日本の大学生は高校までの数学の経験から、「数学は計算であり、 面倒くさくてつまらない」と考えると同時に 「人間や社会のことは数学などではわからない」という偏見を持っている。
---志田基与師、アマルティア・センの『集合的選択と社会的厚生』の解説から
早寝遅起き。いろいろ夢を見た気がするが、忘れた。
別の翻訳の催促も来る。寝てる場合じゃないか。
最近自宅からネットにつながらないことが多い。
いつのまにやら夕方。翻訳の見直しを始めたが、 なかなかはかどらず。 ラーメンを作って食べたら、下手な作り方をしたせいでまずかった。
夕ごはんは寿司。おいしかったが、目の前の水槽でエビが一匹死につつあったのを 目の当たりにし、いささか食欲をなくした。
昨晩はまたネットにつながらなくなる。すこし生命倫理の勉強をしてから寝る。
今日はお昼前に起きる。三連休は寝てすごしてしまった。 明日からがんばらねば。
お昼は近くのパン屋兼レストランで食事。ここはおいしい。
それから都立の喫茶店で生命倫理の勉強や新聞。 ようやくガーディアン、追い付いた。
夜は自由ヶ丘の駅前で韓国料理を食べ、帰宅。 明日の準備をしなければ。
水曜日には英国から来たベンタム研究者と相談することになってしまった。 これもなんとか準備をしなければ。
明日の準備。
〆切などがいろいろ重なって頭が痛い。 しかしあせっても仕方ないので、一つ一つ片付けていこう。
ひさしぶりに雨。今日はスーツも着るし、バスで行くべきか。 早目に出るようにしよう。
といいつつ、結局勉強会が始まる10分前ぐらいに大学に到着。
お昼すぎまで勉強会をしたあと、 休憩時間を用いて不動産屋に行き、部屋を見る。兄にも来てもらう。 目の前に寺の墓場の見えるのが玉に瑕だが、 それはあまり気にならないし、 それ以外は文句なしにすばらしいところなので(大学の正門から5分、 1DK(+サンテラス)、フローリング、Bフレッツ無料) ここに決めることにした。 懸案の事項が一つ片付いて、一安心。
それから某ミーティング。昼を抜いていたせいもあり、かなり疲れる。 しかし、ようやく新ユニットのメンバーがそろったので、 これから本格的に始動することになる。がんばろう。
天から256MBのUSBフラッシュメモリをいただく。感謝。
今日は新ユニットの正式な立ち上げ日ということで、 四ツ谷のホテルニューなんとかというところの最上階で晩餐をすることに。 平服でと書いてあったので、念のためにスーツを着ていくと、 他の人はみな普段着だったのでがっかりする。
晩餐はつつがなく。食事もワインもそれなりにおいしかった。 一次会が終わったあとは、適当に帰宅。
今夜はもう早く寝て勉強しよう。
早寝早起き。夜、寝る前に、やっぱりお墓って恐いかな…とか考える。 そもそもはマンションの持ち主である隠居のための部屋だったらしいが、 サンテラスの目の前がお墓というのはすごい感覚だと思う。 メメントモリということか。
行かねば。
大学へ。忙しい。
お昼、某文学部の某ミーティングに出る。 偉い人々をたくさん見てしまう。 ミーティングのあと、いろいろ尋ねたいこともあったが、 時間がなかったのでそそくさと出てくる。
そのあと不動産屋へ行き、手続の書類をいただく。 あとは書類を書いてお金を渡せば、いつでも入れるとのこと。
それから電車を乗り継いで多摩センターへ。 近くの喫茶店で少し準備をしたあと、 某ホテルのロビーにある喫茶店に行き、 某氏らとまじって米国人のベンタム研究者 (あとから英国人の研究者も加わってきた)にD論の計画を話す。 ひさしぶりに英語で話したのでなかなか単語が出てこなかったが、 いろいろ勉強になる。
それから某氏らと駅前でちょっと食べてから帰宅。 …のつもりだったが、研究室に本の忘れものをしたので大学にやってくる。
「昨日、東京地裁でマンガのわいせつ認定がなされたそうだ。 なんでもマンガのわいせつ認定は初めてなんだそうだ」
「そうですか」
「裁判長の判決理由で、問題の本は『もっぱら読者の好色的興味に訴えるもの。 露骨で過激な性表現物を許容するような社会通念が形成されていると 解する余地はない』と述べられているが、 そうでない成人コミックスなんてあるのか」
「いや、他のものは芸術的なんでしょう、きっと。 それより、最近どんどんデジカメが薄くなってきましたね。 ぼくのなんか昔のカメラ型で、すごくぶ厚くてカッコ悪いんですが」
