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KODAMA'S (NEW) WORLD

「日常の行動が変わって行くことが基本だと思う。 その行動が変わって行かなくては、 論壇のようなところで民主的なことを話しても、 それは論壇民主主義です」

---鶴見俊輔


昨日 / 明日 / 2016年12月 / 最新 / はてな

この日の出来事


13/Dec/2016 (Tuesday)

夜中

少し早めに起床。某予習。朝食、朝刊、髭剃り。終日雨。 講義のある火曜日ばかりに雨が降る。

朝、娘を保育園に送り、そのまま大学へ。午前中は某予習。

お昼は某購買部でサンドイッチなど。その後も某予習。

昼下がり、某演習。受動喫煙の倫理。

夕方、某全学講義。自殺の議論の続き。

夜、娘を保育園に迎えに行き、帰宅。夕食。少し食べすぎる。

夜中、娘と風呂。もう寝ないと。


13/Dec/2013 (Friday/vendredi/Freitag)

某報告、某ライブ

定時起床。シャワー、シリアル。

朝、トラムと電車とバスを乗り継いでモナシュ大学へ。しばらくドタバタした あと、お昼すぎに某セミナー。てんでんこの話で何とか間に合わせる。

終了後、少しおみやげを買ったり、論文を読んだり。

夕方、某氏宅でピザ。夜、某氏とライブを見に行く。街中ではなく、郊外のコ ミュニティセンターのようなところで、ブラックアイド・スーザンという古株 のロックバンドの演奏を聞く。聴衆の平均年齢が高くてすごかったが、演奏は よかった。

真夜中にタクシーで帰宅。もう寝よう。


13/Dec/2012 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

加湿器、文献検索講習会など

少し遅めに起床。娘とFaceTimeしながら朝食、朝刊。洗濯、シャワー。

歩いて大学へ。午前中は新聞読んだり雑用したり。

お昼は遅めに中央食堂で。そのあと、研究室で雑用。逃避的にユーイングの 『倫理学』を読んだり、学生の論文を読んだり。

頼んでいた加湿器(ZOJIRUSHI 加湿器 グレー【8畳】 EE-RD50-HA)が大学に届い たので研究室に設置する。こないだ買ったものは少し加湿の力が弱いので、自 宅で使うことに。

夕方、図書館主催の文献検索の方法講習会に出てくる。

夜、雑用をしてから某サブウェイで晩ごはん。ついでに丸太町でたこ焼を買って帰宅。

夜中、某スライドの修正作業など。真夜中まで。そのあと、「……聞こえます か……いいかげん京都生命倫理研究会のウェブサイトを作るのです……」とい う天の声が聞こえてきたのでそれも簡単に作ってみる。

もう寝るべし。


13/Dec/2011 (Tuesday/mardi/Dienstag)

ラッセルその他

定時起床。ひげ剃り、朝食。娘を保育園に送ってから研究室へ。午前中は雑用 とラッセルの勉強。文献収集。

お昼すぎ、ラーメン屋でサンラーメン。サンタヤナについてのラッセルのエッ セイを読んで笑う。文章がうまい。それから文学部図書室に調べ物に行ったり、 書籍部で週アスを買ったり。

昼下がり、ミーティング、研究会、ミーティング。日が暮れるまで。

夜、しばらく研究室で雑用してから帰宅。夕食。

夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。ちょっと新聞を読んだら寝よう。


13/Dec/2010 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

定時起床。寒い。シャワー、朝食。

定時出勤。午前中は少しは勉強できるかと思ったが、ひたすら雑用。 雨になる。

お昼すぎ、本三の某カレー屋で昼食。 『アートバイブル2』のヨハネ黙示録のところを読んで怖くなる。 7人の天使って恐しいな。

昼下がり、さらに雑用。夕方、少し某図書館で読書をして心を落ち着ける。

夜、某院生の某論文指導。3時間弱。がんばれ。

小雨が降るなか帰宅。夕食。夕刊。今ごろだが、 土曜日の朝日新聞の美空ひばりの「愛燦々」の話がおもしろかった。

夜中、少し読書。それから何通かメールを書く作業。もう寝よう。


13/Dec/2009 (Sunday/dimanche/Sonntag)

