転 車で大学へ向かった。
・んで、その後ロック読書会。こんなこと書いてる場合じゃない、早くシ ジウィックをやらねば。
・ぼくのことを「こだまっち」などと表記するやからが数名いるが、本当 にこれでいいのだろうか。平仮名の構成がほとんど「たまごっち」と同じであ ることは置いておくとしても、「言語は単純化される」という言語学の原理に 従うと早晩ぼくは「こっち」と呼ばれることになろう。(ちなみに言語学の入 門書でよく挙げられる例は「近藤真彦」→「まっち」である)
・ぼくはそれでもいいのだが、ぼくをそのように表記する人達は普遍化可 能性を考慮に入れているのだろうか。すなわち、彼らはぼくも彼らのことをそ のように表記して良いと考えているのだろうか。
・お○だくんは「おく○っち」→「おっち」なのでまだ良いが、当然3級は 大変である。あえて書かないが。
・というわけで普遍化されたくない方は今すぐやめることである…。
(ところで大丈夫だとは思うが言語学の話は全部嘘なので本気にしないよう に)
・腹減った。喫茶店に行って来る。
・倫理学入門書読書会の準備完了。快調快調。次はロック読書会の準備。
●。
・う、チャリの前輪がパンクしてる。やられた。また修理か。
・さあ、今日でシジウィックも一段落着くし、明日から本気で反死刑廃止 論やらなきゃあ。うりゃあ。とおっ。(意味の無い気合い)
・『MAJOR』10-12巻まで読む。ここらへんから少年サンデーで一度読んでいる。
・ひさしぶりにお○のさんを拝見する。○くだくんのシジウィック原稿を 推敲したものを見せてもらって恐怖。明日は我が身。
・今気付いたが、カントの『道徳形而上学の基礎付け』が出た年と、ベン タムの『道徳と立法の原理序説』が出た年とは、たったの4年しか違わない(前 者が1785年、後者が1789年)。すごい、というかちょっとショック。カントっ て中世の哲学者だと思ってたのに…(あ〜うそうそっ、カンティアンの皆さん、 怒らないように)。
・倫理学入門書読書会終わり。3級がいらっしゃらないので、みな号泣する。 お腹減ったのでこれから夕ご飯。
・先日読点について少し書いたら、アメリカ の○せださんに本田勝一の『日本語の作文技術』(朝日新聞社)が参考になると 教えてもらった。
・しかしあいにくルネ(生協の名前)にないので困っていると、○るたさん がそのルネで同氏の『実戦・日本語の作文技術』を見つけて買って来てくださっ た。
・というわけで、とりあえずこれから読むことにする。日本語の表現が洗 練されると良いが。
・3級のシジウィック翻訳のお手伝い。皆つらい。がんばるのだ。
・シジウィック終わり。死ぬほど眠い。寝よう。
・もはやシジウィックと全面対決という感じ。逃げられない。逃げられない。
・友人宅で風呂を借りる。ついでに昼寝もする。その後、新研究室でベン タム読書会(終わり)。帰りたいがやることがまだまだある。二度と家には帰れ ない気がする…。
・うっひゃあ。何日研究室に泊まってんだおれ?
・自称「愛国的」日本人、本田勝一の『日本語の作文技術』(朝日文庫、 1982年)をついに購入。「話すように書く」という考え方に対する彼の反論の 部分を読んで大変頭に来たが、時間がもったいないのでそれについてはまた書 く。
(やっぱりいくら正論を言ってても、一つの譲歩もせずにひたすら相手を批 判する人っていうのは本来不要な損をすると思う。その点シジウィック(((や ロック)))は偉い。やっぱ「なるほど〜だが、やはり〜である(と思える)」調 で行かなきゃ)
・おおた○な方がいらっしゃり、お帰りになる。
・う〜む。○くのさんの添削はすばらしい。すばらしい、なるほど、とか 言いながら、ほとんど無批判と言えるほど従順に、添削にしたがい書き直すこ だまであった。
(しかし「しかるに」という言葉が、漢文じゃあるまいし今どきの若者はこ んな古くさい言葉は使いませんという理由で「そして」に置き換えられてるの は少し悲しい…語彙の貧困なこだまがマンネリを避けるために重宝してる接続 語なのに…)
・ぼくは翻訳するとき、わかりやすくするためにパラフレーズしたり、原 文にはない言葉を付け足したりすることが多いが、やり過ぎることも多く、残 念ながら今回は大体却下されてしまった。ぐすん。
・やはり理想は簡潔かつ明瞭か。「くどいぐらいにわかりやすく」ってい うのも結構好きなんだけど。
・いいかげん疲れたので休憩。目がつぶれる。
・朝から3級と仲良くシジウィックの翻訳。あと少しだが、これから夕方ま でバンドの練習。今日こそは帰りたいが…。