「ほんとにますます薄くなってくるな。 そのうち『0.2ミリでコンドームより薄い』とか宣伝しだすかもしれんな」
「あ、その表現は『いたずらに性欲を興奮または刺激する』ので、 わいせつ認定が出されますよ」
「興奮せんよ、これぐらいじゃ」
という題目で何か書こうと思ったが、 何が書きたかったのか忘れてしまった。 今日の相談のあとに、「なぜ現代的意義がないといけないのか」 という話になったのでメモしておく。
現代的意義がなくても、 先行研究を凌駕するものであれば研究としての意義はあると思う。 しかし、 まったく現代的な関心を排して論文を書くことも難しいだろうから、 --いや、研究しているうちに当初の目的を忘れるというのは しばしばあることか。 この点については他の人とも議論してもうちょっと考えることにしよう。
カップラーメン。
あれ、「内々に」ってやっぱり「ないないに」と読むのか。 今日うっかり「うちうちに」と言ってしまった。反省。
『フィロソフィー・ジム』は良い本だな。 哲学・倫理学の授業の入門書としてピッタリのように思える。
あ、しまった、総合図書館に本を返しに行くのを忘れてた。やばいのかな。
早寝早起き。今日は朝から晩まで南大沢で研究会。
帰宅。今日は発表が六つもあってつかれた。 経済の話なので口をはさめず。明日は質問するようにしよう。
夕食は中華。
早寝早起き。
そういえば、昨日初めてFDという言葉を知った。 フロッピーディスクではなく、Faculty Development (教員の養成・教育) という意味だそうだ。
今日も南大沢。遠いが行かねば。
帰宅。つかれた。
朝から南大沢に行き、ベンタムの経済学関係の発表を聞く。 いろいろ勉強になったが、発言はまったくせず。 自分の無能ぶりにあきれる。 研究会に出たらちゃんと発言せねばダメだ。
昼下がりまで研究会に出て、それから神田の某ゼミに出席。 ブラックバーンの続き。 理論家のパースペクティブ(道徳の説明)と参加者のパースペクティブ(道徳の実践) のズレの問題とか。
メモ。今日の新聞に、 病気の人が「死ぬ日まで生きている」と悟って元気になったという話があったが、 もちろんこの「死ぬ日まで生きている」というのは、 文字通り取れば当たり前で情報量はゼロのように見えるが、 これに意味を見出す人は、「死ぬ日までは死んでいないんだから、 死ぬ日まで毎日を大切に生きよう」とかいう風に理解するのだろうと想像する。
それとはまた別の話だが、 電車における座席の配分の問題というのはおもしろいと思う。 電車において座席は希少財なので、 どのように配分するかを決めないとケンカになってしまう。 ケンカにならないのは、一応みなが一定のルールに従っているからだろう。 そのルールを考えてみると、
などだろうか。特急とかになると、 「金で席を買う」というルールも出てくる。
寒い。
いろいろ反省すべきことあり。
早寝遅起き。
寒いと思ったら雪が降っている。 センター試験の日。
今日は多摩に行かなければ。
昨日は昼下がりに中央の大学に行き、ベンタム関係の発表 (自然主義的誤謬はベンタムのいわゆる「フィクション」論を知らないやつの 言うことだというものと、某インタレスト本の合評会)を聞く。
発表が終わったらすぐ帰ろうと思っていたが、 懇親会が無料であったので、ついつい参加してしまう。 豪華な食事が出ていたのだが、 その中で鰹のタタキと思っておいしいおいしいと食べていたものが、 実はナマの牛肉であることがわかり、たいへんショックを受ける。 これで狂牛病になったらどうしよう。
そのあと挨拶をして帰宅。 つかれていたので今日のお昼まで寝続ける。
某レストランで早目の夕食。食べすぎた。
ひさしぶりに翻訳に手を入れる。困った。
翻訳。困った。
早寝早起き。
雨。寒い。
そろそろ引越し作業について考えなくてはならないが、 最近引越しした某さんがプロレス運輸というのを教えてくれた。 なんかすごいな。
早目に本郷へ。まず不動産屋に行って礼金・敷金など大金を払ってくる。 今月はほんとに苦しい。募金受け付けます。
それから大学へ。いろいろたまっていたメールの返事をする。 国外旅行の手配も進める。
お昼は某弁当。
あれ、なんだかユーウツだ。どうしたんだろうか。 ちょっと休憩して元気を出そう。