朝、普通に起きてシャワー、シリアル、朝刊。荷物をまとめる。

お昼前に家を出て、新幹線で一路京都へ。昼下がりに着く。 新幹線はあっという間で寝られず。

それから地下鉄で御池に来て、しばらく歩いて仮の住処へ。 某妻博士が探してくれたウィークリーマンション。 それなりによい。 ネットにはすぐにつながった。

夕方、寺町の喫茶店で一服してから、 買い出しのためにタクシーで某所へ。 電気毛布その他を購入。 それから仮の住処に戻ってくる。

食事をしたら勉強しなければ。

真夜中

夜、京都市役所の側の中華料理屋で食事。今ひとつ。紹興酒一合。

そのあと、四条まで散歩してから帰宅。疲れてしばらく死んだように寝る。

真夜中、少しだけ功利主義アワー。 あれ、最後の方が微妙にまだ終わっていない…。


13/Dec/2008 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼すぎ

朝、某妻に付き合って少し早起き。ゴミ出し、シャワー、朝食。

定時(休日)出勤。昨日の講義の反省や、たまっていたメールの返事を書いていると、 あっという間に午後になる。う〜ん。

その後

昼下がりに大学を出て、電車を乗り継いで駒場へ。 某研究会に出席。定期点検で日暮れまで停電、断水、暖房なし、 という一種unusualな状況で研究会。 日が落ちるころに復旧して、夜まで研究会。 そのあと、キャンパス内の某所で懇親会。 楽しく飲む。

夜中、渋谷に出て某氏ともう少し飲みながらいろいろ相談。 日付が変わるころに帰宅。新聞を読んだあと、 死んだように寝る(そのため、今日も日記を更新できず、この記述は翌日に書く)。


13/Dec/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼前

朝、定時に起きてゴミ出し、シャワー、朝食、朝刊。雨。

どうにも眠いので、大学に行く前に少し二度寝する。ちょっと調子が悪い。 今日は体力を温存するように心掛けよう。

真夜中

今日のこと。


13/Dec/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

比較的早起き。今朝から朝日新聞。

夜中

定時出勤。午前中は某勉強会。卒論生の発表を聞く。

お昼は某所でカレー。それから総合図書館に行き、2時間ほど勉強。 某シンポのまとめを途中まで作成する。 昼下がりから3時間ほど某テキストの相談。 某氏がたいへん立派な文章を書いていたので感銘を受ける。

夜、某イタメシ屋で教室の忘年会。ビールとワインを飲み、酔っぱらう。 酔っぱらっている場合ではないのだが。二次会に行かずに帰宅。 仕事をしなければ。

今日のニュース


13/Dec/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼すぎ

お昼前に起きる。

ちょっと(いつもの)いいかげんなアナロジーで考えてみる。 臨床と研究という区別と教育と研究という区別の類似点について。

夕方

明日の授業の準備、某ミーティング、某論文の相談、 これから某研究会と、なんだか忙しい。

昨日、待ち合わせの時間に遅れないようにと少し走ったら(結局遅れたのだが)、 今日、太ももが少し筋肉痛になっている。泳いでいるのに足を使っていない証拠だ。 このままでは両足がヒレに退化してしまうのではないかと心配。

真夜中

夕方、某研究会。 『治療を超えて』や倫理コンサルテーションの話。

そのあと、少し某打ち合わせをしてから、 一旦荷物を取りに自宅に戻ったあと、 プールで45分泳ぐ。 腕(というか肘)をなるべく前に前に出すように努力する。 と、あとで疲れて貧血気味になる。きっとお昼を抜いていたからだ。

それから購買部で弁当を買って研究室に戻ってきて、 しばらく新聞を読む。お腹の調子を悪くする。今日は体調が悪い。 が、とにかく明日の授業のために勉強。

日付が変わる前に帰宅。足の筋肉痛だけでなく腹筋も筋肉痛のようだ。 いかん、水泳ばかりしていると本当に退化して人魚かジュゴンになってしまう。 足を鍛えるためにときどきトレッドミルもやるようにしよう。