・バンドの練習終わり。友人の自動車に乗せてもらったりする。自家用車 に乗るのは久しぶりなのでなんだか恐かった。
・これからロック読書会。
・ロック読書会終わり。故郷へ帰る。また明日。
・昨日は頭痛でダウン。原因はモニタを見過ぎたためと思われる。もちろ ん研究室に泊まり過ぎたため、というのもある。まだすこし頭痛がする。体力 が落ちてるときでもあるしとにかく病気には注意しよう。
・人の添削が入るとつい無批判にそれに頼ってしまう。いかんいかん。
・「ジャン・レノと田中邦衛は似ている」というぼくの説に同調してくれ る人が増えて来たが、では「クイーンとオフコースの音楽は似ている」という のはどうだろうか。かなり似ていると思うのだが…。
・とりあえず翻訳原稿を某先生に見てもらうために郵送した。これで少な くとも2、3日はシジウィックから解放される。今の内に死刑廃止論やその他の たまっている勉強をしよう。ドイツ語もちょっとは勉強しなくちゃ。
・キャロル・キングの『つづれおり』のCDを持って来たところ、CDケース に中身が入ってなかった。…がーんっ…
・そいえばあらゆるロボットの侵入を阻んだはずだったのだが、この間某 探偵事務所gooに照会してみると、しっかり京北町旅日記が検索結果に載って いた。別にいいけどさ。(しかし悪いことが起きないことを祈る)
・忙しい忙しい。ちょっとラーメン食ってこよ。♪ラーメン食べたいっ、 今すぐ食べたいっ♪(あなたもラーメン食べたくなったでしょう…)
・食べに行ったラーメン屋さんが閉まっていたので、「ら〜めん、ギミギ ミギミサムら〜めん」などとぶつぶつ言いながらラーメン屋を探してしばらく うろついた。何か別のものを食べてもよかったのだが、上のように書いた手前、 そういうわけにもいかないか、と思ったのだ。
・しかし、どこにでもあるようで、いざ探すとなるとないのがタイ料理屋と ラーメン屋である(そうでもないか)。かなり遠くまで行ってやっと一軒見つけ た。
・そこで『コブラ』を読んでこの人(寺沢某)ほんとに日本人かなどと思い つつもラーメン(大)を食べたのだった。久しぶりに食べたラーメンはおいしかっ たが、胃がもたれて現在は気分が悪い。やはり油っこいラーメンは体質に合っ ていないようだ…。
・「ヒューマニスティック」「人道的」という言葉、何故これほどまでに ぼくの癇にさわるのか。
・まず、明らかにこの言葉は17、18世紀の「自然(本性的)なnatural」の 姿を変えたものである。ヒューマニスティックとは「人間本性にかなった」あ るいは「人の道にかなった」という意味に違いないわけで、もうこれは間違い なく自然法思想の末流なのである。そうですっ。そうに決っておるっ。
・そこで、さすがに「これが自然にかなったあり方だ」という言い方はも うはやらないので、隠れ自然法思想家達は「これがヒューマニスティックなあ り方だ」と言葉を替えて主張するわけである。
・するともう一歩踏み込んで、何故ぼくは「自然な」という形容詞を使う 人間が許せないのだろうか。
・これについては大体考えはまとまっているのだが、もう少し考えてから 書く。
・なかなか寝れない。●。今から雪辱戦。むおおっ。
○。(わ〜い)
○。(わ〜いわ〜い。…はっ、何してるんだ…)
・う〜む。悪いものでも食べたか、ちっとも眠れやせん。まあ、昨日一昨 日と寝すぎたせいもあるんじゃろうが。困った困った。
・う〜む。今になって眠くなるとは…。寝足りん。う〜死ぬ。困った困った。
(こだま1号と2号は珍しく研究室の床の雑巾がけをしている)
「う〜ん、困ったのう。お代官さまについに虎の子の長椅子まで持ってい かれたっぺ」
「あかんがな、泣きつかんとあかんがな」
「困ったのう。これからはダンボール敷いて寝るべか」
「あかんがな、それだけはやったらあかんがな」
「けどたくさんあるしのう。暖かそうっぺし」
「あかんのやっ。人間そこまで落ちたら終わりなんやっ」
「たまにはいいやんぺっぺ。ぶびぶび」
(方言って難しい…)
・う、もうお昼下がり…。
・眠い。腹の調子も悪い。うう。うう。
・一時間ほど椅子で寝る。○(ぎりぎり)。寝てる間に夕立ちが来た模様。
・某助教授に連れられて○くだくんと3人で天下一品(総本店)というラーメ ン屋さんに。ううむ、うまかった。うまいラーメンというのもあるのか。
(ごちそうさまでした)
○●。
・gooで"kodama"で検索すると死ぬほどヒットしたのでびびる。こだまって 名前は案外メジャーなわけですな。いろいろなホームページを見てああ自分も しょせんこの有象無象の一部なのだなと思い諸行無常を感じる。(…)