メモ。桂木隆夫は「参加民主主義」と言わずに「現場民主主義」と言っている (『自由とは何だろう』、112頁など)。 どうも「現場」は左翼系の用語のようだ。 とすると、織田裕二はマルキシストだったのか。
「そういうレッテル貼りにどういう意味があるのっ」
「冗談ですよ。無責任な冗談。しかし、 言葉が持つイデオロギー的色合いには気をつけておかないといけませんからね」
他人についてあれこれ書く前に、 自分が十分な反省をせずに持っている意見をよく吟味しなければならない。
机の上にたまっていた本を眺めていると、あっという間に夕方になってしまう。 今日はまだ何もしてないぞ。
返却期限の過ぎた本を返しに総合図書館へ。期日を過ぎると、 過ぎた日にちだけ、本を借りることができなくなるそうだ。 たとえば、10日返却期限を過ぎると、向こう10日は本を借りれなくなる。 こういう刑罰だと、一年間ほど借りっぱなしにすると、 「どうせ今返しても、これから一年間本を借りれないんだし…」と、 本を返そうとする動機があまりなくなってしまう気がするのだが、 どうなのだろうか。
購買部で買物をしてから戻ってくる。眠い。
Encyclopedia of Bioethics 3rd edition(2004)を入手したので、 Prefaceとイントロを読んでみる。 生命倫理学が活発なディシプリンとして存続するためには、 宗教家も生命科学者も哲学者も排除しない寛容な態度が必要だと強調している。 約110項目が1995年の改訂版から新たに付け加えられ、 改訂版から引き継がれた同数くらいの項目にも手が入っているそうだ。
また、今回の力点は:
とのこと。マメにしっかり読むこと。
J. WolffのWhy Read Marx Today?(2002)もおもしろそうだ。 もう誰か訳してるのかな。これは(一部で)売れると思うけど。
本をパラパラ読む。カップラーメン。
あれ、今日は本を読むばかりでぜんぜん仕事をしなかったな。大丈夫か。
帰宅。
午後のユーウツはもう治った。 本をたくさん(ぱらぱらと)読んだのがよかったみたいだ。 やっぱり退屈な日常に刺激と興奮をもたらしてくれるのは本だな。 カモベーベーラーマーファーア。
比較せよ: "I have my freedom but I don't have much time." (by Rolling Stones) と、「権利は有しているが、行使は許されていない」 (集団自衛権に関する政府の現行憲法解釈)。
早寝早起き。
そういえば最近、ドアーズを聴いてないな。 今思い出したが、`Light My Fire'とマドンナの`Beautiful Stranger'の オルガンのパートはよく似ている。
行かねば。
大学へ。
「義をなすは、毀を避け誉に就くにあらず」。墨子だそうだ。 最近は米国でも、「自国の国益云々」よりもこういうmoral talkが流行っている、 という記事がワシントンポストにあった。大義を説くのは結構なことだが、 大事なのはどこに大義があるかを、帰結主義的な仕方でよく議論することだろう。
「カモとニワトリが濃厚に接触したとは考えにくい」。 鳥インフルエンザの感染ルートについて。 なんだか可笑しい表現だ。
アイオワの民主党員選挙はケリー上院議員が制し、ディーン氏は3位 (朝日)。 なんとなくディーン氏に期待しているが、今後どうなるか。
昼下がりから某ミーティング。
3月に世界一周出張をする可能性が出てきた。
弁当を買ってから帰宅。
「酒好きの自分にとってビールは酒ではなく酔わない。 飲酒後に授業はしていない」。 2年間にわたり勤務時間中にビールを飲んでいたために懲戒免職になった 大阪府の高校教諭の弁。 ビールが酒のうちに入らず、酔いもしないのなら、 最初からビールを飲まなければいいのに、と思ってしまうが、 やはりそれは素人考えなのだろう。
「麻薬好きの自分にとってマリファナは麻薬ではなくラリったりしない。 マリファナをやったあとには授業をしていない」 というのはどうだろうか。やはり効こうが効くまいが、 ルールを破ったに違いはない、ということになるか。
しかし、どうせなら、 「酒好きの自分にとってビールは酒ではなく酔わない。 いつも飲酒後に授業をしていたが、 誰一人自分が酒を飲んでいたことには気付かなかった」 とかそういう方が豪快でおもしろいよな。