そういえば、自転車がひさしぶりにパンク。近いうちに直しに行こう。

Franz Ferdinandの `Walk Away'、なんだかかっこいいなあ。

真夜中2

少し落ち着いて勉強中。焦るべきなのかもしれないが…。

「日常の行動が変わって行くことが基本だと思う。その行動が変わって行かな くては、論壇のようなところで倫理的なことを話しても、それは論壇倫理学で す」。パクリ。

真夜中3

まだ勉強中。そろそろ寝ないと。

コツコツと真面目に研究するようにしなければ、 Jack of all trades and master of noneになってしまう。 「ベンタマイトパンチ」とか「功利主義アタック」とか必殺技を磨こう。


13/Dec/2004 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

昨日はちょっと調子が悪かったので、一日中寝ていた。

再びよく寝てから大学へ。

夕方

午前中は勉強会の勉強。 お昼は某弁当屋の弁当。 昼下がり、図書館に本を返却に。 ついでに河合栄治郎全集を何冊か借りてくる。 購買部でクリスマスカードも購入。

さきほど、椅子で仮眠。 何か良く寝てるわりには眠い。

当大学で行なわれている某研究倫理セミナーが、 次回は12月24日の17:00から19:30まで行なわれるようだ。 日時が微妙だな…。 (追記。これは勘違いだった。申込の〆切がこの日で、 セミナーは1月に入ってからだった)

夜中

夕方から某政治哲学勉強会。 コミュニタリアニズムとシティズンシップセオリー(途中まで)。 そのあと、某沖縄風居酒屋で飲み会。 シークワサー・サワー一杯と、泡盛のロック一杯。

今日やること


13/Dec/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夜中

今日は遅刻して有楽町の某国際フォーラムに行き、 センや緒方貞子の講演を聞いてきた(センの講演は聞き損ねたが)。

それから『ファインディング・ニモ』を見ようと思ったが、 有楽町では夜まで満員になっていたので、 渋谷へ。渋谷ではなんとか座席が取れたので、 しばらくうろついたあと、夜になってようやく観る。

長いあいだ期待していたとおり、 とてもおもしろい映画で、 途中と最後では少し涙線が緩んでしまった。 ストーリーがよく出きていたのであっというまに終わってしまったが、 アニメのせいか今一つ迫力に欠けたようだ。B。

電車で戻ってきたあと、某イタめし屋で食事して帰宅。眠い。

渋谷はクリスマス一色だった。マライア・キャリーの`All I Want for X'mas...' がしょっちゅうかかっており、クイーンの`Don't Stop Me Now'が聞きたくなる。


13/Dec/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

ひさしぶりに好きなだけ寝ることができた。

お昼すぎ

シャワー、昼食、新聞。今日は清水に行くことになりそうだ。

真夜中

清水寺、祇園(にしんそば)、河原町に行ってきた。

机に向かっている時間…0hr
今日の勉強時間…0hr
マルクス係数…0


13/Dec/2001 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

「銭湯に行く。風呂から上がったあたりで猛烈な鬱に襲われる」

「なにか悪いものでも見たのか」

「いや、よくわかんないんだけど」

「すべての物事には原因がある。 なにか鬱の原因になるようなことを考えていたんだろう」

「まあもうだいぶ回復したのでいいです」

「残っていた炊きこみごはんを食べたら眠くなってきた」

「日本の不景気を解決する方法を思いつきました」

「言ってみろ」

「問題は個人消費の冷え込みでしょう。 そこで、アフガンを爆撃していたB-52を呼んできて、 東京にじゅうたん爆撃をしてもらうんです。 そしたら建築やら家庭用品やらの需要ができて、 経済が復活するかと」