・やっきになって倫理学読書会の翻訳を終わらせるともう10時すぎ。しか しちょっと気分が悪いので今日はがんばって帰る(健康には気を付けよう!)。
・またたぶん明日。では。
・これから読書会の準備など。ロック読書会というのもある。相変わらず 忙しい。
・ロック読書会断続的に継続中。第2巻第10章「(観念の)保持」第4節。
「…これらすべての場合において、心の中の観念はたちまち色あせてしま い、しばしば知性から完全に消え去ってしまう。そしてちょうど麦畑の上を流 れる影のように、観念はなんの足跡も残さないし、その文字も残らない。そし て心にそれらの観念が欠けているさまは、あたかもそれらの観念が心に一度も 存在しなかったかのようである」
・要するに、人間は時に覚えてたことをすっかり忘れるってことです。
・読書会の後、お○たに5級と3級と○るたさんとで飲みに行く。こないだ の自衛隊問題などで盛り上がる。
・先ほど5級と話していたのだが、文学部新館からの飛び降り自殺を防ぐた めに、次のような張り紙をしたらどうか。
「現在、今年中にこの建物から飛び降り自殺者が出るにかけている人が× ×名、出ないにかけている人が××名です。なお、自殺した方の葬式には、自 殺者が出るにかけていた人たちから花束と電報が送られることになっています」
・みんな馬鹿らしくなってやめるのではないだろうか。とはいえ実際に自 殺者が出たときには大変だが。
・5級と将棋。2駒落ちで大●。今後2駒落ちで練習することにする。
・あと、5級と某氏のおかげで永井義雄の『ベンサム』をついに手に入れる ことができた(神戸三ノ宮の後藤書店にて1400円)。感謝感謝。
・眠い。将棋して寝るか。仕事が山積みの気もするが、な〜に気のせいだ ろう、気のせいっ。
○(設定「強い」で相手が2枚落ち)。
○○(設定「最強」で相手が2枚落ち--攻めがいがあって結構楽しい)。
・工事の音で目が覚める。喫茶店で朝ごはん食べてから勉強しよう。
○(設定「最強」で相手が2枚落ち)。
・そいえば、倫理学研究室のURLが変わったので、リンクを貼っている人は ご注意。新しいURLは http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~ethics/ です。
・この(旧)研究室には、引越し用のダンボールがまだたくさん余っている のだが、これでここにダンボールハウスを建てたらみんな怒るだろうか…?
(大学当局が来てむりやり撤去されたりして)
・ロック読書会終わり。休む間もなく倫理学入門書読書会。
・倫理学入門書読書会終わり。また明日。
・家で15時間ほど(!)寝て、登校。今までベンタム読書会。もう8月も終わ りかと思うと泣けて来る。夏が終わるのはうれしいが。
・おおた○5級がいらっしゃる。
・5級とオーガニカルな夕食を食べる。
・ご飯を食べている時に、こだまの珍説(ぼくは真剣なのだが…) 「ベンタムとニーチェは似ている」を5級に披露したところ、 5級は激しくお怒りになられた。
「き、きみ、そ、そそそんな3流哲学者とニーチェを一緒にするんじゃあな いっ」
・こだまがいろいろ説明して結局、「ニーチェ主義者としてのベンタム」 という(かなり無茶な題名の)論文を書くのだったらまあ許してやろうというこ とになった。
・前途多難である。
・音楽のお話参照。
・○●(設定「最強」で相手が2枚落ち--不覚)。
・勉学捗らずギター掻き鳴らすも、やかまし。
・●●(設定「標準」でこちらが角落ち--むつかし)。
・これから遅めの昼ごはん。そのあとソウルバンドの練習。
・ロック読書会。終わり。今日はこれにておしまい。また明日。
・昼下がりに起きて夕方に学校に来る。自堕落。8月も終わりというのに。 いや、8月も終わりだからこそか。
・●(設定「標準」でこちらが角落ち--むつかし)。
・3級と晩ごはん。
・今日は用事があるので帰ろうと思っていた。しかし、それほど急な用事 でもない。どうしようかと思って、「こっちが角落ちで将棋をして負けたら帰 ろう。万一勝てばここに泊まろう」と考え、将棋を指すことにした。
・するとアラ不思議、これまで●●●と続いていて、「さすがに標準相手 でもこっちが角落ちじゃ勝てんか」と思っていたのに、何故か初めて勝ってし まった。
・というわけで、○。かつこだまは今夜も研究室に泊まることになる。
・3級と一緒に悪い遊びをしてしまう。いかんいかん、勉強せねば。