「だったら京都にもやってもらえ」

「いや、中京区のあたりであれば構いませんが…」

「『なぜ人を殺したらいけないか』について、アリストテレスとカントと 功利主義者はそれぞれなんて言うんでしょう」

アリストテレス「なぜなら、悪い行為とは善い人がしないことのことであり、 善い人は殺人をしないからだ。もちろん戦争に行けば敵を殺すけどな」

カント「普遍化できんだろうが、『自分が嫌いな相手を殺してもよい』 という格律は」

功利主義者「まあ全体の利益に貢献するときは殺してもいいんじゃないの。 某ビンラディンとか。 しかし、殺すと薮をつついて蛇を出すことになりかねんがな」

「功利主義者って誰ですか」

「さあ。匿名希望なんでしょう、きっと」

「そういえば、この話題が2chの哲学板でもまた問題になっているようですね」

「2chはもうあんまり見てないんだけど」

お昼前

「さっき起きた。勉強せねば。ちょっと今日は授業に出れそうにない。 あとで学校に行くつもりだけど」

「中国脅威論。日本の製造業の空洞化。 そりゃ労働力が安く大量に提供されるわけだから、 自由化されれば中国でやった方が企業は得だ。 そもそも日本がいつまでもアジアで一位の座にいれると思うのがおかしい。 競争力をつけるためには英語でも中国語でも勉強して足腰を鍛えろっ」

「またわけのわからんことを」

「ADSL。加入者が120万人を超えたらしい。米国では300万人、 韓国では500万人くらいだそうだ。値段は、米国が6000円程度、 韓国が3000円程度。日本は一時的に2000円を切っているので、 世界で一番安くADSLサービスを提供しているそうだ」

「ヤフーのおかげだな」

「電話関係は自由競争の美点がいかんなく発揮されてる感じがしますよね。 マイラインはよくわかんなかったけど」

「さて、リンクリンク」

お昼

「わ。洗濯してたらもうこんな時間。早く勉強しよう」

写真は玄関口に勝手に茂っている木になる実。 名前は知らない」

昼下がり

「引き続き雨。外に干した洗濯物がちょっと濡れている気がする」

「うどんを食べる。しいたけ、玉子、とろろ昆布、唐辛子入り」

「やっと本気でリンク集を作る気になってきた」

「辛口のコメント書いてやろう。ひひひひひ」

夕方

「ああ、もういやになってきた。 サイトぐらい自分で勝手に調べてくれよ、ほんとに」

「いや、信用あるリンク集を作るって意義のあることだと思うよ。 クズサイトと重要サイトを見分けるのって一苦労だもん、やっぱり」

「資料収集と情報交換のために大学に足を運ぶ。 いくらか有益な情報を入手」

「帰りに買物。鍋の準備(ぽん酢を購入)」

「某君から聞いたが、 テレビのゲイ関係の特集番組に某氏が映っていたらしい」

「え、あのダスティン・ホフマン似の?」

夜2

「某NHKの7時のニュースを見ていたら寝てしまい、 国谷さんを見損ねる。 起きたら同じニュースキャスターがしゃべっている」

「あの赤い実のなる低木、南天って言うんですって。 煮ればノド飴になるのかしら」

「精力剤にもなるらしいよ」

「まあ」

と言って花子は顔を赤らめる。

夜3

日記の整理

真夜中

「テレビで『フォートレス』を観てしまう。 クリストファー・ランバートかっこいい」

「この映画には続編があって、 クリストファー・ランバートはまた捕まって牢屋に入れられてしまうそうだ」

「まぬけっすね」

真夜中2

「う、首相が燃料電池車に試乗している。 環境的にはあれで大丈夫なのかなあ」

「免許取る?」

「まあちょっと考えてみます」


13/Dec/2000 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

日記の整理

今日の授業

ベンタムの授業はセミナーで、 ハル大学に最近就職した某先生によるベンタムのフィクション論。 虚構物と実在物の区別は本当にできるのか、という話と、 虚構物(fictitious entities)と虚構(fictions)は区別しないといけない、 という話。

昼さがりに、某教授にエッセイのアウトラインを見てもらう。 来週の水曜日までに草稿を書くべし。

夜、MScのセミナーに出る。東ヨーロッパのジプシーの研究をしている先生の発表。 MScはMAと違って実際的な研究をしているらしいが、 この先生の発表はまるで人類学かなにかの発表のようだった。 あまり関心はなかったが、情熱的に話していたので聞き入ってしまった。 おれも情熱的に話すようにこころがけよう :-)

NEWS MEMORANDUM


12/13/99 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

リン・ロブソン、『イギリスのお嬢様はどんな英語を話すのか』を読み終える。 ちょっとタイトルと内容が違うが、マナーの勉強に(多少)なった。

そういえば、こないだロンドンに行ったときに誰にもお土産を持ってかなかったな。 う〜む、impoliteだ…。


お金がないので某コンビニでカップラーメンを買ってきて食べる。まずい。


早朝

『蒼天航路』を読んでいたら夜が明けてしまった。


眠い。が、ステートメントを書かないといけない。 事務にまた英文の成績証明書を頼まないといけない。 みなさんご迷惑をおかけしますがご協力よろしくお願いします。


中央食堂で朝食。なんか食ってばかりだな。


夕方

朝、高野の郵便局に寄ってから下宿に戻る。 某所から現金書留。思わぬ臨時収入が入る。 ありがたく頂戴する。

それから昼下がりまで寝る。 起きてからふたたび大学へ。 米国にいる某助教授に推薦状を書いてもらわないといけないので、 推薦状を入れる封筒を郵送する準備をする。←ややこしい


郵便局で郵便物を出して、某喫茶店でピラフセット。ジャンプ。


某氏(たぶんオーストラリア人)に講演のテーマについて相談するメイルを送る。 英語で書いていると(あるいは正式なメイルを書いていると?) ついつい冗談を書きたくなる。 今回もちょっとふざけたことを書いてしまったので、 もしかすると怒られるかもしれない。いやはや。

そういえば、今日の朝、事務に英文成績証明書の発行をお願いしておいた。 以前にも一度頼んだので、今回は1週間ぐらいで作ってくれるそうだ。


12/13/98 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

こたつでぐっすり寝る。


あまり話は進んでいないが、とりあえず4000字ぐらい書いたので、 休憩。

いやあ、論文書くのって、頭使いますなあ。(当たりまえ)


昼下がり

起きる。寒い。


世界の名著のラッセルとウィトゲンシュタインの生涯について書かれている部分を 読んで、そのままこたつで寝てしまった。それでいいのか。

しばらくにんにくを使わなかったら、 ビニール袋に入っているにんにく全部から芽が出ていた。 センリツ。

今夜もおでん。明日からは鍋かカレー。


12/13/97(Saturday/samedi/Sonnabend)

・真夜中・

・夕方から真夜中までふとんの中で球形になって爆睡。よく寝たので復活。

・研究室に来るとタバコのにおい。いくつかの証拠から某氏の来訪を推定。

・早速、関東弁護士会連合会編の『死刑を考える・平成7年度関弁連シンポ ジウム報告書』(1995)が送られて来ていた。が、向こうの方の言われるままに 宅急便の着払いで研究室に送ってもらったら、文学部の庶務課が料金を立て替 えて、さらに研究室にいた某嬢が庶務課に呼び出されて「こういうことをしな いように」と注意されたうえに立て替え分を支払ったらしい。大変申し訳ない。 もうしません。うう。


・夜明け前・

・む、むふうっ…。ガムを噛んでいると思いっきり口の中を噛んでしまっ た。このやり場のない悔しさ、口内を満たす鉄みたいな血の味わい、久しぶり…。


・ベンタム先生の勉強。ベンタム先生は「刑法と民法の区別」に頭を悩ま せて、「形而上学の迷路metaphysical maze」に迷い込んだという表現を用い たんだけど、最近のぼくは「正・不正と善悪の区別」に頭を悩ませて、「メタ 倫理学の迷路meta-ethical maze」に迷い込んでると言えなくもない。


・かつて錬金術師と自然哲学者は口をそろえて「全ての病を直す万能薬が 存在し、それは見つけ出せる」と言い、同様に道徳哲学者も口をそろえて「最 高善が存在し、それは見つけ出せる」と言った。しかし…。(ベンタムの『倫 理学Deontology』(pp. 136-137)から)


・H・A・プリチャードの「道徳哲学は間違いに基づいているのか?(1912年)」 という論文を読む。彼によれば、義務や行為の正しさに証明を与えることは不 可能で、それは(デカルトの)認識論と同様に、直観的明証性によってのみわか るんだそうだ。

「え、するとプリチャード先生、何をやるべきかは直観的にわかるんですか?」

「うむ。君がある状況にいて、その状況をきちんと理解していれば、君は 何をすべきかを直ちにわかるはずだ」

「えええ。じゃあ、ぼくが往々にしてやるべきことがわからず、間違った ことをしてしまうのは、一体どうしてなんですか?」

「それはだね、君、それは君が状況をきちんと理解していないからだ。つ まり君は馬鹿なんだよ」

「えええ。そう言われると反論しようがないですが…。そしたら、死刑を 廃止すべきかどうかでみんなが異なる意見を持ってるのはどうしてなんですか?」

「それはだね、君、ほとんどの人が馬鹿だからだよ。状況をよく理解すれ ば、やるべきことは自ずと知れるのだ」

「えええ。それって、『賢い人は正しいことを知っている。あなたが正し いを知らないのは、あなたが愚かだからだ』っていうわけですか?」

「うむ。はっきり言えばその通りだ」

・--道徳哲学ってそんなんで良いんだろうか。


・夕方・

・モーニングを食べた後、下宿に戻って寝た。これからバンドの練習。


・夜・

・バンドの練習終わり。少し頭痛が痛い。


勉強をする人は「道徳的」か

・勉強に関して言うと、昔から割と「やりたいこと」と「やらなあかん」 ことが一致していたので幸福だったと思う。つまり、勉強が大体において好き だったのだ。

・「学校の勉強」を分析すると、そこから「つまらない」という述語が演 繹的に取り出せる、と考えている人にとっては、「学校の勉強が好き」という とありえないことのように響くかもしれないが、実際そうだったと思う。

・しかし、勉強をいやいややる人もやりたいからやる人もとりあえず自分 に対する不完全義務(功績的義務)は果たすことになるわけだが、だからといっ て勉強する人を「道徳的な人」とは言わないと思う。

「それでも、えらいなあ、ぐらいは言うんとちゃうの」

「けど、えらいなあ、いうのと、道徳的や、っていうのは同じ意味なんやろか」

「大体一緒ちゃうの」

「ふ〜ん。そしたら、えらい人とか、おえらいさんは、道徳的な人なわけ?」

「おえらいさんのえらいと、えらいなあのえらいはまた意味がちゃうんちゃ う?」

「ようわからんなってきた」

・ま、そもそも「あの人は道徳的だ」とか、「あの人は徳が高い」という ような誉め言葉は生まれてこの方まだ聞いたことがないが。


12/13/96(金)

夜。腹が痛い。痛いったら痛いっ。うむう。むむむ。ところで『ナニワ金融道』 は面白い(やっと九巻まで読んだ)。面白いと言えば『あぶさん』も今面白い。 倫理学者はすべからく今週号(ビッグコミックオリジナル)を買って読まなくて はならないに違いない。


さらに夜。江口さんと将棋。完敗。そいえば、村上もとかの『龍Ron』も面白 い。あれは名作になります。

まだ腹が痛い。卒論の精神的重圧によって胃に穴が開いたんじゃないか、と考 える。しかしそのわりには今日は昼までぐうすか寝ていたのだが。

白水氏、江口氏の真夜中の決戦。将棋をする人は、何て言うのだろうか。「しょ うがー」「しょうぎぇー」「しょうぎぇすと」。やめなさい。比較変化させる のはやめなさい。「真夜中のしょうがー」。うむ、なかなかよろしい。


もっと夜。なおも死闘が続いている。ぼくは今夜は友達のところに泊まること になる。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
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Last modified: Sun Mar 26 17:51:47 JST 2017